AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150214のエントリ

朝早く、長年カンボジア難民の支援をしている方から電話あり。中学3年のカンボジア人のお嬢さんが寝られない、体調が悪いということで診てほしいとのこと。もし僕のところで診療できない分野ならほかの先生にお願いしてもいいとおっしゃるのでまず拝見することとした。しばらくしてカンボジア人の母親とともにやってきた。15歳なので最初に小児科に診てもらったが、消化器症状がメインだと言うので、改めて僕が診させていただいた。この数週間、おなかの痛みや軟便があり、過敏性腸症候群かと思ったが、空腹時にとくに胃のあたりが痛いというので、胃酸が高い疾患すなわち十二指腸潰瘍も否定はできない。いろいろと話しを聞いて行くうちに涙が流れていた。ただ単に医者のところに来て不安なのか、1週間後に高校入試を控えて不安なのか、あるいは家庭内に問題があるのか、学校でのいじめなどがないのか・・・今からいろいろと検査を組むと目の前に控えている高校入試によくないと思い、過敏性腸症候群と十二指腸潰瘍のふたつの疾患に対するお薬をまず処方して飲んでもらうことにした。高校入試が原因なら終われば解決するかもしれない。こういうケース、ただ診察するだけではなく、場合によっては紹介してくれたような支援者といっしょに解決すべき問題を内包している可能性がある。表面的な治療に終わることがないようにしなくてはならない。
  • 2015/2/14 9:00
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