AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

朝から発熱のペルー人女性、持ってきたかばんの中にはペルーから送られてきたという風邪薬、飲んだ後の台紙にはアルゼンチンと書いてあるのでアルゼンチン製なのだろう、それと日本の薬局で買った風邪薬、それにチオ○○というドリンク、元気になると勧められたらしい。チオ○○で元気になるだろうか? けっきょく回り道をしているうちに状態が悪くなり来院。幸い、インフルエンザではなかった。この近くでもインフルエンザの集団発生があったらしく、学校が始まったのでそろそろ来週あたりから増え始め、月末から2月にかけてピークになるかも。久しぶりにやってきたフィリピン人男性、たしか高血圧のはずなのだが・・・血圧測定すると最高血圧は150、最低血圧は100と上がっている。うふふふ、もう薬なくなっちゃったよって言うが、怒るのは禁物。怒って言うことを聴いてくれるならいくらでも怒る。こここは冷静に怒らず゛に、どうして薬をいいかげんに飲んではいけないのかについて話した。来週からフィリピンに一時帰国するとのことで長期処方した。そういえばおなかが少しすっきり。あのテレビで宣伝しているブルブルする奴のおかげらしい。フィリピンに行ったら食べたいものある?と尋ねると「ないよ、こっちに何でもあるもん」と答える。よくよく考えたら彼の仕事はコックだった。さあ、きょうから月末まで新年会8つ、夜の会議が6つ、研究会ひとつ、自分の健康に注意しなくちゃ。夜は11時には寝よう。
  • 2012/1/12 13:45
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連休明けでちょっとほほえましい話。ペルー人男性48歳、咳、痰、鼻水、のどの痛み、発熱で来院。3日前からだそうで、体はだるそう。診察して念のため、インフルエンザの検査を行った。検査の結果も陰性で呼吸音を聴き、処方箋を書き始めたころ、隣に座っていた付添の日系人の奥様が「わたしもきょうからのど痛い」と言い始めた。処方箋を書いている間、ちょっと冗談でも飛ばすかと45歳の奥様に「クリスチーナ、きのうだんなさんにチューしたんじゃないの?それでうつったんだよ」と言うと、横からだんなさんが「ごめん、僕のわがまま」と言って自分のおでことほっぺたを示した。よくよく聞いたら「きのうはね、熱が出てせきやたんで怖かった」→「さびしかった」→「だから奥さんにほっぺたとおでこにチューしてと頼んだ」→「だから風邪がうつったとしたら僕のせい」と言いたいわけだ。こちらは大笑い、「そう、○○さん、つらくてチューしてほしくなっさたんだ、奥さんに。仲好くていいね」と言ってしまった。日系人の奥様は赤くなってこちらを笑いをこらえてみているし、だんなさんは小さくなっているしで、またまた大笑い。いいなあ、こういう雰囲気。
  • 2012/1/10 14:18
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新年はじめての土曜日、おとなの方でもA型インフルエンザがいた。来週になり、学校が始まると本格的流行になるような気がする。土曜の4時間で日本人にまじって外国人15人、国籍もバラエティに富んでいる。はじろのころにやってきた華僑系のカンボジア人、息子さんも高血圧でその話をしていたら・・娘さんが話に割り込んできた。お兄ちゃん、離婚したんだよ、先生って。ベトナム人の奥さんは浮気のあげくにマンションはもらうと大騒ぎになり、裁判所まで行ったとののことだ。ふんふんと話を聞きながら診察を終え、次の人を呼んだらベトナム人女性、新患。さっきの妹が入ってきた、日本語わからないから通訳するとのことで・・うう、どういう関係だろうと思っていたら、お兄ちゃんのお嫁さんとのこと。あのお兄ちゃん、次の行動も早いのだなと驚いた、いや感心した。11時近くになって横須賀からわざわざアメリカ人女性来院。初診だ。先日、クラミジアの検査をしてほしい、そこまで行くからと電話があった、その女性だった。検査の費用などフィリピン人の通訳から話してもらっておいたのだが・・検査の採血をして会計をするところでトラブル発生。