AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

17日はベトナム人スタッフが来てくれる土曜日、いつもにましてベトナム人が多かった。ベトナム人男性51歳、県央のA市からやってくる。日本語は少し不自由、高血圧と肝機能障害、肝機能障害の原因は「昔」のA型肝炎、すでに肝炎そのものは治癒していると思われるが、GOT、GPTが下がってこないので、肝庇護剤を使用してからデーターは改善している。ベトナム人男性83歳、前立腺肥大と過活動膀胱で拝見している。10年ほど前に風邪をひいたときに胸の音を聴かしてもらおうとシャツを挙げてもらって、前胸部の妙な皮膚病変に気がついた。本人は湿疹というのだが、そうも思えずに、皮膚科の専門医に診てもらったら皮膚がんだった。やはり体は触ったり、見たりしなくてはいけない。あのときにもし風邪薬を言われるままに処方することであの場を終えたらと思うと恐ろしい。同じベトナム人の奥様が認知症の症状が出て3年近くになる。ベトナム語しかわからない方で、それで本人も家族もディケアなど介護ケアを受けることなくいる。ご主人が「自分ひとりで面倒見ていて疲れた」とつぶやいたのが気になる。ベトナム人女性72歳、隣のA市に住んでいる。ベトナム人スタッフが来る日と気がついて特定健診を受けに突然やってきた。おかげで無事に済んだ。問診部分も書けた。ベトナム人男性51歳、精神疾患を抱えている。彼との付き合いももう20年近くにになる。すべてがマイペース、生活保護となっており、その継続のためにやってくるのかな?と思うこともある。ベトナム人女性52歳、高血圧で通院中、そして最後にベトナム人女性33歳、内痔核の再悪化、どうやら原因は便秘にあるようで、その処方も行った。
  • 2018/3/19 9:00
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フィリピン人男性62歳、小児科でアレルギーの治療を受けてから僕のほうにカルテがまわってきた。僕の苦手のアレルギーの分野など、小児科のほうが得意な場合はおとなでも小児科で診てもらっている。時間がないので、僕のほうは薬だけでいいという話、○○という薬だけいらないとスタッフが教えてくれた。しばらくして調剤薬局から電話があった。「○○だけいらない」のではなく、本人のまちがいで「○○だけ欲しかった」そうだ。外国人に日本語で説明してもらうとこういうことがおこりうるのだと思った。夕方になってタイ人女性54歳来院。しばらくタイに戻ってきたそうで、母親が住む東北タイの南部、シーサケット県に行き、それからバンコク、チェンマイで遊んできたそうだが・・・話してくれる目が真っ赤、話しているうちにまた手で目をこする。やめるように注意しても「だってかゆいし、痛い」からやめられないのだそうだ。花粉症だよと話すと、こんな時に日本に戻って来るんじゃなかったと話していた。夜は医師会主催で歯科医師会と薬剤師会と医師会の三師会の「介護と医療」に関する勉強会に出席、54人もの出席があった。6人ずつのテーブルに別れて、自由に話し合った。結論が出ないまでもいろいろな課題が出て、連携の一歩となると思う。大和市には人口の3%を超える外国人が住んでいる。彼らはもちろん僕のクリニックにやってくる人だけではない。いずれ、外国人患者について彼らがどのような経験をして、どのように悩んだことがあるのか、訊ねてみたい。
  • 2018/3/17 9:00
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アメリカ人女性56歳、精神疾患を抱えており、診察のたびに顔の表情が異なる。昨日は「薬だけ」と言うので、スタッフが本当に薬だけでいいのか?と確認したが、診察を受けたくはないということで処方だけ行った。だが、心配。何種類かの薬を処方しているのだが、ときにはあれとこれ、ときのはこっちとあっちというように求める薬がちがう。本人の希望通りに処方していれば「文句」も言われないので簡単といえばそうなのだが・・・それがそのときの彼女の状態にとっていいのかどうかの判断が僕にはつかない。こういう彼女の行動すべてが精神疾患によって左右されているようで、僕の悩みも深い。こういうことがすでに5年近くは続いている。ある意味、そんなに長く続いていて、本人がいま元気ならそれでいいということかもしれないが・・・不思議なことは僕のところで潰瘍性大腸炎の診断のもと、難病申請をして受理され、治療を行っていたこの女性とカンボジア人女性と日本人女性の3人が3人とも、次年度の難病申請を却下されてしまった。カンボジア人女性についてはすでに28年間も申請が受理されていて、日本人女性も10年以上、受理されていた。難病申請する医師の資格を更新する研修も日曜日に県医師会で受けていて、新たな申請番号も県からいただいているのに不可解極まりない。すると、今までの診断はまちがっていたというのか? 申請に必要な検査も例年同様に行ってきたのに・・・
