AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201410のエントリ

国際化が進んでいるといえば・・・クリニックにやってくるたくさんの製薬会社のMRと呼ばれる製品の説明、研究会のお知らせなど持ってくる人たちの間に中国人の男性と韓国人の女性がいる。ともに名前を聞けばだれでも知っているような大会社に勤務していて、日本語もハンパじゃない上手さだ。決して日本生まれとか日本育ちとかそういう人たちではない。ときに医師も厳しい質問をすることもあるだろうし、製品の説明などまちがっては許されない仕事だ。そういう分野にも外国人がいるかと思うと驚くとともにうれしくもなる。そこまで日本語が上手になるには単に生きるために必要というより、好きでなくてはならないだろう。きのうは韓国人の留学生が来たかと思うと、建設会社で働いている人が自転車で怪我をしたと言ってやってきたと思ったら中国人。社会保険に加入していた。後から同じ会社の上司のような人が診察室に入ってきたが、彼も中国人だった。二人とも日本語は上手だった。仕事を終えて研究会に出席するまでの空き時間に近くのショッピングセンターに行き、ユニクロに入ってみたら、なにかお探しですか?と店員が寄って来た。その日本語も明らかに中国人の話す日本語だった。にこにことしているその店員に国籍を尋ねたりはしなかったが、なんだかうれしくなった。
  • 2014/10/31 9:01
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おとといやってきたインド人女性、血液検査の結果は何も異常なかった。やはり異文化と育児が関係しているための鬱だろう。インド人のご主人も交えて結果を話した。すでにあさって土曜の飛行機の便は予約してあるとのことだった。やはりこういう分野は通訳が入るのがむずかしいし、自分の文化の中で家族のいるところで治療するのがいいと思う。こういうケース、これから外国人が増えると多くなるだろう。
一昨日、拝見した日本人男性、呼吸困難でやってきた。胸部レントゲンを撮影すると肺炎。急いで近くの公立病院に電話して緊急入院の許可をもらった。もはや意識はだいじょうぶかというぐらいなので、運転してきた車はクリニックの駐車場に置きっぱなしにしてタクシーで行ってもらった。そして昼休み、預かったキーで僕が運転して公立病院の駐車場に置き、ソーシャルワーカーにわけを話してカギを預けてきた。運転しようとしたら、サイドブレーキがかかっていなかった。それほどボーッとしていたのだろう。代行してあげてよかった。
  • 2014/10/30 15:11
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 25日の土曜はけっきょく外国人患者が18人、きのう27日の月曜は小児科を含めず、僕のほうだけで外国人患者11人。小児科を含めると18人は超えていそうだ。きのうは考えさせられるケースが多かった。
 フィリピン人女性41歳、高血圧と甲状腺機能亢進症で拝見していた。なかなか思う通りに通院してくれず、フィリピンから帰国した際には再び甲状腺機能亢進症になっていて強く注意したのに・・・頭が痛い、めまいがすると言って来院。カルテを見ると最後の診察が8月の途中、で1カ月処方したので2ヶ月は薬がなかったはず。こういう人にはなんて言っていいかわからない。あれほど注意しているのに。案の定、血圧は160を超えていた。もう薬がなかったはずと言うと、1か月前になくなったという返事。そうかなあ、2か月前になくなっていたはずだが。家にあったフィリピンの薬をきょう飲んだらもっと頭が痛くなって怖くなってきたそうだが、みるとアダラートだった。血管拡張作用があるのでそれで頭痛がひどくなったのかもしれない。甲状腺については採血をした。たしか最初にやって来た時には甲状腺ホルモンが多量に分泌されていて手が震えていた。今回は震えはなかったが、またコントロールが大変かもしれない。こちらが頭痛になってしまう。
