AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

フィリピン人女性50歳、近くの公立病院で撮影したCTにて左尿管の外部からの圧迫と水腎症となっていること、腎が委縮していることを告げた。しばらく呆然としていたが、その原因は何かとか手術は必要かとかがんではないのかなど、いつくかの質問をしてきた。わかる範囲で答えたが、後腹膜の腫瘍の可能性など、なかなか理解しにくかったかもしれない。今後については僕がさらなる検査のオーダーを行い、それに対応して専門医を紹介するよりも、専門医を受診して検査法を含めて考えてもらうべきと情報提供書をその公立病院の泌尿器科あてに書いた。日常程度の日本語会話はできる。フィリピン人なので通訳を連れてこなければ、診ないなどという返事が返ってこないことを切に願いたい。韓国人女性52歳、胃の調子が悪く、韓国でも内視鏡検査を受けたことがあって、逆流性食道炎と診断されて、プロトンポンプ インヒビターの処方内服でよくなっていたと言う。午後から内視鏡検査を行った。前庭部にタコいぼ状胃炎、胃角部に潰瘍瘢痕、そして十二指腸球部の前後壁に潰瘍瘢痕と霜降り状の多発潰瘍あり。たぶん、十二指腸球部の前後壁のひきつれを見ると、韓国での内視鏡検査のときももしかしたら十二指腸潰瘍ではなかったのかと疑った。それならプロトンポンプ インヒビターの内服で良くなるはずだから。逆流性食道炎の所見は全くなし。韓国ではランソプラゾールを内服していたそうで、同様に処方した。慣れている薬を内服することで精神的にも安心できると思ったので。
  • 2017/8/26 9:00
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昨日も書いた通り、24日は夏季休暇明けで、日本人患者も外国人患者も多い一日だった。午前の終わりにやってきたベトナム人男性31歳、2週間ほど前にも風邪をひいて受診している。開口一番、風邪がなおらないので、もっと強い薬をくださいと言う。今回は咳と喉の痛みと鼻水があるとのことだが、診察してみても、そうひどいという印象を受けない。
具体的にこれとこれが効かなかったと、薬剤の包装を見せてくれたが、TIPEPIDINEとTRANEXAMIC ACIDだった。痰があるなら、あまり強く咳を抑えてしまうと痰が出にくくなり、むしろ気管支炎とか肺炎とかなりやすくなるよと話したのだが、納得がいかないようだった。このような「もっと強い薬をください」「すぐに治る薬をください」という要求は外国人特有かと思う。いや、日本人だって早く治りたい、それでも薬を飲んでもすぐに治るとは限らないことを身をもって理解しているのかもしれない。英語が通じる人には「風邪というものはウィルス性疾患であるからして抗生剤は効果ない、だから症状ひとつひとつに対する対症療法になる、それでも症状が次から次へと変化していくこともあるので、すぐに治るというのはむずかしい、でもいずれよくなるから心配しなくていいよ」などと下手な英語で説明するのだが・・・これがスペイン語やタイ語となると・・・そこまで説明するだけの語学力が僕にはない。実は過去に経験があって・・タイ語でこれを説明したところ、すごく勘の鋭い人はきちんと理解してくれた。でもこれってジェスチャーで何を言いたいかを相手に当ててもらうようなもので、多くの場合は「強い薬はだめ、よくない、副作用がたくさんある」程度の話になってしまい、相手が、眉をひそめて「何言いたいの?」となってしまう。よく、「別の先生のところで風邪薬、これ、もらったけど、よくならない、いい薬ください」などと言われ、後に「あなたの薬はよく効いた、すごい」などと褒められることがあるが・・・・たぶん、もうそろそろ治りそうな時期になっていたのだろう。「別の先生」が気の毒に思えてしまう。
  • 2017/8/25 9:00
