AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201401のエントリ

 小保方さんのSTE細胞の発見という世紀の大発見で世の中、湧きかえっている。いやあ、すごい人がいるものだなあと思う。日本では基礎医学に進むと生活そのものが大変という現実があって、医学部に進学するとほとんどの学生は臨床医になってしまう。基礎医学の研究者の減少はそれを応用する臨床医学のレベルダウンにつながるとずいぶん警告が発せられていたが、最近は昔でいう理工科などから生命科学の研究に入って行く学生が増えてきたらしい。頼もしいことだ。そういう、あすを切り開く可能性を秘めた人たちはぜひ優遇してあげてほしい。きょうはちょっと前置きに力が入ってしまった。アメリカ人女性、最近また精神疾患の症状が出ている気がする。話をしていても、こちらの言うことにまったくお構いなしに訳のわからないことを言い続ける。きょうも30分もいたろうか。紹介した大学病院で自分が思っているような診断結果につながらなかったことが不満に拍車をかけているらしい。フィリピン人女性44歳、先週採取した乳腺のう腫からの液はclass Ⅱだった。本人は癌かと心配していたようで、喜んで帰って行った。昨日はインフルエンザも含め、17人の外国人患者。きょうも印象としてそれぐらいになりそう。
 それにしても話は元に戻るが、割烹着姿ってすがすがしい。
  • 2014/1/31 13:27
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昨日のAMDA 国際医療情報センターの相談の中に妊娠の月数について疑問を投げかけているブラジル人女性の相談があった。たしか日本と諸外国では数え方がちがうと聞いた覚えがある。いま、産婦人科医に問い合わせる時間がないので、このまま書いているけど、最初をゼロと数えるか、最初を1と数えるかのちがいであったと思う。こういうことはそろそろ日本の産婦人科医に浸透していてもいいように思えるが、どうなんだろう。こんなこと、学会で発表するようなことでもないだろうが、外国人患者に対応するときには大切なことだ。朝からインフルエンザを疑った人用の待合では英語にタガログ語にスペイン語、飛び交っている。続けてふたり、ペルー人がA型インフルエンザ。そのうちの一人が言うには「休んでいるから会社の人、怒っている」「早く医者さんに行けと言われた」。突然休まれると、すわっ、仮病か?と思うのかもしれない。それはそれなりにいつもの勤務態度があるのかもしれない。が・・・今回は本当にインフルエンザで具合が悪い。こうして患者の差し出す携帯電話の向こうの会社の人に病状、状態を告げることになる。携帯の向こうの声が怒っているようだが、私が怒られることじゃない。
  • 2014/1/30 15:25
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きのう、A型インフルエンザとわかったタイ人患者にリレンザを処方した。調剤薬局に行って薬をもらい、クリニックに戻ってきてもらって使い型を改めてタイ語で説明したのだが・・・再度クリニックに戻ってきてもらってよかった。あのリレンザ、日本人でも使用説明書を読んで上手に吸入するために理解するのに時間がかかる。あれはタイ人患者にはむずかしすぎる。クリニックにやってくるタイ人の多くはタイでもっとも貧しいといわれるイサーンと呼ばれる東北タイの出身者だ。過去の経験から、そういう人たちが上手にリレンザを説明書の通りに使えるとはきわめて考えにくい。タミフルを処方しておくべきと後悔した。
 マニラにいる知り合いの方からメールがきた。彼の知り合いのフィリピン人女性の1歳になる前のお子さんがデング熱で昨日亡くなったそうだ。悲しいニュース、言葉がない。昔、大学の小児外科で研修していたころのこと、患者であるお子さんが亡くなった。子どもを亡くした親が小さな遺体にすがって叫び、泣くのを目の当たりにしていて、ただただもらい泣きするだけだった。日本から飛行機でわずか3時間半のところにこういう世界がある。なんとかできないかと思うのは僕だけだろうか。
  • 2014/1/28 14:34
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いよいよインフルエンザ、増えてきた。タイ人もペルー人もフィリピン人も・・・発熱と頭痛や関節痛。ことしは例年とちがってAホンコンとAの数年前の新型、そしてB型と全てのタイプが流行っている。クリニックでも2日前の先週の土曜まではそこそこ流行っていたが、きょうはもうすごい数。インフルエンザの人、すごく疑わしい人は待合室とはちがう、別のところで待っていただいているのだが、そこのイスが満席で空きがなくなってしまうほどだ。タイ人の患者にはインフルエンザであることとタミフルを含めた薬の飲み方について説明した後に、調剤薬局に行って薬をもらってきてもらい、あらためて診察室で、何の薬なのか、どのように飲むのかについて説明し、薬の袋の裏側にタイ語で記載してもらった。こんなことまでと思う方もいるかもしれないが、とくに外国人の場合、日本語がある程度わかって、説明に対してはいはいと返事をしてくれるのでわかっていてくれるのかと思うと、実はまったくわかっていませんということが事実、よくあるのである。それだけじゃない。インフルエンザの場合、何日外出してはいけないのかということも話しておかないと、タイ人のコミュニティにインフルエンザが蔓延することになりかねない。こういうとき、タイ語ができてよかったとつくづく思う。午前中、僕のほうだけで外国人患者9人。
