AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201403のエントリ

朝からタイ人患者ふたり、そしてあかちゃんが一人。全員発熱とせき、痰、鼻水あり。なかでも今にも倒れそうという顔つきの女性、B型インフルエンザだった。3月の末になってたインフルエンザとは・・・ほかの二人はただの風邪だった。仲良く話しあってたけど、感染しないか心配だ。10時前になったらシンガポールから医師が来院。患者の紹介についていろいろと話しあった。さらに朝から母校の慶応義塾大学の医学部学生が見学にやってきた。フィリピン人の高血圧の方。高い。尋ねると数日前に薬がなくなってしまっていたらしい。昼休みにインターネットを使った通訳システムの説明に某会社の方がやってきた。一番悩むのは費用だと。そうだろう、医療機関は厄介な外国人を見てあげようと思っているのに、それで通訳の費用の一部を取られたら医療機関としては「やってられねえよ」ということになるのだろう。
  • 2014/3/31 15:18
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今日は朝は混雑していたが、11時ごろからは余裕の診察。カンボジア人女性、おっぱいにしこりがあって痛いと青くなってやってきた。痛いと聞いた時点でがんではないと確信したが、見せてもらい、触診してみると乳腺症だった。比較的日本語が理解できる人だったので説明するとき、助かった。フィリピン人男性、夜中に道で出くわすとちょっとびびるような顔つきだが、やさしい彼。来月はフィリピンの田舎、パンパンガに帰ってくるそうだ。にこにこして帰って行った。ドイツ人男性、きのうの午後、爪の小さな手術を行ったが、神経ブロックして行ったせいか、約12時間経過しても痛みは何もなかったとのこと。よかった。ペルー人男性33歳、この数日「心臓が痛い」と来院。血圧は150/90 、心電図では心肥大の可能性があるということなので胸部写真を撮影したが、それはなかった。母親が高血圧とのこと、33歳にして高血圧かと複雑な気持ち。降圧剤を処方したが、症状がなくなったら降圧剤をやめてしまうのではないかと思い、先回りして「血圧が正常になったとしたら降圧剤が効いてきたからだ。それでやめたらまた同じ症状が出る可能性が高いので、自分で勝手にやめないように」と話した。すると「続けるのですか?」と尋ねるので、やはり説明しておいてよかったと思う。インド人男性、1年ほど前に一か月ほど逆流性食道炎の診断でオメプラゾールを処方していたことがある。また同じ症状があり、背中まで痛いこともあるというので、今回はどんなことがあっても内視鏡検査をやらせてもらおうと話しをした。わかってくれて来週の土曜に予定した。この男性も前記のペルー人の男性と同じ。もし本当に逆流性食道炎ならそれをひきおこす食道裂孔ヘルニアという状態が治るわけではないので、薬を内服するのをやめるとまた必ず同じことになるよと話した。今回はわかってくれたように見えるがどうかな。
  • 2014/3/29 13:20
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 おとといの水曜日、日中珍しく用事がなかったので、クリニックにやってきて冬眠していたかぶと虫の幼虫の世話をした。昆虫マットを取り替え、いろいろとやったが、疲れてしまい、後片付けは木曜の朝、職員にやってもらおうと最低限のことをして帰った。昨日の朝は早出の職員に怒られ、それでも後片付けしてくれた。まるまると大きくなった幼虫が50匹、今年こそさなぎの段階でこどもたちにあげまくり、そろそろ終わりにしたい。きのうは午前中の診療の後に横浜の県医師会へ。会長会のあと、会議が2つあり、その後、こちらに戻ってきて7時から近くの公立病院の運営会議の司会。終わって車で15分の自宅に戻ったらもう9時半、少しテレビを見て早めに寝た。きょうは午前中の診療時間内に内視鏡検査が二人、昼休みは往診が4軒、1時45分から医師会事務とテレビ会議、今日の朝になってこの後に役所とのテレビ会議も急きょ入って来た。午後2時から午後の診療。ドイツ人の方の小さな手術あり。5時に診療終えて6時半から公立病院を定年で引退する出身大学の外科学教室の1年後輩の引退記念式典へ。毎日診療中はパソコンを付けっぱなしにして医師会事務やAMDA国際医療情報センターをはじめ連絡してくるE-メールにできるだけすぐに対応できるようにしている。この2つの機関についていては僕の意見や指示や決断を出さないと動けないことがあり、立場上も僕の義務だと思う。自分でもよく体が続いていると思う。外国人の皆さんも含めて地域の皆さんにいい医療を提供するにはまず僕がゆっくり休まなくては。あと3カ月で65歳、前期高齢者の仲間入りである。
  • 2014/3/28 8:58
