AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

ペルー人男性59歳、昼前に来院。黒い便が出ていて、胃が痛いと訴える。いつから?と訊ねると2か月前からとのこと、「2か月もほおっておいたの?」とつい、聞いてしまった。本当に黒色便なら上部消化管からの出血を疑うべきで、それが2か月間も続いていたとなるというのも少々考えにくい。痛みの性状を訊ねてみた。空腹時と食後とどちらが痛いか?と訊ねると「空腹時」との返事、では食事をしたらどうなるの?と畳み掛けると「食べると痛みはよくなる」と言う。典型的には十二指腸潰瘍を疑うべきで、黒色便が本当だとすると、十二指腸潰瘍からの出血が2か月も続いていたということになる。まだ朝から何も食べていないというので内視鏡を施行しようと説得した。すでに12時を過ぎていてスタッフの休憩時間に入っていたので、午後の診療開始の2時まで「水はいいが、食べてはいけない」と説明し、一度帰ってもらった。約束通り、2時前に帰って来てくれた。すぐに内視鏡検査を施行。すると球部の小彎にul3、前壁にul2、さらに霜降り状の潰瘍が多数、痛かったはずだ。オメプラゾールとマルファを処方した。本当に2か月間、黒色便が続いていたのだろう。驚いた。驚いたことがもう一つ、近くの公立病院での外国人対応について・・・今は至近距離にある市の国際化協会が、4月から徒歩で15分か20分かかる別の市の建物に移転するそうで、曜日を決めてこの公立病院に派遣されていた英語やスペイン語の通訳サービスが廃止となり、「公立病院に必要に応じて呼ばれたら行く」ということになるそうだ。これって明らかにサービスダウンだろう。第一、必要が生じて呼ばれても15分か20分は患者も医師も待たねばならないし、通訳が終わって戻ったら、すぐにまた呼ばれるなんてことも十分ありえて、すなわち、これは現実には通訳サービスはやめますということに他ならない。現状、たしか水曜日にはスペイン語の通訳がいて、水曜はたくさんの南米からの日系人などが受診している。通訳がいなくなれば、医師も患者も困ることだろう。これってなんだか現在の世の流れに逆らっているような気がする。日本語がなんとかできる人はともかく、そうでない外国人は僕のクリニックにやってくるのではないか? 4月からが少し恐ろしい。
  • 2018/3/24 9:00
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ペルー人男性44歳、高血圧で通院中だが、きょうは発熱と咳、痰もあると来院。いつもの血圧測定を先に済ませてから、話を再度よく聞いたところ、悪寒もあったと言うのでインフルエンザの検査を行ったが、陰性だった。韓国人男性21歳、自分ではメンタルな問題とわかってしいるが、心配なのでできるだけの感染症の検査をしてほしいと訴える。感染症と言われてもやまほど感染症はあり、その全部を検査することなどできないし、できる範囲の検査と言われても、費用や時間など「雲をつかむような」要望なので、具体的にSTDの検査を希望しているのかどうか、訊ねてみた。最終的には即日検査可能な3つの検査を行い、いずれも陰性で帰って行った。きのうは県医師会の会長会の後、保土ヶ谷バイパスが混んでいるので、一般道を通って大和まで帰ってきたが、すでに午後8時を過ぎていて、疲労感が半端ではなく、乳がんの研究会はパスさせてもらい、途中で食事して、そのまま帰宅した。そしてきょうは昼休みと診療終了後に往診、午後7時から医師会の胃・大腸カンファレンス。きのう、きょう、あす、あさっての働き方をみていると働き方改革とやらからみると、最悪のブラックの働き方だろう。医師は僕のように卒後43年をすぎても、開業医であっても地域の医師会の勉強会、セミナー、研究会に出席して過去に学んだ知識を忘れぬように、新しい知識・知見を吸収するようにしなければならない。そうでないと「まともな」医師の道から振り落とされる。そういえば、昨日、県医師会の会長会で「2025(平成37年)に向けた改革」という雑誌をもらった。内容は診療報酬改定がメインであったが、救急医療や小児医療など今後の医療の課題への取り組みが詳しく描かれていた。残念ながらその中に外国人医療に関する記述は一言もなかった。
  • 2018/3/23 9:00