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夏季休暇もきのうで終わってしまった。あああ、もう一度休みたい。暑い時に熱いバンコクに行ったはずが・・・・出かけるときの東京もなんだか梅雨のような天気だったが、バンコクもなんだかすっきりしない天気だった。雨季なので一日に激しいレインシャワーが一回はあり、あとの時間は熱帯の太陽がさんさんと輝くのに・・・曇りで雨もあまり降らないような「どっちつかずの」毎日だった。携帯につなげるイヤホーンを買おうと、BTSのプロンポン駅に直結したエンボリアという巨大デパートに行った。別館の3階にお店があるというので、探しあてて店内へ。買い求めてふと店内にいる二人連れの女性に目が留まった。一人がバンコク病院に元勤務していた看護師の女性に似ている、いや、似すぎている。神奈川県の海外研修生制度に僕自身が推薦して、日本の病院で研修したのが10年以上前。すっかり日本が好きになってしまい、帰国の後の数年後に1年間だけと来日。そのまま日本で暮らしている。だからバンコクにはいないはずなのだが・・お金を払い終わってあと顔をあげたら、もう二人の姿はなく、次の瞬間、僕の正面、至近距離にふたりの姿があった。しばらく呆然と見合っていたが、「せんせい」という声で我に返った。たしかにPちゃん、いやあ、びっくり。記念撮影して夜中にパソコンを見たら、もう彼女のフェイスブックにこの写真が載っていた。日本にいてもこの数年、会う機会もなかったのに。そういえば、3年前にはBTSエカマイ駅近くのMKゴールドというタイスキの高級店に入り、店員に言われるままに席についたら、奥から僕をじっと見ている、確かに僕を見つめている高齢の小柄な男性がいて・・・こちらも目を凝らしてみたら、バンコク病院の理事長のP先生だった。二人でびっくり。さらに今年の5月の連休のとき、BTSナナの駅で帰ろうと券売機でチケットを買っていたら、隣の券売機で買っていた日本人らしい女性が「あのう」と話しかけてきた。「もしかしてAMDAの小林先生ではありませんか?」と。これには非常に驚いた。なにかのボランティアでAMDA国際医療情報センターの催しに参加してくださったそうなのだが、申し訳ないことに僕には記憶がなかった。なんだかんだで大都会となったバンコク、それでもタイ人が買い物などで行くところは比較的限られているような気がする。だからこんなことがある。
  • 2017/8/24 9:11
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初診のラオス人男性21歳、会社の健診の結果を持って、同僚のラオス人男性と現れた。結果を見ると、3年分の健診の結果が記載されていて、いずれの年も若い男性にしては血色素量が11台で相当低い。訊ねてみると、毎年ラオスに里帰りしているそうで、昔、インドシナ難民定住促進センターに入所してくるラオス人難民の人たちを診察していたときのことを思い出した。あのころの彼らはラオスから直接やってくるのではなく、逃げたタイの難民キャンプからやってきていた。難民キャンプの衛生状況はあまりよくなく、ほとんどの人が寄生虫疾患を持っていた。同じタイの別の難民キャンプからやってきたカンボジア難民の人たちも高率に寄生虫疾患を持っていた。便検査をしてみると、ラオス人の人たちにはタイ肝吸虫など、今になって考えてみると、彼らのもともとの食生活に起因していると考えられる寄生虫が多かった。川の魚を生で食べたり、沢がにを叩き潰して発酵させて何かと混ぜて吸ったり、ソムタムに沢がにを入れたりと、そんなところだろうか。ところがカンボジア難民の人たちに鉤虫などのほかに名前も聞いたことがないような原虫が多かった記憶がある。長くなってしまったが、このラオス人男性に関しても寄生虫疾患を否定すべきと考えて、検査を組んだ。ところで、この男性、21歳で3年も日本に生活しているというのに、ほとんど日本語が話せない。少なくともインドシナ難民としてやってきた人たちの二世とは思えないし、難民としてやってきた人たちが後年、故国にいる家族を呼び寄せた、いわゆる「呼び寄せ」でやってきた人にしても日本語が話せなさすぎる。呼び寄せ事業はとうの昔に終了しているからだ。健康保険を所持しているということは合法滞在の可能性が極めて高いということになる。どうして日本にいるのか、興味津々だったが、訊ねるはやめた。カンボジア人女性62歳、頭痛と胸の苦しさ。昨日、難民出身で横浜市に住んでいる親族のもとにカンボジアからやってきたとのことだった。3か月滞在するとのことで、もちろん日本の公的保険には加入していない。保険外診療でもいいという付き添いの親族の話だったので、診療開始。血圧が180/110、これじゃ頭も痛くなるだろうし、胸の苦しさも説明できないことはない。心電図では狭心症も否定はできなかったので、ジェネリックの降圧剤と念のためにニトロの貼薬を処方した。これでよくなってくれるといいのだが・・こうして書いてみると約30年前にインドシナ難民として日本にやってきたラオス人、カンボジア人とのおつきあいが、いまだに続いていることがよくわかる。
