AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150116のエントリ

昨日、あと10分で診察も終わりというころ、市内のある医療機関から電話があった。スペイン語しかわからないペルー人がやってきている、血圧のことらしいがなんだかわからないので僕のところで診てほしいというものだった。日本人の付き添いがいるが、その方はスペイン語はできないという話だった。それからやってくるとなると職員も近くの調剤薬局の職員も残しておかねばならない。お金の話をさせてもらうとこれらの職員の残業代を考えると、クリニックとして「儲かる」どころか「持ち出し」になってしまう可能性が大だ。それに冷たい雨が降っていていつまで待ったらやってくるのかさえわからない。夜、保健福祉事務所での会議のことを考え、一度は断ったが、その直後にたしか明日には出国すると言ったなと思いだし、その医療機関に電話をしたところ、まだいらっしゃったのでタクシーで来てもらうことにした。午後5時を15分ぐらいすぎてやってきた。64歳のペルー人女性、日本にお嫁に行った娘さんを尋ねてやってきてあすは韓国に旅行に行くということがわかった。そして付き添いの女性は娘さんの日本人のお姑さんだった。血圧のことだとわかっていても本人があまりにも不安な顔をしているのと、ペルーにいるころから内服している薬があるので詳しい事情が知りたくて、AMDA国際医療情報センターに電話をかけ、スペイン語の通訳の方に電話通訳していただいた。日頃から高血圧で内服している薬が二つ、これは日本でも売られているものだった。もうひとつは血圧がそれでも高い時だけ使うようにと言われているもので、名前をパソコンで探しても出てこない。スペイン語専門のパソコンで探しても出てこない。途方にくれかけているころ、ご本人がごそごそと取り出したその薬のシートの裏側に見なれた降圧剤の名前が書いてあった。たぶん最近発売になったジェネリックなのだろう。海外から持ってきた薬が何だかわからないときは本当に困ってしまう。たしかに血圧は160台まであがっており、まずは日頃から内服している薬を優先して飲んでもらい、それに一剤加えた。最初の医療機関で2時間待って、そのうえで断られたと日本人の女性が話していた。持っていた民間会社の保険を使いたいとのことなので、まずは自費診療分を現金で支払ってもらい、最後に保険会社への請求用に英文の請求書を作成し・・・・といってもクリニックで用意してある英文書類にちょこちょこと日付、金額など書き込むだけなのだが・・・終わった。笑顔になって帰って行った。
  • 2015/1/16 8:56
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