AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

ナイジェリア人男性48歳、北隣のS市から初めて来院。S市からナイジェリア人がよくやってくるので、訊ねてみたら案の定、クリニックに来ているという友人から紹介されたとのことだった。会社での健康診断の結果を持参、LDLコレステロールが中等度に上昇していて血糖値が正常限界をわずかに超えていた。前者についての相談に来たそうで、血糖値が正常値よりわずかに高いことを告げると驚いたようすだった。食事をしてこなかったのでまずは採血をしてほしいというので採血はしたが・・その後、よくよく訊ねると高血圧で医療機関から内服薬を処方してもらっているとのこと、何を内服しているのか、尋ねてもわからないと言うので次回は薬そりものか、お薬手帳があればそれを見せてほしいと話した。不思議に思ったのは現在、降圧剤を処方してもらっている医療機関があるはずなのに、どうして僕のクリニックにやってきたのかということだ。次回、これも訊ねてみたい。スリランカ人男性23歳、某国立大学への留学生。11月ごろから左の脇腹が痛いと悩んでいて、すでに診察は数回済み。近くの公立病院で撮影した胸腹部のCTの結果を聞きにやってきた。結果は何も異状がないと書いてあり、それを全部英語で読み上げたのだが、納得がいかないようす。11月に殺虫剤を左の手にかけてしまったらしく、そのせいで左の脇腹が痛くなっている、要するに体に殺虫剤の毒が入っていると信じているのか、恐れているのか、精神的な要因が強いと思われる。なかなか納得してくれず、難儀した。カンボジア人男性31歳、難民として来日したカンボジア人女性に連れられてやってきた。1カ月前から左のふとももにしこりがあり、2週間前から痛いというので触ると、リンパ節と思われる有痛性のしこりが確かにある。左の鼠蹊リンパ節も脹れているが、痛みはないよう。念のためにエイズと梅毒の即日検査を行うと言うとついてきたカンボジア人女性がぜひ、してくださいと言う。その手の疾患を疑っていたのだろう。結果は両者とも陰性。とりあえず抗生剤のㇾボフロキサシンを処方した。
  • 2019/2/19 10:50
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隣のA市からやってきたブラジル人男性48歳、名前を呼んだら小さな女の子がいっしょに入って来た。入ってくるやいなや患者用の椅子のうしろの採血をするときに使う椅子にちょこんと座ってしまった。よく顔を見たら、母親がカンボジア人、父親が日本人で両親ともに僕が診ている、そのお嬢ちゃんだった。たしか小学校1年か2年のはず。幼稚園に入る前ごろ、初めて両親に連れられてやってきたときには両親の後ろにすぐに隠れてしまい、下を向いて一言も話しをしてくれなかったのに・・・あれ。どうしたの?と訊ねると「お母さんといっしょに働いている人でついてきたの」と。当の母親は車の中で待っているという。ブラジル人男性の話がよくわからなかったが、なんでも検査してほしいというようなことだった。理由を聞くと仕事が見つからず、もうすぐ帰国するからだと話してくれた。これでは保険診療はできないので、よくよく訊ねると両親が糖尿病で最近疲れやすいので心配になってきたのだと言う。ただ心配だから検査してくれではだめだが、症状があるなら保険診療することができる。たぶん、お嬢ちゃんは万が一の通訳を兼ねてついてきたのだろう。そういえば以前にこの母親が職場が同じだという韓国人女性を連れてきたことがあった。こんなに外国人がたくさんいる職場、雇っている会社ってどんなところなのだろうと想像してしまう。 日本の一部ではすでに外国人の労働力抜きでは成り立たなくなっているのだろう。そういえば紹介されてやってきた韓国人女性も定期的に受診をしてくれている。お嬢ちゃんの母親のカンボジア人女性もきっとそれなりに僕を医師として信用してくれているようだ。ありがたいことだ。そうそう、昨晩、海外からやってきている友人を連れて両国でちゃんこ鍋を食べた。大広間で注文を取っていたのは中国人女性とベトナム人男性だった。
  • 2019/2/18 10:17
