AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

フィリピン人女性53歳、降圧剤を今回は指示通りに内服していたようで、血圧は正常範囲内に下がっていた。続けてくれるといいのだが・・・よくなるとまた来なくなってしまうのではないかと心配する。フィリピン人に限らないが、発展途上国からやってきた人は一般的に慢性疾患のフォローアップが非常に難しい。何度も何度も話をするのだが、よくなると来なくなってしまい、悪くなるとまたやってくる。ひとしきり、日本人の旦那さんが家庭内で暴力をふるうと話していったが、どちらが悪いのか、僕には判断できない。フィリピン人男性54歳、下半身がだるいと訴える。両下肢をみると男性としては相当にひどい静脈瘤があった。昔は僕もストリッピングを行っていたが、そういう外科的適応がありそうだと判断し、専門医への紹介の話をしたのだが、怖くて行きたくないと言われてしまった。ただ考えておいてほしいということは強調した。アメリカ人の男性、米軍基地内に居住しているので、日本の公的保険はなし。クラミジアの感染症らしいと言う。性的交渉の時期、現在の症状を考えるときわめてそれらしいが、時期的に血液検査ではわからず、尿培養でもすぐには出ない上に、医療費の問題もあり、ジスロマック500ミリを4錠、一回だけ内服してもらうことにした。専門医からみたら、治療のしかたとしては王道ではないと理解はしているのだが・・・このようにせざるをえない場合もある。ほかにペニスの問題もあるというので、これについては泌尿器科の専門医を受診するように話したが、すでに友人から近くの公立と民間の総合病院に連絡をしてもらったが、午前中は仕事を休める日がなく、これらの病院の泌尿器科の外来診療は午前中だけなので受診できないと言う。それで午後の時間に僕のところに来たのだなと理解した。しかし、このペニスの問題についてはやはり泌尿器科の専門医のほうがよいと判断し、近くで開業している泌尿器科を紹介したが、英語の対応ができなかった記憶がある。友達と行くように話しておいた。
  • 2017/3/23 9:00
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 今度の日曜に日本医師会の定例代議員会がある。前日には関東甲信越医師会の懇談会もあり、久しぶりに都心でホテルに泊まることになった。日本医師会の定例代議員会での質問があるかないかを神奈川県医師会では各日本医師会代議員に尋ねており、僕にもお尋ねが来た。外国人が増え続ける中、外国人患者は大きい病院ではなく、小さな地域の医療機関でも増え続けていると想像できる。それは観光客だけでなく、日本に我々の隣人として居住している外国人が多くなっているということを示すものだ。しかし、オリンピックを控えて外国人観光客の増加で収益をあてこむ国交省も観光庁もそして多数の企業も、お金を使ってくれる観光客にのみ関心があるようだ。大きな病院には通訳を置くなど厚労省としても支援をしているようだし、神奈川県のように県が後押しするNPOが県内の大きな病院と契約して必要に応じて予約制で通訳を派遣するシステムのところもある。
しかし、観光客や外国人居住者が言語のサービスがあるからといって、2次医療、3次医療の大きな病院に押しかけたらどういうことになるだろう? 日本人はかかりつけ医制度でまずは1次医療機関を受診しなさいと言いながら、結果的に外国人を2次3次医療機関で受け入れるとなると、日本人に対する差別になりかねないし、たぶん日本の医療システムは相当に混乱することだろう。もしかして、観光客を診ることは保険を持たない自費診療の患者を診ることになり、それは儲けにつながるから別口で診るなんてばかなことは考えてのことではないと思うが。1次医療はまずはクリニックなどで拝見すべきことだろう。それが日本医師会のいうかかりつけ医制度だと思う。しかしながら、1次医療機関で言語のサービスがあるところは限られているし、外国人医療には慣れていない。だから小さな1次医療機関で外国人患者を受け入れるについて、日本医師会のどのような考え、支援をしていくつもりか?と質問するつもりで質問書を提出した。神奈川県医師会の理事会では僕の質問ともうひとつ、副会長の質問が正式に質問として認められた。ただし、今度は関東甲信越ブロックの質問として認められなければ、質問は日の目をみない。今回はどうやらここでだめだったらしい。しかし、今回であきらめずに日本医師会の代議員を続けている間はいつか取り上げられると期待して、今回の内容のものを質問として出し続けたい。