 インド人女性30歳、もとからあまり陽気という感じの人ではないが・・・同じインド人のご主人が生後1歳程度のお子さんを連れて3人でやってきた。いろいろと体調の悪さを訴え、寝られないとも言うが、目はうつろ。ご主人が今度の週末にインドに帰したいと発言すると、それに対して体に病気があるからそれを治せば帰国の必要はないと言う。育児と異文化の中でストレスがたまったとみるべきだろう。こういうケース、帰国するとすぐにうそのようによくなった例をいくつか知っている。精神科か心療内科を受診して言葉の壁を乗り越えたとしても、風俗、文化、考え方まで踏み込んで理解するのはけっこうむずかしいし、通訳がこういう分野で入るのも困難だ。それに診察を受けたとしても診察室から出ると育児と異文化に囲まれているわけで、なかなかむずかしい。念のために糖尿病、甲状腺、肝機能関係の検査はしたが、ご主人にはやはり一度急いで帰国してインドの医療機関でメンタルも含めて診てもらったほうがいいのではないかと話した。
 ベトナム人女性60歳。インドシナ難民として日本にやってきて22年だそうだ。娘さんといっしょに近隣の市からやってきた。なかなか日本語もそれなりなのだが、日本の医療機関に行くのを躊躇しているベトナム人が多いそうだ。一番の理由はことばがわからずに少しまごまごしていると医師やスタッフから怒られて怖くなるからだそうだ。これを大袈裟と受けとるのは簡単だが、でも彼らからみるとそう見えるのも事実と受け止めなくてはいけないだろう。しばらく言葉を失ってしまった。
  • 2014/10/28 9:02
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土曜の午後から1泊で外房の親族を訪ねてきた。ひさしぶりに車を数時間運転して外房の海を見た。残念なことに曇りと雨ふりで天気は良くなかったが高台から眺める海に心が洗われる。先週木曜の鎌倉の海とはまたちがうすばらしい海にほっとして帰って来た。風邪ひきが多くなった。土曜も僕のほうだけで9人の外国人がやってきた。いつもの血圧の治療にやってきたコメディアンのようなフィリピン人女性、どこの出身と訪ねると「わたし、フィリピンだよ、インドネシアじゃないよ、知ってた?せんせい」と言うので大笑い。そりゃ知ってますって。もう10年近くあれやこれやと相談に乗って来たから。そうじゃなくてフィリピンのどこ?と尋ねると「オロンガポ」という返事。そういえばきょうも別のオロンガポ出身の男性が来たっけと思って、その話をしたら・・・・わたしね、オロンガポ出身の人ってこのあたり、あまり知らないよと言う。いいや、そんなはずない。けっこういるはず。その男性の話をしたら・・・「あっせんせい、そのおとこね、しんせき」と一言。ええっ、ふたりとも10年以上なんだかんだやってくるし、いっしょに来たこともなければ話を聞いたこともない。どんな親戚?とたたみかけると「いとこかなあ、わすれちゃったよ、はははは」と陽気に笑う。この分じゃ、僕のところにやってくるフィリピン人はみんな親戚かもしれない。
今週は月、火、木、と夜に用事あり、金は昼休みに往診、それてテレビ会議。考えるだけで疲れてくる。
  • 2014/10/27 9:07
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ひさしぶりにいい天気。インフルエンザの予防接種を受ける人が多くなってきた。秋たけなわ。フィリピン人の若い女性。この1週間ぐらいおへそ周囲と下腹部の痛み、そして下痢。急性感染性腸炎はまちがいないと思うが、ウィルス性なのか、細菌感染なのか、細菌感染ならどの細菌なのか・・・・いずれも治療に影響してくるが、便の培養を行っても結果が出るのが約1週間後。もちろんそれまで手をこまねいてはいられない一般的には抗生剤や下痢止めは使用せずに整腸剤だけでようすを見るのだが、あまりに腹痛が強いとキャンピロバクターを考えておとなでも抗生物質の処方が必要になるかもしれない。このあたり、うかつに検査するとレセプトにしっかりと記載しないと保険で査定されてお金が保険組合から支払われなくなることがある。早くなおしてほしい患者からは最初から「強い薬を使ったらよかったのに」と思われかねない。よくある疾患だが、このようにむずかしい疾患でもある。ブラジルに移住した日本人の男性、すでにお子さんもみなブラジルで成長されて日系ブラジル人となっている。あす帰国するのでとやってきた。もう来年はこれるかどうかとおっしゃる彼は80もなかばにさしかかっている。この数年、いつもこの言葉を聞いている。来年もまた元気でこの近くの妹さんのところにやってくることだろう。
