AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

昨日は雨が降る肌寒いような日だったが、僕のほうだけで外国人患者が12人来院、小児科とも合わせると20人近い数だろう。フィリピン人男性24歳、肝機能が悪く肝機能庇護剤を処方していて、次は採血を行って経過をみようと話していたのに・・・内服が1か月途絶えていた。結論としては今回は採血せず、処方を再度30日分行って、次回に採血を行うこととした。1か月遅れてしまったことに少し落胆。フィリピン人女性81歳、ここに通って来てから血圧が高くなることがなくて気持ちがいいと言ってくださる。少し気持ちがアップ。どうも僕は単純らしい。ペルー人男性47歳、高血圧で処方していたのに、1年近く来院せず。左の胸がきゅっと痛くなる時があると訴えるので心電図を撮ってみると虚血性心疾患を疑う所見があったので、市内の循環器専門病院を紹介。たばこの香りがしたので、たばこはこのような心疾患にとってよくないと話し、禁煙を迫ったが、してくれるだろうか?
ガーナ人男性48歳、高血圧で拝見していたのに、この2か月来院せず。風邪をひいてやってきた。風邪の診察を済ませると、頭が痛いと訴える。もしやと血圧を測定すると降圧剤を内服していたころの血圧が130台に落ち着いていたのに・・・180/100となっていた。降圧剤も処方。このように慢性疾患のフォロー一般的にはむずかしい。毎回、継続治療の意義や意味について話しているつもりだが、今日のようなことが多い。めげちゃいけない。こんなことでめげるとやっていけないし。
  • 2017/4/11 9:00
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フィリピン人女性50歳、以前は形容しがたいぐらい太っていたが、食事療法などきちんと行っているそうで、見た目にもわかるほど体重が減ってきた。血圧も安定している。フィリピンで看護師として働いていたという娘さんが付いてきたので、診察の後、しばらくフィリピンの医療制度などについて質問させてもらった。以前に妊娠確認後、全く病院に行かず、出産直前になって近くの公立病院を受診、出産をお願いしたが断られたというフィリピン人女性がいて、困り果てて僕のところにやってきたことがある。相談を受けた僕も困り果てた。というのも途中経過のわからぬ出産を引き受けることは産婦人科医にとっては大きなリスクを抱えることになるからである。それで同僚の医師から頼まれてやむをえず・・・ということなら、きっと彼は僕を恨むだろうし、恨まないまでもうらめしく思うことだろう。そのケースも結局、役所に話を戻して、役所から公立病院に話をしてもらい、無事出産したが。決して美談などではない。このケースについて細かに話したところ、やはりフィリピン国内でもこのように、出産間際になってはじめて病院に駆け込むケースが少なくないそうだ。やはり故国でのある意味の「習慣」、なかなかなおらないのだろうか。
  • 2017/4/10 9:00
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アメリカ人男性82歳、はじめての胃がん、大腸がん、肺がん検診の申し込みを行ってくれた。長く日本に暮らしてはいるようだが、日本語はほとんど話せず、したがって問診票も読めず。こういう問診票の類への記入は外国人をがん検診や特定健診そして予防接種等から足を遠のかせている原因のひとつだと思う。なんとか工夫のしようはないものか。フィリピン人スタッフが懸命に手伝ってくれて、ようやく問診票への記入が終わった。その内容を確認しながら、とりあえず、肺がん検診の胸部レントゲン2方向は撮影できた。胃がん検診について、のどの麻酔だけでできるのか、あるいは鎮痛剤を薄めて注射して軽民状態で行ったほうがいいのかと尋ねると、内視鏡検査は以前、軍属であったころに受けた経験があって問題がないし、注射は嫌いなので、のどの麻酔だけでいいと答えてくれた。彼が帰った後で、フィリピン人スタッフと話していて、彼が受けた内視鏡検査というのが、大腸内視鏡検査であることがわかった。ほんとにのどの麻酔だけでできるか、一抹の不安が残った。おまけに・・・・注射は嫌いだからと話していたが、のどの麻酔だけで行うとしても胃の動きを止めるために、スコポラミンの筋注は必要となる。絶対的に必要ではないが、筋注しないで内視鏡検査を行うと、胃液分泌と胃の動きで非常に観察しにくい。今から13日の検査麻痺が心配だ。
