AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150115のエントリ

おととい13日の終わりにやってきたペルー人男性46歳、持ち合わせが2500円しかないと言う。受付でゆえに給料日払いにしてほしい、それでもいいかと尋ねられた。カルテをみると風邪ひきなどかんたんな病気で年に1回か2回やってくるだけだったが、風邪ひきなら高額にならないだろうと了解した。ちゃんと支払ってくれると祈りたい。こういうケース、しばらくなかった気がする。15日本日はひさしぶりの雨、患者の出足は鈍く、インフルエンザの疑いなどで具合が悪く、やむをえずやってきた人以外にはあまり多くない。なのに外国人患者がやたらと目立った。40台のフィリピン人のご夫婦、2人とも高血圧でとくにご主人が高い。しばらく顔を見ないと思ったが、奥さんの最後の診察が9月、ご主人は11月。奥さんは160/100、ご主人は170/110だった。なぜ来なかったのかと尋ねたら、忙しくて来れなかったと答えるが、これで倒れたらどうなってしまうのかとこちらが心配になる。何度話してもこういういい加減な受診方法は彼らに限らず、あらたまらないようだ。これでは慢性疾患の長期治療はできない。気の短い医師ならきっと怒ってしまうだろう。フィリピン人男性19歳、フィリピン人の母親に連れられてきた。一昨年までフィリピンで大学に通っていたが、日本で生活している母親に呼ばれて日本で生活することになったようだ。おなかが痛い、波があるように痛いと話すが、症状からは過敏性腸症候群と思われた。食事の仕方、内服薬の処方をお話ししたところで、原因は何?という話になり・・過敏性腸症候群はストレスが原因のひとつと言われているが、彼の場合は来日して約2年、まったく日本語ができない、上達しないことだと推察した。聞けば日本語の勉強もしているわけではなさそう。クリニックのフィリピン語の通訳にボランティアの日本語教室を調べて、さらに教育委員会に日本語の勉強をする場所など問い合わせるようにと指示した。フィリピンで大学生であったということで、母親は当初、日本の大学に編入させようとしていたらしい。ただあの日本語能力ではまったく意味がないと思う。そんなに心配するような「大きな」病気ではないと話すと少し安心したようだった。このようにソーシャルワーカーの役割も果たさねばならない場合が少なくない。
  • 2015/1/15 15:42
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