  • 2014/1/27 14:19
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きょうは楽しい診察。3月30日から羽田空港からマニラ行き、フィリピン航空が1日2便、全日空が1日1便運航開始となる。なにしろ神奈川県のこちらから成田まで行くのはへたをすると半日がかりの旅となるので・・・フィリピン人の患者を診察するたびに患者とクリニックの通訳と僕と3人で「よかったね、近くなるね」と。やはりみなうれしそうだ。後の問題は値段だろう。そしてベトナムのホーチミンシティ、ベトナム人の患者にはサイゴンと言ったほうがわかりやすいが・・・同じく羽田からJALが1日1便飛ぶ。ベトナム航空のホームページを見るとまだ書いてないが、たしか1便羽田に乗り入れるはずだ。ベトナム人も一様に喜んでいる。たしかに成田は遠い。フィリピン、ベトナム人が多い日だったが、アルゼンチンの人や数人に「せんせい、きょうはかっこいい」とはやし立てられた。新年会もきょうの会で7つ目、そしてやっとこれが最後。会に出席するため、スーツ姿で来ている。褒められるといやいやとか言いながらうれしいものだが、よくよく考えて見たら日頃はいかにひどい身なりをしているということなのだろう。日頃の服装を少し考え直さなければ。
  • 2014/1/25 13:00
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知り合いの某大使館の領事館勤務の方からメールで相談を受けた。その国の方が日本国内で病気で入院、残念なことに亡くなられたらしい。家族が来日し、言葉の問題があるので、家族の要望としても領事館側に関与してほしいという意思表示はあったそうだ。通訳も兼ねてのことだそうだ。しかし医療機関の医師は個人のプライバシィーを盾に領事館側が間に入ること、あるいは家族といっしょに医療機関側と話しあうことを拒否したとのことだった。領事館側としてはどうしていいのかわからず、僕にメールで相談が来たというわけだが、これって行きすぎたプライバシィーの保護ではないだろうか? 日本の国内事情もわからず、かつ日本語が理解できないとしたら、故国からやってきた家族が病院側に適切なる説明を受けようにも受けられるわけはないだろう。そこで領事館側が通訳を兼ねて動くのは当然だろう。むしろ医療機関側としては言葉がわからずに誤解の末にトラブルになることを防ぐことができるのだから、歓迎すべきことでもあると思うのだが。領事館側が家族からの依頼もないのに病状を説明してくれと言ったのなら、それはプライバシィーの侵害になるかもしれない。しかし当事者である患者が亡くなった以上、次の当事者は故国からやってきた家族だろう。その家族が認めている通訳を兼ねての領事館側の同席を医療機関が拒否できる理由はないと思うのだが。このケース、家族は医療ミスの可能性を指摘しているらしい。言葉がわかりあえたら単なる誤解であれば、解決することができるのに。
  • 2014/1/24 15:36
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 42歳フィリピン人女性、頭が痛くてめまいがすると来院。血圧は142/90、いつもの血圧がわからないと、この値が彼女にとって頭痛とめまいを引き起こすほど高いのかどうなのかがわからない。いつもはどうなの?と尋ねてみたら「いつもは上は120台です」とのこと。アムロジピン2.5ミリを処方した。処方箋を書いたところで、寝られないとのこと。寝られなければ血圧もあがってしまう。やむをえず睡眠導入剤の軽いものを処方した。一度は診察室を出て行ったが、質問があると戻って来た。睡眠導入剤をいつ内服したらいいのか?ということで、よくよく尋ねると、仕事が終わるのが朝の8時半、9時に帰宅して午後2時半には家を出て、午後3時から次の日の朝の8時半まで仕事だそうだ。ごはんも食べる時間があるし、家のことをする時間も必要なので、けっきょく毎日4時間ちょっとしか寝られないとのこと。いくらお金のためとはいえ、これじゃ体が悪くなるのは当たり前だ。
 フィリピン人、とくに女性のなかに寝る間も惜しんで働く人たちが少なからずいる。多くの場合、自分の生活のためというより、フィリピンにいる家族に仕送りするために働く。過去にはこういう生活をしていて、そんなことをしていたら死んじゃうよと言ったのに、それでも昼も夜も一日20時間ぐらい働いて、中学生の息子さんを残してベッドの上で亡くなっていた人がいた。フィリピンの事情もよくわかるが、体を大切にしてほしい。もしあなたが倒れたらだれが面倒診るの? だれがフィリピンにお金を送るの?と言うのだが、あまり効果がない。ケースによっては彼女たちもフィリピンの親族のお金の催促に応えるために働いていることも少なくない。ときどきかわいそうに思えてくる。口には出さないが。
 きょうは午後から県医師会会長会。その後も会議。
  • 2014/1/23 12:20
