AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

きのう、仕事を終えてから職員を連れて羽田からJALに乗り、久しぶりに登別温泉にやってきた。数年ぶりの二泊三日の職員旅行なのだが・・いつも東京の近くにいると地方のことがよくわからない。新千歳空港から室蘭行きの道南バスにのり、登別東インターで降りて、ここで待っている登別温泉の旅館・ホテル行きのマイクロバスに乗り込む。ここで驚いたのは乗り換えた半数が北京語らしき言葉を話している。大きな団体旅行なら団体旅行専用のバスに乗るとか、こういう公共バスには乗らないだろう。近くに座っていたカップルに英語で話しかけてみたら香港からきたとのこと、奥の北京語を話している連中といっしょ?と尋ねたらちがうと言われた。ホテルでチェックイン、すぐに食べ放題ビュッフェに行ったがあっちでもこっちでも北京語。朝になって再びレストランに行ってみると韓国語にタイ語。札幌に移動して狸小路を歩いてみると北京語の嵐、まるで新宿。震災、津波、原発事故の影響で外国人旅行客の数はガクっと減ったとのことだが、それでもこんなに外国人が訪れるのであれば、彼らが病気になることもあるだろう。やはり彼らをいかに受け入れるかというシステムをつくるというのはまちがっていないが、それは観光地だけのこと、観光地以外の、つまり常日頃、私たちのまわりに住んでいる外国人もいかにいっしょに受け入れるかというシステムであるべきだろう。
  • 2011/7/17 9:03
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特定健診をしているとフィリピン人もペルー人もことごとく高脂血症である。高脂血症であろうことは体格からも想像できる。いったい何を食べているのかと思ってしまうが、その答えは小田急江ノ島線南林間駅近くや相鉄線相模大塚駅近くのフィリピン料理店の食べ放題ビュッフェに行ってみるとわかる。肉と内臓系料理、魚も油で揚げてあるし、そこにフィリピン風揚げ春巻き。要するに全てあぶらがからんでいる。こういう人たちに肉じゃなく魚を食べるようにとか、野菜を食べましょうと食事指導しても実は意味がない。たぶん魚も野菜も油であげちゃうだろう。要するに食材としてこっちがいいというのではなく、こっちをどのようにして食べるかという調理法まで言及しないと効果がない。それに気がついてからというもの、調理ができない僕は「植物オイル以外の油で揚げるのはいけない」とだけ教えている。さて、ペルー人についてであるが、市内に日系ペルー人のレストランがある。オーナーの女性、ときどきやってくる。ぜひ一度行ってどのように調理されたものが出ているのか、確かめてみたい。おっと結論を忘れてしまうところだったが、だからこそ彼らには特定健診を必ず受けてほしい。ある意味、生活習慣病のハイリスクグループなのだから。特定健診はほんとの病気になる前に(厚労省の立場でいえば、病気になって医療費をたくさん使うようにならぬよう)、情報提供の手段の確保、言葉の問題の克服など各地で彼らが健診を受けやすい環境作りを進めてほしい。 1年半ぶりにやってきたベトナム人のご夫婦、どうして1年半薬がなくてだいじょうぶだったのか不明、フィリピン人特定健診を受けた3人、ちゃんと予約の日に結果を聞きにきてくれた。みんな、こうしてくれるといいのに。
  • 2011/7/16 9:01
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とうとう来なかった。やっぱり来なかった。保健福祉事務所から紹介されてきて医療費未納になっているタイ人女性、月曜に同行しようと訪ねて行った保健福祉事務所の担当者に「電車代がない、人に貸したお金五千円が火曜にお金が入るから木曜にひとりで行く」と言ったそうだ。その木曜はきのうだったが、来なかった。彼女の場合、「どうしても薬を内服していなければならない病気」なのに来なかった。「いいかげんに飲むと効果がないばかりか、まわりにも迷惑をかけかねない」のに来なかった。僕のつたないタイ語では心配なので、某病院に入院中のときから「理解ができないためにいいかげんになっては困る」と考え、いつも通訳を入れており、十分に自分の病気も状況もわかっているはずなのに来なかった。10時過ぎにペルー人女性、甲状腺機能亢進症で3月に一回来たっきり。以前の記録をチェックするとメルカゾールを1錠5グラムを一日三回一回2錠で処方してある。当時の血液検査も甲状腺ホルモンが異常に高値で甲状腺刺激ホルモンが異様に低い。