  • 2017/4/8 9:00
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カンボジア人女性78歳、高血圧で治療中、次に診察した日本人女性に「先生、さっきまで目の前に座っていた人、やさしい人ね、どこの人?」と言われた。もともとカンボジア難民として日本政府に受け入れられた1000人余の一人で、彼らを受け入れる定住促進センターの嘱託医を兼務していた僕にとっては同志のような気がする人たちの一人だ。40台になって来日して勉強したにしては上手な日本語だ。彼女たちが逃げ出したころのカンボジアはポルポト政権下で、原始共産制を礼賛、貨幣を廃止し、農業だけが労働という考えのもと、プノンペンなどに住む都会の人々を集団でいなかに連れて行き、肉体労働に従事させた。朝、起きたら昨日のことは夢だったなんてことがあるのではないかと何度も思ったそうだ。その中で、医師、看護師、教師、銀行員などいわゆる知識階級とよばれる人たちを徹底的に弾圧、一家ごと処刑した。仕事がわかると殺されると思った人々は口をつぐんだり、虚偽の申請をしたりしたのだが、そういうときは子供だけを呼んで、両親の仕事を尋ねたという。こどもは嘘を言わない、復讐を恐れ、こどもも含めて一家ごと殺した。結婚は党の命令による強制結婚だけとなり、それに逆らう者も処刑された。ポルポト政権下では数百万人が殺されたと言われ、たぶん今のカンボジアの人口構成でみると40台、50台の人が極端に少ないのではないかと思う。難民として日本に合法的に受け入れられたカンボジア人は東にタイとの国境を越えて、人に見つからぬよう、昼はジャングルに隠れ、夜はそのジャングルの中を歩き、サケオ県のカオイダン難民キャンプにたどり着いた人たちだ。カンボジアとの国境があるサケオや北のブリラム、スリン、シーサケット等の各県にはカンボジア語を話すカンボジア系のタイ人も多く、彼らをかくまった人たちも多いと聞いた。午前中にさらにカンボジア人女性81歳、娘さんに連れられて現れた。精神科疾患もあるのだが、日本語が話せず、僕でなくてはだめということで長年拝見している。
  • 2017/4/7 9:10
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桜が満開になり、暖かくなって気持ちがいい。ただこの時期、郡市医師会も県医師会もNPOも総会や代議員会を控え、準備にあわただしくなる。アメリカ人男性42歳、35日分の処方を頼まれたが、彼に処方している睡眠導入剤だけは30日分しか処方ができない。もしかして睡眠導入剤が手元にいくつか残っていないかと尋ねたところ、ちょうど1週間分ぐらいあると言うので、睡眠導入剤だけ30日分処方とした。フィリピン人男性32歳、B型肝炎のキャリアでフィリピンで買ったというインカビルという抗ウィルス剤をすでに2年半ぐらい内服しているとのことで、その治療効果をチェックするために先週来院したのだが・・・血液検査の結果、肝機能は異常なし、ただし、HBs抗原は陽性、同抗体は陰性で治療効果がない状態。このような抗ウィルス剤は日本でも高価だが、フィリピンでも高価なはず。尋ねてみたら、一回に買うのに50万円以上使っているとのことだった。驚いた。フィリピンの物価で50万円といえば私立の看護学校の授業料の2年分だ。日本の公的保険もあり、日本で生活していくということなので、近くの公立病院の消化器科を紹介した。内服するならキチンとしたプログラムに沿って適切な薬を使わなければ意味がない。今までは手元にインカビルがなくなってしまう期間があり、「飲んだり飲まなかったり」であったのとこと。紹介して先方に情報を伝えたところ、英語、タガログ語しかできないのなら英語の通訳がいないと診られないとの話で、またまたややこしいことになってしまった。最終的には、どういうシステムになっているのか、通訳が見つかったとのことだが、水曜日の予約になったので、僕のところのフィリピン人スタッフが付いていくのかもしれない。
こういうサービスについては個人的に行うことでもあるので、してはいけないとかしてあげてほしいとか僕は一切、言わないことにしている。