  • 2017/8/16 9:00
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お盆の間の土曜日・・・きっと患者も少ないだろうとたかをくくっていたら・・・大変なことになってしまった。周囲の医療機関のほとんどがお盆休みなので、急に具合が悪くなった人が市内の遠方からもやってきた。外国人患者も多かった。タイ人女性、同じタイ人のご主人の診察についてきた。皮膚の血管炎がひどく・・・これはもう皮膚科の専門医ではないとわからないと思い、市内の皮膚科に片っ端から連絡してみたが、休診。急患ではないので、某皮膚科宛に情報提供書を書いて場所をお知らせしておいた。そこそこの日本語はできる。門前払いをされないことを祈りつつ。アメリカ人男性46歳、受付で問診をしたときには喉が痛いとのことだったが・・・診察室で話を聞くと、痛いのではないと言う。数日前に日光に行ってきてから、のどがかゆいような変な感じで、痰を出そうとしたら痰に血液が付着したので心配になり、やってきたとのことだった。結核とかがんとか、要するに血がついてきたことが心配だったのですね?と尋ねるとそうだという返事。たぶん、固い痰を出そうといきばんだために咽頭の粘膜が傷ついたのだろう。もう痰は出ないというので、抗炎症剤を処方し、ようすをみることにした。フィリピン人女性35歳、甲状腺機能亢進症で通院中。3年前に日本人男性と再婚、お子さんが2人も生まれているというのに、ご主人の父親には紹介してもらえていないという状態だった。そのご主人の父親という人は長年にわたり、僕の患者で通院してきてくれている。ご主人の父親が事実を知って、もしも怒ったら・・・僕も結果的に片棒をかついだことになりかねないし、信頼関係が損なわれてしまいかねない。ご主人の父親の顔を見るたびに、申し訳ないようななんともいえない気持ちだった。彼女には「同じクリニックに通院しているのだから、いつかは鉢合わせしたり、ばれてしまうよ」と話してはいたのだが・・2か月前、だれもいなくなった終了間際のクリニックの待合室で、彼女とふたりの幼い子供、そしてご主人の父親だけになってしまった。まるでドラマみたい。ドラマには筋書きがあるが、こちらには筋書きがない。状況に気がついた職員が知らせにやってきた。ご主人の父親は幼い子供たちの顔を覗き込んでいたそうだ。きっとよく似てるなあ、自分にとか思ったのかもしれない。だって孫なのだから、似ているのは当たり前だ。やってきた彼女の口から、あのときにクリニックの駐車場にご主人が待っていたことで、ばれてしまったと聞いた。結果は・・・ご主人の父親はとくに文句を言うことなく、受け入れてくれたそうだ。奥様をつい最近、亡くされたご主人の父親にとっては新たな家族の突然の出現も、喜ばしい出来事なのかもしれないと思った。
  • 2017/8/14 9:00
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フィリピン人女性45歳、めまいに吐き気、頭痛あり。メニエールを疑った。耳鼻科を受診するように勧めたが、時間がないとのことでやむをえず、メニエール用の処方を行って、これでもだめなら耳鼻科に行くようにと話した。フィリピン人女性54歳、毎度のことだが、6月のはじめに1か月分処方したのに、すでに2か月を経過している。血圧もあがるはず。家庭のことなど、いろいろと心配があるらしい。なんだか毎日、こういう内服薬の不適切管理というのか、そういうことを書いている気がする。でも怒らない。怒ったらこちらの言うことを聞いてくれるなら、いくらでも怒るが・・・怒ればやって来なくなるだけ。負けたも同然だ。ここは毎回毎回、きちんと内服してくれるようにと話すしかない。これは僕のためではなく、あなたのためなんだよと。そしてまたまた一人、フィリピン人女性31歳、バセドウ病の診断の下に、抗甲状腺ホルモン剤を処方しているのに・・・今まで何度、いいかげんに内服したり、数か月内服をやめてしまい、動悸など甲状腺機能亢進症の症状が出現してから来院したりしたことか・・・再びコントロールまで持っていくのに、また時間がかかかってしまう。今回は数か月内服せずに5月頃やってきて、ようやくコントロールできそうになっていたのに・・・6月24日に1か月分処方したのですでに2週間は内服していないはず。それでも僕のところにやってくる。看護師が言うには「こんな内服の仕方していたら、ほかの医療機関だったらきっとしこたま怒られる。先生、怒らないから来るのよ」と。そうかもしれない。でも怒ったら負け。