彼女、もともと日本の公的保険は持っていないし、症状もないので保険外診療で6千円近くなのだが、3千円しか持っていないと言う。いつもなら所持金を聞くか、検査の前にいくらかかるか話をするところだが、今回は通訳から話が行っていたので払えないなんて話にはならないと思っていた・・思っていた僕がばかだった。ただ実際、横須賀から大和まで1時間半近くかかって来たとなると、はじめに3千円しかないと言われても拒否はしにくいだろうと思う。いったいどうしてこういうことになるのか、当の患者に聞いてみたい。一般的にいえばディスカウントはしてはいけない。ディスカウントするとでは最初のお金は何だったのか?ということになるし、仲間がやってきて同じ検査を受けたいと行ったときにディスカウント前の通常の料金を請求するともめごとになる。払えないなどと言う話になる前には、結果は電話でいいと話したが、それでは未納を認めることになる。ゆえに来週の土曜日、もう一度来てもらってその時に残りを支払ってもらいながら結果を話すことにした。
  • 2012/1/10 9:02
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昨日、診療も終えようかという時間になり、クリニックの職員が「タイ語の通訳を探しているらしい電話がどこかの医療機関から入っているけど、どうしましょう?」と言ってきた。AMDA国際医療情報センターで電話通訳してもらえる旨、話して電話番号を教えてあげるようにと指示したのに、なんだか電話が切れずになにか話している。まちがったことを指示してはいけないと思い、僕自身が電話に出て見たら、相手は医療関係者ではなく、近隣の市の生活保護担当の人だった。先方は僕のことを知っているようだった。タイ人がどこか近くで倒れていて意識がなく、某病院に運ばれた。倒れていたのがその「近隣の市内」だったが、運ばれたのは南に隣接するF市内の医療機関で、どこのだれなのかもわからず、医療機関から個人の特定や外国人登録があるかないかなど頼まれたらしい。きっと医療費の問題についても医療機関が心配になっているのかもしれない。「近隣の市」には該当者がいないとのことだが、このあたり、いくつかの市の境が入り組んでいて、どこの住人か特定するのはむずかしい。特定できない場合、むしろ行旅病人及行旅死亡人取扱法が使えるかもしれない。どこのだれかがわからなければ住居も親族もわからない可能性がある。ただし、このあたりのタイ人は出身地別にいくつかのグループに別れているので、各々のグループの世話役的人たちに話を持っていけば意外と簡単に身元がわかるかもしれない。ただし行政にはこういう人たちとのつながりはないだろう。日頃から彼らの中に入り、彼らのことを考え、関係を構築しておけばこういうときに役立つのに・・・行政にはこういう知恵がない。これを機になんとかしておかなくては・・という気持ちにもきっとならないだろう。のど元過ぎると忘れてしまうのである。困ったときだけなんとかしようとしても、そういう一方的な考え、相手にすぐに見破られてしまう。
  • 2012/1/6 9:06
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新年最初の診察日、日本人も含めて患者が多い。フィリピン、ベトナム、カンボジア、タイ、ドミニカ、ペルー、ブラジル、韓国と国籍も多様。お母様を高血圧で診ているカンボジア人男性36歳、元旦から動悸がして頭も痛いと訴える。心電図の指示を出しながら、もしやと思って血圧を測ると160/100、頭痛やバクバクするはずだ。やはり遺伝的素因が強いのだろう。できるだけよく寝るようにと話したが、いま景気が悪くて昼の仕事のほかに夜8時から午前2時までアルバイトしているとのことだった。やはり弱いところにしわよせがくるものだ。働こうという意識が強いだけ、褒めてあげたい。無理をしませんように。降圧剤の処方は書いたが、来週の土曜日、再検してから長期処方に切り替えることにした。朝、部屋に来た時に今回、バンコックのBTSのナショナルスタジアム駅の構内で買った写真数枚をどこに飾ろうかと思ったが、微笑んでいるお釈迦様の写真は僕の椅子に接する壁に貼っておいた。