  • 2017/4/6 9:17
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ペルー人男性38歳、便秘が強いとのこと、こういうケース、中には大腸がんのケースもあるかもしれず、そのような深刻な疾患を見落としてはいけないと特に気を使う。患者からみるとどうやら大げさに考えていると思われているらしく、大腸内視鏡検査についてやんわりと勧めてみたが、断られてしまった。しばらく緩下剤でようすをみることにした。韓国人男性58歳、数日前に仕事中に手の甲を切ってしまったとのこと、市販の傷を覆うシールを貼っていたらしいが、感染をおこしかけていた。包帯交換と抗生物質の処方を行った。こういうシールが街中で入手できることがいいとは限らない。医療費削減と聖域なき改革とやらの産物らしいが、けっきょくのところ、感染をおこしたりして医療機関にやってくる人が絶えない。店側の言い分としては「売るときになにかあったら医療機関へと注意はしている」と言うのだろうが、実際には相当ひどい状態になってからやってくる人も少なくない。包帯交換をしていて、この男性が以前よりずっとやせてみえることに気がついた。6キロ減ったと話していたが、糖尿病など体重減少にかたむく疾患があるのではないかと心配になった。朝、某出版社から一冊の本が送られてきた。分担執筆したものだが、僕が原稿を書き終わったのが1年前、依頼を受けてすぐに書き終えたのを覚えている。たしか締め切りは夏ごろだったと思う。分担執筆は分担する人が多くなると、中には執筆が遅い人もいるのだろう。遅れに遅れてしまう。タイムリーな内容ならやはり一人で書き上げるべきなのだろう。これで一人で書き上げた本が6冊、分担執筆が4冊、すべて開業してからとなった。
  • 2017/4/4 8:59
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ドミニカ人の9歳の御嬢さん、1週間前に転倒して怪我をした顔面の傷のチェックを行った。女の子の顔であることから母親が非常に心配していたが、深刻な傷痕にはならないと説明した。それでも心配がつきないようで、そろそろ入浴してもよいと話したが、あの分ではしばらく入らないのではないかと思った。ペルー人男性54歳、胃の調子が悪く、内視鏡検査を施行した。軽度の逆流性食道炎あり。そういえばお子さんがふたりいたことを思い出し、尋ねてみてみたら、大学生ですとの返答。驚いた。もうそんなに月日が経っていたのかと。その息子さんが付いてきており、僕と同じ大学の理工学部の2年生と教えてくれて、またびっくり。本人も勉強、がんばったのだろうが、父親母親とも必死に働いて安くはない入学金、授業料を出してくれたにちがいない。ペルー人男性52歳、ピロリ菌の除菌療法後の呼気テストで陰性となっていた。よかった。フィリピン人女性31歳、バセドウ病だというのにいつもいいかげんに内服していて・・・というかコントロールできてしばらくすると内服しなくなってしまう。何度も何度もフィリピン人スタッフを通じて話しているのだが、このいい加減さが治らない。今回も甲状腺機能抑制剤を大量に投与し、ようやく手の震え、動悸などの症状が落ち着くところまで持ってきた。都内からやってきたフィリピン人女性27歳、右の季肋部が痛いというのだが、なんとなくおなかが出ているような気がしたので、尋ねてみたら妊娠17週とのことだった。レントゲン検査はあきらめてエコー検査を施行、とくに胆石などはなし。肝機能について採血を行った。
  • 2017/4/3 9:00
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木曜日の午後、ペルー人で日本語があまり上手に話せないという人の代理人という人から電話があり、ヘルニアは診てもらえますか?と言っているとスタッフから聞いた。「鼠径ヘルニアでも診ることはできますよねぇ、先生」と尋ねられ、いいよと答えた。手術はできなくても診断はできまよねぇという意味だ。外科医現役のころはおとなの鼠径ヘルニアもこどもの鼠径ヘルニアも「たくさん」手術していたっけなんて思いながら。問い合わせの電話があっても来院するとは限らない。