  • 2014/10/25 9:00
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きのうの午後、県医師会の移動会長会で鎌倉のプリンスホテルまで行った。大和から藤沢街道を抜け、江の島の横を通り、海沿いを七里が浜へ。いつも建物の中で診察していると海の空気がおいしい。運転していても体の中に海の空気が入ってくるようだ。ホテルは海の目の前の高台にあり、目の前を江ノ電が走って行く。日医会長横倉先生もいらっしゃってお話しをお聞きした。たまに気分転換もいいものだとつくづく思った。最近、AMDA国際医療情報センターに寄せられる相談を見ていると電話通訳の依頼、公的組織、それに準じる組織からの彼らの広報紙に対する掲載許可を求めるものが多い。それも首都圏ではなく、日本全国規模になっている。お金のことを言うとさもしいと言われそうだが、これだけのニーズがあるなら、とくに医療機関でのニーズが高いなら日本医師会には支援の方法を考えていただきたいと思うのだが。横倉会長を目の前にして、やはりこういうことは言いだせなかった。もう少し押しが強い性格ならとつくづく思ってしまった。
  • 2014/10/24 9:02
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近くの公立病院の乳腺専門外来を担当している外科の後輩から文書が届き、開封してみたら10日ほど前に情報提供した若いインド人女性の結果だった。いろいろと検査した結果、乳がんではないという診断、よかった。以前に大学病院に勤務していたころ、22歳の乳がん女性を主治医として担当していたことがあるし、近くのこの公立病院の外科に勤務していたころ、18歳の男性の胃がんを手術したことがある。20代10代のがんはめずらしいが、ないわけではない。つい心配してしまったがよかった。職員がインド人の女性ですとカルテを持ってきた新患の女性、よくよく話をきくとインド人ではなく、スリランカ人のモスリムだった。最初のお子さんが1歳2カ月。お子さんを産んでから生理が2カ月に一回になり、この1週間は吐き気がして食べられないとご主人が心配して連れてきた。最後の生理が9月上旬とのことで、次に生理があるとすると11月上旬になるはず。まずはゴナビスで妊娠テストをと思い、検査してみたら陽性だった。ご主人とはにかんでいる彼女におめでとうを言った。そういえば神戸で生活保護の不正受給でベトナム人の夫婦が逮捕されたと報道されていた。数年前だが、僕のクリニックに通ってきていたベトナム人女性が同じく生活保護の不正受給でベトナム人のだんなとともに逮捕された。「みんなやっているのになぜ私だけが・・」と最初に言ったそうだ。僕の勘だが、外国人だけではなく、日本人にも不正受給を疑われる人はいるのだと思う。たぶんチェックの手が足りないのだろう。いずれにしても悲しい事件だ。きょうは午後から県医師会の移動会長会で鎌倉のホテルへ。大仏様を眺めたら心が晴れるかももしれない。
  • 2014/10/23 8:59
