AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201501のエントリ

昨日は雪降りの悪天候だったが、外国人の患者が数人。僕のクリニックにとって外国人がやってくるというのはそれほど「日常」ということだと思う。ひさしぶりのタイ人男性、便秘症でやってきた。長年便秘症があるとのことで薬を飲むと便が出てくると話していたが・・・最近はこちらがぼけているのか、便というタイ語の単語が出てこない。キーという言葉は出てくるのだが・・・キーという言葉は日本語で言えば「うんち」に該当するのだろうか、あまり品のある言葉ではない。彼が帰りかけたころに思い出した。「ウチャラー」だ。彼が大笑い。だいたいタイ語ってキーが頭につく言葉っていい言葉じゃない。キーニャオといえばタイ人が一番嫌う「けち」のことだし。ブラジル人男性、高血圧で遠方で働いているとかで2カ月に一回、場合によっては3カ月に一回やってくる。きのう、よくよく尋ねたら遠くの某県の原発で働いているそうだ。危険な作業もこういう人たちの労働力に頼っているのだなと思いを強くした。
  • 2015/1/31 9:00
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明け方から湿った雪。雪が降ると田舎を思い出す。今頃の季節は空気が凍っていた。夜になると50メートルほど離れた道路を馬橇が雪を踏み固めて通って行くキュッキュッという音、橇をひく馬のたてがみのあたりについていたいくつかの鈴の音がシャンシャンシャンと、すぐ隣のように聞こえた。もっと遅い時間になると夕張川沿いを岩見沢の方向に走って行く終列車のボオッーという汽笛が空気を切り裂くように聞こえた。あのころ、僕は5歳から8歳で、まわりにはたくさんの大人がいた。気がついてみるともう僕だけになっている。みんなどこに行ったのだろう?
 きのうは朝のうちに横浜市内に住むフィリピン人男性から巻き爪なので処置してほしいとの電話が通訳にあった。どうしてもきょうでないと時間がとれないというので、手術のしたくまでして待っていたが、診察してみると手術を要するまでの感染はなかった。カンボジア人男性、最近太り過ぎのような気がするので、もっと運動するようにと話したら、団地のママさんバレー?に参加しているそうだ。おもしろいよと話していたが、運動もさることながら、こういう地域の催しに入っていけていることに安堵した。
  • 2015/1/30 9:05
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タイ人18歳、フィリピン人45歳、ふたりとも高熱でインフルエンザA型だった。日本人でも相当につらいのだが、一般的に外国人の場合、もっとつらそうにみえる。とくに南のほうからやってきた人たちの場合、母国には例年流行するようなインフルエンザがないだけにつらいと感じるのだろう。ひどい頭痛と関節痛と高熱で「せんせい、死んじゃう」と言うが、心配ないよ、インフルエンザだからと話すとつらい中にも少しは安心してくれるようだ。来年から予防接種をしようねと言うとうなづいてくれるがどうだろう? そういえばお金がないので給料払いにしておいてほしいと言われ、受け入れて診察、内服薬を処方したペルー人男性、支払いに来てくれた。ほっとする。人を信じていてよかったと思う。
  • 2015/1/29 8:55
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きのうの夕方、いつもやってくる甲状腺機能亢進症のフィリピン人女性が現れた。なんだかおなかが目立つので尋ねようとしていたら、先方から「ドク、あかちゃんができているの」と一言。たしか日本人のだんなさんがいて離婚したがっていたのは知っていた。日本人の新しいボーイフレンドがいることも。もちろんあかちゃんはこのボーイフレンドとの間のあかちゃんだそうで、これって法的に相当にややこしいことになりそうと直感するのだが・・・本人は「まわりも祝福してくれている」とうれしそう。いま、どれぐらい?と尋ねると12週程度といわれたと言うが・・・彼女は甲状腺機能亢進症を抑えている薬をやめてしまうと、すぐに機能亢進症の症状が出てきてしまう。