AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

しかし日本人の医師のモラルも落ちたものだ。土曜日にお台場の日航ホテルで行われたある薬の研究会に行って来た。研究会というからにはいろいろな研究者が自分のデーターを発表するわけだ。研究会に先だって、未発表のデーターもあり、写真を撮ったり録音しないでほしいとアナウンスがあった。当然のことだろう。未発表のものもあるからというより、あのスライドひとつひとつに著作権があるようなものだから。ところがである。僕の前に座っていた太めの大男はスマホで大量に写真を撮っているし、左手に座っていたちょんまげをつけた男は係員にわからぬようにというのか、周りを気にしながらカメラで撮っている。240人も入った部屋なのでわかりにくいといえばそうだが、咳がまだ止まらないので最後列に座った僕から見るとあちらこちらにカメラでスライドを撮影している人がいる。参加者全員が医師、それも卒後まもない研修医など参加していない、そういうところでこの行為。研究の成果がいかに大事かということを十分にわかっている立場の人たちがこういうことをする。日本も情けなくなったものだ。外国人がどうのこうのと言ってはいられまい。
  • 2012/6/4 16:49
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 昼から雨、午前中にペルー、フィリピン、カンボジア、ラオスの人などやってきた。ペルー人男性51歳、4日ほど前から左の下腿が赤くなってきたとのこと。ひどくなったのは昨日かららしい。触ると熱くて熱感がある。蜂カ織炎でまちがいないと思うが、原因がはっきりとはわからない。足の先に水虫はあるが、そこから入ったとするなら足の甲も赤くなっていなければならないはずなのに、まったく正常で熱感もない。糖尿病でもあるのかと思ったが、こちらも会社の健診ではないそうだ。いずれにしても白血球数もCRPも増加しているので細菌性と考えて抗生物質を点滴すると話した。ベッドに休んでからは携帯のカメラで自分の足のその「悪いところ」を記念撮影していたらしい。たぶん数日続けなければならないだろう。この彼から興味ある話を聞いた。ペルーの景気はどう?と尋ねると、うん、あまりよくないね。こっちにきてもうこんなに長いとね、むこうに帰っても合わなくて結局日本に帰ってきてしまうよ、みんなそうだ。
 この「みんなそうだ」が果たしてどれぐらいの割合の人のことを指しているのかと議論は別として、彼の身の周りでそういう例が多いというのは事実なのだろう。もしかしたら僕はいま、戦後の移民政策の結末を見ているのかもしれない。
  • 2012/6/1 17:05
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 午前中にやってきたフィリピン人女性、相当前に糖尿病の相談で来たことがある。きょうは体がだるいと来院。何も食べていないと言うので血糖値を測ったら235もある。尿糖もツープラス。母親も母親の兄弟もみな糖尿病で亡くなっているそうだ。そういえばこの女性とはフィリピン料理店の「食べ放題」で何度か会ったことがある。やはりカロリーを過剰に摂取し続けたためなのだろうか。どうしてもここで治療をしてほしいというのでそのようにすることにした。
 実は11時ごろから近くの公立病院に行って来た。19日ごろからアフター性口内炎ができ、その後のどの痛み、黄色い痰、咳が出るようになった。26日ごろは声がかすれて出なくなり、ようやく回復してきたと思ったら再び咳と痰が多くなり・・朝、採血をしてみたら多血液症のようなデーターだった。これじゃ脳卒中でもおこしかねないと思い、あわてて公立病院に行ったというわけだ。結果は血液試験官の中の抗凝固剤のなせる変化であって、とんでもない病気ではなかった。単なる気管支炎というわけだ。正直ほっとした。
  • 2012/5/31 16:50
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きのう、実習の看護学生たちが帰った直後にカナダ人の男性がやってきた。腹痛を訴えてのことだが、痛みの性状と嘔気があることを考えると急性感染性腸炎でいいかなと思い、薬を処方した。まだ30台前半だが8年間日本に住んでいるということで、日本語はなかなか上手だ。なのに国保や社保には加入していない。こういうケースは不法滞在というわけではなく、日頃は健康なので掛け金を払いたくないとか母国で民間の保険に加入しているので日本で公的保険に加入することは二重に掛け金を支払うことになり、払いたくないということが圧倒的に多い。ただし彼に言ったが、これは外国人である彼にとっても法律上義務とされることなのでよく考えてほしい。