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一昨日書いたフィリピン人の件だが・・彼がクリニックを後にしてからフィリピン人のスタッフに何か、知らないかを訊ねてみた。すると彼のおばにあたるフィリピン人から某ビザとして認定されたけど、まだ正式に書類が来ないので働けないと聞いたと教えてくれた。しかし・・・このビザ、取得が極めてむずかしい。僕の知る限り、フィリピン人でこのビザを取得した人はいない。素直な感想だが、このフィリピン人の「おば」の話はどこかおかしいと思う。さきほども書いたが、このビザの取得は極めてむずかしく、僕の想像だが、「このビザの申請はしているが、許可になったかどうかの判定はまだ出ていない」ということではないかと思う。それなら判定までの期間は日本に滞在することはできる。しかし、それならこの「おば」というフィリピン人の国民健康保険に家族として入ることはできないはずだ。もしかして他人?なんてことも、つい考えてしまう。ミステリアス。タイ人女性62歳、発熱と体の痛みと悪寒と咳と痰、インフルエンザの検査を行ったが、陰性だった。この1週間ぐらい、下腹部の毛嚢炎から蜂窩織炎をおこし、化膿した部分は皮膚が一部欠損になっている日本人男性がいて、抗生物質の点滴中と包帯交換をしている。基礎疾患に糖尿病があるというので調べたら空腹時で血糖値が300を超えていて、専門医の受診は「お金がかかるからしていない」そうだ。この男性の直後にさきほどのタイ人女性がやってきた。この女性の診察が終わったころ、よくよく考えてみたら、彼女のタイ料理店を手伝っている体の大きな日本人男性がいて、それが彼だと気がついた。それでこの日本人男性は僕のところにやってきたのだろう。内縁の夫婦だというので、「奥さん」に糖尿病の状態があまりよくなく、すでに専門医への情報提供書を書いて渡してあることを話しておいた。
今日は午後5時から横浜で月に一回の県医師会会長会、さらに7時半から大和で乳がんの研究会があり、どうしても出席してほしいと言われているが、帰ってくるとぎりぎりだろう。こうして食事の時間もままならずに移動して会に出席するというのはそろそろ、負担に感じる。あすは夜、大和市の胃・大腸カンファレンス、あさって土曜の夕方は日本医師会代議員の関東甲信越ブロックの会議があり、そのまま会場の都内のホテルに宿泊して日曜は夕方まで日本医師会臨時代議員会。休みがない。
  • 2018/3/22 9:00
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初診のフィリピン人男性25歳、20歳のときからフィリピンで降圧剤を内服していたという。昨年の10月に来日、持ってきた薬もいよいよ底をつきそうになり、やってきたとのこと。フィリピンから持ってきた薬を見せてもらったら、アムロジピンの5mgだった。血圧を測定したところ、110/54とむしろ低い。20歳のころから内服していた理由は父方も母方も親戚中、高血圧の人が多く、当時、ときによっては130程度まで血圧が上がっていたからだと教えてくれた。初診で緊張しているはずなのに110/54ということは「いつも」はもっと低いにちがいないと推測し、「いつもの血圧はどう?」と訊ねると、「わからない」とのこと、血圧を計測したことがないそうだ。「ふらふらすることはない?」と訊ねると「ある」との返事、やはり血圧がもっと低下しているときがあるのだろう。医療費などいろいろなことを考えて、降圧剤を「ときどき」内服するという内服の仕方が発展途上国ではよく認められる。彼に毎日内服していたのか?と訊ねたら「首の後ろが痛い時だけ内服していた」という返事が返ってきた。血圧が上昇した時に首の後ろが張ったり、重く感じたりすることがあり、それを「想定」しての内服行動だろう。今まで開業してこういう内服の仕方はいやというほど見てきたので、僕にとっては驚きはない。彼には・・同じ薬を処方することは可能だが、それより本当に降圧剤の内服が必要なのかどうか、とりあえず、一週間、降圧剤を内服せずにすごし、安い血圧計でいいから購入して毎日血圧を計測してノートにつけて見せてほしいと頼んだところ、快諾してくれた。親戚に糖尿病の人もいるそうで、一週間後には朝、食べずに来てもらい、血糖値も含めた血液検査を行う旨も話しておいた。ちょっと気になったのは、彼がどういう資格で日本にやってきているかということだ。10月に初めて日本にやってきて、カルテではおばにあたるフィリピン人女性の国民健康保険に家族として入っている。ということは短期の滞在ではない。見たところ、学生でもないし、研修生でもないし・・・働いているようでもあるし、・・フィリピン人のこんな若い男性にそうそう簡単に3か月以上の長期滞在ビザが発行されるとは思えない。唯一考えられるのは親族訪問ビザだが・・それでは働けないはずだし、第一3か月を超えて滞在することはできないはず。なにかからくりがあるような気がしてならないが・・・
