AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

月曜日にやってきた中国人学生、次の日つまり3日の火曜の午後にやってきた。診察の前になにやら受付で声が聞こえるので、事務員に尋ねたところ・・・国立大学の留学生ですでに日本に2年もいるというのに・・・国民健康保険の掛け金をずっと支払っていなかったらしく、ゆえに使えない状況となっていたらしい。今日の朝、役所に行く、半年分の国保の掛け金を支払って、役所で国民健康保険確認証?なるものを持ってきた。役所に確認したところ、未払いの掛け金を支払ったので、国保は使えるとの返事だったので国保扱い、そして前日の自費分でいただいていた分から返金したが・・・彼のような国立大学の留学生であっても、このように公的保険に加入する資格がありながら、意義が理解できずに掛け金を支払わないということになってしまうなんて・・厚労省はもっと対策を考えた方がいいと思う。血液検査の結果はCRPがわずかに上がっているだけだったので、やはり不明熱と呼んでいいのだろう。もう少し様子をみるようにと話したら、うれしそうに帰って行った。昨日4日は午後1時から午後5時まで、日本医師会の第一回外国人医療対策会議に出席、出番はわずかに5分だったが、全国の都道府県医師会担当理事の前で話をさせていただけるまたとない機会をいただいたと思う。
  • 2018/7/5 9:06
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午後になり、熱が続いているという男性がやってきた。流ちょうな英語を話す。カルテは自由診療すなわち保険外診療となっている。熱は36.5度から36.8度程度、ほかに症状はない。いろいろと話しているうちに怪しげな背景があるような人ではないとわかったので、日本にいるスティタスなど尋ねてみたら・・近くの国立大学で勉強している中国人で、国民健康保険には加入しているが、今日は持ってくるのを忘れたと教えてくれた。診療費については次回、保険証を提示してくれたら自費分は返金すると話した。まずは白血球数、CRP、肝機能などをチェックした。帰り際にいつ日本に来たのかを尋ねたら、2年前とのことだった。それでは日本語もそれなりにできるでしょう?と投げかけてみたら、大学の英語で学べる?研究する?コースにいるので、全く日本語はできないという返事だった。帰り際には笑顔で帰って行った。きっと結果を聞くためにあす以後、近々にやってくるだろう。日本の中に日本語を使わない研究コースがある大学があるとは知らなかった。不明熱・・・というのだろうが、僕の一番苦手な分野のひとつ、今後が思いやられる。
  • 2018/7/3 9:00
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すべてよかった日、ペルー人男性59歳、痛風発作が完璧におさまった。ドミニカ人男性55歳、胃のあたりが気持ち悪いという症状がありながら胃がん検診に予約が入っていた。内視鏡検査の結果はとくに大きな問題なし。本人もほっとしたみたいだ。すでに症状は消失していた。ベトナム人スタッフが来てくれる予定になっていた日なので、ベトナム人の患者が多かった。特定健診を3人施行、通常の診療が3人、いずれも大きな問題はなさそう。そして終了寸前にインドネシア人女性27歳、バセドウ病のフォローアップ中で来院。3か月ぶりに血液検査を行った。こういう日ばかりならいいのだが・・
  • 2018/7/2 9:00
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アメリカ人男性57歳、大和市の隣のS市に住んでいる。1年に一回ぐらいか、過敏性大腸と思われる症状でやってくる。症状がよくなると来なくなってしまうので・・・それでも初めてやってきてから数年が経過している。今回は便秘症だということで、前回、処方した便秘の薬が非常によく効いたので、それが欲しいということだった。カルテをめくっても便秘の薬を処方した記憶も記録もない。よーく考えてみたらPOLYCARBOPHILのことだと気がついた。腸内での水分吸収をコントロールして便秘も下痢も「普通にもどす」と言われている薬だ。