AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

2月10日の土曜日も僕と小児科で計20人の外国人患者。内訳はフィリピン人14人、ベトナム人3人、タイ人、ペルー人、ブラジル人各1人。これだけの外国人がやってくると確率的に「問題のある人」が一人ぐらいは含まれる。この日の「問題のある人」はフィリピン人60歳、もう26年ぐらい、なんだかんだでやってきていると思う。彼女が数か月おきにやってくるのは偏頭痛のためだ。わりと典型的な痛みで、トリプタン製剤がよく効くらしい。このトリプタン製剤は先発品の値段が高くて、当初は数個ずつの処方を求められた。その後一時、生活保護となっていたときには10錠ずつ処方をしてほしいと言われた。自費払いがないからこう言えたのだろう。そして日本人の旦那さんが亡くなった後、生活保護から脱却して国保へ。また数個ずつの処方を求められるようになった。そして10日の土曜日・・健康保険が社会保険に切り替わったけど、まだ保険証をもらっていないという。こういうケース、通常なら自費で一時払いをしてもらい、社会保険の保険証が確認できたら保険分を返金するという方法を取るべきと思うが、自費で一時払いのお金がないという。会社も休みで保険証の話が真実なのか否か、確認しようがない土曜日にやってくる人はある意味で危険だ。確認しようがないことを承知の上で来ている可能性が大だからだ。これは国保の場合も同じだ。土曜日は役所も休みだ。どうしていいのか、考えた。こちらが何か、ミスしたわけでもなく、悪いわけでもないのに、こういう問題を持ち込まれるのは愉快ではない。あまり多くはない事務の手を取られてしまう。とりあえず、彼女の場合は保険分だけをもらっておくよう指示した。過去の26年間の彼女を見ていての感想だが、人をだますとかそういう意志はないように思える。これに類したことは今回が初めてではない。毎回毎回、すべてが行き当たりばったり、要するにいいかげんなだけである。こちらがこんなに悩んだ結果の方針であることなど、考えてはくれないだろう。
  • 2018/2/13 9:00
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風邪やインフルエンザが多いせいか、このところ、小児科にやってくる外国人が多い。きのうは午前の途中から僕が外出したため、僕が診た外国人はフィリピン人女性50歳ただひとり。小児科は10人を超える外国人患者がいた。このフィリピン人女性、どこかで見たと思っていたら・・・数年前に日本人とのハーフの御嬢さんが体調不良で僕を訪ねてきたことがあった。腹痛と下痢がしばらく続いているそうで、話を聞いていて何かがあるなと思ったが・・・職場の同僚先輩との人間関係だった。来るたびに10分か15分か話して、薬を処方した覚えがある。母親の診察を終えて「今、御嬢さんの体調はどお?」と尋ねてみた。「もうなんでもなくて元気」なのだそうだ。聞いてこちらも安心した。
  • 2018/2/10 9:00
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フィリピン人男性25歳、軽度の発熱と体の痛み、咳があり来院。インフルエンザの予防接種はしていないという。B型インフルエンザならこの程度の発熱でもありうると説得して検査を行ったところ、まちがいなくB型だった。仕事は行ってもいいか?と尋ねるので、学校保健法に定められた休みのことを説明し、あとは職場と相談するようにと話した。ところで仕事は何?と尋ねたら、介護の研修生だそうだ。これは人手が足りないとしても行くのはまずいと思うが、どうしただろう? ガーナ人女性29歳、ひどい咳と痰、一週間前から続いているそうだ。発熱もあったらしいが、計測したことがないと。おまけは妊娠16週で、高血圧となり、降圧剤を内服していた。妊娠中毒症になりかねない方向だ。まずはインフルエンザの検査、陰性だったので、咳を止める薬と去痰剤だけを出した。問題がもう一つ、いっしょにやってきた3歳と5歳のお子さん二人、ちょっと目を離すと医療機器に触っているし、母親がすごい声で吠えるように叱っても、まったくめげない。こういうケース、日本人の母親たちはいっしょに待合室で待つのをいやがるのではないかと思った。
