AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201411のエントリ

50台のフィリピン人女性、偏頭痛でトリプタン製剤の処方を求めてやってきた。この手の薬剤は保険診療上は一回の処方につき、同一剤型、10個までしか処方が認められていない。トリプタン製剤によっては注射、経鼻スプレー、内服薬と剤型があるが、一回の処方で内服薬と経鼻スプレータイプは処方してはいけませんということだ。しかも一個の金額が高く、裏覚えではあるが、保険診療の3割負担でも1個500円ちかくする。それに処方料などが付くのでもっと高くなる。クリニックの職員でも財布の中を考え考え、1回に3個でいいとかそういう処方を求める人がいるが、もちろん患者でもそういう人たちは少なくない。この女性も以前は3個処方を求めたり、場合によっては支払えないので一時的未払いについていたことがあった。昨年あたりから生活保護受給者となり、以後、毎回10個の処方を希望していて、処方している。いろいろな理由で困っての生活保護なのだろうからそれはそれでいいのだろうが、一生懸命働いている人とのバランスはこれでいいのかと思わず思ってしまう。福祉とはむずかしいものだ。
  • 2014/11/29 9:00
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昨日のこと、初診のフィリピン人男性48歳、前胸部になにか黒いものができているという。クリニックの通訳がこちらで診察しますか、皮膚科に行ってもらいますかと尋ねるので、なにも診ないで皮膚科というのも親切ではないと思い、診ることに。すると単なるアテロームだった。診ないで皮膚科に紹介して恥をかくところだった。治療方針として摘出の話をすると患者が「そうなら、ドク、きょう取ってほしい」というではないか。時間はと見ると11時半。まだ10人近くカルテが貯まっていて終わると1時間後ぐらいになってしまうだろう。でもきょうしか都合がよくないと話しているのできょう切除してあげないと放置するかもしれない。悩んだ挙句に待っていてもらって局所麻酔の下に摘出した。これには反対意見の人もいるかもしれないと思う。
  • 2014/11/28 15:08
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忘れかけていたが、先週の土曜日、フィリピン人女性で耳が聞こえない方が初診で受診した。以前から外国人同様、耳がきこえない」方も手話による通訳が必要と言われているが、たまたま半年近く前に採用した職員が手話が得意とのことなので、フィリピン語の通訳と手話通訳とふたり同席の上で診療を行った。結果的に患者は満足して帰って行ったが、手話通訳の重要性を思い知らされた。手話は国境を越えて通じ合う可能性がある。そういう意味では通常の言語よりむしろ大きな可能性を秘めていると思う。手話を担当してくれた職員にこの話をしたところ、このフィリピン人患者は日本にやってきてから手話を習ったと教えてくれたと話してくれた。実際には手話にはいくつかの表現方法があり、国内でも統一されているのではないらしい。ちょっと残念なことだ。国際的に統一された手話があれば全世界それでいけるはずだし、そういう意味ではきわめて大きい可能性を秘めているはずなのだが。
きょうは午後から月に一回の県医師会会長会、その後、今度の衆議院選挙の関係で
県医師連盟の会議、その後相模医師会連合会理事会の忘年会、さらに7時半から大和にもどってきて救急医療対策会議・・書いているだけで疲れそう。
  • 2014/11/27 9:03
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22日の土曜日、思った通り、混んでいた。それでも寒くなると朝の早い時間が比較的すいていて、その時間帯から内視鏡検査を始めて、診察をしながら11時半ごろまでに5人の内視鏡検査を無事終えることができた。外国人患者は13名。フィリピン人6名、ペルー人3名、インド人3名、パラグァイ人1名。インド人のお子さん、いわゆる魚の目で処置。処置で機嫌が悪く、反対の足で蹴っ飛ばされた。こどもらしい反応というべきか。こんなことは日本人のお子さんでも年がら年中なので別に驚きもしない。最後は母親に先生にありがとうは?と促されてお辞儀をして帰っていった。きのうの月曜が祭日で、あけたきょう火曜日、どんなに混むかと思うと不安になる。年末休みまであと1カ月と思ってがんばるしかない。その前に年賀状が頭痛の種だが。
