AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

カンボジア人男性47歳、隣の横浜市から初めての来院。でもどこかで顔を見た気がすると思って尋ねてみたら・・・約1年前、難民として日本に定住している親戚のところに観光を兼ねて身を寄せている間に病気に罹ってしまった女性がいて・・・その時についてきた男性だった。下痢と腹痛、感染性腸炎と診断したが、日本人も含めてこの数日、同じ症状を訴える人が非常に多い。難民としてやってきたカンボジア人、ラオス人の人たちとは30年来のつきあいとなるが、少し遠くの僕のクリニックまで来てくれることに感謝。韓国人男性60歳、先のカンボジア人男性と全く同じ症状。午後になってフィリピン人女性37歳、左の上腹部痛で来院。1週間ほど前からだそうで、「立つと痛いけど、押すと少し気持ちがいい」と話す。押すと痛いというのはわかるとしても、押すと気持ちがいいというのはよくわからない。昼は事務の仕事、夜は土日だけ、頼まれて「夜の仕事」もしていてお酒も飲むとのこと。まずはアミラーゼを含めて採血を行った。小児科が予防接種を行う午後の初めの時間、トイレに行こうと廊下を歩いたら、ネパール人、フィリピン人、ペルー人、ラオス人と国籍もにぎやか。泣き声もにぎやか。
  • 2017/5/20 9:00
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フィリピン人男性51歳、右足底が痛いと来院、たしか糖尿病があって内服治療しているにもかかわらず、血糖値がやや高かったことを思い出した。いつから?と尋ねると4日前と答えるので、糖尿病の合併症の一つである神経症による痛みではないと考え、ほっとした。イタリア人男性44歳、会社での健診の結果を見せてくれたが・・・178センチぐらいで92キロ、少しやせたとはいえ、BMIでは28以上ある。血圧が毎年上昇してきて、最高血圧は一回目の測定が150を超えていて、2回目の測定が145程度、当人は「アジア人にとっては高いかもしれないが・・・もぐもぐもぐ」と話すが、いいえ、どこの国の人にとっても高いと思う。自分の考え方が強く、なかなかこちらの考えを受け入れてくれない。こういうとき、医師の対応は分かれるだろう。僕は自分の言うべき意見はいうが、患者が自分の考えに固執してアドバイスを受け入れてくれなかったら、まずはその考えで治療をしたり、経過を見たりしてみる。ほとんどのケースではやはり僕の想像通りの結果に終わる。そののちにやってきた場合は、今度は僕の考えでやらせてほしいと頼む。問題はやはり医療費だ。医療費が理由で内服治療を受けたくない人、検査を受けたくない人が明らかにいる。でも自分のメンツや自尊心や恥ずかしさから、「医療費の支払いのため」とか「お金がないから」とは言わない。こういう場合は「察して」あげることが大切だ。
  • 2017/5/19 9:00
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パキスタン人女性41歳、故国では薬剤師だと話してくれたことがある。爪のカンジダ症が再発したと来院。以前に爪が変形して縦に筋が入り、皮膚科を受診してもよくならないとやってきたことがあった。爪白癬でもなかったと言う。皮膚科でもないのに皮膚科の相談をされても困るとは思ったが、困った時の同級生頼みで、ちょっと遠いけど平塚市まで行けますか?と話したら、治るならどこでも行くと言う返事。同市内の同級生のところまで行ってもらったら、爪カンジダ症と思う、薬はあるけど高いよと彼から連絡があった。それを内服したらみるみるよくなった。やはりプロの診断はすごい。ところが2年に1回ぐらい再発がある。今回が2回目の再発。特殊な薬で通常の調剤薬局でいつも置いてあるわけではないので、先に連絡してくれたらよかったのにと思った。風邪ひきで大きなマスクをしてやってきたカンボジア人女性41歳、家族で難民として日本にやってきてもう37年ぐらいになるはずだ。昭和60年ごろ、僕がインドシナ難民大和定住促進センターの無料の嘱託医であったころ、家族とともにやってきた。同センターの中では日本語の勉強、日本社会についての勉強が行われていた。あるとき、難民のひとりが具合が悪く、寝込んでいるという連絡があって市立病院から駆け付けると、母親とおぼしき女性が布団に寝ていて、扇風機がまわっていて、柔和な顔をしたご主人がうちわであおいでいた。その父親の横に心配そうな顔をした4歳ぐらいの女の子がちょこんと座っていた。それが彼女だった。父親はいまはもうこの世にはいない。そして母親は今でも持病のために僕のクリニックに通って来てくれる。
