AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150113のエントリ

インド人男性34歳、腹痛と胸の不快感でやってきた。以前に過敏性腸症候群と逆流性食道炎を疑って処方していたことがある。しばらくインドに帰っていたが、インドで健診に行ったら、医師にプロトンポンブ インヒビターは長期に使ってはいけないと言われ、お腹の調子もよく、薬なしで生活していてよかった、日本に帰ってきたら会社でストレスが多くて寝られない、またお腹の調子がよくないと訴える。お腹の音は亢進してゴロゴロといっており、胃からこみあげてくる感じがするそうだ。胃と腸とはつながっているわけだから腸だけでなく胃の蠕動運動が亢進していても不思議はない。心電図をみるとまったく異常がないので胸の症状は少なくとも狭心症ではなさそう。そういうわけでセレキノンとオメプラゾールを再度処方した。この人のように母国の医師がいろいろと発言すると治療がやりにくくなるケースがある。この人は信頼してくれてなんとかうまくいきそうだが、母国の医師の言うことを全面的に信用して、別の治療をしてくれと話す外国人患者も少なくないからだ。とくに電話で日本から問い合わせたという場合は、母国の医師は患者の体を実際に診察していないわけであって、そういう立場から発言されると患者がそれに左右されて、とてもやりずらいことになることがある。1カ月後に再診のときによくなっていることを祈りたい。最後に話していたが、インドの家族と別れて暮らすのはとてもストレスがあるそうだ。こういうところに原因があるのだろう。
  • 2015/1/13 9:05
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