  • 2018/3/20 9:06
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17日はベトナム人スタッフが来てくれる土曜日、いつもにましてベトナム人が多かった。ベトナム人男性51歳、県央のA市からやってくる。日本語は少し不自由、高血圧と肝機能障害、肝機能障害の原因は「昔」のA型肝炎、すでに肝炎そのものは治癒していると思われるが、GOT、GPTが下がってこないので、肝庇護剤を使用してからデーターは改善している。ベトナム人男性83歳、前立腺肥大と過活動膀胱で拝見している。10年ほど前に風邪をひいたときに胸の音を聴かしてもらおうとシャツを挙げてもらって、前胸部の妙な皮膚病変に気がついた。本人は湿疹というのだが、そうも思えずに、皮膚科の専門医に診てもらったら皮膚がんだった。やはり体は触ったり、見たりしなくてはいけない。あのときにもし風邪薬を言われるままに処方することであの場を終えたらと思うと恐ろしい。同じベトナム人の奥様が認知症の症状が出て3年近くになる。ベトナム語しかわからない方で、それで本人も家族もディケアなど介護ケアを受けることなくいる。ご主人が「自分ひとりで面倒見ていて疲れた」とつぶやいたのが気になる。ベトナム人女性72歳、隣のA市に住んでいる。ベトナム人スタッフが来る日と気がついて特定健診を受けに突然やってきた。おかげで無事に済んだ。問診部分も書けた。ベトナム人男性51歳、精神疾患を抱えている。彼との付き合いももう20年近くにになる。すべてがマイペース、生活保護となっており、その継続のためにやってくるのかな?と思うこともある。ベトナム人女性52歳、高血圧で通院中、そして最後にベトナム人女性33歳、内痔核の再悪化、どうやら原因は便秘にあるようで、その処方も行った。
  • 2018/3/19 9:00
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フィリピン人男性62歳、小児科でアレルギーの治療を受けてから僕のほうにカルテがまわってきた。僕の苦手のアレルギーの分野など、小児科のほうが得意な場合はおとなでも小児科で診てもらっている。時間がないので、僕のほうは薬だけでいいという話、○○という薬だけいらないとスタッフが教えてくれた。しばらくして調剤薬局から電話があった。「○○だけいらない」のではなく、本人のまちがいで「○○だけ欲しかった」そうだ。外国人に日本語で説明してもらうとこういうことがおこりうるのだと思った。夕方になってタイ人女性54歳来院。しばらくタイに戻ってきたそうで、母親が住む東北タイの南部、シーサケット県に行き、それからバンコク、チェンマイで遊んできたそうだが・・・話してくれる目が真っ赤、話しているうちにまた手で目をこする。やめるように注意しても「だってかゆいし、痛い」からやめられないのだそうだ。花粉症だよと話すと、こんな時に日本に戻って来るんじゃなかったと話していた。夜は医師会主催で歯科医師会と薬剤師会と医師会の三師会の「介護と医療」に関する勉強会に出席、54人もの出席があった。6人ずつのテーブルに別れて、自由に話し合った。結論が出ないまでもいろいろな課題が出て、連携の一歩となると思う。大和市には人口の3%を超える外国人が住んでいる。彼らはもちろん僕のクリニックにやってくる人だけではない。いずれ、外国人患者について彼らがどのような経験をして、どのように悩んだことがあるのか、訊ねてみたい。
  • 2018/3/17 9:00
