AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

ベトナム人女性44歳、いろいろとエピソードのある女性なのだが・・・もともとの片頭痛に加え、11月から高血圧もあって降圧剤の使用を開始したのだが・・・午前中、あまり混んでいない時間にやってきた。なのに診察はいらないから片頭痛の薬だけほしいと言う。とっくに降圧剤も内服し終わっているはずなのだが・・・血圧も計測させてくれない。こういう人にはどう対処していいのか、判断に迷う。ただ本人がいやだということはしても意味がない。けっきょく片頭痛の薬だけ処方した。昨日は都立病院国際化研修の講師を仰せつかり、多摩総合医療センターまで行ってきた。開業するとなかなか大きな病院の中に入る機会がない。早い時間に到着して、しばらく中を歩いてみたが、しゃれたつくりで、昔の「病院」というイメージがあまりなかった。そして、うれしいニュースがひとつ。秋ごろだったか、AMDA国際医療情報センターに外国人医療のことで問い合わせしてきた九州の女子高生がいた。質問に答えるために僕が対応したが、この女性から医学部に合格したとメールで連絡があった。あのころに3回程度、メールでやりとりしただけだったので、一瞬、だれだかわからなかったが・・僕にまで連絡をくれるとは・・きっとうれしかったにちがいない。
  • 2017/2/9 9:00
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ペルー人女性68歳、高血圧で拝見しているのだが、この2週間ほど、血圧が高いと来院。夏の終わりごろ、当時の降圧剤で血圧が低くなりすぎるというので、降圧剤を変更、少し「軽め」にしたが、寒い季節、また血圧がアップしたのだろう。元の処方に戻した。ペルー人男性42歳、4日の土曜日に雇用の際の健診で来院。血液検査の結果が戻ってくるのが6日月曜の昼休みなので、午後になれば書類はできあがっているからそれ以後に取りに来てねと話したはずなのに・・・午前中ににこにこしながら取りに来た。やむをえず、検査会社に問い合わせしてファックスで結果を送ってもらい、その場で記入しながら説明し、念のためにコピーを保存し、受付で手渡した。タイ人女性60歳、一週間前にめまいと頭痛で来院。血圧が180を超えていた。処方した薬を内服して一週間、めまいは消失し、血圧は130/78と降下していた。よかった。約束通り食事をしないで来てくれたので肝機能、腎機能、コレステロール、中性脂肪などを採血。フィリピン人女性48歳、大腸の憩室炎を疑って抗生剤の点滴を2日間行って日曜は内服してもらった。白血球数は8000台まで低下、仕事場に診断書を書いた。昼休みに仕事場の日本人から病状問い合わせの電話あり、本人の許可をもらっていたので、9日まで休むように診断書に書いたことを話した。フィリピン人女性46歳、左の頸部にしこりあり。場所的には顎下腺のあたりなのだが・・・エコー検査では嚢胞状に見える。経過をみていたが、先週より腫れはひいてきていて、痛みも低下しているというので様子をみることにしたが、いまいち、腑におちない。白血球数もCRPも正常範囲内というのに念のために処方した抗生剤に反応しているようだ。腑に落ちないと僕が思っていることが本人の不安に拍車をかけているようだ。
  • 2017/2/7 8:58
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ここ数日、患者数も落ち着いていて、午後は余裕さえあったのに・・・4日の土曜日は僕のほうと小児科合わせて4時間で98人の患者数、そして外国人が21人。1時に締め切って終わったのが1時40分ごろ。ペルー人女性20歳、2週間前に空腹時の心窩部痛でオメプラゾールを処方したのだが・・あまり効果がないとやってきた。驚いたことに「きょう内視鏡検査を予約してあるから食べてない」と言うのだが、予約はしていない。僕が話したのは、「もし検査するとなると内視鏡検査だろう、検査したいと思ったら電話でもいいから予約してね」ということなのだが・・・でも本人が食べてきていないわけだし・・・少し待つけど、きょうやりますと話して、この混雑の中、1時間ほど待ってもらってから内視鏡検査を施行した。驚いたことに20歳で、「立派に」食道裂孔ヘルニアがあった。マルファを処方してみたが・・・終了して画像を説明している最中に「そういえば、前回の妊娠の時にもこんな感じだった」と話すのでびっくり。前回の生理はいつもとちがって短く、量も少なかったらしく、あわてて尿で妊娠反応を見たが、陰性だった。前日から大腸憩室炎の疑いで抗生物質の点滴を行ったフィリピン人女性、痛みは軽減していた。