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 きょうは午後から県医師会の会長会へ。そう貼り紙をしておくと朝から患者が少ない。きょうもいつもと同じように少なかった。午前の終わりにフィリピン人の少年がやってきた。数年前に日本にやってきたときには小学校の1年で、いじめにあったりとしていたが・・・・今日は敬語もちゃんと使うし、もう6年生になるという。こういう子供たちが日本にうらみを持たないような社会であってほしい。これから外国人にたくさん日本に来てほしいという経済界の要望があるらしいが、その際にはぜひ彼らの立場を考えた、日本の中で孤立しないよう、包み込むようなシステムを確立してほしい。ただ来てほしいというだけで、あとは企業に任せっぱなしでは、医療も何もかにも社会の現場が混乱するばかりだろう。
  • 2014/3/27 14:49
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約束の午前10時半にチェンマイ大学看護学部の学生5人がクリニックの見学にやってきた。東邦大学看護学部の先生が引率者として同行してきた。土曜は20人、きのう月曜は16人もの外国人患者がいて、タイ人患者も土曜ひとり、月曜は2人もいたのに・・・きょうはうってかわって日本人患者も少なく、外国人患者も数人、しかし患者が少ない分、日本の国民皆保険制度などについて彼女たちにゆっくりと話すことができてよかった。簡単なことは僕がタイ語で、むずかしいことは同行してきた日本人の教員ときょう火曜にやってくるタイ人通訳とで訳してくれた。若いってすばらしい。ものおじしないで話すさまをみているとうらやましい。僕にはお金を使っても決して手に入れることができない若さという可能性をみんな持っている。こういう世代が実社会を担うころになると世界はもっとよくなるだろう、そう祈りたい。なにより学生のころから外国に出て、新たな文化、刺激に触れることのすばらしさ、素直にうらやましいと思う。きょう、彼女たちに説明していて気がついたが、日本では国民皆保険制度のもと、外国人も日本人と同じ一つのシステムで医療を行おうとしている。しかしタイや韓国や台湾など国民に対する公的保険制度があるこれらの国では外国人は公的保険に加入することができない。すなわち自国の国民の医療と外国人の医療を分けて、外国人は全面的に日本風に言えば自費診療としている。どちらがいいのか、経済力にも影響されるのだろうが、僕は日本の方法がいいと思う。外国人の方々にもこの点はぜひわかっていただきたい。
  • 2014/3/25 15:02
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日系ブラジル人の72歳、女性。いつもの診察の後、ブラジル人のお嫁さんが何かを心配していて、午後に僕のところにやってくるという。何なの?と尋ねると、えーとえーととあわてているが思い出せないようす。そのうちにえーとあのね、小さな虫が入って悪くなるでしょ、と言うので、それってもしかしてシャーガス病のこと?と尋ねると、そうそう、シャーガス、それでそのシャーガスじゃなくって・・・と自分の中の整理のためにしなくてもいい話をしてしまっていたようで、・・・・ヨードを飲むでしょ、と言ったところでようやくヨード欠乏性の甲状腺腫のことを言いたいのだなと気がついた。案の定、その通りで、要するに甲状腺を診たらいいいのだなと理解したが、ヨード欠乏性の甲状腺腫はネパールなどに多いと学生時代に聞いた覚えはあるが、今はどうなんだろう? いよいよ日本で医師として働いていても熱帯病の知識が必要とされる時代になったのかもしれない。きょうは土曜の反動か、比較的すいていたが、11時すぎに待合室を見たらフィリピン人でいっぱいになっていた。
  • 2014/3/24 14:50
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水曜日が休診日で21日の金曜が祭日だったので、間の木曜日も休ませてもらった。65歳、もうそろそろ少し体もいたわりたいと思って・・・そうしたらきょうの土曜日、朝8時50分から13時10分までトイレに行く暇もなし。小児科と併せて110人。ただ僕のほうがだいぶ多かった。外国人患者も20人。話し疲れた。今、午後1時20分、放心状態。48歳フィリピン人男性、高血圧で処方中、採血することは前回話しておいたが・・いざ採血しようとすると戸惑った顔で採血が苦手とタガログ語で話す。針が刺さると声が泣いているようで・・もしやと思って振りかえったら・・・ほんとに泣いてた。それでもおとなしくしていてくれるだけまだいい。時々だが、採血しようと針を刺すと、腕を引き抜く人がいる。当然だが、その場合、血が吹き出る。34歳フィリピン人女性、かわいい男の子がいるのにお酒がやめられない。たびたび膵炎に罹っているのに。何度言っても効果がない。僕は酒が弱くてあまり飲めないし、おいしいと思ったこともないのだが、きっとおいしくてやめられないのだろう。かわいそうに思うが、そのうちにアミラーゼも分泌されなくなってくると痛みはもっときつくなるだろう。こういうとき、若い時には無力さを感じたものだが、今は注意をきちんと行ってそれでも自分で努力ができない場合、これはもう本人の選択であるからよくならなくてもやむをえないと思うようになってきた。早く桜、咲いてほしい。