 きょうは読売医療功労賞の授賞式が12時から横浜の山下公園近くのホテルが行われ、行かねばならない。12時に遅れずに到着するには10時45分にはクリニックを出なければならない。1時半までなので、帰りも2時半ごろになってしまうだろう。僕は臨床医の本分は何?と訊ねられたら、迷わずに患者のために診察することと答える。賞をいただいたのに生意気なことを言うようだが、ホームページには掲示しておいたものの、高齢の方などは見ないだろう。窓口にやってきてしまった患者を尻目に出かけていくことは本当に忍びない。
  • 2018/2/9 9:00
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フィリピン人男性67歳、血圧が最近高くなって頭が痛いと来院。今までも降圧剤を処方しているのだが・・・計測すると156/102 、確かに高い。三剤がひとつになっている降圧剤を処方、様子をみることにした。昨日は都立病院国際化対応の講師として都立駒込病院の別館講堂で講演をさせていただいた。数日前より風邪をひき、おとといの診察終了後に某製薬会社の方が尋ねたいことがあるからと3人でいらっしゃった。普通に30分ほど話をして大和市市医師会の理事会へ。理事会の司会を行い、終了するころになり、声が出なくなってしまった。いやな予感がしたが、昨日の朝起きると声が出ない。これで夕方4時からの講演ができるのか?と自分でも不安になった。スキャットのような声しか出ない。このところ、ダイエットをしていたことも体力が落ちたことにつながっているのか?などと考え、昼ごはんは西日暮里の焼肉屋に行き、たっぷり食べた。でもやはり声は変わらない。会場に到着して担当の方にわけを話した。マイクを貸していただき、スキャットで話してみると、それなりに講堂内に聞こえたのでほっとした。無事に講演が終わった直後に質問を受け付けた。たったひとつ質問をしてくださった御嬢さんと講演会の後、お話しをしたところ・・・学生時代に僕のクリニックに連絡をくれて、何度も来てくれた同じ医学部の後輩の奥様だった。そういえば、彼から数か月前にメールが来て、「今度、東京都で話をするのですね、結婚したての妻が聴きに行きます」というような内容であったことを思い出した。奥様は事務職で彼の夢を応援したいそうだ。以前から彼は立派な医師になるだろうと思っていたが、この奥様の言葉を聞いて彼の結婚を心から祝福したい。
  • 2018/2/8 9:00
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午後になり、先日カンボジア人女性82歳を入院させていただいた民間病院の院長から電話がかかってきた。入院してからいろいろと調べたら肺炎だったそうなのだが・・・抗生剤の点滴を使って改善傾向にあったのだが、前日の夕方、突然亡くなったというのだ。あまりのことに驚いて言葉がなかった。詳しいことは主治医に電話をさせるので聞いてほしいとのことだった。2時間ぐらいしてから内科の主治医から電話があった。家人が帰ったあとで、カンボジア語がわかる人間がだれもいないので、はっきり何を言おうとしたのかはわからないが、どうやら胸を苦しがってその直後に亡くなったとのことだった。その前の血中酸素濃度も悪くなかったということなので、肺炎が原因なのではなく、心疾患、とくに心筋梗塞の可能性もあるとのことだった。この女性を30年以上、開業の前から拝見してきたので、うまく言葉が見つからない。ポルポト政権の大量虐殺に平穏な生活を奪われ、命からがら子供たちを連れてタイのカンボジア難民キャンプに逃れ、日本政府のインタビューを受けて、合法的に日本に受け入れられて、インドシナ難民大和定住促進センターに入所して以来の「つきあい」だった。政治がその人の人生をも決めるというのは本当だろう。ようやく平穏な日本で生活を始めてまもなく、ご主人が自殺してしまった。温厚でやさしそうでいつも微笑んでいるご主人で、その時もわが耳を疑った。きっと今頃、ご主人と天国から生まれ故郷の町を見ているだろうと思う。
  • 2018/2/6 9:07