動悸や暑さに弱いとか疲れやすいとか・・・しかしあらためて現在使用している薬剤について妊娠中に使うことの問題点を調べて読んでみると、「妊娠中に使って安全であるということが確立されているわけではない。ゆえに使わなければならないという状況でなければ使わないように」と書いてある。これを読んできかせた。しかし、現在12週程度ということは胎盤がまだできあがっているかどうかという程度のところであって、すでに今まで毎日内服していたのであるから、一番危険な時間帯はすぎつつあるということだ。すぎつつあるからいいのではなく、胎児への影響は生まれてくる直前か、生まれてきてわかるということなのだろう。「ドク、はじめに言わなくてごめんなさい」と謝られたが、答えようがない。こういう類の薬を若い女性に使う場合、いつもは妊娠に関する影響を話しておくのだが、彼女の場合、だんなさんとすでに別れて住んでいて、離婚調停になっていることを知っていたので、うかつにも話しておかなかった。元気なこどもで生まれてきてくれることを祈るばかりだ。
  • 2015/1/27 9:01
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24日はベトナム人通訳がやってくる日だったのでベトナム人の患者が多かった。ご夫婦、ご主人は風邪ひき、昨年のはじめに某病院で手術した皮膚創もきれいになっており、それよりも疾患そのものが落ち着いているようなので安心した。奥様のほうはピロリ菌陽性にて除菌療法を行ったあとの効果判定としての呼気テストの結果報告。ピロリ菌は陰性となっていた。だからといって「将来、胃がんになりません」ということではないが、確率が下がったことだけはたしかだろう。これをわかりやすく話した。もうひとつはあまりいい知らせではない。長年、血圧などで近隣の市から通ってきてくれていたベトナム人男性がすい臓がんの全身転移であまり残された時間がなさそうという情報。膵臓癌に結び付くような症状はまったく訴えていなかった。悲しいというより悔しいような、そんな気持ち。外国人患者の少ない土曜日と思ったが、なんだかんだで13人の外国人患者だった。
  • 2015/1/26 8:59
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相変わらず風邪も急性感染性腸炎もインフルエンザも多い。ひさしぶりにほのぼの家族を見た。フィリピン人女性45歳、風邪ひきでやってきた。日本語もとても上手で氏名から察っするに日本人男性と結婚していたことがあるのだろう。インフルエンザではなかった。いっしょにやってきたのは以前にも来たことがあるナイジェリア人の男性、ご主人だそうだが法的にどういう関係なのかまでは知らない。目がクリクリして熊さんみたいでなかなか愛嬌がある。一時、高血圧で内服していたことがあるのだが、血圧も下がり、来院しなくなっていた。ひさしぶりに血圧を測定してほしいと「奥さん」についてきたとのこと、血圧を測定しても最高血圧が130台で最低血圧も80台だった。二人で「掛け合い漫才」をして、そこに僕が突っ込みを入れてみんなで爆笑。楽しく帰って行った。一昨日だったか、あんなけんかのケースを見た後だけにほっとする一こま。
  • 2015/1/24 8:50
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昨日、依頼監修をさせていただいたシリーズ2巻の本が発刊となって送られてきた。なんだかうれしい。来月には新しく外国人医療の本を出版させていただくが、いつも思うのだが、自分で書き上げた本って自分の分身のように思える。客観的事実だけではなく、自分の考え方を伝えるという意味ではまちがいなく分身なのだろう。その昨日は午前中に診療、午後から県医師会の会長会へ、続けて県医師連盟の会議、場所を移して相模医師会連合会理事会の会議を兼ねた新年会とあわただしくすごした。こういう場に出ていらっしゃる先生方を見ていると皆さん、バイタリティにあふれている。やはり健康が一番だと痛感する。午前中、僕の診察室だけで4人の外国人患者。アメリカ人の女性、なかなか咳、痰が抜けきらないと思っていたら、とうとう下痢など消化管症状まで出てきてしまった。フィリピン人女性47歳、いつも元気でうるさい。数年前には彼女の意に反して結婚する娘さんと大げんかをして、娘が出て行ったと泣きわめいていたが、今は楽しく孫娘の子守もしているようで安心した。
  • 2015/1/23 8:59