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ベルー人男性46歳、肺がん検診を受けたいと来院。カルテを出してみたら、2年前に大腸がん検診と特定健診を受けていて、結果を聞きに来なくてそのままになっていた。胸部レントゲン撮影を行い、異常なしを確認。そして2年前の大腸がん検診の結果と特定健診の結果の説明を行った。中性脂肪が300を超えていた。こりゃ驚いたというような表情であったけど、それはもう3年前のこと、体形的には変わりがないようなので、たぶん現在も同じようなデーターとは思うが、2年前のデーターではすでに意味がなさそう。すべてが終わったところで、「明日暇なので胃がん検診で内視鏡検査を受けたい」と言い出した。今日の明日で・・・と思ったが、あすだけ内視鏡検査の予定が入っていないとスタッフが教えてくれた。こんなに「いい加減」でも運よく希望通りになってしまうものだから、次も行き当たりばったりでもokと思ってしまうのだろう。そういえば2月12日連休明けの平日の外国人患者総数は26人だった。平時としては記録的。
  • 2019/2/18 9:11
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タイ人女性46歳、受付で相談があると話したらしい。何の相談なのかと思っていたらタイにいる父親が糖尿病だそうで、心配になってやってきたという。幸いなことに何も食べていないと言うので採血、採尿したが・・検査が終わった後に、「朝、コーヒー飲んだ」と一言。砂糖を入れていたとしたら、空腹時血糖ではなくなってしまう。ナムタン*は入れた?と訊ねると、「ううん、ミルクだけ少し」と言うので、ほっとした。毎朝、郵便物の整理をするのだが、あまり聞いたことがない会社から、それも2つの会社から電話医療通訳や院内掲示の翻訳などのダイレクトメールを発見した。必要だから・・・というよりビジネス チャンスと捉えてのことだろう。そうでなくても診療報酬点数はほぼ上がらない状態。保険診療では最終受益者であるはずの患者に消費税をまわすことは法的に許されておらず、今までも保険診療の中で使う薬剤等の消費税は医療機関の負担となっていた。今回の診察料のアップはその消費税が8%から10%にアップする、その「付け替え」にすぎないので経営上は「上がった」ということではない。そういう経営状況の中で業者からのこういうダイレクト メール、なんとも言えない気持ちになる。
*ナムタン:砂糖(タイ語)
  • 2019/2/15 9:32
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おとといの12日火曜日、前日の月曜日が祭日だったためなのか・・・なにしろ外国人患者が多かった。僕が診察した方が16人、フィリピン人8人、ベル―人3人、ベトナム人、パキスタン人、アメリカ人、ブラジル人、オーストラリア人が各一人。小児科の集計はまだしていないが、クリニック全体としてはきっと30人近くになると思う。平日に30人を超えたら大記録かも。おまけに日本人患者も多かった。フィリピン人の新患がひとりいたが、ときどきやってくるフィリピン人女性が近所の知り合いのフィリピン人女性の具合がよくないというので、付き添ってきたもので・・お隣さんも誘って・・・という感じでどんどん増えてくる印象がある。オーストラリア人女性も新患で僕のクリニックとしてはめずらしく観光客だった。長野県でトレッキングしていて尻もちをついたとたんに痛みが走り・・というので、こりゃ大変と思ったら、それはもう2週間も前のことで、痛みがだんだんひどくなるので厚木の米軍基地の中の友人を頼ってここを訪ねてきたとのことだった。その友人が車で送って来てくれたそうだ。日本語はあいさつ程度、分野は整形外科と思ったので近くの整形外科に電話で事情を話し、言葉の問題があるのでフィリピン人スタッフに通訳を依頼して同行してもらった。幸いなことに鼻骨骨折はなかった。きのうの水曜は1年ぶりにガーラ湯沢に行ってきた。3歳にもならないころから北海道の田舎でスキーをはいていたので、昨年は30年のブランクがあっても転倒しなかった。ことしも初心者コースで軽く楽しんできた。5本滑って転倒なし。それにしても外国人観光客が多い。僕の感想だが、東京駅を出るガーラ湯沢行の新幹線からして外国人だらけ。欧米人というよりアジアの人のほうが多い印象で、ガーラ湯沢の受付、レンタルの窓口まで北京語、英語、タイ語を話す担当者がいて・・・もはやここはどこ?状態だった。
