AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2015 2月 » »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

20150210のエントリ

このところ、ウィルス性感染性胃腸炎が流行している。昨日は遠方からの外国人患者あり。48歳フィリピン人女性、秦野市から。前日から気持ちが悪く、胃が痛い、胃潰瘍かしらと。尋ねてみると胃の痛みには強弱があり、動くといっておへそのあたりを指差す。泣きそうな顔をしていたが、診断の根拠について話をし、内服薬を処方し、食事などについての注意をして帰ってもらった。たぶん僕のところまで1時間はかかったろう。夕方になってペルー人女性48歳、足柄上郡からやってきた。気持ちが悪くて胃が痛いというので診察して見ると、胃とは関係のない下腹部まで指差す。おなかがごろごろしないかと尋ねると、顔がぱっと明るくなり、おなかの中であかちゃんが動いているみたいで妊娠みたいと思ったという。それは腸管の蠕動運動が亢進しているためですよと話すと、緊張が解けたのか、笑い始めた。この方はたぶん1時間半以上かかってやってきたと思う。ありがたいと言えばありがたいが、もっと言うとこのような疾患は彼らがいま住んでいる地域の医療機関で十分に対応できる疾患だ。外国人観光客の受け入れに血道をあげることより、仕事を休んでこんな遠くに来なくてもいいようなシステムづくりをぜひ考えてほしいものだが。
  • 2015/2/10 8:55
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (886)