  • 2018/3/16 9:00
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あっちもこっちも花粉症、外国人患者もすごく多い。そういう僕もきょうの朝は薬を内服しているのに目がかゆい。フィリピン人男性60歳、高血圧で降圧剤を処方、数か月前から+増毛剤であるフィナステリートを処方していたのだが・・・見た目にも効果があったのだが、EDになってしまったので中止したいとのこと。現在、このフィナステリートを処方している人は7人、増毛効果はすべての人に認められていて、副作用を訴える人はいなかったのだが・・はじめて彼に言われた。カンボジア人女性47歳、C型肝炎のキャリアでもある。血液検査ではα-プロテインも肝機能も正常範囲内だった。よかった。僕自身はカンボジア語は話せない。この女性はご主人が日本人なので日本語で話すのだが、ときどき肝心なところが通じない。彼女の出身地はタイとの国境の町で、タイ人相手に商売をしていたらしく、タイ語で話す方が通じる。昼休み少し前に知り合いから電話があった。カンボジア人の「おじいさん」のことで相談したいことがあるという。昼休みは次年度の大和市がん検診の説明会であいさつをしなければならないので、すぐに来てもらった。するとひとりの男性を連れて現れた。医療関係者ではない彼が何の用事かと思ったが、顔が広いのでその男性から相談されたらしい。要介護3になっているカンボジア人女性がいて、言葉も通じないし、どうしたらいいかということだった。いよいよ来たかと思った。この女性は70年代から日本政府が合法的に定住を前提に引き受けたインドシナ難民のひとりだ。カンボジア人であることを考えると、僕が嘱託医を引き受けていて今はなくなってしまったインドシナ難民大和定住促進センターに入所して日本語や日本の習慣など勉強・訓練していた可能性が高く、顔を見たら知っているかもしれない。あのときやってきた人の中にはすでに50台、60台の人もいて、認知症を発症していても不思議はない。僕のクリニックにもベトナム人女性で認知症の人がいる。言葉の関係で受けられるサービスもないし、行きたがらないからと介護の主治医意見書作成も最初は家族に断られた。それでも家族が支えきれなくなり、主治医意見書は書いたが、ディケアなどやはり受け入れどころがない。いろいろな集まりで、今後は外国人の認知症も増えるだろうから、対策を考えておくべきだと話したが、皆さん、特殊な例だとか極論に近いことと思われたようだが・・・インドシナ難民として日本政府に合法的に受け入れられた人々はベトナム人が8千人、カンボジアとラオスの人たちが約1200人ずつ、その1/3が神奈川県のこの県央地域に住んでいる。今から対策を考えておかないと近い将来、地域で大きな問題になると思う。
  • 2018/3/15 9:04
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「先生、来たぁ、ちゃんと歩いているし、麻痺なんかないよ」と看護師が驚いた表情で、さも不思議といわんばかりに微笑みながら、話しかけてきた。デスクに向かって仕事をしていて「何の話?」と訊ねると・・・先日、発熱した御嬢さんを連れて中国系カンボジア人の男性がやってきた。診察をしている最中に「うちのお母さんが脳卒中で倒れて半身が麻痺している。いま、○○病院に入院していて大変だ」と言うので、長く高血圧他で受診している彼の母親が倒れたのだと思いこんだ。今、70台の後半、たぶん27年近く拝見しているはずだ。最近やってきたときにもそのような気配は何もなく、血圧もキチンとコントロールされているし、心房細動などもなく・・・なぜ脳梗塞になったのか?といぶかしく思っていた。日本語が上手になったとはいえ、この日本で倒れてしまえば、その面倒を見るために一家が大変なことになることは目に見えていており、心配していた。それが・・・「せんせい、おはよう」とごく普通ににこにこして入ってきた。僕も一瞬、ポカーンとしてしまった。恐る恐る聞いたところ、倒れたのは彼女ではなく、発熱した御嬢さん、すなわち彼女の孫を連れてきた父親である男性の奥さん、彼女からみたら息子のお嫁さんであるということがわかった。