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タイ人女性71歳、いつも高血圧の治療でやってくる。来るたびに「クン モウ」(タイ語で「お医者さん」)と言いながら、なにか作ってきたタイ料理をくださる。ネーンと呼ばれる豚肉のソーセージとか・・・今回はがさがさとかばんを開けてなにやら丸いものを取り出してきた。包装紙に包まれて中が見えないのだが、両手でいただいたときにけっこう熱く、液体だったので、スープと確信した。こういうビニールの袋につめてスープを持ち歩くのはタイではごく普通のことなのだが・・・日本で体験すると妙な気分。ちょっと患者の列が途切れた時に食べてみたのだが・・・おいしい。野菜と豚肉がたっぷり。幸せな気分を味わった。そのスープ、小ぶりのカップに取り分けたら働いているスタッフ全員に行き届いた。カンボジア人女性67歳、前回、内視鏡で逆流性食道炎と診断してオメプラゾール20ミリを就寝前に一回、処方したが・・・症状はまったく消え失せていた。続けてくれるようにその理論的な話を行った。インドネシア人男性25歳、市内に研修生でやってきているそうだが・・・比較的クリニックの近くにいるのだが、場所がわからずに1時間も探したという。どうやら他国での不安が身体的に現れているようだった。タイ人女性54歳、日本人のご主人がB型インフルエンザで、本人は2日前から中等度の発熱と咳、痰、体の痛みあり。検査の結果、同じB型インフルエンザだった。
  • 2018/2/5 9:00
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夕方になってから外国人がたくさんやってきた。フィリピン人女性33歳、少し離れたA市から来たという。車でも40分以上かかるはず。左の肩が痛いそうで、痛みの場所を触らせてもらったが、関節というより肩甲骨そのものという感じ。整形外科に行くようにと言おうとしたが、小児科にこどもを連れてきていることがわかり、断念、念のために胸部レントゲン写真を撮影してみたが、何も異常なく、とりあえず鎮痛剤でようすをみてもらうことにした。診療が終わる直前になってやってきたのがフィリピン人女性23歳、排便のたびに出血するという。詳細に尋ねてみた。するとティシューにも付くが、便にも付いているとのこと、これは肛門から極めて近いところからの出血で、年齢から考えたらがんは否定的で、痔核か痔裂だろうと推察した。いずれにしても肛門鏡と直腸肛門診を行わねばならないのだが、説明したあたりから困り果てた表情に・・・・恥ずかしくていやなのだそうだ。そうは言われてもやらなくては診断ができない。時間もないので、少しせかしてようやく「覚悟」してもらって行った。やはり痔裂のようだった。とくに直腸内の便が硬く、たぶん排便時に粘膜が切れてしまうのだろう。坐薬と緩下剤を処方した。なぜか、待合室で会計を待っている間、はしゃいでいたと後から聞いた。たぶん一番いやなことが終わったからだろう。
  • 2018/2/3 9:00
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フィリピン人の17歳の御嬢さん、前回の貧血の血液検査の結果を聞きにやってきた。やはり血性鉄も低く、不飽和鉄結合能は非常に高く、鉄欠乏性貧血でまちがいないと話した。造血剤を当分は内服してもらうことも理解してもらった。小学校の6年生で日本に来たと話していたが、たぶん両親がフィリピン人、母親だけが日本にやってきて、6年生のときに日本に呼ばれたということだろう。こういうケースはジャパユキさんのようなケースでない限りは、母親が単独で彼女の意志で日本に来られることはない。いずれにしても日本で新たに「結婚」してしばらくしてからフィリピンに置いてきた娘を呼び寄せることが多く、国際的重婚になっている場合も少なからずある。フィリピンに多いカソリックでは離婚は認められず、たとえ離婚しようとしても相手が逃げてどこかに行ってしまい、折衝できないことが多いからだ。同じく17歳のフィリピン人の御嬢さん、朝から体が痛くて高熱があると来院。A型インフルエンザだった。リレンザを処方、来年からは予防接種を受けておこうねと話した。数日前に時間が経過してからA型インフルエンザと診断したカンボジア人女性82歳、あの日もようやく立てる、そんな感じだったが、家人が後ろから抱きかかえないと立ってもいられない状況で食欲もないとのこと、インフルエンザで立てなくなったとは考えにくい気がする。いずれにしても全く食欲がないとのことで娘さんの家の近くの民間病院に電話、わけを話して入院させていただいた。