  • 2017/5/18 9:00
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フィリピン人女性53歳、頭痛を訴えて来院。そういえば2か月前に高血圧で降圧剤を処方したのに以後の来院がなかった。2か月前には132/82だった血圧が、180/100まで跳ね上がっていた。この数字、1年前に初診でやってきたときの血圧と同じだ。何度も何度も繰り返し、継続的治療の必要性を話すのに、どうしてこういうことになるのか。いらいらはしないし、怒りもしないが、なんとも言えない気持ち。もう10年近く前に僕の注意を聞き流し、こういうことを繰り返し、あげくのはてに亡くなってしまったRというフィリピン人女性のことを思い出した。もうああいう想いはさせないでほしい。ペルー人男性53歳、半日休暇をもらって診察にやってきたと話してくれた。レンズを磨く仕事をしているそうだ。血圧も落ち着いていた。
  • 2017/5/16 9:00
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連休のつぎの週の土曜日、ベトナム人スタッフが月に1回来てくれることもあったためか、外国人患者が20人と極めて多かった。フィリピン人が多いのはいつものことで10人であったが、ベトナム人も7人を数えた。ベトナムから横浜市に住んでいる娘さんを尋ねて1か月前にやってきたお母さん、えびや蟹、牛肉を食べたら、体が真っ赤になったと見せてくれた。アレルギーと考えられる。何に対してアレルギーがあるのかを調べてほしいと言われて施行。よくよく聞いてみると、ベトナムにいるときからときどき出るそうだ。そうだろうと思う。フィリピン人女性46歳、今まで横浜市内の住まいの近くの医院で降圧剤を処方してもらっていたが、やはり言葉の壁を感じてやってきたとのこと。高血圧も落ち着いていた。フィリピン人女性50歳。痩せ、食欲低下、不眠が強いと来院。以前から糖尿病があることは知っていたので、チェックをしたが、正常値に近かった。よくよく尋ねると5人のこどもたちとの仲がうまくいっていないということがわかった。よく笑い、冗談が好きで、ちょっといいかげんなところがある彼女だったが。こどもたちに非難されて、疎遠になっていて、孫もいるけど、会わせてはもらえない状況なのだと言う。結局アルプラゾラムを処方した。昨日の日曜日、朝から県医師会報への原稿書き、昼から県の委託事業の即日エイズ検査のために厚木市へ。疲れがたまっていたのか、夕方からうとうとしたり、寝込んだり。
  • 2017/5/15 9:00
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ベトナム人男性56歳、あまりうまく日本語が話せない。いつも意志の疎通に苦労する。仕事をしているわけでもなく、忙しいわけでもなく・・・でもベトナム人のスタッフが勤務している日にはやってこない。というかわざと避けている気がする。生活指導などされるとそういうことを言われるのがいやで、故意に日を変えてくるのだが・・・ベトナム人スタッフの口を借りて、生活指導しているのは僕なのだが。タイ人男性58歳、何回か、僕にウィスキーを持ってきてくれた。「きょうはウィスキー、まだ買ってないから・・」と診察室で話してくれた。そんなことは必要ないからと答えたが・・・実は僕はお酒が飲めない。いいや、飲めなくはないが、好きじゃない。最初に持ってきてくれた時に、そう言えばよかったのだろうが、せっかく持ってきてくれたのに、「きらいだ」とは言えず、今に至っている。僕の考え方は典型的な日本人の思考方法なのだろう。タイ人なら、はっきり「好きじゃない」と言うと思う。カンボジア人女性、消化器の難病のほかに糖尿病もあり、栄養指導しているというのに・・パリに住んでいる親族が何人かやってきたからといっしょにブュッフェ三昧したとのこと。次の血液検査が恐ろしい。アルゼンチンの男性70歳、体重が軽くならず、というか、軽くなるべく努力をあまりせず、やはり膝に負担がかかってきた。歩行がつらいらしい。一度整形外科を受診してもらおうと思ったが、たぶん、できることは限られてしまうだろう。
  • 2017/5/13 9:00