  • 2017/3/21 9:00
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ベトナム人男性65歳、きょうの土曜日が一か月に一回のベトナム人通訳の来院日だというのにきのうやってきた。これは偶然ではなく、土曜日にやってくる通訳には会いたくないという意思表示だろうと強く推察できるので、来月の通訳来院日も敢えて教えなかった。このように通訳を敢えて避けるという人はほかにもいなかったわけではないが・・理由はいくつかある。ずいぶん前だが、ある病院で某言語の通訳についてのあまりよくない噂を聞いたことがある。通訳をしてあげている患者からひとり2000円程度のお金を徴収していたというのだ。真偽のほどはわからないが、複数のその言語を使う人たちから聞いたことがあったので、あながち嘘とは言えないと思った。自分の政治的信条が通訳とはちがうので、来ないという経験もしたことがある。カンボジア難民出身の通訳を雇用していたころだが、カンボジア難民は故国の政治状況を受けて4つのグループに分裂していて、お互いにあまり行き来がなかった。遠く異国である日本にやってきてもこんなものかと思ったことを思い出す。そして、もうひとつ患者が通訳を避ける場合というのは通訳が医師など医療関係者の意を受けて、生活指導などした場合だと思う。通訳は代弁者にすぎないのだが、反発などでその通訳を避けるようになってしまう。このケースもそれに近いと思っている。
  • 2017/3/18 9:00
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きのう書いた件、近くの調剤薬局に電話して薬剤師に来てもらって顛末を聞いた。最終的に本人は納得して帰ったとのこと。それでもよく考えてみたら、こういう疑いは日本人患者にも持たれる可能性がないわけでもない。有効期限の説明は箱を見せてあげて、行ったほうがいいのではないかと話したが、調剤薬局ではどこも箱を開封してばらしたものを袋に入れて渡しているはずで、処方箋を見てから箱を開封するという作業はひとつ仕事を遅くすることにもつながりかねず、むずかしいのかもしれない。フィリピン人スタッフが出勤してから事のいきさつを話したところ、数日前に患者である女性から電話があったとのことだった。有効期限が切れた薬をくれた、私を殺すつもりか?と話したとのことで、これがもし本当だとすると精神科疾患も考えなければならないのかもしれない。パキスタン男性51歳、あす、一時帰国するからと来院。もともと過敏性腸症候群があるのだが、最近、おなかが痛い、口の臭いが強く、おならの臭いと似ていると言う。腹満もあるという。県内の国立病院ですでに消化管の検査は受けていて、「なんでもない」と言われたとのこと、「なんでもない」のに具合が悪いのはなぜだろう?と質問された。病気にはなにかが臓器にできる器質的疾患と働きが悪いという機能的疾患とがあり、内視鏡検査やCT検査でわかるのは器質的疾患であって機能的疾患はわかりにくい、先生が「なにもない」と話したのは少し言葉足らずだが、器質的疾患のことだろう、あなたの過敏性腸症候群は機能的疾患だからそういう画像診断ではわからないはずと話すとそれなりに理解してくれた。
  • 2017/3/17 9:00