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アメリカ人女性56歳、精神疾患を抱えており、診察のたびに顔の表情が異なる。昨日は「薬だけ」と言うので、スタッフが本当に薬だけでいいのか?と確認したが、診察を受けたくはないということで処方だけ行った。だが、心配。何種類かの薬を処方しているのだが、ときにはあれとこれ、ときのはこっちとあっちというように求める薬がちがう。本人の希望通りに処方していれば「文句」も言われないので簡単といえばそうなのだが・・・それがそのときの彼女の状態にとっていいのかどうかの判断が僕にはつかない。こういう彼女の行動すべてが精神疾患によって左右されているようで、僕の悩みも深い。こういうことがすでに5年近くは続いている。ある意味、そんなに長く続いていて、本人がいま元気ならそれでいいということかもしれないが・・・不思議なことは僕のところで潰瘍性大腸炎の診断のもと、難病申請をして受理され、治療を行っていたこの女性とカンボジア人女性と日本人女性の3人が3人とも、次年度の難病申請を却下されてしまった。カンボジア人女性についてはすでに28年間も申請が受理されていて、日本人女性も10年以上、受理されていた。難病申請する医師の資格を更新する研修も日曜日に県医師会で受けていて、新たな申請番号も県からいただいているのに不可解極まりない。すると、今までの診断はまちがっていたというのか? 申請に必要な検査も例年同様に行ってきたのに・・・
  • 2018/3/16 9:00
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あっちもこっちも花粉症、外国人患者もすごく多い。そういう僕もきょうの朝は薬を内服しているのに目がかゆい。フィリピン人男性60歳、高血圧で降圧剤を処方、数か月前から+増毛剤であるフィナステリートを処方していたのだが・・・見た目にも効果があったのだが、EDになってしまったので中止したいとのこと。現在、このフィナステリートを処方している人は7人、増毛効果はすべての人に認められていて、副作用を訴える人はいなかったのだが・・はじめて彼に言われた。カンボジア人女性47歳、C型肝炎のキャリアでもある。血液検査ではα-プロテインも肝機能も正常範囲内だった。よかった。僕自身はカンボジア語は話せない。この女性はご主人が日本人なので日本語で話すのだが、ときどき肝心なところが通じない。彼女の出身地はタイとの国境の町で、タイ人相手に商売をしていたらしく、タイ語で話す方が通じる。昼休み少し前に知り合いから電話があった。カンボジア人の「おじいさん」のことで相談したいことがあるという。昼休みは次年度の大和市がん検診の説明会であいさつをしなければならないので、すぐに来てもらった。するとひとりの男性を連れて現れた。医療関係者ではない彼が何の用事かと思ったが、顔が広いのでその男性から相談されたらしい。要介護3になっているカンボジア人女性がいて、言葉も通じないし、どうしたらいいかということだった。いよいよ来たかと思った。この女性は70年代から日本政府が合法的に定住を前提に引き受けたインドシナ難民のひとりだ。カンボジア人であることを考えると、僕が嘱託医を引き受けていて今はなくなってしまったインドシナ難民大和定住促進センターに入所して日本語や日本の習慣など勉強・訓練していた可能性が高く、顔を見たら知っているかもしれない。あのときやってきた人の中にはすでに50台、60台の人もいて、認知症を発症していても不思議はない。僕のクリニックにもベトナム人女性で認知症の人がいる。言葉の関係で受けられるサービスもないし、行きたがらないからと介護の主治医意見書作成も最初は家族に断られた。それでも家族が支えきれなくなり、主治医意見書は書いたが、ディケアなどやはり受け入れどころがない。いろいろな集まりで、今後は外国人の認知症も増えるだろうから、対策を考えておくべきだと話したが、皆さん、特殊な例だとか極論に近いことと思われたようだが・・・インドシナ難民として日本政府に合法的に受け入れられた人々はベトナム人が8千人、カンボジアとラオスの人たちが約1200人ずつ、その1/3が神奈川県のこの県央地域に住んでいる。今から対策を考えておかないと近い将来、地域で大きな問題になると思う。
  • 2018/3/15 9:04
