AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

近隣のA市に住むフィリピン人男性52歳、深刻な顔でやってきた。スタッフがそばにいるのを気にして、なんとなく口ごもっているように見える。人払いをして、どうしたのか?と尋ねると血液検査をしてほしいと言う。なぜ?と問うと、せきを切ったように話し始めた。5月にフィリピンに里帰りしたときに付き合った女性から連絡があり、尿道系の性感染症に罹患したらしいので検査をしてもらって病気がないとの証明を見せてもらいたいと言われたとのことだった。彼としては青天のへきれきだったのだろう。精神的に動揺しているのがよくわかった。具体的になんという病名?と訊ねても、「わからない」とのことで、これでは何をどう検査してよいのかが、わからない。彼自身は「なんの症状もない」のだそうだ。とすると調べるべき本命はクラミジアだろうと推察した。HIVも心配だというので即日 検査を行ったが、陰性だった。もし、彼のクラミジア検査が陰性なら・・・それは彼女に別の相手がいるということだから、いろいろと考えた方がいいよと話してはおいた。彼が帰ってからよくよく考えてみたが・・こういうケース、もしかして彼女のほうから別れたくて、でも別れを切り出さしにくく、話をしくんだのかとも思ったが・・いずれにしてもこの手の話、持ち込まれたほうも困る。
  • 2017/7/27 9:13
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フィリピン人男性51歳、体にしこりがあって心配とやってきた。しこりは2つあると言う。見せてもらうと上背部のしこりは可動性がなく、明らかに粉瘤だった。もう1個のしこりは右の上腕の肩に近い部分にあって、可動性があり、脂肪腫でまちがいないと思う。どうやら悪性腫瘍が心配だったらしく、説明するとようやく顔に微笑みが戻った。少し涼しくなったころに摘出してほしいと言われた。粉瘤の部分は皮膚も厚く、脂肪腫の部分も筋肉隆々の体でやりにくそうだが、「1日で両方取ってほしい」というリクエストにこたえることにした。30分もあれば両方の小手術は終わるだろう。中国人男性、定期的に高脂血症と糖尿病のチェックにやってくる。昨日は結果を聞きにやってきたが、すべての検査値は正常範囲内だった。その直後に中国人女性49歳、どうしても寝られないとのことで睡眠導入剤を処方した。スマホが壊れてしまった。夕方、仕事を終えてから近くのイオンの中のドコモショップへ。結局、新たに買ったほうが早そうだったので購入したが・・今までのスマホの中の情報を新しいスマホに入れるのに30分もかかり、夜の医師会の会議に遅刻、おまけにラインの引継ぎがどうしてもできず、新たにラインを設定することになり、帰宅後、うんうん唸りながらようやく、開通。メカに弱くなった。年は取りたくない。あと数年もしたら、バソコンが壊れたりして、会社に電話で誘導してもらうときなど、「Windowsをあけてください」と言われ、窓をあけてしまいそうだ。
  • 2017/7/25 9:03
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22日の土曜日、朝のうちは健診の人もいつもより少なく、静かな出足であったが、途中からすごく混んでしまった。初診の中国人女性、ときどきやってくる日本人患者に付き添われて横浜市からやってきた。日本に10年住んでいるとかで、日本語でもなんとか話が通じるぐらい。むずかしい日本語は使わないように心掛けて話した。ピロリ菌の除菌療法を受けてから一層、もたれ感が強くなり、ときどきは空腹時の不快感もあるとのこと、まずはプロトンポンプ インヒビターで胃酸を下げてようすをみることにした。先日、県立高校の学校健診で貧血を疑われ、採血したフィリピン人女性2人、採血時「あすの午後にはわかるよ」と話したのだが、2週間も経過しているのにやってこない。たしか学校からの情報提供書に結果を書いてサインをし、それを本人たちに渡して学校に提出してもらわなければいけないはずだ。