  • 2017/8/12 9:00
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タイ人男性、12時半ごろやってきた。もう昼休みに入ってしまっていたが、午前中から時間のかかってしまった人がいて会計を待っていた。このまま診ようかどうしようか?と一瞬、悩んだ。看護師がいなくてもだいじょうぶなら診てしまおうかと。でも考えてみたら、至近距離の調剤薬局のほうは休めなくなってしまう。ちょうど火曜だったので、タイ人の通訳が来てくれていて、彼女がこちらの状況や診察時間を説明してくれた。けっきょく、午後2時の診療開始時間にまた来ますと帰って行った。そして、午後2時少し前に約束通り、やってきた。近くの医療機関で機能性ディスペプシアの診断でこの病名でしか使えない薬を処方されていた。その医療機関で内視鏡検査等も受けていて、あらためて胃の症状に対しては検査は必要ないだろうと、引き続きその薬を処方したのが前回。今回はそれから1か月半を経過しているが、胃のほうは具合がいいので薬は必要ないとのことで、前回も処方した内痔核の坐薬の処方だけ希望したので処方した。フィリピン人女性36歳、初診。めまいで来院。生まれたばかりのあかちゃんがいて、夜泣きもするし、しかも働いているとのこと、耳鳴りはないがそれ以外はメニエールの症状と似ている。とりあえず、1週間分だけ処方して、これでよくならなければ耳鼻科を受診すべきと話した。
  • 2017/8/10 9:00
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先月末からおなかの具合が悪いと訴えていた韓国人女性60歳、いつもの高血圧の診察でやってきたが、ようやくおなかも落ち着いたようだ。看護師からの情報で、おなかの具合が悪かったときに体力が落ちたのを取り戻そうと、焼き肉を食べていたという話を聞いていたので、「今度、おなかの具合が悪い時は焼き肉はだめよ」と話したら、大笑いしていた。こちらも笑っていたが、単なる冗談と思ってはもらっては困る。下痢のときは消化吸収能力が落ちているので、そんなときに高カロリーの焼き肉を食べたら、よくなるわけがない。たしか、治療中にも何回も話しているはずだが・・・ペルー人男性64歳、高血圧で最後に受診したのが4月、ほぼ4か月経過している。きょうはどうしたの?と尋ねたら、薬がなくなったから来たと答える。一か月処方したのに、なぜ4か月も薬があったのか?という理由は、ときどき内服していたにちがいない。質問してみたら、案の定、薬がまだあった、悪い時だけ内服していたとの返事。こういうやりとりも何度したことだろう。悲しくなる・・・というより、彼はペルーにいたときにもこういう内服のしかたをしていたにちがいない。毎日内服したほうがいいとだけ話しておいたが、きっと変わらないだろう。パキスタン人女性41歳、以前に爪の変形で悩み、どこを受診しても白癬ではないとしかわからず、何を塗っても変化なく、悩んで僕のところにやってきた。皮膚科を専門としていない僕ではもちろんわからない。平塚で開業している高校、大学の同級生で皮膚科のK君は神業的に臨床診断がすばらしく、それまでも近くの皮膚科ではわからないと言われて、なぜか、近所の知り合いから僕のところに行けと言われてやってきた数人を診察してもらったら・・・驚いたことにすべて正解、彼の指示や処方であっというまに治癒してしまった。その彼にこのバキスタン人女性を診察してもらったら、爪のカンジダ症との診断を受けた。そして彼の処方した軟膏で、よくなった。これにも驚いた。それ以後は僕のクリニックで処方してほしいと言われたのだが・・・価格の高い薬で、彼女も少しよくなると来なくなってしまう。今回は3か月ぶりに来院。やはり悪くなっていた。母国で薬剤師の資格を持っているという彼女、なかなか頭がよくて、僕のクリニックにやってくる前に近くの調剤薬局を訪れて、カンジダ用のこの少し特殊な薬の在庫があるかないか確認してから来院していることがわかった。同国人のご主人と小学生の男の子3人、しかもひとりが障害を抱えていて、文字通り、奮闘中の彼女、「こどもは夏休みでも私には休みがない」「イスラムで豚肉を食べることができないし、ハラル フードを探すのも大変なので外食はせずに、いつも食事を作っている」と長い話に・・・ストレスが多そうだ。日本でよくがんばっていると思う。