あまり気にせずにしていたら、翌31日の昼前になって初診のペルー人男性42歳が現れた。スペイン語ではヘルニアではなく、最初のHを発音せずにエルニアと言う。どこにエルニアがあるの?と質問したら、つい最近、ペルーからやってきたらしく、ペルーでの医師とのやりとりを教えてくれた。症状はというと胸が苦しいらしい。内視鏡も行って・・・というくだりで気がついた。鼠径ヘルニアではなく、食道裂孔ヘルニア、英語でHIATAL HERNIAのことだったのだ。彼には悪いが、ちょっと苦笑してしまった。ヘリコバクター・ピロリも陽性で除菌療法を受け、陰性にはなったが、それから胃や食道の症状が強くなったとのこと、なるほど、食道裂孔ヘルニアのある人に除菌療法を行った結果、胃酸の逆流が強まったにちがいない。食事も済ませて来ているので、まずはプロトンポンプ インヒビターを2週間程度、処方してみよう、内視鏡検査を行うかどうかはそれから考えようということになった。
  • 2017/4/1 9:00
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昨日はなぜかHIVの即日検査の希望者が4人もいた。そのうちの一人がタイ人女性28歳、1年前にも即日検査を受けていて、その時は陰性だったのだが・・・彼氏ができて、ほかにパートナーはいないのだが、心配になって夜になると寝られないとのこと。なぜそんなに心配なのかは話してはくれない。結果は抗原も抗体も陰性で、にこにこして帰って行った。フィリピン人女性31歳、昔はフィリピンパブで働いていたが、今は介護職。ときどき右下腹部に腹痛があるという。便は毎日出ていて、でも軟便のことがあると話してくれた。こういう状態が1年ぐらい続いているとのこと、昔、フィリピンにいたころはどうなのか?と尋ねてみたところ、今と同じような痛みや軟便、下痢があったと教えてくれた。ちょうど介護職に転職して1年近くらしい。どうやら過敏性腸症候群ではないかと考えて、説明した。薬は飲みたくないとのことで食生活などの注意をした。タイ人女性53歳、高血圧とアレルギー性鼻炎、その他いくつかの疾患あり。バンコクから東へ遠く離れたカンボジア国境のシーサケットの出身、ラオス系の人たちも多いところだ。そういえば東北タイのラオス国境、メコン河を望むムクダハンという街があるが、日本のODAでメコンに架けた橋を渡るとラオスのサバナケットという街に入る。シーサケットとサバナケット、「ケット」というのはラオス語で街を表す言葉なのだろうか? 診察をしていたら、彼女のラインが鳴った。出てもいいよと話すと「今、病院で診察中だから」と小声で話している。相手はバンコクにいる娘さんだそうだ。なんと地球が狭くなったものよと思う。
  • 2017/3/31 9:00
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フィリピン人男性32歳、B型肝炎のキャリアだそうで、肝機能をチェックしてほしいとやってきた。採血し、通常の肝機能の項目と原発性肝臓がんの場合に上昇することが多い腫瘍マーカーであるα―フェトプロテインについて検査をしようと検査項目に丸印をつけていたら・・・フィリピンにいるときからこれを飲んでいますと見せてくれた薬があった。ブリストル・マイヤーズ社で作られている抗ウィルス剤だった。なんと今でもフィリピンから送ってもらって内服しているという。これはB型肝炎ウィルスそのものをやっつけることを目指して処方されているということであろうと思い、HBs抗原とHBs抗体を検査項目に加えたが・・・この薬を2年半内服しているとのこと、こんな内服の仕方をしていてよいのか、疑問に思った。ペルー人女性59歳、隣のZ市からやってきた。花粉症だと言うが、咳や痰、のどの痛みもあるので、それだけとは思えない。たぶん花粉症、正確にはアレルギー性鼻炎があるところに急性咽頭炎が重なったのだろう。両疾患についての処方を行った。フィリピン人男性66歳、1か月程度、マニラからバスで3時間程度のところにある田舎に里帰りしていたらしい。でっぷり太って帰ってきた。日本のコメはおいしいとみんないうが、やはり田舎の料理は口に合うのだろう。
  • 2017/3/30 9:10
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