AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2013 11月 » »
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

20131114のエントリ

 きのうの夕方、休診日で家でくつろいでいたら携帯に知らない電話番号から電話あり。出てみたら米軍厚木基地内の医療機関からだった。例のこの数日、ブログに書きつづっているアメリカ人女性の日本人のご主人がやってきていて、先生と話をした結果をお話ししますと通訳と名乗る女性が話し始めた。医師はまず、直腸脱については肛門専門の先生に診てもらってほしい。それで手術の適応があるなら、手術することに対して何が障害になっているかを教えてほしい。その障害については米軍横須賀病院で治療をするからと話していると言う。障害とは具体的には30キロ台まで落ちようかという痩せに伴う体力の低下と精神科疾患に対する治療のことを指していると思われる。直腸脱を診てくれる専門医に紹介状を書きたいので、僕には僕のところでの今までについて書き記したものを送ってほしいということだった。ただ専門医がどこにいるのか、日本の医療情報についてはまったく知らないようだったので、僕が心当たりの専門医に紹介状を書き、米軍病院の通訳が同行してくれることになった。専門医については大学の外科学教室の後輩で近くの大学病院に勤務している医師がいるので彼にお願いしようと思う。紹介状についてはきょうの朝9時ごろ、ご主人が取りに来るということなので、朝の7時半からB5用紙5枚分の紹介状を簡潔に書き、2部手渡した。一部は専門医あての手紙として渡し、もう一部は控えとしてご主人に持っていていただくためである。もし別の医療機関に行くなどということになると、再度このような長い紹介状を書くことはきわめて大変だからである。僕は紹介状を先方の病院からもらうと必ず、コピーして一部は家族か本人にお渡ししておく。同じ理由からである。
 今回の米軍基地内医療機関の医師のような医師にやっとめぐりあえた。患者や患者の家族の悩みに向かい合おうとしている。そういうことを期待して今まで数件、紹介状を書いたが、みな門前払いに近かった。自分のところに来なくてもいい、自分のところではできないと突き返すだけでは問題は解決しないのである。解決に向けて自分のところでだめならば、ではどういう風にしたらいいかという提案がほしかった。今、このアメリカ人女性の治療が一歩を踏み出そうとしている・・・というより1人で長い期間苦しんで来たご主人にようやく援軍があらわれたという感じ。暖かいものを感じた。一度この米軍基地内の医師に直接会って話してみたい。
  • 2013/11/14 16:44
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (716)