とりあえず、抗生物質の点滴を行った。フィリピン女性39歳、この忙しい日に予約なく雇用のための健診希望。やむをえないので受けたが・・・採血しようとすると泣き出していやいやを始めた。こういう例はなぜかフィリピン人女性に極めて多い。針を刺した途端に腕を引き抜かれて大出血したことも過去には何回かあるので、スタッフ数人で肩を抱いて励ましたり、腕を抑えたりして無事に終了した。ケニア人男性29歳、北隣のS市に住む留学生だそうで、八頭身でスリム、鼻が高く、ちょっと劣等感を抱かされた。日本にやってきて2か月、昨日から頭が痛いと・・・そうと返事しながら手を額にあてると熱い。37.4度、きのうの夜は体が熱かったと言う。咳も少しあり、インフルエンザのチェックを行ったらA型インフルエンザ、タミフル等処方して、大学の連絡のために簡単な報告書を書き、連絡して休むように話した。けっきょくフィリピン人12人、ペルー人2人、ドミニカ人2人、ベトナム人2人、タイ人、ケニア人、パラグァイ人1人ずつ。日本人もインフルエンザ多し。
  • 2017/2/6 9:00
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2日の夕方に支援者に連れられてやってきたカンボジアのお坊様、39度を超える発熱だったので、昨日はどうか?と心配したが、やってこなかった。よくなっていてくれたらいいのだが・・・心の片隅にひっかかる。フィリピン人女性49歳、日頃、陽気な彼女だが、うなだれて神妙な顔でやってきた。僕が休診している水曜に血圧が190/108になり、近くの医療機関で降圧剤をもらったと。内服を続けて血圧も安定、このまま続けたらと思っていたが、お金のこともあるのだろう、「よくなったので一度やめてみたい」と言ったのが12月、はじめはだめと言ってみたが、お金が目的でだめと言っているのだろうと思われるのもいやで、じゃそうしようねと妥協したのだが、やはりこういう結果に終わった。しばらくは言うことを聞いて内服してくれるだろう。フィリピン人女性48歳の女性、数日前から腹痛があるとのこと。発熱はないが、たしかに下腹部を押すと痛がる。過去に急性虫垂炎と帝王切開が2回、吐き気も下痢もない。腹部レントゲン写真でニボーなどイレウスを疑わせる所見もなし。採血もしてみたところ、白血球数が1万1500、CRPも1.7 と上昇している。発熱はないがどこから細菌感染があるということだろうと推察、抗生剤を点滴で使用、今日の土曜も来てくれるように話した。憩室炎なども考えなければいけないだろう。ペルー人女性、吐き気と腹痛と下痢、典型的な感染性腸炎だ。タイ人女性46歳、高血圧でフォロー中、タイ語で新年のあいさつを交わした。きょうは2月4日、まだ寒い。一か月後には少しは暖かくなってくれているだろうか。冬は大嫌い。こんな寒さ嫌いで北海道に住んでいたころ、どうやって学校に通っていたのか、考えてみると不思議。
  • 2017/2/4 21:00
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きのうは夕方の4時までは順調に診察していたのだが・・・4時を回ったころに日本人男性の背部の感染性アテロームに切開を加え、膿を出して診察室に戻ろうとしたら、待合室に特徴あるカーキ色の衣装が見えた。診察室の上にはカルテが3枚。最初は数日前に努めているクリーニング屋で仕事中に蒸気で左手の指数本をやけどしたペルー人女性、包帯交換に呼び入れたが、エキザルベの塗布を続けてきてよくなっていた。エキザルベを塗布してこれで終わりと告げた。ドミニカの7歳の女の子、学校の帰りに転倒して鼻根部に擦過傷があるのだが・・・どう見ても「さっき」怪我したとは思えない。1日は経過していると外科医の目では思うのだが・・「今、怪我した」と繰り返すので、そのまま受け入れた。3枚目は先に述べたカーキ色の僧侶服を着たカンボジア人のお坊様。3日前に咳と感染性腸炎の症状でやってきて処方したのだが・・・39度台の発熱、ひどい下痢、脱水症状が強くふらふらしている。診察終了時間は5時なのだが、やむをえず、点滴を行った。針刺しして採血して白血球数、CRP定量の検査を行なったが、血液は「煮詰まって」おり、CRPは9を超えていた。ひどい脱水なので点滴を2本1000 CCとした。細菌感染も考えるべきなので抗生剤も内服投与した。これでよくなってくれたらいいが。お坊様に付いてきたのは見たことがないカンボジア人の女性と男性。女性の話では3日前にクリニックにお坊様を連れてきたカンボジア人女性とどこかで出会ったら、お坊様が具合が悪いのでクリニックに連れて行ってあげてくれと言われ、連れてきたとのことだった。男性は彼らのコミュニティのまとめ役と感じた。聞くと難民として日本政府に受け入れられ、インドシナ難民大和定住促進センターに入所したのが84年とのことだった。87年からはこのセンターの嘱託医は僕だった。その前の嘱託医は僕の上司の一人で、きっと僕もこの二人をどこかで見ていると思うのだが、全く記憶にはなかった。女性は隣のF市から、男性は隣のY市から、患者は隣のA市からやってきている。女性から「こんなクリニックがあるとは知らなかった」と言われた。お坊様、早くよくなってほしい。