思い出してフィリピン人スタッフに連絡をしてもらったところ、昼近くにやってきた。1人はまったく異常なし、もう一人はごく軽度の貧血だった。書類に書き込もうとして尋ねたら、「異常なし」のほうの生徒はその書類を持っていたが、軽度の貧血のほうの生徒は「なくした」とかで持参せず。やむをえず、持ってきた生徒の分の書類をコピーし、印字されている名前を修正液で消して、再度コピーして書き込んだ。このあともフィリピン人女性がふたり続き、土曜日なのでそのフィリピン人女性の家族もいっしょに来ていたので、待合室はまるで「リトル フィリピン」だった。
  • 2017/7/24 9:00
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アメリカ人男性55歳、もともと過敏性腸症候群があった方だが、久しぶりにおなかが痛くなったと来院。たしかにおなかではごろごろと腹鳴が聞こえていた。数日前に魚を食べたことが原因と思っているようだったが、ちがう気がした。よく説明して対症療法としての処方を行った。タイ人女性44歳、長く日本にいるらしいが、全く日本語が進歩していない。日本語での受診は「まちがいなく」無理だと思う。僕のタイ語の理解力では胃のあたりがごろごろする、食事のあとに強い、痛いのではないということだった。先程のアメリカ人男性の件と似ている。ベッドの上でおなかを見せてねとお願いすると、タイ語で「仕事中だから汚いし、臭いよ」と言うので、臭くてもいいからあがってと促した。こういうタイ語がわかってしまう自分に驚いたりもした。やはり腹鳴が強く、感染性胃腸炎と診断した。最後に・・・クンモ―と言いながら、かばんから何かを取り出した。見ると、市からの特定健診のお知らせと受診券だった。昼ごはんを食べてから間がないというので今日はしないほうがいいと話した。するとお盆休暇があるからと日程を教えてくれたので、その中で予約をした。安心したように帰って行った。その1時間後にタイ人女性54歳来院。先日の特定健診の結果を説明した。中性脂肪が300近かったので、食事について説明したところ、「イスラム教徒で豚が食べられないから、牛、とくにカルビを毎日食べている」と教えてくれた。無駄に終わるかも・・と思いながらも説明を続けた。
  • 2017/7/22 9:00
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暑くなった。セミの鳴声がうれしい。毎年、かぶと虫を診察室で育てていて、小児科の外来にやってくる子供たちが楽しみにしていて、中には毎年、成虫をもらいに来る子供もいたのに・・・昨年の秋、長くかぶと虫を飼っていて、初めて大失敗、卵から孵化した幼虫がゼロの状態になってしまった。そろそろ神様がやめなさいと言っているのだろうと思ってあきらめた。ペルー人の50歳代のご夫婦、隣のF市からやってくる。ちょっとした風邪ひきでもいつもの高血圧の診察以外にすぐにやってくる。40歳代の前半のころから生活保護になってしまい、いまだに抜け出せない。というか、抜け出す努力が見えてこない。二人とも日本語はそれなりに達者、二人とも高血圧があるだけで働けない決定的な疾患があるわけではない。今の世の中、労働力が足りなくなり、パートの時給も記録的に高い状態という報道があるというのに、彼らが仕事をしていないという理由が健康面からは全く理解できない。生活保護は社会のセーフティネットとして必要なのだろうとは思う。ただ、公平さとかそんなこともついつい考えてしまう。
  • 2017/7/21 9:00