彼の場合は「日頃、健康なので掛け金を払いたくない」のだと思う。なぜかというと民間保険に加入している場合は保険会社に対する英文の証明書を求められるからである。午後5時の診察終了時間の少し前になって1年前に帰国した日系ペルー人の男性が、日本でずっと働き続けている娘さんとお孫さんに付き添われて?現れた。懐かしい、元気だったと握手しあい、よく見ると帰国するころより痩せている。あんなにやせられなかったのに・・・尋ねると6キロ減ったとのこと、とくに運動もしていないというから理由がわからない。いずれにしてもいいことだ。ペルーで医師に処方された降圧剤を見せてくれたが、これが高いと示されたのはノルバスクだった。こっちは安くて・・と見せてくれたのはアムロジピンだった。すなわち化学的には「同じ」薬であって、ノルバスクは先発品、アムロジピンは後発品、すなわちジェネリックだった。日本では社保、国保をはじめとする公的保険に加入していると患者の支払いは3割なので、あまり大きな値段の差に感じられないのかもしれないが、ペルーのように公的保険がない国では患者が全額負担となるので負担を感じやすいのかもしれない。帰りにペルーのおみやげをくれた。甘いお菓子だよ、冷蔵庫に入れちゃ固くなるからだめよと言って彼がクリニックの外に出て行ったとたんにがまんできずにあけてみた。おなかすいちゃう時間帯だったので。出てきたのは真四角なパンのようなもので密封されている。包丁で切ってみる少し硬めのパンのようなものの間に蜂蜜のような甘いものが何段にも挟み込まれている。職員みんなですこしずつ食べてみると・・おいしい。ただ甘すぎてとてもじゃないが一気に全部は食べられない。東南アジアでケーキを食べるとものすごい甘さで圧倒されてしまう。これとまったく同じ感覚。すこしずついただこうと思う。
  • 2012/5/30 9:06
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東邦大学看護学部の学生5人が研修でやってきた。たまたまスタッフをよく知っているので数年前から頼まれてはいるのだが。こういう日にあまり混みすぎると説明してあげる時間がない。あまり混みませんようにと願っていたら本当に患者の少ない一日だった。こういう日もあるのねって感じ。それでも僕のほうはフィリピン人2名来院。ひとりは内視鏡も行った。研修は午後3時までなのだが、彼女たちが帰った3時15分ごろ、カナダ人男性から電話。おなかが痛いらしい。拝見したが急性感染性胃腸炎と診断した。平和に一日。夜は医師会の定例総会。帰宅するのは10時ごろか。
  • 2012/5/29 16:07
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きょうは僕の診察のほうの外国人患者は高血圧の患者のみ。ガーナとペルーとフィリピン。よく聞くとみなさん、両親のどちらかまたは両親が高血圧。やはり遺伝性の高い疾患なのだろう。高血圧で通ってくる外国人はすごく多い。薬の飲み方、食事についても何度も何度も僕自身、しつこいと思うぐらい毎回、継続的治療をとかあぶらっこい物やしょっぱいものは食べ過ぎないようにと話すのだが、あまり効果があるとは思えない。ついには一か月、二か月と来なくなり、忘れたころにまたひどくなってやってくる。仕事が忙しい、夜の勤務をしているからと言われても、僕は理解できても病気は待ってくれない。ちゃんと通ってくるのは皮肉なことに生活保護の人が多い。仕事をしていないし、医療費が無料なので受診しやすいのだろうが、こういう現実を見ると、うーん、これでいいのだろうかと考えこんでしまう。
  • 2012/5/28 16:09
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きょうもインド人の健診希望者3人。朝早く、ほかの患者が来る時間までに終えてしまった。こういうのは特別サービスのひいきではなく、通常の診療時間帯に来られると混みあって収集がつかなくなるからだ。でっぷりといい体格。生年月日を見ると僕の息子とほとんどかわらない年だ。そういえばうちの息子、卵型のドームをした野球場やその隣のホテルなどを運営している会社に勤めているのだが、ちゃんと仕事しているのかしらと心配になる。ひとつ年下の娘は医師になって2年目だが、医師になったころは海外の論文の内容など教えてほしい言われたが、すぐに父親はあてにならぬと気がついたようで、こういう仕事関係のことを聞かれることもなくなってしまった。話がそれてしまったが、その後やってきたフィリピン人46歳の女性、甘いものを食べると胸からおなか、頭に至るまで響くという。以前も逆流性食道炎かなと思ったのだが、この病名ですべての症状をカバーできるとはとても思えない。おまけに甘いものを食べるとおしっこが出にくいという。排尿回数はいつもと変化ないそうだ。検尿しても異常所見なし。患者を前にしてしばらく考えこんでしまった。そういえばこの彼女、以前にやってきた2年前も同じような訴えをしていた。けっきょく本人の希望で29日の火曜日に内視鏡でチェックすることになった。
