AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20141003のエントリ

昨日、夕方になって以前から精神科疾患を患っていたアメリカ人女性がやってきた。思い切って入院治療を行った後、精神科疾患はきわめてよくなっていて、彼女が以前から訴えていた大腸疾患のほうも嘘のようによくなっていて、ほっとしていた。大腸疾患は「思い込み」に近いとずっと思っていたので、それはそれでよかったのだが・・・先週に続いて数日おいて昨日突然やってきた時にはまた精神科疾患がぶりかえしたのかと思ってどきっとした。診察室で話しを聞いたら、単なる「かぜ」であった。入院治療後は明らかに体重が増え、折れそうな体つきをしていたのがうそのようだ。薄く化粧をなさっているのをみるとまったく「普通の人」である。クリニックの中でどなったり、偶然僕が居合わせた銀行でどなっていたのが信じられない。彼女の場合、そもそも米軍関係の医療機関で診てもらっていたものが、このような態度や加入している日本の保険が使えなく、医療費が高いことから米軍病院での治療を体よく断られた結果、僕のクリニックに数年前にいらっしゃった。何度も精神科疾患の治療を積極的に進めるように提言はしたが、ご本人が納得せず、ある意味、人権という名前の壁に阻まれてきたと判断せざるをえない。彼女にとって母国語で診療してもらえない日本側の医療機関で診てもらうことのハンディについては常日頃から考えていた。単に体を見るのではなく、とくに精神科疾患となると考え方、心理的側面まで診なければわからないことが多く、日本側の医療機関でこれが満たされるのか、心配ではあったが・・・幸い、いい医師にあたったのか、近隣の病院に入院して帰って来た時には別人のように「普通」になっていた。判断はまちがっていなかったと喜びたい。
  • 2014/10/3 9:06
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