便秘型の過敏性腸症候群にも有効という売りではなかったかと思う。念のために2週間だけ処方、効果があった場合は引き続き処方、効果が思ったほどではない場合は薬を変更するので、いずれにしても再度来てほしいとお願いした。診察室を出て行くときに、長身の彼がかがんで何かを言ったのだが、聞き取れなかった。何ですか?と訊ねると、あまり笑ったところを見たことがない彼がにこっとしながら「ジャパンタイムスの記事、読みました」と一言。ああ、ジャパンタイムスのインターネット版を見てくれたのかと思ったが、その直後にジャパンタイムスの記者から郵便物が届き、あけてみたら6月18日付けの新聞が入っており、3面に記事が載っていた。
  • 2018/6/30 9:00
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26日の火曜の夕方、ぎりぎりの時間に腹痛でご主人とタクシーでやってきた隣のZ市のインド人女性について、緊急で紹介させていただいた近くの公立病院の内科医から返事があった。諸検査の結果、婦人科医に診ていただいて卵巣出血との診断で保存加療になったとのことだった。ほっとしたが、やはりあの時の僕の臨床医としての勘は正しかった。やってきたときの異常な腹痛、そしてなにより肌の冷たさと冷汗、あれは血管系の疾患の特徴だろうと思ったが、まちがっていなかった。単なる感染性腸炎ではやはりなかったわけだ。腹腔内に出血するとよく腹膜刺激症状が出ることがあるが、そう考えたら卵巣出血はありえる。あのとき、内科医に依頼すべきか、外科医に依頼すべきか、婦人科医に依頼すべきか迷ったが、まず内科医に診ていただいて、必要があれば専門科にまわしていただけるだろうと思ったが、その通りになったということだ。今回はよかったが、こういう臨床医としての勘はいつも磨いておかねばならない。若いころに外科医として専門の一般外科だけでなく、脳外科、心臓外科、肺外科、小児外科などのきつい訓練を終えておいてよかったとつくづく思うときがある。
昨日は夕方から神奈川県医師会の会長会、議題と報告の中で親友のTちゃんが救急医療の全国表彰を受けることになったことを知った。おめでとうと心から祝福したい。
  • 2018/6/29 9:14
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インド人女性20歳、公的保険なし、夕方の4時20分ごろ、インド人のご主人に連れられてタクシーでやってきた。腹部全体の痛み、吐き気と嘔吐、発熱はなし、診ようとすると顔をゆがめて痛がる。皮膚は冷たく、冷汗がある。これはもう単なる急性感染性腸炎とは思えず、すぐに採血と腹部レントゲン撮影施行。イレウスではないことはわかった。白血球数は14600、CRPは0.4 、細菌感染があり、それもごく最近始まったということだろう。外来診療だけでは終わらぬと考えて、4時40分に近くの公立病院に電話、救急車で行ってもらった。ご主人が何をしている人かなど聞きもしなかったが・・・入院などしたときに医療費が心配だ。
 おととい書いた外国人の住民基本台帳への記載の際の名前、あれから役所に電話していろいろと調べたら下記のごとくだった。通称名がある場合は「どちらかを選ぶ」のではなく、本名と通称名が併記されるとのことだった。そして大和市の当該担当に尋ねたら「併記してある場合は原則として通称名で保険証をつくる」とのことだった。わざわざ通称名を併記するのだから、通称名を優先して・・ということだろうが、これは大和市役所だけがそうというわけではなく、お役所がなんでも「横一線」であることを考えると、全国的にそうなのだろう。

外国人の在留カード記載の氏名と公的保険の保険証記載の氏名について

・日本人の場合・・・
 役所で住民基本台帳に掲載されるのは本名(住民票は本名)
→ 住民票の名前で国民健康保険に加入するので保険証の名前も本名(生活保護、介護保険証も同じ)
・外国人の場合(日本に3か月以上合法滞在する在留資格を有している場合)
役所で発行される在留カードに記載されるのはパスポートと同じだから本名
(法務省管轄)
 役所で住民基本台帳に掲載する時には本名と通称名を申告した場合、通称名が併記される。(総務省管轄)