  • 2014/3/22 14:00
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AMDA国際医療情報センターの相談日誌を見たところ、先週の金曜日、土曜日で相談そのものは8件と少なかった。ところがその半数が医療機関や外国人患者からの通訳の依頼、多くの医療機関が外国人患者との意志の疎通に困っている。そうだろうと思う。私たちAMDA国際医療情報センターの存在をぜひ知ってほしい。国際貢献というと真っ先に頭に思い浮かぶのは海外で難民の支援活動を行っている現場の華々しい雄姿だ。しかし、海外もいいけど、その前に日本の中の状況もよく見てほしい。頼りにされるわりにはAMDA国際医療情報センターのような国内の外国人を対象にしたNPOには世間の光があたりにくい気がしてならない。我々は外国人だけを大切にしているわけではない。通訳がいなければ、その外国人患者を診る医師も看護師もみな困ってしまう。要するにこのセンターは日本の医療従事者にとっても実に重要な仕事をしているのだと思う。そういう人間の人権という根幹的にところに携わっているという確たる信念があればこそ、事務職員も通訳相談員もがんばってくれているのだろう。こういう人たちの努力に対してなんとか実をつけてさせてあげたいというのが僕の願いだ。
  • 2014/3/18 16:03
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午前中にやってきた某アフリカの若い男性患者、こういう人が苦手だ。念のために国籍や民族は関係ない話。日本にやってきて4年、この間、日本から出ていないという。そして5か月前からおなかの音がきこえ、おなかが痛くなるとのこと。僕のクリニックにやってきたのが1月、すでに別の病院で検査も行っており、そのうえで薬をもらっていたのによくならないので、前医に対して不信感を持っていることがありありとわかった。過敏性腸症候群と考え、検査はせずにセレキノン3錠を1日3回1ヶ月処方したきり、来なかった。すでに内服薬が終わって半月以上が過ぎていた。薬を飲んでも症状は変わらなかったという。態度に不信感がありありとわかる。なんだかちょっとふてくされたような態度。こういう時が困る。聞くと食事はハイカロリーで酒も飲むという。前回、食事や酒の注意はしたはずだが。けっきょくビフィズス菌製剤とセレキノンを倍にして処方した。これでもだめなら検査を考えるべきか。きっと患者も、またあの薬を飲むのかよ、変わらないって言ったじゃんと内心思っているにちがいない。こういう患者は気が重くなる。寄生虫疾患も考えたが、この4年、日本からは出ていないと言うから違うのだろう。がんにしては年齢が若すぎるし。がんに絶対にかかりませんという年齢はない。こどもからおとなまで罹る。しかし年齢によってその頻度というものはある。年齢から考えられる頻度は極めて低い。それでも次回、効果がなくて変化ないと言われたら、特殊な病気も考えて検査に踏み切らざるをえないだろう。稀な病気でもありえないという根拠はないのだから。
  • 2014/3/17 13:44
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フィリピン人女性42歳、乳がんの手術を受けていて、体の症状に敏感になっている。胃が具合悪くて胃がんが心配ということで内視鏡検査施行。結果は異常なく、ピロリ菌もいなかった。彼女の話しを聞くと考えさせられることがけっこうある。日本のお医者さんは怖い人が多いそうだ。笑わないし、話し方がきついと。それに話しをしていて長くなると追い出されると。まあ極論に近いと思うが、たしかに怖いというか笑わないからとっつきにくいというのは日本人の患者からもたびたび聞いたことがある。話し方がきついというのはどうだろう?上から目線で物を言われていると思うのだろう。日本語がうまくわからないと、医師の側も早口になったり、早く終わらせようと思うのかもしれない。それに確かに大病院は混んでいて、ずっと目の前に座って質問されると次の患者が待合室でいらいらしているのが手にとるようにわかる。これはクリニックでも同じかも。するとこの中で改善できるのは「怖い」「話し方がきつい」と外国人患者に受けとられてしまう部分だろう。こういう話、医師仲間はどう聞いてくれるだろう。
  • 2014/3/15 12:00
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