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カンボジア人女性47歳、いつもは高血圧で拝見しているのだが、上腹部の痛みも訴えている。内視鏡検査は怖いとのことで、しばらくプロトンポンプ インヒビターで様子をみることにした。フィリピン人男性57歳、胃がん検診で内視鏡検査を施行、のどの麻酔だけでできないか?と尋ねたら、「絶対に無理」という返事。やむをえず、サイレースを1/10に希釈して静脈注射、すぐにいびきをかき始めた。検査を終えて、麻酔の覚醒のためにアネキセートを静脈注射、すぐに目が醒めたが、これから検査か?と思ったそうで、すでに終わったことを告げたら喜んでいた。タイ人女性57歳、胃のあたりが痛くて・・と来院。どこが痛いの?触ってみてと話すと・・・彼女が指差したのはおへその周囲、発熱もなく、「こういう症状がときどき何年もある」と言うので、当初、疑った感染性腸炎ではなく、便秘型の過敏性腸症候群を疑って処方してみた。これでよくなるといいが・・・最近、あまりてこずる外国人患者に出会わなくなった気がする。一番てこずるのは自分の国の医療、医師のやり方、薬に固執する人だ。ないものねだりしてもしょうがないだろうと思うのだが・・・
  • 2017/7/20 8:57
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タンザニア人男性41歳、3週間ほど前にやってきて体調不良を訴えて、HIV、クラミジア、寄生虫検査など行ったのに・・・3週間も来なかった。結果を聞きにやってきた。体調もよくなったそうで、それでやってくるのが遅れたらしい。というか、「そうだ、検査したっけ」という感覚なのだと思う。それで思い出したが、同じころに体調不良を訴えるガーナ人男性の血液検査を行って、HBs抗原は陰性だったが、HA抗体は強陽性だったのに・・・彼のほうはやってこない。体調がよくなったからだろうと考えておこう。ベトナム人男性28歳、インドシナ難民としてやってきたベトナム人の子孫ではなく、研修ビザでやってきているとのこと。HIV検査を希望、結果は陰性だった。笑顔で帰って行った。ペルー人女性69歳、大和市胃がん検診で内視鏡検査、心臓疾患もあり、できればサイレースで寝ておこなうようなことはしたくないと思って話したのだが・・・「注射の麻酔がなければ絶対にできない」と言い張るので施行。無事に終了、とくに異常はなかった。その御嬢さん47歳、母親の付き添いでやってきたのだが、「これはきょうできますか?」と取り出したのが特定健診の受診券、食事もしていないと言うので、予約なしだが、受けた。もう一度ごはんを食べずにやってくるのも大変と思って。
  • 2017/7/18 9:00
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フィリピン人女性いや、日本人の父親から生まれたことが証明されて日本国籍となった81歳女性、フィリピンで生まれ、長くフィリピンで暮らしてきたので日本語は話せない。大和市から電車で1時間もかかるところから通って来てくれて、もう10年近くになるだろうか。初めにやってきたときには暗い感じがしたが、最近、とても明るくなってきて、僕が水を向けると、少しずつ笑顔で話してくれるようになってきた。アメリカ人男性69歳、高血圧で通院中、彼がやってきたときにはあまり患者がいなかったので、いろいろと質問されたり、話したりしてくれた。皮膚疾患の話をしていて「ベトナム」という単語が出てきたので、質問してもいいかどうかを確認してから、ベトナム戦争に行ったのか?と尋ねた。やはり行ったそうだ。年齢が僕の一つ上だから、ともに同じ時代を過ごしたわけだ。帰国したあと、仲間の一人は自殺してしまい、一人は社会からドロップアウトしてしまったと話してくれた。ほかにもいろいろと話したが、ここには書くまい。大変な時代をすごしたわけだ。すると、彼から質問を受けた。このクリニックにベトナム人がやってくるのはなぜか?と。ああ知らないのだなあと思い、日本政府が1万人を限ってインドシナ難民を定住目的に合法的に受け入れたこと、政府が3つの受け入れ機関を国内につくり、そのひとつが大和市内にあったこと、僕が大和市立病院の外科に勤務しながら、ボランティァでその大和市内の機関・・・インドシナ難民大和定住促進センターの嘱託医を務めていたこと、ゆえにインドシナ難民とくにカンボジア人、ラオス人にとって日本で出会った最初の医師が僕である可能性が高かったこと、そういう流れでベトナム人、カンボジア人、ラオス人の患者が多いことを話した。しばらく彼は僕の目を見ていたが、いい仕事してるねと手を握ってくれた。
