AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2018 7月 » »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 1 2 3 4
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

寒い雨なのに外国人、多い。土日具合が悪くて月曜になるまで待っていた人たちだ。フィリピン人男性、彼はいつもの高血圧の治療で来院。順番になるまでフィリピン人スタッフと話しこんでいたらしい。彼の弟が2日の金曜日に来院、離婚したフィリピン人の奥さんが3日に来院と続けてやってきた。もとの奥さんは元気印、太っているような体型ではなく、僕のところにやってくるフィリピン人のその年代の女性としてはむしろきゃしゃで陽気なタイプだ。元だんなもだんなの弟もいい奴なのだが、初めて夜中にばったり出会ったらちょっと怖いかもなという顔つきだ。・・・で、元だんなが診察を終えて帰ったあとにフィリピン人スタッフに何を話しこんでいたのかと尋ねたら・・・彼の悩み、今でもときどき元奥さんと鉢合わせすると、けんかになるらしいのだが、首をしめられるらしい・・・たしかに東南アジアの女性は強いが、あの華奢な○○が鬼がわら(失礼)のような元だんなの首をしめてあげて、元だんなが女性のフィリピン人スタッフに悩んで相談しているなんて・・・元だんなの鬼がわらさんには悪いが、なんだかほほえましい。元奥さんの○○もやるもんである。
  • 2012/3/5 15:20
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1516)
 きのう診察終了後に月も替わったので、データーの整理を行った。2月の外国人患者総数は216人だった。診療が19日だから平均12人近くになる。また、きのうは21人で日本人を含む患者総数は83人、25.3%が外国人ということになる。多いと思ったがやはり多かったんだ。それにしても土曜日は午前9時から午後1時までの診療時間4時間なので、1時間に21人近い患者を診ていることになる。医師が小児科と僕とふたりなので、するとひとり1時間6人を診ているわけで、平均10分程度の診察だ。うちの医師会にも平日の診療7時間で200人もの診察をしている同僚がいる。1時間平均28人、ひとり平均ほぼ3分だ。いわゆる3分診療にならざるをえない。診察の中身に気をつけなければとつくづく思った。
 とうとう、2月でフィリピン人患者の数(初心者数)が1389人となり、タイ人のそれである1385人を上回って一位となった。延べ患者数も一時はペルー人が1万人を超えて、二位のフィリピン人を倍ぐらい上回っていたが、やむなく不況下での帰国を選択せざるをえないペルー人は少しずつ増加に陰りが見え、フィリピン人は結婚などで日本に定住している人が多いせいか、今までのペースで患者がやってきて、2月までの延べ患者数は一位のペルー人11927人に次ぐ9764人といずれトップに躍り出る勢いである。 これも世相を映しているというのだろう。
  • 2012/3/4 9:10
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1400)
朝から午後1時までずっと休める時間なく、診察が続いた。さすがにインフルエンザは少なくなってきた。カンボジア人、アメリカ人、アルゼンチン人、ペルー人、フィリピン人、ベトナム人、メキシコ人とバラエティに富んで21人。小児科もおとなも多かった。 46歳ペルー人女性、11月末にやってきたきり、きょうまで来なかった。だいじょうぶ?頭は痛くない?と聞いても「なんでもない」と恥ずかしそうに答えるのだが、降圧剤を内服していた11月の血圧は134/80、内服薬がなくなって2ヶ月以上経過しているはずのきょうは152/114であった。たぶん、血圧が上昇してもあまり頭痛などの症状が出るタイプじゃないのだろう。離婚していてひとりで中学生の息子を養っている。がんばっているのはえらいと思うがもし倒れたらだれが息子の面倒を見るのかと考えるときちんと内服してほしい。予防医学の話は彼女のような人に聞いてほしいのだが、どうも僕の話をうけいれるようすはない。
なにしろ倒れませんようにと祈るしかない。同情すべきは労働条件かな。休むと首になると言われると、病院にこいと強くは言えない。
  • 2012/3/3 13:30
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1335)