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いやはや、開業して27年目にしてこんなトラブルに遭ったのは初めて・・・・高血圧と橋本病で長期に受診しているフィリピン人女性54歳、日本に長くいるが、日本語はあまりできない。普段から思い込みが激しく少し粘着気質で、フィリピン人スタッフがいてくれて助かるのだが。たまたまその時間帯はフィリピン人スタッフがいなかった。受付からの話ではどうやら診察ではなくやってきたらしく、どうしますか?と言われたが、あまり混んでいなかったこともあり、診察室に入ってもらった。手に白い袋を持っていて、中には先月の終わりに2か月分処方した薬の残りが入っていた。ドク、話してもいいですか?と言うので、いいよと答えると彼女の口から出てきたのは・・先月もらった薬は使用期限が切れたものだったと言い出した。ええ、そんなことはないはずだよと言ってもすでに顔が笑っていない。だから使用期限の切れていない薬に交換してほしいと強く迫ってきた。あまりの話の展開に頭が白くなりそうだったが、少し冷静に考えてみると、どのようにして彼女が薬の有効期限を知ることができたのか、不思議に思った。というのも薬の有効期限は薬の箱にしか印字されていない。箱から出した状態で患者に手渡すことになるので、患者自身が箱の有効期限を確認することなどできるわけがない。どうして有効期限がわかったの?と尋ねると、薬のシートを出してきて、「シートの一番上に数字が書いてある、だからわかった」と言う。うーん、どこに書いてあるの?と聞き返した。シートの一番上には薬の名前しか書いてない。すると、「ここに数字がある。15○○と書いてある」と言う。虫眼鏡でみると、なんとそこに確かにシートに打ち付けたように数字が見える。薄い紙をあてて、上から鉛筆でなぞってみると、浮かびあがってくる。これってシートのナンバーであって有効期限じゃない。そう、彼女に話しても、こちらの説明はまるで聞く気がないというか、理解しないそぶりというか、「だから交換してほしい」の一点張りだ。処方した近くの調剤薬局に電話して、交換してほしい旨、伝えたが、すでに処方して3週間近く経過しているので、それもむずかしいという。その通りだろう。彼女のほうはというと、てこでも動かないような雰囲気、それを調剤薬局に伝えると「それじゃ、1か月分ぐらいなら手持ちがあるので交換しましょう」と言ってくれたが。そこで気がついた。もしここで単に交換することで済ませたら、彼女はきっと自分が正しかった、この調剤薬局は期限切れの薬を出したのだと思い込むだろう。それは決定的にまずい。そこで再度、調剤薬局に電話して、彼女の目の前で開封していない薬の箱に印字された使用期限を見せて、その後、開封して中のシートに打ちつけた数字と見比べて、それが使用期限ではないということを確認させてほしいと話した。交換するのはいいとしても、彼女の考えがまちがっているということをはっきりと気付かさせてあげないといけない。看護師が事情の説明に調剤薬局まで行ってくれたが、自分がまちがっていたことに気がついたようだと報告を受けた。いやはや、こんなことがあるなんて。しかし、よくよく考えてみると、今のやり方では患者が薬を受け取るとき、その使用期限がいつまでなのかということがわからないという事実はまちがいがない。有効期限が切れた薬など使わないだろうという性善説に立つのもいいが、しかしここはそれがまちがいないということを理論的に説明しておく必要がある。調剤薬局に薬を手渡す時に薬の箱に印字された有効期限を患者に示して確認してもらうことが必要と話すつもりだ。
  • 2017/3/16 9:00
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ドイツ人のお母さん31歳、土曜日に御嬢さんが何度も吐いて腹痛を訴えていたとのこと。月曜の朝からひどい嘔吐と下痢、急性感染性腸炎だろう。御嬢さんのほうはすでに吐き気もなく元気になっているそうなので、病原性があまり高くないのだろう。点滴と吐き気止めとビフィズス菌製剤を処方した。フィリピン人女性44歳、いわゆる花粉症がひどくて顔が真っ赤。寝られないそうだ。内服薬にひどい時用にセレスタミンを加えて処方した。