なんだか心が温かくなるような微笑みだ。患者がいすに座ると正面に丸見えになる。看護師と「タイ人の患者がやってきたら拝むかなあ?」「絶対、拝みますよ、そりゃもう」なんて会話を交わしていたら、タイ人がやってきた。のどになにか違和感があるというのだが、いすに座るや否や、僕と言葉を交わす前にまず写真に手を合わせるワイというタイ式のあいさつをした。やっぱりした。この彼女、がんを心配していてあす、内視鏡で見させてもらうことにした。違和感を訴えてもすべてががん患者と言うわけではなく、むしろそうでない人のほうが圧倒的に多い。それでも過去に2人、喉頭がんを経験しているので、そんなことないと断じるよりもまず内視鏡で見て確認し、ないならないとはっきり言ってあげないとあげるべきだからだ。こういう人はたぶん検査をしないでただ、ちがいますというと不信感と不安感だけが残るだろう。午後5時に診療が終わったら車を飛ばして小田原医師会の新年会へ。1月は新年会が8つ、予定が重なって代りに出席してもらう新年会が3つ、僕も自分の体を大切にしなくちゃ。
  • 2012/1/5 15:19
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タイの親友ワンチャイ医師と昼ごはんを食べた。帰りにスーパーに入っていこうとするので、「何か買うのか?」と尋ねたら「お前が食べる果物、買っていくから」という。毎回よく気がつく友人で、申し訳ないと思いながらもモンキーバナナ(タイの名前は違うが小さくて食べやすい)とマンゴーなどいただいた。帰りに出口に向かったらたくさんの薬を売っている薬品コーナーに気がついた。覗いていたらワンチャイ医師が「どうした?何か買うのか?」と言うので「よく見ると女性ホルモンやステロイドの入った薬があるけど、あんなもの売ってだいじょうぶなのか?」と逆に質問してみた。「薬剤師がいるからだいじょうぶ」と答えたけど、どうだろう? いくら説明しても説明通りに飲んでくれるのだろうか?この手の薬はいい加減な飲み方をすると場合によっては副作用が強く、命さえやばい場合もある。全然平気という彼の言葉を聞いて、日本にいるタイ人がこの手のタイの薬をタイから取り寄せて飲んでいることが理解できた。怖さがないのである。むしろきっと慣れ親しんだタイの薬という安心感もあるのかもしれない。実はこういう薬を店頭というか店の奥でこっそりというか販売しているタイ物産販売店も少なからずある。タイ語で書かれていると日本人には気づかれない。こういうことはやめてほしい。一言でいうと法律違反であるから。
  • 2012/1/4 9:01
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新年あけましておめでとうございます。日本人は12月31日は正月用品の買い出しをしてあとは家で紅白歌合戦とか、家庭ですごすようですが、タイ人はどうやら外でわいわい騒ぎながらすごすようです。きのうは30年来のタイ人の友人と夕食を共にしました。チャオプラヤ河畔の高そうな焼肉屋でした。メニユーを見た瞬間、目が点になりました。神戸牛一皿2300バーツとありました。それも6切れぐらいでしょうか。焼肉屋だからお前が頼めと言われても払うのは先方ですから、そうもいかず、彼に任せましたがそういう類の肉は出てきませんでした。よかった。お客の席から直接、河畔に出ることができます。どこかに洪水になりかけた証拠でもないかなと目で探したところ、ありました。僕が立っているすぐ下に白い袋がいくつも並んでいて、要するに土嚢でした。そのはるかに下、2メートルぐらい下を河の水が流れています。友人がIフォンに貯めておいた写真を見ましたが、水没しそうな家などすざまじいものでした。彼の家も床上浸水1センチだったそうです。流れてきた最初の水は澄んでいて河の流れてきた水、洪水の最後のころによどんでいた水は汚く臭かったそうでたしかに澄んではいませんでした。いまは本当にあとかたもありません、というかバンコックのシーロム、スークムビットという脳にあたる部分は何も被害がなかったのですね。