  • 2019/2/14 13:50
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ブラジル人男性41歳、前日から発熱と咽頭痛そして咳と痰。検査でインフルエンザA型と診断し、内服薬を処方。会社に行ったけど帰されたと話していた。何日休まなければならないかは学校保健安全法によって発熱してから5日間だったか・・定められてはいるが、学校保健安全法の対象外の人についてはあくまでも参考としてお話ししている。彼にも参考として話したが、会社の場合は会社の規定に従ってもらうことになる。会社により危機管理の対応がちがうと思うので。フィリピン人男性50歳、高血圧での治療と前回、採血の結果を話した。やはりLDLコレステロールが高い。毎日卵を食べているそうで、食べてはいいけど、減らすようにと話した。某医学系の出版社から依頼された原稿を書き始めた。たしか6月以内にと言われた記憶があるのだが、順調に書ければ3月いっぱいでいけそうな気がしてならない。僕の唯一の自慢といえば・・卒業して以来、学会発表とか依頼原稿とか本を書くときとか・・締め切りに遅れたことがいっさいないこと。今回もなんとかなると思う。
  • 2019/2/12 10:36
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昨日は午後から厚労省の外国人医療関係の会議に出席、きょうクリニックに来てみたら、僕が出かけた後の午後の診察時間に日本人患者6人、外国人患者3人がやってきていた。小児科で血圧を測定してもらい、処方は「いつもどおり」書いてさしあげたようだが・・インターネットで休診情報をアップするだけでなく、院内に2カ月先の予定まで書いて掲示しているのに・・こういうことになる。いろいろな会議に立場上、出席しなくてはならないが、1カ月以内の突然の会議設定はできるだけ避けてほしいと思う。一カ月に1回、来院する患者が多い現況ではすでに次の来院日を書いてお渡ししているからだ。「約束」の日にやってきたら先生がいないというのでは僕が約束を破ったことになる。けっきょくフィリピン人の患者に血液検査の結果を渡し損ねてしまった。中性脂肪が205もあるのに・・・またこのフィリピン人患者のほかにナイジェリア人患者も2カ月処方をいつもしている。僕がしたくてしているわけではなく、本人の希望だ。2カ月処方となると、その間の状況がいまいちよくわからず、僕の予定がわからないので、次の診察日も指定しにくく、やりにくいこと、この上ない。きのうの会議では各都道府県に外国人医療のワンストップ窓口を置く、その窓口は都道府県と厚労省とで協力してやるというような話だったが・・医療の未納とか、どのようにしたら未納にならないよう医療を行えるかなど・・こんな内容の医療機関の相談に行政内に設置した窓口が実効性のある「指導」をすることができるのか、大いなる疑問だ。こういうことこそ、地域の中で経験あるNPO等に委託したほうがよいと思うのだが、厚労省はそうは思わないようだ。
  • 2019/2/12 10:32
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カンボジア人女性61歳、本当に久しぶりに隣のE市から来院。本人はインフルエンザを心配しているようだったが、単なる風邪だった。難民として日本にやってきてたぶん32年ぐらい。日常の日本語が話せても、病気に関する単語はやはりよくわからないようだ。30歳をすぎてから言葉を学習することは大変なのだと改めて思った。フィリピン人男性、手の指の爪がざらざらしているという。差し出された両手の指の爪を触ってみるとたしかに指先に向かって90度の方向に筋が入っているように見えるし、爪の形状がたいこばちのように膨らんでいる。これは皮膚科へと思ったときに気がついた・・・彼の指先が小刻みに震えている。緊張したときではなく、いつも震えるのだそうだ。念のために甲状腺ホルモンのチェックとたいこばちだったことを考えて末梢血もチェックした。ブラジル人男性32歳、発熱のため、来院。会社に行ったら返されたそうだ。インフルエンザを疑われてのことだろうが、検査は陰性だった。きょうも午後から第三回厚労省の訪日外国人旅行者等に対する医療の提供に関する検討会へ。こういう会議に出席させてもらえる意義は十分に理解しているつもりだが、クリニックでの診療もおろそかにはしたくないし・・・悩ましい。