  • 2017/8/8 9:00
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ベトナム人男性66歳、同じベトナム人の奥様が薬を取りにやってきた。先日、精神科病院に紹介して診ていただいているのだが・・・最近は「警察に後をつけられている、警察が怖い」とか「ベトナムに帰りたい」と言いまわって家人を困らせているらしい。「警察に後をつけられている、警察が怖い」というのは決して犯罪者であるからということではない。被害妄想がひどくなってきているのだと思う。精神科疾患では通訳が入ると、本人の言い回し、感情がちがった表現になってしまったり、また通訳が入ることで患者が本当のことを言わなくなってしまったりすることがある。外国人患者を診察するのに、一番問題がおきやすい分野だろう。本来は母国語であるベトナム語での診察・治療を受けたほうが絶対的にいいと思う。しかし、彼のように共産国家となったベトナムを嫌って、国を捨てて難民となって逃れてきた人たちに対しては、冷淡な対応に終始しているようだ。帰国しても社会保障の枠外に留め置かれるからだ。中国人女性52歳、両手の指に痛みがあり、友達が」「両側に痛みがある、それってリューマチじゃない?」と言ったので、心配でやってきたとのこと。その友達は血液検査でリューマチと診断されたので、自分もその検査を受けたいとのことだった。まず、その両手の指を拝見すると、これはまちがいなくHebarden 結節だろうと思った。典型的な場所と症状。そう話したのだが、なかなか納得してくれない。治療はどうする?と言われても、痛みが強い時には鎮痛剤という対症療法しかなく、おまけにそれでも変形が進行していくことが多い。納得しかねるようすのところに看護師などが集まってきて、なかには自分の指を見せて、「ほら、私もこうだよ、同じ」と言うに至り、ようやく落ち着いて僕の話を聞いてくれるようになった。きのうは朝からミンミンゼミが鳴いていて、そこにシャーシャーシャーシャーというクマゼミの声が聞こえた。このあたりでクマゼミは珍しい。つい、姿が見たくなって、声のほうにひかれるように行ってみたが、声は高い木の上からだった。
  • 2017/8/7 9:00
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昨日のことだが・・・昼休みになり、往診に行こうと小児科待合室を通ったら、南西アジア系の女性がひとり長椅子に座っていた。あらら、これから診察なのかとあわてて受付の職員に尋ねたら、僕ではなく、小児科を受診するのだという。というか、小児科の診察室にすでに入っていて、小児科待合室にいる女性は付き添いなのだそうだ。こんな時間にどうしたのか?と職員に質問すると・・・近くの病院に朝早くに行き、予約がないので3時間ぐらい待たされて、いよいよ診察というときになったら、外国人なので、僕のクリニックに行くようにと言われてしまった。それでこんな時間にやってきたのだそうだ。こういう話は心が痛む。もし外国人で諸理由からどうしてもそこの病院では診られないということであれば、もっと早くにこの人たちに指示を出さねばいけないだろう。医師にたどり着くまでに時間がかかるとしたら、それは周りにいる人たち、たとえば受付事務の人とか看護師とか、そういう人たちが医師に対して、こういう人が診察を希望しているけど、どうしましょうか?と尋ねるべきだろう。外国人だって日本語が上手な人はたくさんいるし、まさか外国人だからという理由だけで「診ない」などという医師もいないと思う。日本語ができるのかどうか、英語はどうなのか? そのあたりは受付の時点で気がつくはずだ。自分が海外の病院でこういう目に遭ったら・・・どんな思いをするだろう?
  • 2017/8/5 9:00
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