北側の政府が作った巨大土嚢の外側で洪水がそのためによりひどくなった地域では一時は険悪なムードになったようです。友人の病院のマネージャーの女性はローンで買った大切なベンツを水害から守ろうと巨大な浮き輪のようなものの上に車を置いたそうです。そういう場面、そういえばテレビで見ました。タイヤごとに4か所、大きな合成樹脂の上に固定して車を水の上に浮かせた珍商売が大繁盛という報道でしたが、あれのことでしょう。1か月間ほおっておいて見にいかなかったそうです。久しぶりに見に行ったら合成樹脂に水がしみこんだからなのか、車が半分ぐらい水没していて中はめちゃめちゃ。いま修理中ですが、幸いなことに保険会社の保険で全部やってくれるそうです。さてことしは世界中、平和でありますようにと祈ります。
  • 2012/1/1 13:29
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とうとう、大みそか。ことしはいろいろな災害がありすぎました。来年はいいことがありますように。私も1月に母を亡くしましたが、以後はがんばったつもりです。不思議なもので等々力の家に行くといまだに母が二階から降りてくるような気がします。プログを読んでくださっているすべての方にとっても来年が良い年になりますようにお祈りいたします。バンコツクより皆様に愛をこめて。
  • 2012/1/1 13:27
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本年最後の診察日。外国人はペルー人のこどもの予防接種と同じくペルー人のこどもの急性腸炎、同じくフィリピン人の親子の急性腸炎の4件だけ。街は静かだ。みんな出かけたのだろうか? 毎年、最後の診察日は出前のお寿司を頼んで職員全員で食べることにしているのだが、昨年は出前専門店に頼んだらメニューの写真と実物が違いすぎたため、今年は2日にわけて寿司屋に食べに行った。もちろんクリニック持ち。おいしかった。今年はまだ終わってはいないが3月11日の東日本大震災、トルコの地震、バンコックの洪水、フィリピン・ミンダナオ島の台風と大きな自然災害が多すぎた。来年はいい年になってほしい。
  • 2011/12/30 16:39
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きのう、午後になって患者のカルテの列が切れて、一瞬、ひまになった。隣の小児科から聞こえてくる小さい子供たちの泣きさけぶ声、ワクチン接種を受けているのだろう。実は僕も小さいころ、田舎の町では有名な医者嫌いだった。当時は抗生物質をおしりに注射した。それをいやがってあばれて、押さえつけていた医者と看護婦がひるんだ瞬間、下向きからくるりと上向きに変わった僕は緊張のあまりにおしっこをしてしまった。こどものおちんちんはほぼ真上を向いている。僕のおしっこは見事に医者の白衣を汚してしまった。話がそれたが、向きを患者のいすのほうに変え、足を投げ出して考え事をしていたら突然なにか重い感触。うん?と思って目をあけてみたらフィリピン人の母親を持つ男の子が笑いながら膝の上に座っていた。小学3年のR太だ。フィリピンから母親が連れてきた2年前、学校でいじめられ、母親がフィリピン人だからいじめられるのだろうと思い込んで学校と険悪な雰囲気になり、僕が間に入ってクリニックで母親、学校側と話し合いをしたことがあった。すっかり元気そうになっている。こどもはいい。どうした?と聞いたら「予防接種で来たけど終わったよ、二本も打たれた」と屈託がない。フィリピンパブで働く元タレントの母親たちはほとんどが日本人の配偶者と離婚しているか、形式的な結婚をしているように見える。母親が働いている時間帯、朝の3時か4時までこどもたちは誰かが面倒見ている。ほとんどはフィリピン人仲間だ。こういう環境でどう子供が育っていくのか、大きなお世話なのかもしれないが、気になってしかたない。
  • 2011/12/28 9:40
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