  • 2017/7/15 9:00
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ブラジル人男性31歳、昨日から吐き気に腹痛、下痢、急性感染性腸炎と診断し、処方。インド人男性30歳、県内でも1時間以上かかるところから来院。今週のはじめに外国人の健診の件で某会社から問い合わせがあったが・・・その人だった。来日して二日目というから予約の電話をかけてきたのは会社の日本人だったのだろう。わざわざこんな遠いところまで来なければならないなんて・・・申し訳ない気がした。結果はあすにでもできあがるはず。午後になってフィリピン人女性35歳、やはり入社のための健康診断で来院。採血、検尿あり。昼食後3時間半なのでコレステロール、中性脂肪、血糖などで影響が出る可能性がある。あわててすぐ上のボスに連絡すると・・メールを見せてくれたが、レントゲン写真だけでいいとのこと。会社からの健診に関する用紙には英語で胸部写真、検尿、採血とちゃんと書いてあるので、問いただすと、再度ボスに連絡、やはり検尿、採血がなければだめと言われた。ボスもけっこういい加減だなと思った。採血の項目が指定されてはいなかったので、聞いてもらうと「一般的な項目」と言うだけ。何を検査するかで費用も異なってくるのでこちらは知りたい。任せるということになり、一般的に入社のときに依頼される健康診断の採血の項目と同じにした。そして・・・土曜までには結果を記入した診断書が欲しいということなので、やむをえずに採血まで行った。
4時半に外国人医療に関心がある母校の3年生が来院。診察終了後にいろいろと話し合った。きっといい医師になるだろうと思い、頼もしく思った。
  • 2017/7/14 9:16
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朝一番にアメリカ人女性55歳、精神科疾患を抱えているため、特定健診などで混む朝一番はつらいななどと考えていたら・・・ちょうど一週間前に縫った傷の抜糸だった。6-0シグマ針を2本抜いて終わり。年をとると細い糸の抜糸がつらい。フィリピン人女性59歳、胃がん検診で内視鏡検査施行。喉頭の麻酔だけで行ったが、片手はフィリピン人スタッフの手を反対側の手は介助の看護師の手をしっかり握っていた。上手に呑み込めて、あっさりと終わってしまった。とくに大きな異常所見はなし。終了後、画像を診てもらって説明をした。タイ人男性51歳、前回は主訴を聞いて内服薬を処方、次はタイ人通訳が来ている火曜に来てほしい話したので、この日に約束通りにやってきた。ところが・・・通訳のほうが緊急の用事で来なかった。まずはそれを詫びて、僕がタイ語で診察した。内服後、消化管疾患の調子はよくなっている。痔のほうもよくなっているという話でほっとした。痔の薬は半量に減らして2週間のみ処方、消化管疾患の薬は1か月分処方してそのころに来院してほしいと伝えた。診察中に咳をよくしていることに気がついた。咳と喉の痛さがあるということで、こちらも処方した。夕方4時を過ぎて、近隣のA市在住のアメリカ人女性21歳、来院。たしかMが頭文字につく宗教のシスターで、どういうわけか、同じ身分でやってきている人たちを今まで何人も拝見したことがある。ここのところ、食後に腹満があり、以前からときどき、肛門から出血をしたが、今日はけっこうな量が出たと不安そうに言う。肛門鏡で観察すると内痔核はあるが、はっきりとした出血はない。年齢から潰瘍性大腸炎などの疾患も否定しておかねばならないだろうと前処置をしないまま、大腸内視鏡をさせてもらって直腸内を観察した。血液の貯留はなく、粘膜もきれいで、大腸疾患からの出血ではないだろうと判断、まずは痔に対して坐薬を処方して様子をみることにした。終わったら、午後5時の診察終了時間を大きく過ぎていた。
  • 2017/7/13 9:00
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