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「先生、来たぁ、ちゃんと歩いているし、麻痺なんかないよ」と看護師が驚いた表情で、さも不思議といわんばかりに微笑みながら、話しかけてきた。デスクに向かって仕事をしていて「何の話?」と訊ねると・・・先日、発熱した御嬢さんを連れて中国系カンボジア人の男性がやってきた。診察をしている最中に「うちのお母さんが脳卒中で倒れて半身が麻痺している。いま、○○病院に入院していて大変だ」と言うので、長く高血圧他で受診している彼の母親が倒れたのだと思いこんだ。今、70台の後半、たぶん27年近く拝見しているはずだ。最近やってきたときにもそのような気配は何もなく、血圧もキチンとコントロールされているし、心房細動などもなく・・・なぜ脳梗塞になったのか?といぶかしく思っていた。日本語が上手になったとはいえ、この日本で倒れてしまえば、その面倒を見るために一家が大変なことになることは目に見えていており、心配していた。それが・・・「せんせい、おはよう」とごく普通ににこにこして入ってきた。僕も一瞬、ポカーンとしてしまった。恐る恐る聞いたところ、倒れたのは彼女ではなく、発熱した御嬢さん、すなわち彼女の孫を連れてきた父親である男性の奥さん、彼女からみたら息子のお嫁さんであるということがわかった。「お母さん」の意味もむずかしい。彼は家では自分の奥さんを「お母さん」と呼んでいたのだろう。そのまま言われると、このように誤解してしまう。たしか、このお嫁さんはベトナム人で、まだ40台だ。彼女の話ではもともとベトナムの両親が高血圧で糖尿病、お嫁さん自身も高血圧で、病院に行くようにと話しても、行くことはなかったとのことだ。東南アジアではまだ若いのに、このように倒れて、人生の大きなハンディキャップを背負ってしまうケースが少なくない。医療に恵まれた日本にいても、故国の家族にお金を送るために、わが身を顧みずに働き続け、その結果、故国にお金を送り続けるどころか、日本での家族に大きな負担をかけるような状況になってしまう。なんとも残念だ。冒頭に書いた発熱の御嬢さんは先天性脳性まひ、そしてその母親が脳梗塞で半身麻痺、この家族の行く末が気になってしかたない。
  • 2018/3/13 9:03
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つい数日前のこと、受付の職員から「○○市の方から海外でうちのクリニックが詐欺に使われているって電話ですけど受けますか?」と連絡があった。怪しい電話かもしれないが、オレオレ詐欺ではなさそうだし・・・話の内容を聞いておこうかと受けた。穏やかな男性で、この方の親族がインドネシア旅行中に夜の繁華街で現地人?に話しかけられ、「自分の親族の女性が看護師で4月から日本の神奈川県の病院に研修に行く。だから日本について教えてあげてほしい」と言われ、当クリニックのホームページのコピーを見せられたそうだ。ついていったところ、トランプ賭博に誘われたそうだが、その方は看護師で日本に研修に行くという女性が日本語がまったくできないことを不審に思い、誘いを断ったそうだ。この件についてはもちろん当クリニックはまったく関係していない。どのようにして当クリニックを「探し出したのか?」「選び出したのか?」、そこが不明だ。海外でこのような、「自分の親族が日本に今度行くことになっている」→「だから家に来て日本について教えてあげてほしい」→「ついていくとお茶や酒がふるまわれ」→「そのうちにどこかのお金持ちという人物があらわれ、お金をかけてカードをしようといい」→「話しかけてきた男が、あの人は金持ちでカードが弱いからいっしょに少しカードゲームをしてお金を巻き上げてやろう」・・・というのは現地大使館のホームページにも載っている典型的な詐欺である。この手の詐欺は東南アジアで広く確認されており、始めると最初は勝ちますが、最後には大負けし、現金で支払えないとカードでの支払いを求められる。これっていくつかのバリエーションがあり、女性に話しかけられた場合は誘われてついていくと、なぜかお酒を出され、なぜか「マッサージをしてあげるから脱げ」と言われ、マッサージの間に共犯が、あるいはお酒に眠り薬を入れられて、寝ている間に持ち物を全部盗られて・・・というのも典型的だ。酒が出たり、マッサージをしてあげるから脱げなどと言われた時点でこりゃおかしいとどうして思わないのか、不思議でもある。この手の詐欺は東南アジアで広く確認されており、始めると最初は勝ちますが、最後には大負けし、怖い男たちが登場し、現金で支払えないとATMに連れて行かれ、カードでの支払いを求められるものなので、ぜひ気をつけてほしい。海外でこの手の輩に話しかけられた方が当クリニックのホームページを見てそれと気がつくように、ホームページにもアップした。
  • 2018/3/12 9:00
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