  • 2017/2/3 9:00
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オーストラリア人男性40歳、左ほほになにやらできていると来院。単なるいぼと診断したが、治療については皮膚科を紹介した。液体窒素を使うとしても、手術と判断しても、美容上の問題もあり、難しい場所だと思う。専門医を紹介すると言うと、やけにすなおに「すぐに行きます」と答えてくれたが・・・あとでよくよく考えると・・・たしかオーストラリアではなにか皮膚に変化がおこると皮膚がんではないかと疑えと学校教育の中にもあると聞いたのを思い出した。オゾン層の破壊のためか、あるいはアングロサクソン系の人の中にもともと皮膚がんが多いためのか・・たぶん皮膚がんの可能性を考えたからこそ、すぐに行くと返事をしてくれたのだろう。でもあれは単純ないぼであってがんではないと思う。大人のほうは少しインフルエンザも収まって来たのか、31日はわりと時間を持て余す一日だった。この時期珍しい。月末の診療が終わってから職員はレセプトの打ち出し作業、打ち出さなくてもいいのだが、パソコンでダブル・チェックもできず、僕は打ち出してもらっている。レセプトのはできあがった順番にチェック、こんなにしっかり見ているつもりでも、病名の抜けなどが数件あった。
  • 2017/2/2 9:17
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朝早くガーナ人男性34歳、激しい頭痛に襲われたとのこと、吐き気があって視野が狭くなり、ちらちらしているうちに激しい頭痛がやってきたらしい。よく聞くと、これが初めてなのではなく、20台よりときどきあるのだと教えてくれた。典型的な片頭痛と診断し、トリプタン製剤を処方した。こういう頭痛が来た時に、いつもはどういうタイミングで鎮痛剤を内服しているのか?と尋ねると、がまんができなくなったときと答えたので、トリプタン製剤はできるだけ早く内服するように、激しい頭痛が来た後に内服しても効果がないことを話しておいた。片頭痛がやっかいなのは発作が終わってしまうと「普通」の状態になるために、仮病とまちがわれることだ。彼も職場でそう思われているらしく、職場の上司に簡単に手紙を書いておいた。31歳のカンボジアのお坊様、39度の発熱が昨日より続き、カンボジア人の支援者が連れてきた。観光ビザでやってきたということだが、たぶん、観光ではなく、このあたりに住んでいるカンボジア難民出身者が法事でカンボジアから呼んだのだろう。インフルエンザ検査を行ったところ、結果は陰性、上気道炎と考えて、内服薬を処方した。連れてきたカンボジア人が、「観光ビザで日本の保険がない」と言うので、ジェネリックを処方し、少しでも安価に終わるように工夫した。待合室のカーキ色の僧侶の服装に、日本人患者も目を奪われていたようだ。
  • 2017/1/31 9:14
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ベトナム人女性67歳、2週間前にやってきたときは体が熱い、胸が熱いと訴えていたので、内視鏡検査も施行して逆流性食道炎と診断してオメプラゾール20ミリを就寝前に1日1回内服してもらったのだが・・・今度は「もらった薬を飲むと体が冷たくなる」と訴える。逆流性食道炎によると考えた「熱さ」が消失して、寒さと感じたのか? なんだかよくわからない。ただオメプラゾールを止めてしまうとまたもや「熱さ」を訴えるのではないかと推察し、オメプラゾールの10ミリに変更してみた。フィリピン人48歳、1年前までは高血圧で受診していたが、いつのまにか来なくなっていた。会社の検診で高脂血症と高血圧を指摘されて来院。180/120、よくよく見るとこの会社の検診、昨年の9月に行われたもので、しばらく放置していたら、会社からどうしたのか?と何度も催促されてやってきたらしいとわかった。再度、降圧剤を処方。一週間後に血圧を測定させてもらうこととした。隣のF市に住むアルゼンチンの男性59歳、A型インフルエンザ陽性、とてもつらそうだった。薬の内服の仕方をスペイン語で説明しただけで喜んでくれた。土曜は診療を終えてからクリニックに閉じこもってある雑誌社から依頼された原稿を書いた。昨日の日曜も昼から夜にかけて原稿書き、おかげで連載の2回分がおおよそ書きあがった。