  • 2014/11/25 9:07
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きのうはちょっとうれしいことがあった。職員と行ったクリニックの忘年会で食べ放題を食べた・・・なんてことじゃない。隣の市からタイ人の生活保護の女性が通訳付きでやってきた。通訳は日本人男性だが、そうとうタイ語は上手だった。彼がきょうの症状は・・と彼女に尋ねると、彼女が右の乳房にしこりがあると言った。それを彼女にタイ語で話すと目がまんまるになっていた。たしかに彼女の示すところに1センチ径のしこりがあった。動くのでがんではないと思ったが、超音波でみると中が抜けていてのう腫を疑った。針を刺してみると2cc程度透明褐色の液が抜けて、しこりは触知しなくなった。彼女に触ってもらうとない!!と笑顔になった。抜いた液は細胞診に出すことも話した。これで乳房のしこりについては僕のクリニックで完結できることになった。よかった。さらに連れているあかちゃんの予防接種のことを尋ねられたが・・・僕のクリニックとこの市とは予防接種の協定を結んでいて、外国人も日本人も大和市民同様、無料のものは無料で受けられる。ということはこちらも僕のクリニックで完結。さらに笑顔になって帰って行った。
  • 2014/11/22 9:00
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フィリピン人女性患者、61歳。診察室に入ってくるなり、「メリークリスマス、ドク」と挨拶。そう、フィリピンでは9月からひたすら12月のクリスマスの日まで「メリークリスマス」なのである。マニラに住んでいる人から12月のクリスマスの直前になると泥棒とかひったくりが多くなると聞いたことがある。物入りが多くなるのと関係あるのだろう。続けて「私、体重が減ったのよ」と一言。ほほう、ほんとかなと顔を見ても、おなかのまわりを両手で抱えるように抱きしめてもあまり変化があるようには思えないが、1キロ減ったとうれしそうに言う。こういうときは思いっきり褒めてあげる。ペルー人男性、54歳、胃が痛いと来院。手には胃がん検診の紙を持っている。尋ねてみると本当に痛いとわかったが、朝7時すぎにごはんを食べたそうなので、やむをえず、午後2時半から内視鏡検査を行った。以前に十二指腸潰瘍があって治療したことがある。ピロリ菌も除菌したのに・・・再び十二指腸潰瘍。症状も朝早く痛いという空腹時痛。典型的な十二指腸潰瘍の痛みだ。しばらくH2リセプターアンタゴニストを使わざるをえないだろう。きょうはクリニックの忘年会。今年初めての忘年会。
  • 2014/11/21 9:05
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きのうの夜8時過ぎだったか、某民放で世界なんとかという番組を放映していた。なにげなく見ているとタイでの話で・・・タイの人たちに日本のごはんのおとも4種を食べてもらって一番人気があるのはどれかという内容だった。うめぼし、なっとう、サバの味噌煮、イクラしょうゆ漬け・・・さてみなさんはどれと思うでしょうか。僕は3番目のさばの味噌煮と思ったが正解でした。イクラしょうゆ漬けは北海道出身の僕の大好物だが、タイ人にはあまり好評でないと知っていたから。さて前座はここまで。このあと、タイの警察はいかに親切かという話に展開していった。大きな病院に警察のバイクの隊員たちが入っていって講習を受ける。お産の講習だった。パトカーの中でお産になってしまうケースが多いということなのだろうか。その講習が行われたきれいな巨大病院というのが僕の長年のおつきあいのバンコク病院であった。外国人担当の部署の看護師がちらっとうつったが、どこかで見た顔があった気がする。その後、実際に生まれそうという電話を受けて警察が病院に妊婦を運ぶシーンがあった。運んでいる車はパトカーではなく、黒のセダン、日本風にいうと覆面パトカーということになるのか。それに何台も白バイがついていく。運ばれた病院の看板がちられと見えたが、バムンラード病院だった。登場したバンコク病院とバムンラード病院はバンコクでの外国人医療とお金持ちタイ人医療の双壁だ。そんな病院に白バイ先導で覆面パトカーで高速道路を突っ走って運ばれる妊婦はただものではない。何が言いたいかと言うとタイの医療もとくに私立の高額な病院はすばらしい。しかしそれはごく一部の人のものでしかない。それに対して日本の医療はというと・・・公的保険のおかげでどこでもだれでも公平にすばらしい医療が受けられる。こういう制度を壊してはいけないということだ。