午後から雨が降るという天気予報で朝から満員御礼、患者が多いということを喜んではいけないと思うが・・昼近くになり、車イスに乗ったペルー人女性来院。風邪症状、インフルエンザではなさそう。彼女の場合、20台後半なのにすでに脳血管障害で意識ははっきりしているが、半身マヒとなっている。脳血管障害でも出産時にともなったものでたしか、シーハンだったかシモンズだったか、そんな病名だと記憶している。一族みんなで働いているので、だれが面倒を見ているのかと以前から心配はしていたが、最近は介護施設の人が車イスを押してやってくる。こうなってしまうと大変だ。出稼ぎにやってきた家族の足をひっぱりかねない。だからいつも思うのはこの人の家族はえらいと思う、とても大切にしている。ほかにもクリニックの近くでまだ若いのに半身に障害を抱えてなんとか歩いている。外国人でも特定健診やその他の健診を受けた結果を見ると、なにしろ中性脂肪が驚くべき数字である人が少なからずいる。これで高血圧などあるときちんと治療を受けてほしいと願うのだが、いつのまにかやってこなくなる。そしてすごく具合が悪くなってまたやってくる。なんとか予防医学を徹底させたい。ことしは医師会で外国人住民向けにこれをやろうと思う。
夕方になり、以前にAMDA国際医療情報センターのエイズプロジェクトを引っ張ってくれたタイ人女性から携帯に電話あり。久しぶりに話せてうれしかった。
  • 2012/3/2 15:56
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1566)
きょうは不思議な日、いま夕方の4時、小児科は報告を聞いていないからわからないが、僕のほうはカンボジア人ばかり4人、午前中にやってきた。大和の南のほう、藤沢市や横浜市栄区との境あたり、そして横浜市栄区から来てくれていてありがたい。きのうは冷たい雪だったが、きょうは暖かい。暖かくなると彼ら南国の人たちはみちがえるように元気になるようだ。昼休みに医師会事務で市役所のある部とある課の人と続けて2件の打ち合わせと会談。昼休みもなかなか自分の時間がとれない。それでもぼくのような郡市医師会長と比べようもないが、県医師会の理事などは一週間のうち、午後に4日程度、午後1時には横浜の県医師会に行かねばならない。週末を除けばほぼ毎日だ。日本医師会の理事ともなると同じくほとんど毎日午後は東京・駒込の日本医師会館に行かねばならない。こうなるともう政治家のようなものかな。とても名誉職とは思えない。ご苦労様である。
  • 2012/3/1 17:33
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1586)
朝から雪、水曜日の休診日でよかった。職員も患者もこれじゃ大変だろう。きのうは午後から県医師会の会議へ行き、大和へ戻ってきて夜は夜で7時半から県の医療関係担当者と会って県の事業の説明を聞き、それから世田谷の母が住んでいた家まで走ってきて朝はここで目がさめた。水曜日に都心で用事があるときはやはり大和より世田谷が便利だ。窓の外に雪が舞っている。きのう、午前中、久しぶりにやってきた韓国人女性、どうしたの?と尋ねると花粉症と答える。杉の木って切ってやりたいわと言うので、韓国には杉の木、ないの?と聞くと、ないのよ、先生という返事。そうなんだ、松の実を食べるので松の木があるのはわかるが、杉の木はないのだそうだ。本当かしら? ところでこの花粉症ということば、フィリピン人もペルー人もタイ人もアメリカ人も「どうしたの?」「カフンショウです」というわけで、立派に万国共通語になっている。ところが・・・国保診療報酬審査委員を務めた立場からいうと花粉症という病名で適用になっている薬剤はない。いわゆる花粉症に使う薬の「適用症」の項を見るとアレルギー性鼻炎とは書いてあるが、花粉症とは書いてない。これは目薬も同じ、アレルギー性結膜炎とは書いてあるが花粉症とは書いてない。そう、花粉症という病名は通称名であって、正式な病名の中にはないのである。へたをするとというか、病名を厳密にチェックされたらすべて査定されかねない。というわけで僕も一昨年から花粉症という病名をカルテに入れてはいない。患者が言う「カフンショウ」、これはOK。
  • 2012/3/1 9:03
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1519)
 きのうの「シャチョウ」で思い出したが、外国人患者の日本語訳は時として誤解を招きかねない。その昔、クリニックの職員旅行でバンコックに行ったことがあった。皆がおかまショーを見たいと言うので、しぶしぶ連れて行った。いまはもうなくなってしまったスークムビットのプロンポン駅の南側のマンボだ。僕自身はあまりというより、こういうおかまショーとかおかまバーというのはきっぱり好きじゃない。ショーが終わって帰ろうとすると送りに出てきたおかまたちがチップをせがむ。これもまあしょうがない儀式のようなものなのでひとしきり、あげて帰ろうとしたら、横からドアボーイみたいのが、「私にもこころちょうだい」と言って手を出した。この場合の「こころ」とはハート・・すなわち気持ちのことだろうと思う。クリニックでタイ人を診ていると、ときどき「こころが痛い」という。僕ははじめ、これを「精神的につらいこと」とか「悲しいこと」とか考えていた。ところが聞いていくうちに、そうではなくて「心臓が痛い」ということだということが判った。心臓を表すタイ語の「ホアチャイ」を英語で「heart」と訳し、それをさらに日本語に訳すと医学事典でない限りは「しんぞう」ではなく「こころ」になるのだろう。きっと僕もこんな英語のまちがいをしているのかもしれない。