なぜ、こなかったの?と聞くと「忙しかった」、どうしてきょう来たの?と聞くと「ドキドキして苦しくなってきたから」。メルカゾールはすこしずつ減量していって維持量で使うから始めは短期間で何回か来てもらうよ、なぜかというと・・・メルカゾールの使い方もしつこく話したのに・・・ごめんと言われても僕じゃなくて自分の体に言ってあげてほしい。 12時直前に例のタイ人女性、ひとりでやってきた。窓口できょうは全くお金がない、8月5日に旦那さんがやってきて支払うと言っているがどうしましょうかと看護師が走ってきた。月曜に保健福祉事務所の人が訪問した時には火曜に人に貸してある五千円が入るから行くと言ったそうだが、やっぱりね。前にも書いたがどういう事情のある家庭かは知らないが、4月5月のお金は調剤薬局も含めて未納、6月に日本人のだんなさんと来た時にまず4月5月の未納分を支払ってもらったところ、当日の6月分がない、そして今月の7月分と今日で二カ月分未納。6月にだんなさんと来た時、だんなさん、クリニックの外にいて入ってこようとしない。初めてやってきたのだから奥さんの病状を教えてほしいとかお世話になってますとか何もない。きょうだってお金がまったくないのに受診というならだんなさんから一言、事前に電話があってもよさそうなものだが、そういう人ではないらしい。けっきょく2ヶ月分、1万5千円近く未納となった。すぐに保健福祉事務所に電話し、8月5日に旦那さんが支払いにこなかったら次回から無料では診ないと伝えてほしいと告げた。これって人でなしだろうか。お金がないから支払えないと言い張る両手に山ほどスーパーの買い物、帰り道、親子3人で自動販売機で飲み物を買ってぶらぶら歩くのを見たとき、自分でやる気のない人たちに尽くすことのむなしさをいやというほど感じた。自分でなんとかしようという気持ちがなくて、全て人の好意をあてにして生きていけるのかしらと素朴な疑問。それからすぐに往診へ。食欲もなくなった。
  • 2011/7/15 13:41
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暑い。きのう、今年初めて蝉の声を聞いた。うれしい。ニイニイゼミだと思う。ニイニイゼミって小型のセミで羽が茶と白のまだら模様。声が聞けるのも2週間ぐらいか、夏の始めの風物詩、アブラゼミが出る7月下旬にはもういなくなる。どうも今日はいつもと国籍がちがう。朝一番に初診のパキスタン人が相模原市からやってきた。黄色い痰が1年ぐらい前から出ると来院。保険あり、日本語、英語は全くできず、彼はウルドウ語で、ついてきた同国人の男性がウルドウ語→日本語の通訳をしてくれる。してくれるのはいいのだが、正確に通訳してくれているのか、不安が残る。パキスタンにいたころは発熱もあったというので結核も心配になったが胸部レントゲン写真でも異常なくとりあえずほっとした。内服薬処方。日本人患者の間にベトナム人、オーストラリア人と続き、昼前になってマレーシア人の留学生、片頭痛と診断。病気の説明、薬がないときの対処法、薬の使い方など話していくうちにどんどん時間がすぎていく。ただ片頭痛は説明が大切なので省けない。16歳のときから頭痛発作が始ったという。トリプタン製剤はとくに片頭痛発作の頭痛の始まりに使わないと効果がないので「がまんしてから使わないよう」しつこく説明した。正午直前に綾瀬市からカンボジア人の37歳の女性、初診患者が高熱とのどの強烈な痛みを訴えてカンボジア人のだんなさんに連れられてやってきた。はあはあ肩で息をしている。のどをアーンしてもらって覗くと扁桃腺が真っ赤で白苔が付着している。溶連菌感染症を疑って検査をしたらピンポーンで陽性、あれはのどが激しく痛いし高熱が出る。風邪じゃなくて・・・と話したが「ヨウレンキンってなんですか?」の問いに理解してもらえるよう、やさしく言うにはどうしたらいいか、考えこんでしまった。午後になって中国人、ペルー人と特定健診の結果を聞きにきた。ふたりとも「すべて異常なし」。こういうときはたくさん褒めてあげる。
  • 2011/7/14 16:57