  • 2014/11/20 9:00
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大和市のがん検診は今月末が期限となっている。そのせいか、毎日診察しながら2件3件と胃の内視鏡検査を行っているが、きょうは午前3件、午後2件。待っている患者に気をつかってしまう。カンボジア人男性、外傷の縫合部の抜糸。傷が痛々しい。ガラス関係で働いていて人がいなくて休めないそうだ。こんなところにも外国人って感じなのだろうか。カンボジア人女性、高血圧が薬で落ち着いてきた。いっしょにやってくる3歳の女の子がかわいい。僕のほうをそおっと母親の後ろから覗いているのだが、僕が声をかけるとさっと母親の後ろに隠れてしまう。フィリピン人女性、頚部リンパ線結核のために内服中。来月で終わりの予定。初診時にあんなにごりごりと触れていたリンパ節もほぼ触れなくなった。本人が言うには「フィリピンの家族ね、みんな、腫れていたよ」。家族間で感染していたのかもしれない。韓国人女性、高血圧のチェック、よくコントロールされている上に血液検査の結果もよく、毎日ビール一本、仕事の後にいいですか?と尋ねられた。いいだろうと返事。フィリピン人女性、高血圧。日本人のだんなさんを献身的に介護しながら働いている。ネパール人男性、わきの下が痛いとやってきた。前回は保険がなかったのに今回は持っている。たぶん加入する資格があるのに前回は加入していなかったのだろう。アテロームの感染。痛いわけだが、前日は好きなサウナに入ってちょっとお酒も飲んだらしい。悪化するわけだ。温めてはいけないと話した。
  • 2014/11/18 9:00
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14日の金曜日、僕のほうはものすごく珍しく外国人患者はゼロ、小児科が数人(具体的には3人)と書いたのに・・・15日の土曜日は一転して外国人患者21人だった。フィリピン人が圧倒的に多くて14人、カンボジア人2人、アルゼンチン、インド、ペルー、パラグァイ、ベトナム人が各々1人。これだから土曜日はなかなか休めない。週休二日制のためなのだろう、土曜日は日本人の患者も多い。48歳のフィリピン人、高血圧で通院してきてくれる。前回の血液検査の結果、半年前に45だった中性脂肪が278、首をかしげている。首をかしげたいのはこちらなのだが。相当にがっかりして帰って行った。同じく高血圧で通院してくるインド人の父親にいつもついてくる3歳の男の子、背中に小さなバッグをしょって父親の手をいつもつかまえている。とってもかわいいのだが、今回は足の指にいわゆる魚の目ができて痛そうだった。処置のあと、手元にあった柿をあげるしぐさをしたら、なんだか怖いものを見るような目つきで父親の後ろに隠れてしまった。父親が言うには柿を食べたことがないのだそうだ。最後にはちゃんと手を振って帰っていった。土曜は夕方から東京の小学校のクラス会が赤坂であって出かけた。物故者が数人いて、黙とうした。
  • 2014/11/17 9:00
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昨日は珍しいことに僕が診察した中には外国人はいなかった。たぶん1年に数回のことだろう。クリニック全体でみると小児科に数人の外国人がいて、クリニック全体としてはゼロではなかった。クリニック全体で1日外国人の患者がゼロというのは1年に1日あるかないかというぐらい。台風の日ぐらいかしらと思う。大和市では住民基本台帳に掲載され、在留カードを取得している外国人は人口の3%程度を占めている。日本全体でみると1.6%程度であるので、そのほぼ2倍ということになる。ある意味、国際都市大和なのである。あるが・・・外国籍住民への行政サービスの向上はかたつむりの歩みの感がある。あす16日の日曜日、健康都市やまとフェア2014という催しがある。僕も医師会長として挨拶を頼まれている。この催しの主旨は病気を未然に防ごうというところにあるのだが・・・こういう催しの開催について生活習慣病罹患者とその予備軍が圧倒的に多い外国籍市民に届いていなければいけないと思うのだが、どうもそうではないらしい。口で共生を唱えるのは簡単だが、そうならこういう催しの情報を含め、いかに同じ地域住民としての彼らに届けるのか、よくよく考えてほしい。
  • 2014/11/15 9:00
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