 きょうは午後から県医師会の経理常任委員会へ。3月の総会の準備のため。午後半日休まざるをえない。役目とはいえ、患者に申し訳ない。
  • 2012/2/28 8:58
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1512)
しだいにB型インフルエンザが増えてきた・・・と思っていたら・・・
フィリピン人女性51歳、きのうの夜から発熱していると来院。既往症を尋ねたら心臓病で○○病院で手術したと言う。「あんたが紹介してくれて・・」とにこにこと言ったところで、クリニックのフィリピン人スタッフが「あんたじゃないでしょ・・」と彼女に注意している。先生に向かって「あんた」って言葉づかいはないでしょという意味だろう。たしかに正しい日本語の使い方から言えばそうだが、教えてあげるだけで十分だ。めくじらたてるほどのことでもない。「あんた」どころか、よく「社長」と呼ばれる。夜、パブなどで働いていると「シャチョウ」となるのだろうけど、それでも怒ったことはない、苦笑はするが。カルテが法律で保存を義務付けられている期間をすぎてしまったので真新しいカルテになってしまったというわけだ。けっきょくB型インフルエンザだった。やはり体の痛み、頭痛が強い。今月は外国人の受診が多い。やはりインフルエンザ流行の影響が大きいのだろう。もうすぐ3月、花粉症も確実に増えてきた。
  • 2012/2/27 18:04
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1417)
昨日、午後5時の診察終了時間をすぎ、ほっとして午後7時からの会議の準備をしていたら、看護師が「先生、窓口に外国人らしい人が来ておしっこがすぐに出て○×△・・・でどうしましょう?」と言う。泌尿器科は専門ではないが、言葉の問題などあり、やむをえずに受けることが多い。帰り支度をしていたスタッフには申し訳ないと思いながら診察室に入ってもらったら顔見知りのベトナム人のグエンさんだった。グエンやトランという名前、日本の鈴木さんより多いからプライバシィーの侵害にはなるまい。聞くと2月3日ごろから30分ごとにおしっこに行きたくなるらしい。男性で頻尿といえばすぐに性交渉による感染を疑うが、そういうこともないと言うし、分泌物の排出もないようだ。2年に一回ぐらいの割合で開業以来、なにかあるとやってくる彼だけど、性的行為で病気に感染するようなタイプじゃない。検尿をしてもまったくきれい、異常がない。尋ねてみると頻尿は昼間だけ、夜間はまったくないとのこと、カルテを見ると57歳になった彼だが、高齢者の過活動膀胱とは思えない。ここで行き詰まりそうになったが、彼の服装を見てはたと気がついたことがあった。作業員風というか大工さんのようなというか、そういう服装。たしか以前はちがっていたような気がする。今、何してるの?と尋ねると「溶接」と答える。正確には「ヨウセチ」と聞こえたが、溶接のことである。仕事、変ったんだ、いつから?とさらに聞くと「2月2日から」という返事。その翌日から仕事の時間帯だけ、頻尿が始まったということになる。たぶん神経陰性膀胱障害だろう。きまじめなタイプなので、慣れない仕事に緊張しているにちがいない。不景気になって転職してもがんばる外国人はがんばる。「ありがとう、せんせい」と一言残して処方箋を持って出て行った。
  • 2012/2/27 9:04
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1442)
昼前になって医師会より本年度のかながわレッドリボン賞の受賞が決まったと連絡があった。この賞はエイズに関連した賞であり、正直なところ、どんな賞でもいただくことが決まってうれしくないものはない。僕とエイズの関連はやはり外国人医療にもとがある。最初に縁ができてからもう20年近く、いまだに一人一人のケースに悩むことが少なくない。中でも患者の人権に配慮するあまり、患者のパートナーに感染をおこしてしまったケースがその昔にあり、忘れられない。そういうのって、そのパートナーから見たらどうだろう? 人権無視とは言わないのだろうか? この答え、どこで聞いてもエイズ治療の専門家に尋ねてもあいまいな返事しか返ってこない。いま、日本は先進国と言われる国の中では唯一、新規の患者が増え続けている国である。この「人権」を考え直さなければ増加傾向に歯止めがかからないような気がしてならない。こういう世間に対するショック療法も考えられていいのではないだろうか? エイズという病気がカクテル療法の出現などで「死んでしまう」病気ではなくなりつつある現在、こういうことも考えられてしかるべきではないだろうか。ただし、社会の中に病気と患者に対する一層の偏見、差別がなくなることが大前提であろう。話がすこしそれてしまったが、とくに外国人のエイズに関連してがんばってくれているタイ語の通訳の人たちにこの賞を分けてあげたい。
  • 2012/2/24 17:21
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1559)