  • 2012/5/27 7:30
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きょうは外国人じゃない話。すごくショックな話。つい10日ほど前に自宅のすぐ近くにお住まいの男性がやってきた。強度の不眠症で薬を出してほしいと言う。処方して1週間程度でまたやってきた。4週間処方しておいたので、どうしてやってきたのか?と尋ねてみたら薬を飲みきったからと答える。不審には思ったが、きっと1日量の1.5倍ずつ内服してしまったのかと思い、さらに2週間処方してみた。そして4日が過ぎたきょうの午後、またやってきた。やはり「薬は全部飲んでしまったら来た」とのことだった。最初にやってきたときは睡眠不足でぼーっとしていらっしゃるのかと思ったが、そうではないようだ。きょうはたまたま昼休みにやってきたので外来の待合室で待っていただいたのだが、いすに座っているところを見ていたらぼーっとして目がうつろになっている。これはもしかして認知症かと「ところできょうは何日ですか?」と尋ねてみると案の定、とまどった表情で僕の後ろのカレンダーを見ながら18日と答える。まちがいない。この男性、自宅の地域の自治会長をおやりになっていたようなしっかりした方だったのに・・こうなってしまうものなのだろうか? ご自宅に電話して奥様といっしょにあす、来てくださるように話そうとしたが、自宅は留守。身近にいつもいる人ほど気がつかないというが・・・夜にもう一回電話してみるつもりだ。きっと介護認定の話もせざるをえないだろう。人間って悲しい生き物だと思った。
  • 2012/5/25 17:41
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きょうは午後から県医師会の会長会。天気もいいし、お出かけ日和。ここのところ、立場上、県央地区のメディカルコントロール委員会で消防関係者と、同じく県央地区地域産業保健センターの運営会議で労働基準監督署の関係者と会って会議をすることが立て続けにあった。前者は僕の休診日である水曜の昼間に設定され、後者は月曜の午後7時からに設定されていたので、出席しない理由がなくなってしまったからだ。消防署は火災と救急に関係があり、労働基準監督署は労働条件などに深く関係している。いろいろと議論があり、消防署や労働基準監督署でも諸問題に対して真剣に対応を考えているということがよくわかって、やはり出席してよかったと思った。それにしても会が終わろうかというころ、僕が外国人の人たちへの配慮について質問すると突然、シーンとなってしまう。外国人のことなど想定外なのだろう。悪気はなくてもそういうことなのだ。こういうところから外国人のことを考えて行かなければ同じ社会にいっしょに住むといっても掛け声倒れになってしまう。ひょっとしたら僕が外国人のことを持ち出してお役人を刺激していることはいいことなのかもしれない。きっとうるさいと思われているのだろうが、そうでなければ彼らが日本語ができない人たちのことに気がつくこともないかもしれない。
  • 2012/5/24 13:51
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冷たい雨、15度しかない。あすは28度との予想、これじゃ体も耐えられまい。フィリピン人女性、44歳。横浜の日吉から風邪をひいて39度出してやってきた。どうもこちらに知り合いがいるらしい。ここまで来なくてもいいのに・・・インフルエンザが心配だったらしく、何度も尋ねて不安そうにしているので念のために検査した。やっぱり陰性だった。ペルー人の男性、吐き気があって頭が痛いと来院。3月を最後に来院していない。降圧剤もなくなって一か月、180/110。頭が痛いはずである。どうして持続的にお薬を飲まなければならないかをまた話したが、わかってくれたかどうか。午後2時40分にタイ人女性現れる。いつも拝見しているうつっぽい人だ。けっきょく約30分しゃべり続けて帰って行った。いつも体重が減ったと嘆くのだが、今回はすこし増えたそうで本人もいつもより機嫌がよくほっとした。雨で天気が悪く、患者が少ないというのになぜか外国人の患者は全然少なくない。これから終りまで1時間、きのう切開排膿したフィリピン女性、ちゃんと来るかどうか。
  • 2012/5/22 16:34
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