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ペルー人女性41歳、日本語がまったくできないに等しい。それだけでなく、少し理解力に乏しく、いつも僕を悩ませる。腹痛と発熱で昨晩は救急車に乗ったと話してくれた。どこが痛いの?と尋ねると右の下腹部を抑える。ただし、痛みには波があるらしい。発熱もあり、こりゃもしかして急性虫垂炎か?それにしては痛みの症状が合わないななどと思いながら、末梢血とCRPを調べてみた。白血球数は5000程度、CRPは0.3、これは細菌感染ではない。ということは急性虫垂炎ではないということで少しほっとした。軟便もあるということで、ウィルス性の感染性腸炎だろうと考えた。脱水もあり、点滴施行して帰ってもらった。あの日本語力では診察した医師はお手上げに近いだろう、問診しようにも話が通じない。だからこそ何があっても僕のところにやってくるのだと思う。フィリピン女性49歳、カルテを見ると、高血圧で診ていて1年間ぐらい来ていなかったが・・・後頸部がはって不快感があると来院。やはり160/100とまた血圧が上昇していた。体重でも著明に減少しないかぎりは予測できた結果なのに・・・こういうことには慣れっこになってしまい、怒ることなど決してないが、「あなたのためには継続して内服することが必要なのだよ」と話しておいた。
  • 2017/5/12 9:00
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大問題勃発。フィリピン人女性30台、甲状腺機能亢進症でもう10年ぐらい拝見している。ときどき1か月ぐらい抜けてしまうことがあり、そのたびに口酸っぱく注意をしてきた、きちんと内服しないとまた亢進してしまうよと。あるとき、3か月以上やって来ず、つぎにやってきたときに妊娠していると告げられた。日本人と結婚したそうで、それはそれでめでたいと言えばめでたいが・・・こどもが生まれた後もだんなが父親、すなわち彼女にとっては舅には結婚もこどもができたことも話していないそうで、どういう理由があるかは知らぬが、だんなもひどいことをすると思った。こんな人口23万人の、かつ同じ地域に住んでいたら、いずれどこかで会うだろうし、そんなことになったら両者の関係はもっと悪くなるだろう。早く父親に真実を話すよう、だんなに言いなさいなどと話したのを覚えている。そして・・彼女が言うには「だんなさんのお父さん、ここ来てる」。はあ?と思った。よくよく聞くとそのだんなの父親というのが、僕が長年、拝見している患者だった。それならなおさらクリニックで鉢合わせしてけんかになったり、気まずい思いをしたり・・そんなんじゃ困るよと言っておいた。そして・・・その時は突然やってきた。おととい火曜の夕方。彼女が自分とあかんぼうの診察にやってきたら、待合室にいたのはだんなのお父さんだけ。即座に状況に気がついたこちらは、3人とも、診察室に入るときにも、会計のときにも苗字では呼ばないようにして、待合室まで行って、どうぞと診察室へ呼び込んだ。はじめはどうなることかと不安になったが、途中からまるでドタバタ喜劇の1シーンのように思えてきた。世間にあまり多くはない苗字、呼んだらまちがいなく、義理の父親のほうがなんらかの興味を示すだろう。けっきょく、気がつかずに帰ったそうだが、受付のスタッフに後で聞いたら、義理の父親のほうが待合室でじっとあかんぼうの顔を見ていたそうだ。しかもあかんぼうの顔、だれが見ても義理の父親とすごく似てる。不思議に思って見ていたにちがいない。そりゃ、似てるはず、あなたの孫だもの。ずっと彼女に話していたのだが、こんなことに僕を巻き込まないでほしい。患者のプライバシィーは守らねばならないので、僕から義理の父親である患者に告知することはないが、事の真実がわかってしまった場合、きっと僕のことも恨むかもしれないし、ぐると思うかもしれない。そんな僕とは関係ない理由で患者との信頼関係が壊されるかもしれない。それに・・・親に結婚したこともこどもを産んだことも話してもらえない、まるで日陰の嫁の立場に彼女を置くなんて。彼女にも失礼だろう。彼女のだんなに対して腹がたった。親子関係のこじれを持ち込まないでくれと。
  • 2017/5/11 9:10