「お母さん」の意味もむずかしい。彼は家では自分の奥さんを「お母さん」と呼んでいたのだろう。そのまま言われると、このように誤解してしまう。たしか、このお嫁さんはベトナム人で、まだ40台だ。彼女の話ではもともとベトナムの両親が高血圧で糖尿病、お嫁さん自身も高血圧で、病院に行くようにと話しても、行くことはなかったとのことだ。東南アジアではまだ若いのに、このように倒れて、人生の大きなハンディキャップを背負ってしまうケースが少なくない。医療に恵まれた日本にいても、故国の家族にお金を送るために、わが身を顧みずに働き続け、その結果、故国にお金を送り続けるどころか、日本での家族に大きな負担をかけるような状況になってしまう。なんとも残念だ。冒頭に書いた発熱の御嬢さんは先天性脳性まひ、そしてその母親が脳梗塞で半身麻痺、この家族の行く末が気になってしかたない。
  • 2018/3/13 9:03
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つい数日前のこと、受付の職員から「○○市の方から海外でうちのクリニックが詐欺に使われているって電話ですけど受けますか?」と連絡があった。怪しい電話かもしれないが、オレオレ詐欺ではなさそうだし・・・話の内容を聞いておこうかと受けた。穏やかな男性で、この方の親族がインドネシア旅行中に夜の繁華街で現地人?に話しかけられ、「自分の親族の女性が看護師で4月から日本の神奈川県の病院に研修に行く。だから日本について教えてあげてほしい」と言われ、当クリニックのホームページのコピーを見せられたそうだ。ついていったところ、トランプ賭博に誘われたそうだが、その方は看護師で日本に研修に行くという女性が日本語がまったくできないことを不審に思い、誘いを断ったそうだ。この件についてはもちろん当クリニックはまったく関係していない。どのようにして当クリニックを「探し出したのか?」「選び出したのか?」、そこが不明だ。海外でこのような、「自分の親族が日本に今度行くことになっている」→「だから家に来て日本について教えてあげてほしい」→「ついていくとお茶や酒がふるまわれ」→「そのうちにどこかのお金持ちという人物があらわれ、お金をかけてカードをしようといい」→「話しかけてきた男が、あの人は金持ちでカードが弱いからいっしょに少しカードゲームをしてお金を巻き上げてやろう」・・・というのは現地大使館のホームページにも載っている典型的な詐欺である。この手の詐欺は東南アジアで広く確認されており、始めると最初は勝ちますが、最後には大負けし、現金で支払えないとカードでの支払いを求められる。これっていくつかのバリエーションがあり、女性に話しかけられた場合は誘われてついていくと、なぜかお酒を出され、なぜか「マッサージをしてあげるから脱げ」と言われ、マッサージの間に共犯が、あるいはお酒に眠り薬を入れられて、寝ている間に持ち物を全部盗られて・・・というのも典型的だ。酒が出たり、マッサージをしてあげるから脱げなどと言われた時点でこりゃおかしいとどうして思わないのか、不思議でもある。この手の詐欺は東南アジアで広く確認されており、始めると最初は勝ちますが、最後には大負けし、怖い男たちが登場し、現金で支払えないとATMに連れて行かれ、カードでの支払いを求められるものなので、ぜひ気をつけてほしい。海外でこの手の輩に話しかけられた方が当クリニックのホームページを見てそれと気がつくように、ホームページにもアップした。
  • 2018/3/12 9:00
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昨日、昼休みに近くの独居の高齢者の方を往診。いわゆる在宅医療だ。帰りに昼ごはんを買おうとスーパーに寄った。食料品のところをうろうろ、フィリピン人の患者二人に出会った。こちらは手には昼ごはんにと狙いを定めた商品を持っていて、こういうのって恥ずかしい。二言三言言葉を交わしてレジへ。会計を済ませて外に出ようとすると、目の前にドイツ人の患者がベビーカーを押している。こんにちはと言いつつ、ベヒーカーを覗くとお嬢ちゃんが両手でバンを持っておいしそうに食べていた。別れた直後に後ろから「こばやしせんせい」と母親に呼び止められた。花粉症がひどくて僕のクリニックで薬を出してもらえるかどうか?という相談。日本は本当に変った。スーパーに行ってもお弁当屋さんに行っても、どこに行っても外国人の店員がいることに誰もが驚かなくなっている。それなのに、あらゆる分野で日本語がうまく理解できない人たちを支えるしくみができていないような気がする。医療もその一分野だろう。