  • 2019/2/8 9:43
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フィリピン人女性45歳、診察室に入ってくると、血液検査をしてほしいと言う。何も症状がないのに、ただ心配とか、長らく血液検査をしていなかったのでしてほしいということであれば・・日本の公的保険を使うことはできない。なんらかの症状がある場合や明らかに病気がある場合は保険診療となるわけだから。こういうケース、ほとんどの場合はなぜ血液検査をしてほしいのかを訊ねると、わかる。彼女の場合は母親が糖尿病、最近体がだるいので心配になったということだった。これなら保険診療でok。彼女には「このクリニック以外のところを受診する場合は、血液検査をしてほしいではなく、初めに症状を話すように、そうでないと場合によっては保険を使うことができなくて医療費が高くなることがあると伝えておいた。こういう日本人の医療従事者からみたら当たり前の保険上のルールが外国人には理解されていない。まあ、日本人患者でも理解していない人はいるのだが・・・ベル―人57歳、「夜勤していたら頭が痛くなってきた」と来院。血圧が高い。上は200に近い。降圧剤を処方、すぐに内服してもらい、しばらく休んでもらって再度血圧を測定すると140台まで下がってきており、帰宅を許可した。次のフィリピン人患者67歳、左側胸部の痛み、仕事場で野菜を切って運ぶのだそうで、「えいやっ」と持ち上げたとたんに痛みが走ったとのこと。女性ならお弁当屋さんとかスーパーの野菜カットとか、男性の場合は工場のラインのようであるが・・こういう単純労働や夜勤がある仕事に就いている、フィリピン人、韓国人、南米の人たちが僕のクリニックの患者には極めて多い。明日の午後も厚労省の外国人医療関係の会議があり、行かねばならないが、そういうところで話し合われる「外国人」とのあまりのちがいに会議の席で違和感を感じることさえある。
  • 2019/2/7 17:30
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アメリカ人女性57歳、精神疾患あり。潰瘍性大腸炎ありと診断されているのだが、内服の仕方がいい加減になっている。自分の世界に入り込んでいるときは意思の疎通に困難さを感じることがあるが、昨日はそうではなかった。目もおだやかで化粧はしていなくても血色はよく、以前のようにラコールを飲まざるをえないような低栄養状態ではない。アルコール依存症に近かったが、ここのところ、お酒はどう?と訊ねると、「ときどき」と答えてくれた。先日、行ったベトナム人女性の特定健診の血液検査結果が戻って来た。37歳という若さなので、まだ大きな疾患はなかったが、LDLコレステロールだけが中等度に高かった。午前中に診察を切り上げて、午後から日本医師会の第三回外国人医療対策会議へ出かけた。中間答申を出すということで、内容を全員でチェックをした。読んでいくと、予防接種の問診票の全国市町村共通化や医療の未納の項での医師の診療の進め方に関する部分が提言(案)に盛り込まれていた。中間答申であまり細かいところまで踏み込むべきではないという意見も出たが、そのまま入れていただいた。僕からみると、こういうことは「小さな」ことではない。医療費の未納の問題は支払う側だけでなく、医療を進める側の努力で未納を全くなくすことができないとしても、小さくすることはできる。現場の医師に対してその診療の進め方に踏み込んで話ができるのは他の職種や役所からは無理であり、医師の集まりである日本医師会にしかできないと思っているので、ここは譲れない部分であったのでほっとした。
厚労省の外国人医療に係る会も回を重ね、昨日の会議にも出席していた厚労省の担当官の説明でおよそ、厚労省が描いている外国人医療対策案が具体的に見えて来た気がする。
  • 2019/2/5 9:07
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