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厚労省による外国人患者受け入れ医療機関の認証制度が平成24年度にも始まるかもしれないという話だ。観光にやってきた外国人の健診などをスムースに受け入れるため、新設された医療ビザを使って治療にやってくる外国人を受け入れるためと聞くと、今でも既にたくさんの外国人患者を受け入れている僕から見ると何をいまさら?という感じがした。当初の新聞報道によると認証の条件の中にこういう医療機械があること、設備があることなど小さな医療機関にとってはハードの面の条件が厳しく、これでは僕のところをはじめ、今までこつこつと外国人を診てきた地域のクリニックは全て条件からはずれてしまうと思った。そもそも、認証制度が必要とお上が考えた理由が「海外からやってくるお金持ちに満足していただく医療を提供して、お金をたくさん落としてもらうため」なのであるから、ハード面のハードルを高くしようとしたのは当然と言えば当然である。この認証制度、日本医師会は混合医療を推進すると反対している。僕自身は郡市医師会の会長を務めているが、今現在は反対はしていない。当初はとんでもないこと、滑稽なことと思っていた。海外からやってきてお金をたくさん支払ってくれそうな外国人のためにはこのようなことまでし、同じ外国人でも結婚や留学、仕事で私たちの隣人として地域住民として日本にずっと住んでいる人たちに対する医療機関への受け入れはもっと日常性のことであるはずなのに、彼らにとっては日本の医療機関での受診は相変わらずハードルが高いままだ。要するにたくさんお金を落としてくれると思えない外国人に対しては切り捨てご免のままということだからだ。「今は反対していない」理由はこの認証制度の仕掛け人とも言える複数の人物と会った時、彼らがいわゆるメディカルツーリズムに乗ってやってくる外国人はいても少数、むしろこの認証制度を在日外国人の医療改善のために使っていきたいと話したその言葉にいたく感動したからだ。 今は何でも入札にするらしい。それはそれで公明正大と言えばそれまでだが、非営利組織ではできない道路工事などの公共工事と違い、認証制度の制度設計、実行は財団法人や社団法人、福祉法人などの全国的規模を持つ非営利組織でも可能だと思う。厚労省のホームページによると公募によりニチイ学館が落札したと出ているが、僕は医療分野に利潤を追求する株式会社が参入することはどう考えてもおかしなことと思っている。株式会社が利潤を追求しないことはありえないし、あったとしたら株主に対する背信行為となる。今まで「社会のためにあれもしたい、これもしたい」と話していた株式会社のその後の顛末をいやというほど見てきたからだ。 さて認証の条件はもうすぐ公表されるであろうが、なんらかの方法で通訳を確保していることという項目が入っていることが強く推察される。そこをビジネスチャンスと考える株式会社もまた現れることだろう。AMDA国際医療情報センターとしては「非営利」活動法人としてぎりぎりのところで一矢を報いたい。
  • 2011/7/13 8:59
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昨日は月曜日というのに僕の診察室には外国人はペルー人ひとりだけ、外国人が少ない日だなと思っていたら・・・小児科は外国人患者たくさん。ペルー人4人、中国人2人、フィリピン、韓国、アメリカ、ガーナ各1人だった。中には国籍は日本というお子さんもいるが、外国人の父親、母親に話をしなければならず、けっきょくは外国人医療と同じになってしまう。10時ごろ、ときどきやってくるペルー人の女性が今回はがん検診希望でやってきた。肺がん検診、乳がん検診は当日できる。さて胃がん検診をいつやろうかと「都合のいい日は?」と尋ねたら、「きょうは食べずに来たからきょうが都合がいい」と一言。けっきょく予定のお二人の内視鏡検査が終わった後に11時をすぎてから施行。麻酔の注射のおかげで上手にできた。午前中に保健福祉事務所から電話、例の医療費未納になっているタイ人女性の継続診療について午後から相談に来たいとの話だったらしい。検査中で僕が電話に出られなかったので人づてに聞いた話だが、きょう患者の家まで迎えに行ったが、お金がないので行かないと言って出てこなかったとのことだが、さて何の相談だろう・・・午後2時半に保健福祉事務所の担当者がやってきた。朝迎えに行ったら電車代がないから行けないとのこと。電車代がないなら今までの未払いの分どころか、きょうの診察代も支払えないこと、まちがいがない。だんなが企業年金までもらっていてこれでは「自助努力」をしているというには程遠い。あした、人に貸していた五千円が入るし、あさってまで薬があるのであさって木曜に僕のところに行くという話をしていたらしいが・・・五千円でも一回の診察代と薬代に足りない。保健福祉事務所の担当者と「むなしさだけが残るね」とどちらからともなく言った。
  • 2011/7/12 15:05