  → 国民健康保険に加入する場合、保険証の名前は(大和市役所では)通称名が併記してある場合は通称名が原則、本名だけが掲載されている場合は本名(生活保護、介護保険証も同様)
  • 2018/6/28 9:00
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週があけた月曜日25日は・・・インド人男性、痛風発作のフォローアップ、順調に軽快していた。ペルー人女性69歳、診察後にひとしきり、おしゃべり。ほかにフィリピン人女性、ペルー人男性、韓国人女性と大きなトラブルなく、終わるかと思ったが・・・先月からやってきている隣のY市のベトナム人女性について、同市の区役所から介護意見書の用紙が送られてきた。僕に書いてほしいということなのだが・・ベトナム人スタッフのやってくる30日に来てもらって通訳してもらいながら書こうと思っていたのに・・書類が間に合わないとかだ、28日に娘さんが午後の仕事を休んで来てくれることになった。それはまだいいとして・・気がついたのだが、介護の主治医意見書に記載された名前は漢字の名前、そして生活保護の書類に記載されていてカルテに転記されている名前はカタカナの別の名前、いったいどうなっているのか。
外国人の場合、国保の保険証の名前が通称名ということはよくあることだ。理由を説明すると、3か月以上にわたり、日本に在留する資格のある外国人が日本にやってくると、まずは市役所に行き、パスポートを提示して在留カードの発行と住民基本台帳への記載をしてもらわねばならない。その際、在留カードの発行は法務省の管轄でパスポートに記載された氏名でのみ発行される。ゆえに本名ということになる。そして住民基本台帳への掲載は総務省の管轄で、理由は定かではないが、こちらはパスポートに記載された氏名または日常的に使用している通称名でもよいということになっている。そして国民健康保険への加入は住民基本台帳に記載された「名前」で行われるので、健康保険証に記載されているのは本名とは限らない、通称名かもしれないということである。
このベトナム人女性のケースでは国民健康保険ではなく、生活保護になっているのだが、生活保護の書類はカタカナのベトナム風の名前になっている。そして介護の主治医意見書に記載されていたのは中国風の漢字の名前、この方は中国系の方で北京語を話す。想像するに、カタカナ風の名前が本名、すなわち彼女は在留カードだけでなく、住民基本台帳にも本名で登録したのだと思う。だから生活保護の書類も本名というわけだ。すると住民基本台帳と同じ「名前」で発行されるはずの介護の主治医意見書だけが漢字の通称名ということはどういうことなのだろうか? どう考えても理解ができないので、区役所の彼女の介護担当に電話して理由を尋ねたところ、僕の質問が理解できない様子。「それでは主治医意見書は書けないということですか?」などと話す。「そうではなくて総務省管轄の住民基本台帳に記載された氏名と同じ氏名で作成されるはずの生活保護の書類と主治医意見書の氏名が異なるというのはおかしいでしょ、だって一人の人間なのだから・・」と言っても話が通じない。けっきょく「そういう担当から電話させる」と言うので電話を切ったが、今の時点で「担当」からの電話はない。外国人が増えるのは悪いこととは思わないし、今の日本、将来の日本にとって必要なことだろうと思う。しかし、外国人をめぐる法律に特例を設けたり、縦割り行政の影響があったり、末端の行政まで理解が下りていないというのは問題だろう。
この際、はっきり言ってしまうと、日本人は本名でなければ住民基本台帳に記載されないし、公的保険に加入できない、なのに外国人は本名または通称名のどちらでも好きなほうで住民基本台帳に記載されるし、通称名を選べば通称名で公的保険に加入できる。こりゃ、おかしいでしょ。いつも思うことは外国人差別はいけない、しかし日本人に対する逆差別もいけない。そういう認識が欠如したまま、足元の国際化だけが進んでいけば、危うい国家になりかねない。
  • 2018/6/26 9:00
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23日の土曜は日本医師会の選挙で夏休みや冬休みを除けば、はじめて土曜日を休診としたのだが、日本人が7人、フィリピン人が4人も来てしまった。やむをえず、小児科で処方をしてもらったが、いずれもインターネットで僕のクリニックのホームページの休診情報が読めないであろう高齢者や2か月に一回、処方をしていて、薬が余ったりして指定した日に来院しない人たちだ。もう、これは限界かも。