  • 2017/1/30 9:00
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アメリカ人の御嬢さん20歳、来日して2か月と2週間、初診でやってきた2週間前は腹痛と軟便で過敏性腸症候群と考えてトリメブチンを処方したが、1日3回処方通りに内服すると便秘になるので1日1回しか内服していないという。腹痛のほうは少しよくなった程度だそうだ。ほかに腰痛と背部痛があり、米国では早朝の空腹時痛みがあってオメプラゾールを処方されている。本来はすべての症状をひとつの疾患で説明できればベストなのだが・・・空腹時痛をきたすような疾患、たとえば十二指腸潰瘍では軟便になることはないし、過敏性腸症候群なら食後の痛みのほうを訴えるはずで・・一つの疾患で説明するのはむずかしい。さらにオメプラゾールを一日20ミリを朝夕、内服しているというのに空腹時痛は消失していない。すごく太っている彼女の体型も気になるが、なにより来日直前から症状の出現は日本に行く不安、日本での仕事の内容に対する不安などメンタリティの不安につながり、それが過敏性腸症候群を悪くしているような気がする。いずれにしても上部消化管内視鏡検査とCT検査が必要ではないかと思ったが、検査を受けるか帰国をさせるか、彼女を雇用している宗教団体が決めるという。今は横須賀に住んでいるというので、住まいの近くの総合病院の医師宛に紹介状を書いた。ところで彼女が内服しているオメプラゾールだが、日本の公的保険の下では20ミリなら1日1回内服が上限量なのだが・・彼女は米国で20ミリ2回内服していた。相当量のオメブラゾールを処方してもらって持ってきているようでよかった。日本の社会保険に加入しているので、日本の医療機関では「1日20ミリ」しか処方ができない。症状が消失していないうえに、今の内服の半量しか処方してもらえないと知ったら・・・さらに不安になったことだろう。
  • 2017/1/28 9:00
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10年前ごろからときどきやってくるペルー人男性53歳、最後に診察したのは2年前、腹痛と下痢でやってきた。カルテをみると保険証番号が消されていた。今は日本の公的保険に加入していないということだ。公的保険に加入していない≒不法滞在というわけではない。外国人でも3か月以内の短期滞在や外交官、駐留米軍関係者は公的保険には加入できない。それ以外の外国人は加入できる、いや法律上は加入資格のある人は加入の義務があるのだが、罰則のない義務のため、せっかく加入の資格があるのに意図的に加入しない人たちがいる。これらの人々は大きく二つに分けられる。第一のグループは故国で民間保険に加入しているため、日本の公的保険と「だぶって」加入することに意義を見出さない人たちである。こういう人たちは欧米のいわゆる先進諸国といわれる国々の出身者が多い。ただし、彼らが「意義を見出せない」のは日本の公的保険に関する正確な知識が足りないからと考えられる。高額医療費助成制度や妊娠出産で一時金が支給されること、何より民間会社の保険と異なるところは適用される医療費に上限が課せられていないことだろう。そして第二のグループは加入資格はあるものの、故国の仕送りに追われたり、病気でもないときにも掛け金を支払う日本の公的保険の互助会的システムを理解できずに、加入しない人たちである。南米からの日系人を中心とした出稼ぎの人たちに多い。彼もまちがいなくこのグループの一人と思う。風邪程度なら毎月、掛け金を支払うより、自費で支払った方が安いだろうと考えるのだが、深刻な疾患に罹患した場合、医療費が支払えないということになりかねない。実際にそのような場面になって加入しようとしても国保税という概念で掛け金を徴収している市町村自治体においては過去3年分の支払うべきだった掛け金を支払わないと加入することができない。それもできないとなるといよいよ医療機関に未納金を積み上げる可能性が高くなり、そうなると医療機関としても他人事ではなくなってしのう。彼にはなぜ保険に加入しなくなったのかを質問しなかった。しなくても理由はわかっているし、長く日本にいる彼自身もそのデメリットを十分知っているはずなので。
  • 2017/1/27 9:00
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