  • 2018/3/10 9:00
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フィリピン人スタッフが休暇を取っている影響が昨日は現れたと思う。いつもは毎日一人は「必ず」いるはずのフィリピン人患者がゼロ、そして夕方の診療終了時間に気がつけば、僕が一日診た外国人患者はゼロ、そして小児科を受診した外国人患者はペルー人とカンボジア人のわずかに二人だった。毎年、台風直撃の日など、こういう極端に外国人患者が少ない日があるが・・・久しぶりすぎる。ということは来週の月曜日、フィリピン人スタッフの休暇があけると、どういうことになるのか、そちらの方が心配になってきた。
  • 2018/3/9 9:00
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九州の某県の国際交流協会の方が医療通訳のことで午前中半日の見学にいらっしゃった。数年前にこの国際交流協会主催の講演会で講演させていただいたためのご縁で連絡をいただいたものだ。いつも、このようにどなたかが見学にいらっしゃる日にはあまり外国人がやってこないというジンクスみたいものがあって・・・平日にいらっしゃるのが多いのもその一因かとは思っていたが・・・このところ、平日、週末問わず、外国人患者が多く、あまり心配はしていなかった。ところが・・・フィリピン人スタッフが久しぶりに家族と里帰りすることは聞いてはいたが、「いつ」とは聞いていなかった。月曜の診療終了のころに「じゃ、せんせい、すみませんが、日曜まで行ってきます」と言われ、呆然。いつも来てくれるフィリピン人患者には手回しよく、自分がいない間は緊急時以外、来ないようにと話してあると教えてくれた。これでますます呆然。火曜の朝、見学の方がいらっしゃったときにこの話をして詫びた。心配していたが、診察が始まったら、午前中に僕のほうだけでフィリピン人3人、韓国人1日の受診、小児科にもフィリピン人の受診があってほっとした。フィリピン人スタッフには早く帰ってきてほしい。
  • 2018/3/8 9:06
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朝からカンボジア人女性、カンボジア人男性、ポーランド人男性と続いた。この中には横浜の保土ヶ谷区からやってくる人もいて、こんな遠方までと気の毒に思ってしまう。午後になりフィリピン人女性54歳来院。先週の金曜日、県医師会の経理常任委員会で午後を休診とさせてもらったときにやってきたそうで、内容はフィリピン人スタッフから聞いていた。フィリピンで抜歯してもらったところが痛く、近くの公立病院の口腔外科に診てもらったところ、神経が残っているそうで、その神経を抜く作業をするために事前の検査として血圧を計測したら190/110だったとのこと。日頃、僕のところで降圧剤を処方されているというので、もっとコントロールをしてほしいとの歯科医からの文書を持ってきた、それが金曜日。もともといい加減な彼女、内視鏡検査の予約を黙って来ないときもあるし、降圧剤の内服の仕方もいいかげん、血圧を測定すると132/80ぐらい、不思議に思って訊ねたら、この3日間は余っていた降圧剤を内服していたのだそうだ。血圧についてはきちんと処方通りに内服しなかったのがいけなかったのだろうと「お小言」を言った。そのときに彼女の左太腿に大きな皮下血腫があるのに気がついた。ご主人が暴力をふるうとは以前に彼女から聞いていたので、これもご主人に?と尋ねたらそうだとのこと、何かを投げつけられたのだそうだ。たまたま娘さんが小児科に来ていたので、彼女には外来に待っていてもらって、この娘さんに事情を聞いてみた。すると・・・・何をやってもいいかげん、近くの公立病院の口腔外科に行った時も予約時間をはるかにすぎてから到着、診察を一番後回しにされて、文句を言って、病院側から反論されたそうだ。日頃からいい加減さに怒っていたご主人の堪忍袋の緒が切れて、近くにあった缶を投げつけたら、たまたま大腿にあたってしまったのだそうで、ご主人の「暴力」にも理由があったわけだ。ご主人にしてみたら、日頃の彼女の行動からは日本の中では受け入れられないと判断したのだろう、その通りだと思う。娘さんはそのあたりのことを冷静に判断しているようだ。困ったことに当の本人には反省の色が全くない。
  • 2018/3/6 9:00
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