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さすが、大寒、寒すぎる。その昔、小学生低学年のころ、北海道夕張郡栗山町という僕の生まれた町では朝の10時ごろ、氷点下10度ぐらいだった。あのころ、どうやってあの寒さの中、生活していたのか、思いだせない。AMDA国際医療情報センターに寄せられる相談の中に相変わらず割礼の相談が散見される。イスラム教で行われる割礼をしてもらおうという問い合わせは先にも述べたが、珍しくはないのだが、ちょっとややこしい。どうやらイスラムの教えに則った割礼の方法があるらしく、ただ「皮を切る」のではないらしい。過去に「日本人の医師に割礼をしてもらったが、イスラムの教えによる方法とはちがう」というクレームを耳にしたことがある。こういう事実があるとすると、医師が単に好意でなんとか切ってあげようというような行為はしないほうがいいかもしれない。もう一つはこういう外科的手術が保険診療の枠外、すなわち自費診療になってしまうことである。保険診療は病気の時に使えるのであって、宗教的割礼は病気のための治療とはみなされないからだ。すると割礼を求める両親にとっては経済的負担に耐えられるのかという問題があり、医療機関側には費用の未収が出ないかという経営上の問題につながりかねない。このあたり、よく説明し、話し合うしかないだろう。12時前にやってきたフィリピン人女性、また「薬だけ」を希望。よく聞くとやってきたのは娘さん。定期的な血圧チェックと採血などは欠かせないので本人を連れて来てくれるように伝えたが・・・。
  • 2014/1/21 12:59
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 先週のはじめにやってきた高血圧のドミニカ人女性、公的保険に加入していなかった。当日は血液検査も行って1600円程度の未収金が出たとのスタッフからの話だった。数日後には必ず持って行くからという期日を過ぎても彼女は現れず、さらにこの日に行くからという期日のきょうになっても昼休みの時点でまだ現れない。だからちゃんと初めから公的保険に加入しておけばいいのに。資格があっても、健康なのに毎月掛け金を払うという意味を理解してくれない。いざ、病気で使おうとすると今まで支払わなかった公的保険の掛け金を3年だったか3年半分だったか、一括で納めなければならない。この法律にも2種類あり、どちらかによって期間が異なる。で、一括で納められないからけっきょく保険外診療になるわけだが、一時的な急性疾患ならともかく、高血圧などの慢性疾患では治療はずっと続くことになる。すると今回のように「支払えない」ということになる。今回、支払ってもまた同じことを繰り返すのではないかと思うと気持ちが暗くなる。どんなに説明してもこういう人がいる。毎月の掛け金としてのお金が支払えないというより、そんな分まで母国の家族に仕送りしてしまうからだろう。入国時または在留資格カードを作成するために役所に行った時、こういう生活のための大切な情報は教えてあげてほしい。40歳フィリピン人女性、高血圧で、いまたまたま親族訪問ビザでやってきている母親の降圧剤を内服したけど、それでも血圧が下がらないとやってきた。見ると腎臓にはやさしいが、降圧効果が現れるには2週間から3週間かかるという、そういうタイプの降圧剤を内服したようだ。これでは2日ぐらいで効果が出ないのは当たり前だ。そのことを話した上で、降圧剤にもいろいろとあるので、他人の薬をもらって内服してはいけないと話しておいたが・・・
  • 2014/1/20 13:54
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46歳フィリピン人女性、このところ、降圧剤の内服をさぼっていたが、体調悪く、頭が痛くて2週間前に来院。先週は処方した降圧剤の効果をチェックし、さらに採血を行うために来てもらった。採血の項目を考えながら、念のために質問してみたところ、父親が糖尿病で「あしを切ったよ、せんせい」と言うので、糖尿病の検査も入れておいた。きょうやってきたが、血圧はよくコントロールされている。血糖値は126、4年前には96だったのに。HBA1Cも6.8、まだひどくはないが、立派な糖尿病だ。食事療法の話をした後に、「せんせい、今度きてね、食べ放題の店で働いてるから」と一言。最近、大和駅の近くに開店したフィリピン料理の店で働いているとのことだった。きっと作りながら味見?してるにちがいない。少しお灸をすえておかなくては。アメリカ人男性、紹介した近くの専門医で検査を受けたところ、やはりクラミジア感染症だった。当日、広域抗生剤を処方したようだが、まだ症状があるというので、専門医と相談してジスロマックの液体で一日一回飲みきり終わりの薬を処方した。彼にはアジアの某国人のガールフレンドがいて、彼女しか相手がいないので彼女からもらったにちがいないという話だったが、彼女に話したところ、正月に母国に帰った時に現地で受けた検査結果を見せたとのことだった。結果はすべて陰性、もちろんクラミジアも。どちらが虚偽を言っているのかわからないし、どちらの味方もできない。だが、もし将来的に関係を続ける気があるならいっしょに飲もうと言ってジスロマックをいっしょに目の前で飲むようにと話して2人分処方しておいた、自費診療なので。
こういう問題、プライバシィに立ち入るし、だれもが自分の幸せは守りたいので難しい。
もう新年の1月も半分終わり。早い。
  • 2014/1/18 13:00
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