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きのうは月曜の平日だというのに、外国人患者がクリニック全体で19人、私のほうだけで10人に上った。こういう日も珍しい。私のほうはフィリピン人の嵐。10人中7人がフィリピン人。50歳過ぎのフィリピン人女性、高血圧で拝見中。採血しながら話をしていたら「先生、わたし最初のタレントで日本に来たよ」と話し始めた。いまはとてもタレントでは通じそうもない体型だが、当時はそれなりだったのだろう。「いろいろいった。福島とか鬼怒川温泉とか、あのころ、バブルで日本よかったしねぇ」と続ける。ときどきフィリピンに帰るの?と尋ねると「もう日本で30年、フィリピンより長くなったよ」と笑う。「だんなさんの介護してるから帰れない」のだそうだ。日本人のだんなさんは半身麻痺だそうで、その面倒を見ることで大変だそうだ。よく逃げていかなかったねと言うと、「うーん、愛してるからね」と一言。いいかげんな結婚もあるけど、こういう結婚もあるのだなとつくづく考えさせられた。カンボジア人女性、血液検査の結果、中性脂肪がきわめて高値だった。食事についていろいろと質問したが、チョコレートが半端でなく好きとわかった。これを注意すると笑いながらがっかりした表情で下を向いてしまった。1カ月がまんしてのつぎの結果を期待したい。
早朝、外国人医療の本の改定版の原稿を取りに出版社の方がいらっしゃった。けっきょく目次の構想を練るのに2日間、それができあがったら頭が整理できて怒涛のごとく1週間で書きあがった。
  • 2014/10/21 14:31
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18日の土曜日、午後2時から医師会職員の女性の結婚式があり、いつもより1時間早く診療を切り上げてお台場まで走っていくことにしていた。インターネットのホームページには診療時間の1時間短縮については掲載していたが、患者が読んでくれるとは限らない。結果的には大きな混乱なく終わってよかった。12時に出てから日本人のいつものおなじみさんが二人、来ただけだったそうだ。それでも11時すぎごろ血圧で診ているフィリピン人女性、診察を終えて帰るかなと思ったら、小さいころから甲状腺が腫れていると言われていたが診てほしいと言いだした。7歳のころに言われたそうだ。触ってみると確かに両側、わずかに腫れている気がする。エコーをオンにして診たところ、両側にのう腫があるとわかった。穿刺してみようかと思ったがやめて専門医を紹介することにした。甲状腺は血液に富んだ組織であるし、横に動脈が走っているので、明らかにしこりの場所が触知できる場合は僕のようなクリニックで穿刺してもいいかもしれないが、こういうケースは専門医に任せるべきだろう。そしてベトナム人の患者、風邪症状。保険証はあるが本人はまったく日本語が話せない、わからないという不思議な人。もしや付添いでやってきた日本語ペラペラのベトナム人の保険証ではあるまいなと心配している。
  • 2014/10/20 8:58
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きのうの午後、例のカンボジア人女性、同じカンボジア人のご主人とお嬢さんにつきそわれてやってきた。初めはいつものとおり、快活だったが、糖尿病の深刻さにしだいにうなだれ、元気がなくなってしまった。お嬢さんがふたりいるのだが、この2年でふたりとも結婚して家を出た結果、ご主人とふたりきりになり、食事を作るのもつい面倒となり、ご主人ともども油っけのあるものが好きで、「そういう食事」に終始していたらしい。もともと野菜が好きではないそうで、これは東南アジアの人全般に一般的に言える。お嬢さんが家にいたころは心配して食事も注意していたそうだが、2人とも家から出たので好き勝手になってしまっていたのだろう。しかし・・・彼女は大腸の難病を抱えており、その管理のために肉類はあまり食べないようにと日頃から話していたのに、無駄だったらしい。悲しい。彼女に親族に糖尿病の人がいないかどうか尋ねてみたが、わからないとのことだった。そこでよくよく考えてお嬢さんとも話をしたが・・・カンボジア語には糖尿病という言葉、昔はなかったとのこと。そういえば胃潰瘍という単語もなく、説明に困ったことが過去にもあったっけと思いだした。こういうとき、家族歴についての問診についてはいい加減になっていると「断定」したほうがいいかもしれない。
  • 2014/10/18 8:50
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