個人的なことを書くのはどうかと思ったが、許していただいて・・・昨日は長男の結婚式、事前にだれが出席するのか、内容など何も教えてくれず・・行ってみたら、40年以上、家族同様のつきあいをしていて、息子も娘もお世話になったことがある台湾の「親戚」4名の顔があってびっくり。一人は日本人と結婚していて出席してくれるのは数日前に彼女から連絡があって知ってはいたが、ほかの3人まで出席してくれるとは知らなかった。うれしくてハグしあった。僕からみたら彼女たちは「姪」のようなもの、息子は「姪」たちからみたら、「弟」のようなものらしい。帰宅してから一番上の「姪」から連絡があった。「もう、何年になるのかな?」と「初めて会ってから41年になるよ」と返事すると「11歳だった、今はもう32歳だし!!!」と書いてあった。なんだか年が合わないが、それもよし。
  • 2018/6/25 9:00
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自費の外国人観光客ならWELCOMEで、ややこしい患者はだめなのか?とつい言いたくなるようなケース。朝からブラジル人だという方から電話があり、ブラジルから薬を持ってきたが、もうすぐなくなるので同じ薬が欲しいが処方してもらえるかという質問だと受付から看護師が聞いておしえてくれた。すでに大学病院にまで断られているという。いいよと話すと午前11時半ごろになってそれらしき人たちが現れた。ブラジル日系人の女性67歳とブラジル人のご主人62歳、住所が隣のS市になっている。すでに国保には加入している。奥様がふたりの薬を紙に書いた者を示してくれた。奥様はロサルタンとヒドロチアザイドの合剤およびオイグルコン、高血圧と糖尿病ですねと話しかけるとそうだと。いまの時代、スマホの検索で簡単に海外の薬も調べられる。きっとそんな手間もかけるつもりもなかったのだろう。ご主人のほうの薬はロサルタンとジゴキシン、そして頻脈性不整脈の薬、いずれも国内販売されていた。処方するとすごく喜んでくれた。とりあえず2週間処方して、次回、血液検査などさせていただくことにしたが・・・大学病院、農協の病院と名だたる大きな病院で軒並み断られたとのことだった。遠方から1時間近くかけてやってくることになる。なんだか情けないし、気の毒だ。
  • 2018/6/23 9:00
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フィリピン人女性41歳、動悸と体の熱さ、だるさを訴えて来院。数年前に甲状腺機能亢進症で内服薬を処方していたのだが、コントロールできるようになってしばらくしたら来なくなってしまった。症状からは同じく甲状腺機能の亢進を疑うが、まずは採血してTSH、FT3、FT4と肝機能をチェックした。何度も繰り返し、継続して通院するようにと話しているのに、自己判断で来なくなってしまう。彼女に限ったことではないのだが、発展途上国からやってきた人たちについてはとくに慢性疾患のフォローアップに苦慮する。フィリピン人の新患女性50歳、咳や痰で来院。診察していわゆる風邪と診断した。この時期、天候不順のせいか、風邪や感染性腸炎が目立つ。なかなかりっぱな体つきなので、念のためにと血圧を測定したら、160/100、こちらのほうが問題だと思った。訊ねると父親がひどい高血圧とのこと、今まで血圧を測定したことがないと話してくれた。一週間分だけ降圧剤を処方し、一週間後の次回は血圧の測定と採血をするので食事はせずに水以外の飲み物も飲まずに来てくれるように頼んだ。両親の病歴を尋ねても父親が高血圧以外は言わなかったのだが、採血の関係上、「家系に糖尿病の人なんかいないよね」と聞いてみると、「いる」との返事。だれかと問うと「母親」と一言。これだからしつこく聞いておかないといけない。「さっき尋ねた時は父親の高血圧以外、ないと言ったよね」なんて野暮なことは言わない。
  • 2018/6/22 9:00
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