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インド人男性39歳、高血圧と中性脂肪の高値で降圧剤とOmega 3 fatty acidを処方していたのだが・・・体に発疹が出て、両側の腕が痛いからとOmega 3 fatty acidの内服をやめてしまっていた。体重も減少したのでいいだろうと。しかし、このOmega 3 fatty acidはすでに3年も内服を続けていて、この薬のための副作用が今頃になって発現するとは思いにくいのだが・・・たぶん内服したくない理由もあるのだろうと中止したままにして、次回採血して値を診させてもらうことにした。遠方からフィリピン人の家族3人が受診、たぶん電車で来たとすると自宅からは1時間以上かかっているはずだ。ありがたいと思う気持ちが半分と申し訳ないと思う気持ちが判断。こんな遠方までと思っても、患者に尋ねると、それでも同じ国のスタッフがいてタガログ語で症状が言えることがいいそうだ。たしかにそうだろうと思う。いくら英語が話せるとはいえ、もし海外で日本人スタッフがいて日本語で話しても理解してもらえるなら、僕でもそちらに行くだろう。カナダ人女性29歳、軽度の急性感染性腸炎と思われる症状で来院。話からどうやら英語学校の教師をしているようだが、日本の公的保険には加入していない。尋ねてみると日本には3年後までいるという契約で来たと言うので、それはすなわち住民基本台帳に掲載されている状態という意味で、それはまた日本の公的保険に加入する資格が明確にあるということを示している。語学学校では社会保険に加入させてはくれないのだろう。これって妙な話だ。もし、語学教師として生活できるぐらいの給与があるとしたら、それだけの時間を勤務しているということで、社会保険に加入する資格があるはずだ。たぶん、会社が経費を減らす目的で、社会保険への加入を認めずに、加入するなら国保へと誘導するのだろう。どうして推察できるかというと、社会保険の場合は月の掛け金は会社と本人の半々払いということになり、会社としては払いたくないし、また加入すれば強制的に給与から天引きされるはずだ。すなわち会社が社保にさせようとしても自分の意志で加入しないということはできない仕組みとなっているのだ。法的には社会保険に加入資格のある人は国保加入より社保加入が優先されることになっており、会社が法律違反をしている可能性が極めて高い。会社が社保に加入させないと、自分で国保加入を選択することになるのだが・・・手続きは自分でしなければならない。すると保険料を支払いたくないとか、故国で民間の保険に加入しているから国保には入りたくないからとか、そういう理由で日本の公的保険については「無保険状態」になってしまう。「なってしまう」というより「自分で選択してしまう」のである。ところがもっとも重要なことは日本では外国人でも公的保険に加入する資格のある人は加入が義務付けられているということだ。法的に個人の意思で加入を拒むということができないことになっているということだ。ところが、何の罰則もない義務なので、こういう無保険状態が「野放し」になっている。医療を担当する側からみると実に困ったことである。
  • 2017/5/9 9:08
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ゴールデン ウィークがあけてしまった・・悲しい。団塊の世代の日本人の典型なのか、ゴールデン ウィークをバンコクですごしている間も、雑誌社からの依頼原稿を書き、神奈川県医師会報に投稿する原稿を書き、仕上げてしまった。というか、こういうことは仕事とは思っていないから書けるのだろう。帰国して土曜の早朝にクリニックに届いた手紙、文書など整理していたら、近くの公立病院からの患者情報提供書がひとつあった。開封してみると、先日、大腸がん検診の検便2日法で潜血反応が陽性だったアメリカ人男性についての報告書だった。80歳を超える高齢で糖尿病もあるので、開業医のレベルではなく、公立病院に検査についてすべきかどうかも含めて依頼したのだが・・・検査を施行する当日の朝にやってきたので前日と当日の食事について事前の説明通りにしてくれたかどうかを確認したら・・・前日は夜9時を過ぎたころまで飲食し、当日の朝は薬を内服してしまったそうだ。それで検査を施行せず、本人に確認したら、再度予約を取って行うのはいやだということなので中止しましたと書いてあった。僕が英語で検査の必要性を説明した時にも、彼の英語は比較的わかりやすいと感じたし、こちらの言うこともわかってくれた。どうしてこの公立病院での事前の説明とちがうことをしてしまったのか、英語で説明したのだろうか、日本語で説明したのだろうかも含めて不明だ。ただ残念な結果に終わったことが「極めて残念」だ。こういうケース、彼個人の問題なのか、外国人に対する説明になにか不備があるのか、ぜひ検証してほしいものだ。
  • 2017/5/8 9:00
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