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診察しているとときどきだが、悲しいケースに出会う。多いのが夫婦げんかの怪我。最近では横文字風にドメスティック バイオレンスと呼ぶそうだが。なぜか圧倒的に被害者がフィリピン人というケースが多い。「相手」はフィリピン人の男性の場合も日本人の男性の場合もある。28歳フィリピン人女性、つい1ヶ月ほど前に出産が終わったばかりでたしか、上に3人のお子さんがいる。やってきたのはおととい。フィリピン人のだんなに一方的にやられたというので体を見せてもらったら、右の上腕、右の大腿に大きな内出血があって紫色に腫れあがっている。どうやったらこんなことになるのか? さらに後頚部に打撲と思われる疼痛、額と頭頂部にも皮下出血、ここ数年見てきたけんかのための怪我としては一番ひどいかもしれない。もう離婚したいそうだ。おまけに暴力をふるった翌日、彼はひとりでフィリピンに帰ってしまったとのこと。裁判に備えて写真を撮影し、警察への診断書を書いた。こういうことは楽しい仕事じゃない。
  • 2015/1/22 9:04
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フィリピン人男性60歳、1年以上のご無沙汰で突然現れた。たしか何かで警察のお世話になり、当時警察署から連絡があってそれまでに処方していた降圧剤の追加分を処方したことまでは覚えている。本人が言うには「裁判になっている」そうだ。「もう人生のほとんど日本にいるし・・・」とつぶやいていた。不法滞在について争っているのか? 詳細は不明。もともとおとなしい無口なタイプだったが、事情がわからなすぎる。保険がないので自費診療となってしまうがきちんと支払って行った。タイ人のお嬢さん2人、連れだって来院。カルテの住所を見ると同じマンションの階ちがい。幼馴染だそうだ。1人はタイ語の名前、もうひとりは日本語の名前。とくに日本語の名前のお嬢さんはタイには行ったことがないそうで・・・するともはや外国人とは言い難い。ふたりとも感冒症状に発熱でインフルエンザを心配したが、検査結果は陰性だった。そういえば先日、東北タイ南部のカンボジア国境に近いブリラム県、スリン県、シーサケット県にはクーイ族という少数民族がいてスワイ語というカンボジア語に近い、でもカンボジア語ではない言葉を話すのだと知った。本を読むと「昔は像ともスワイ語で話ができた」と書いてあった。もちろん標準タイ語とはまったくちがうし、東北タイではメジャーなラオス語にきわめて似ているイサーン語ともちがう。こういう知識を得たときってなんだかうれしくなる。たまたま昨日、東北タイの大都会ウドンタニ出身で奥様とともにタイ料理店を市内で経営している日本人のご主人がやってきたので、このスワイ語について尋ねてみた。相当なタイフリークの方だが知らなかった。このスワイ語、日本のウタリ(俗称アイヌ)の人たちの言葉同様に文字がないそうだ。使用人口は東北タイ南部に約30万人、ラオス領内に約6万人、カンボジア領内に約1万6千人だそうだ。
  • 2015/1/20 8:57
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昼休みも来客が多く、ゆっくりできない。とくに役所関係の人は医師会長という立場の僕に面会に来る。彼らも仕事でやってくるのであり、またこういう過程を通らないと次のステップに進めないので、面倒と思ってもお断りすることができない。テレビ会議でもいいのだが、「事前の相談」となると公にまだできないことも少なくなく、直接面会することになる。おまけに金曜は往診。16日で開院25周年を迎えた。15日までの25年間に6408日診療し、72カ国新規患者8234人、延べ59552人の外国人の診察を行った。データーをまとめて神奈川県医師会報に投稿したいのだが、筆が進まない。1週間前に2冊の本の監修を行い、自分の著書の最終チェックをあと10日程度に控えていて、気ぜわしくて進めないのだ。たぶん前者が今月末ごろ発売になり、後者が2月中旬ごろに発売になったら、一気に書きたい気持ちが盛り上がって来ると思う。
  • 2015/1/19 9:01
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