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午後4時をすぎたころに看護師が先生におみやげと紙包みを持ってきてくれた。開けてみたら南米の装飾品。おみやげを届けてくれた日系3世のお母さんと4世の小学1年生。いまは少し離れたところに住んでいるが特別に来てくれた。半年前に帰国した日系2世の彼女の父親からのおみやげだそうだ。高血圧で高脂血症で小さなビヤ樽のように体つきだった。愛想がよくて人懐こくてスペイン語の単語もいろいろと教えてもらった。うれしい、物をいただいたということより、気持ちがうれしいよね。いったんは仕事がないからと帰国したが、来年の4月にまた日本にやってくるとのこと、再会が待ち遠しい。おじいちゃん、ちゃんと薬飲んでる?と娘さんに尋ねたら「飲んでるけど、高い」と言うので血圧が高いのかと思ったら、そうじゃなくて医療費が高いとのこと。どうして?と聞くと「日本とちがって保険がないから」だそうだ。やはり世界に誇れる日本の保険制度なのだろう。この制度を維持していかねばならない。そうでないとアメリカのようになってしまう。
  • 2011/7/11 16:17
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3月に亡くなった外科の同級生の「偲ぶ会」が午後5時からホテルオークラで行われたので出席した。彼とはごく親しいという仲ではなかったが、大学6年、さらに外科の研修の6年間ずっといっしょの仲間だった。彼の3人のお嬢さんの末っ子の方が医学部で僕の娘と同級生、娘が入学して数日したころ、同じ学年に父親が慶應の外科の先生って人がいるけどお父さん、知っているかなあ?というので、もぐりじゃなければ知っているはずだからなんて名前?と尋ねたら知っているどころか彼のお嬢さんだった。不思議な縁である。たくさんの人、外科学教室の歴代の教授に先輩、後輩。ほかの大学の教授もちらほら。長い挨拶が延々と続くのはいつもは苦手だが、彼のためにがまんした。本当に優秀な男だった。僕のような大学のはみ出し者がこういう会を開いてもらえることなどまかりまちがってもない。第一、僕の場合、褒められるようなところがない。成績もよくなかったし、研究者としては失格、家庭に関してもだめ、弔辞を読む人を困らせるにちがいない。好き勝手な道を猪突猛進しましたと言うしかない。聞いている人もさぞあきれることだろう。いま62歳、あと生きて仕事ができるのも20年はあるまい。人生の第三コーナーを曲がるあたりかな。このままゴールまで駆け抜けることができるのかどうか、自分の健康も祈りたい。
  • 2011/7/10 8:58
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きょうは恐ろしい日。きのう帰るときに内視鏡検査、特定健診、がん検診の予約リストを見たら・・・上部消化管内視鏡検査が30分ごとに3人、ベトナム人、ペルー人、フィリピン人。他の患者さんを診察しながらだから一人でも時間通りに来てくれないと泣きたくなるような事態になりかねない。おまけに特定健診とがん検診(胃がん検診、大腸がん検診、肺がん検診、女性はプラス乳がん検診)の予約が5人いて、ベトナム人2人、ペルー人2人、フィリビン人1人、さらにさらにきょうはベトナム人の通訳の出勤日、ベトナム人がどっとやって来る日、1時にどんな顔しているだろう?ちゃんと終わっているだろうか? そうそう、ときどきクリニックを見学させてほしいという医学生、看護学生、ソーシャルワーカーの方からの電話がある。原則受け入れているので臆せず、お電話ください。 きのう、診察が終わってから医師会の会議に行くまでに近くのイトーヨーカ堂をぶらぶら、ついでに二階に行って靴下を買おうと下を向いていたら至近距離から「せんせーい」という声。顔をあげたらずいぶん昔からやってきていた日系ペルー人の母親と娘、今は隣の相模原市に住んでいるのだが、この家族とは患者と医者以上のつきあいかな。昔からこどものこと、進学のこと、病気以外でも困ったことがあると相談にやってくる。・・・しばらく世間話をしていたら、そのうちに母親が「ちょっと相談していいー?」と切り出した。息子が日本人のガールフレンドを連れてきて、そのあたりから親の言うことを聞かない、とうとうきのうは母親とだんなさんが爆発して頭ごなしに怒ってしまったらしい。もう24歳になる息子だが、ほんとにやさしいいい子だった。おまけにヨーロッパ系ペルー人の母親似でイケメン、両親としては日本に働きにやってきて苦労して大学の学費まで工面して卒業させた「ほんとにいい子」だったのに突然の変身で驚いたらしいが、僕から見ると遅くやってきた反抗期だと思う。だれにでもあることなのだが、親がそれに戸惑っているのだ。自分たちの暴言に自分たちでもどうしていいかわからないらしい。話していくうちに母親の笑顔の中に涙があふれてる。親も間違うときがあるんだよ、きのうは言いすぎでごめんなさい。でもわかってほしいのはあなたを愛していて心配しているからなのと言いなさい、いつかわかってくれるよと言って別れた。 さて、いまは午後1時半、30分超過していま診察終わった。外国人患者の結果は・・4時間の診察で計23人、ベトナム人7人、フィリピン人7人、ペルー人7人、ドミニカ人1人、ナイジェリア人1人・・あぁぁぁぁぁ、疲れた。