  • 2018/2/2 9:16
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この季節はインフルエンザに感染性腸炎に風邪が流行るため、日本人患者も多いが、外国人患者も同様に多い。外国人患者の数は1月25日木曜17人、26日金曜15人、27日土曜17人、29日月曜日25人、そして30日火曜日12人。30日は朝からフィリピン人のインフルエンザが続いた。もちろん家族ではない。インフルエンザに予防接種を受けたかどうかを訊ねてみると、会社で受けたという人が一人だけいた。やはり日本人に比較するとインフルエンザ ワクチンの接種率が低いという印象だ。診察も終わりに近づいたころ、ペルー人男性48歳来院。朝から発熱と激しい頭痛、インフルエンザ検査ではB型インフルエンザ陽性だった。雇い主が「厳しい、うるさい」のだそうだ。なんだかわかる気がする。フィリピン人やペルー人の多くの人を見ていると、全般的に言えることは・・なにか体調が悪くなるとかんたんに仕事を休んでしまうことだ。もちろん個々の人によっては違う人もいるだろうが・・・・こういう人を雇っていると、「すぐに休んでしまう」→ 「だから今回もその手の休みじゃないか?」と思ってしまうのだろう。診断書を書いてくれとよく頼まれるが、書くと診断書代をもらわなければならない。彼に限らないが、そこで「診断書じゃなければいけないの?電話じゃだめ?」と尋ねてみる。いいと言われると、患者の携帯から勤務先に電話をしてもらい、上司が出たところで僕が替わって、病気の状態について話す。するとほとんどのケースでは「わかりました、診断書はいらない」となるのだが・・・このケースでは電話の先の日本人は黙ったまま、ぶっきらぼうに「困ったな」を繰り返すだけ。こういうエキストラの「サービス」でぶっきらぼうにされるとこちらもあまり愉快ではなくなってくる。なにしろ、次の患者が待っているし・・・結果的には診断書を書かずに済んだ。
30日の読売新聞神奈川県版に読売医療功労賞の受賞の件が掲載されていたらしく、朝から県医師会関係の諸兄や日本人の患者からお祝いの電話をいただいた。暖かい励ましに、ありがたく思うしだいだ。
  • 2018/2/1 9:11
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ガーナ人女性35歳、降圧剤を内服してから1週間、この数日、腹痛とめまいがあるという。血圧はあまり下がっていない。咳もあり、この数日の件は呼吸器系と消化管へのウィルスの感染症ではないかと疑った。降圧剤を変更し、咳止め、消化吸収を助ける薬を処方してようすをみることにした。印象が暗い。メンタルな面でもなにかがあるのかもしれない。日本で何をしているのか、仕事を聞いてもみたいのだが、なかなか「なかに」入れてくれない雰囲気がある。午後になって高血圧で数年拝見しているガーナ人男性49歳来院、一通りの診療のあと、彼女の話をしてみたが、知らない人とのことだった。大和の北隣のS市にはたくさん住んでいるよとの話だった。フィリピン人の母親に呼ばれて来日し、高校生活を謳歌しているフィリピン人女性17歳、階段のあがりおりで動悸がすると来院。急いで末梢血を調べるとHbが8.8しかなかった。これでは息苦しくなるはず、鉄剤を処方したが・・・白血球数が12500と多い。血液像も調べることとした。ペルー人女性69歳、先週、憩室炎の疑いで抗生剤を点滴で落とした。痛みも軽減、白血球数もCRPも正常範囲となったので抗生剤の内服薬をあと4日処方して終わりとすると話した。高校生のお孫さんが「通訳」についてきたが、なんというか、はつらつとしていてかわいい。さきほどのフィリピン人の御嬢さんもそうだが、高校の制服に身を包んだふたりを見ていると、日本も変わっていくのだろうなと思った。フィリピン人女性31歳、38.5度の発熱と体の痛み、そして鼻水。小さいこどもが3人いて、いずれも風邪症状。小児科が混んでいて、こちらで行った母親のインフルエンザ検査の検査結果が最初に判明、A型陽性だった。ええっと叫び声をあげたが、一家でだれもインフルエンザの予防接種を受けていないとのこと。あの分では次々に罹患していくだろう。
  • 2018/1/30 9:06
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