  • 2011/7/9 8:57
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さて地域で外国人医療をやっていこうとすると行政との交渉が欠かせなくなる。たとえば予防接種。僕のクリニックにやってくる外国人で大和市在住以外の数字については数日前に述べたばかりだが、そういう人たちの予防接種ってどうなっちゃっているのだろうというのが最初の疑問だった。予防接種は市町村自治体の事業なので、外国人でも外国人登録のしてある市町村の中の医療機関であれば、日本人と同じ条件で受けられる。ところが受けるにはあの難解な面倒くさい問診表に記載をしなければならない。また医師も患者の意志や記載内容を確認することなく接種をしてしまい、事故が起こった場合はその責任を追及されかねない。すなわち外国人患者が日本語を理解するか、医師が外国語を理解しなければ予防接種実施に必要な十分な意思疎通が得られないということになる。そこで外国人の利便性と日本語のわからない外国人に対してこわごわ予防接種をする危険性から地域の先生方を守る上でも大和市在住だけでなく、大和市周辺の市町村に在住する外国人に対しても予防接種がさせてもらえるようにずいぶん前に隣の座間市、綾瀬市には申し込んだ。座間市は外国人に限って、綾瀬市は日本人も外国人も僕のクリニックで予防接種を受けてもいいという決定を市役所にしていただいた。これには地域の医師会のご配慮もいただいてのことでありがたい。いつもの診察は僕のところで・・でも予防接種は市がちがうからどこでしたらいいの?と患者さんに言われたことがあるからだ。ところがその後、横浜市にも同様の申し込みをしたが断られた。僕のところには大和市に隣接する瀬谷区、もっと南の和泉区からたくさんのベトナム人患者がやってくるからなのだが・・・和泉区は大和市の南と接してはいるが、僕のクリニックは大和市の中央よりすこし北に位置し、場所的には「隣接」しているわけではない。当時の和泉区からやってくる外国人患者の実績を付けて申し込んだと記憶してはいるが、「遠く」の医療機関にそういう配慮をしてあげることがなぜ必要なのかと判断されたのかもしれない。残念なことだ。 朝一番でやってきたペルー人58歳男性、中性脂肪793、尿酸8.1で食事療法と内服治療2ヶ月の結果が中性脂肪193、尿酸3.8。すばらしい。ほめちぎってあげた。昼近くに来なってまたまたいやな話。フィリピン人の母親から小学3年の息子が学校でいじめにあっていて、飲み物が入ってた入れ物におしっこを入れられてそれを飲まされたが健康に影響はないか、僕に聞いてほしいと通訳に電話があったとのこと。悲しくなる事件だ。あんなにテレビやラジオでいじめの話し、いじめで自殺したこどもの話をしていて学校で「なにより人が大切」とか「人権の話」をしていてもこういうことがおこる。こういうことは日本人どうしでも起こるが、母親からみるとフィリピン人だからいじめられたのだろうと思ってしまう。以前にも市内の別の小学校でフィリピン人のこどものいじめられた件があり、母親がフィリピン人だからいじめられたと僕に相談に来たことがあった。学校に電話して校長先生と話しあい、担任と教頭先生にクリニックまでご足労願って母親を入れて話しあったことがあった。母親はわかってはくれたが、こどもはとうとう転校していったという。今でも親子ともども病気になると通ってきてくれる。 いやな話の後はいい話で締めたい。英語学校の先生している広東系のアメリカ人女性、3年近く通院してくれたかなあ、診察の後にお世話になったからと北海道旅行のおみやげをそっとくれた。あと2週間で大和を引き払って東北でボランティア、そのあとでアメリカに帰国するのでこれが最後、先生も元気でねと言うのでかたく握手して別れた。
  • 2011/7/8 14:30
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