藤沢市からやってきた新患のインド人の男性、インターネットで見たら、僕のクリニックでは日本の公的保険が使えないと出ていたとのこと、使用できるかと電話があった。後でやってきて風邪症状を拝見した。クリニックのホームページは日本語だけだ。ということは彼が見たのは別のどこかの機関が作成した英語のホームページだろう。後で調べて、まちがっていたら訂正を申し込まねばならないが・・・日本語でも最近、医療機関の情報を集めたホームページがいろいろとあるが・・診療科とか診療時間など、ときどきまちがっていることがある。勝手にアップしておいて、間違っていたら訂正の連絡をしてほしいというのも一方的な言い方だと思う。いかにもアップした自分たちには何の落ち度もありませんと言わんばかりだが、大いに迷惑だ。夕方になり78歳のペルー人男性、約2年ぶりに来院。日本で生まれた孫を見るために数日前にやってきたと。以前、この地域で働いていて、高血圧と軽い糖尿病で拝見していたが、年齢のために職を失ってからは1年か2年に1回遊びにやってくる。10キロやせて糖尿病はすっかりよくなったそうだ。そりゃすごいと言ったら、御嬢さんが横から「ペルーに帰るとお金がないからあまり食べられない。だから痩せたの。日本に来てきのうは焼き肉食べ放題行ったからまた太るよ」と追加発言。あながち嘘とは思えない。数年前に帰国した時と同じ、二人で肩を組んだ写真を娘さんのスマホで撮ってもらった。
  • 2017/3/14 9:00
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日系ブラジル人のご夫婦、会社での健診の結果を持って来院。こういうケース、日本人でもよくあるのだが、外国人に関して言えば、非常に多い。会社で健診を受けるということは不法滞在者ではないということに限りなく近く、労働衛生上も「よいこと」ではあるので、それは彼らにとっては喜ばしいとして・・ただ、忙しい診察中に健診の結果を出されて、解説してほしいと言われるのもちょっと困るときもある。そうは言っても、適当に答えることはいけないことであるし、彼らが理解できるように彼らの言語で話したり、やさしい日本語になおしたり・・・軽度の高脂血症などあると栄養指導もしなくてはなりない。ときどき、健診を行っている会社などがうらやましく思ったりする。結果を記載して本人に送るか、渡せばそれでおわりなのだから。中には数ページにわたって項目別数値が書かれていて、最後に「異常なし」と判定結果が印刷された健診結果を持ってきて、解説してほしいと言われることもある。解説して異常がないことを話すと一様に喜んではくれるが、解説だけでお金をいただくのがかわいそうに思えてしまうこともある。ペルー人男性、フィリピン人女性とふたりがいわゆる花粉症。ペルー人男性は目が真っ赤っでくしゃくしゃになっていた。痒くてがまんできずにごしごしこすったとのこと、こんな時期もある日本なのに、みんなが愛しくれるのがうれしい。
  • 2017/3/13 9:00
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アメリカ人男性47歳、クラミジア感染症の治療歴があって同じ症状だと来院。検査の結果を待つと時間がかかってしまうので、とりあえず感受性があるだろうと思われる抗生物質を処方した。フィリピン人女性40歳、市内の杉林の多い地域に引っ越してから、こうなったのとマスクを取ると、赤鼻のトナカイさんのようになっていて鼻水も垂れている。目も痒いと。花粉症だろう、ロラタジンの内服とパタノール点眼液を処方。ペルー人男性43歳、高血圧で受診中、診察を終えて処方箋を書いていたら、寝られないので眠剤が欲しいと言い出した。全く寝られなくなる時があるそうで、以前には鬱の薬も内服していたとのこと、初めて聞いた。外見からはまったく想像ができなかった。ラオス人女性45歳、CTスキャンの結果を聞きにやってきた。この4年ぐらい、右上腹部痛を訴え、半年に一回ぐらい、県内の中でも遠方からやってくる。放射線診断医の診断通りにとくに大きな病気はないと説明した。単なるがんの心配性と思ってはいたが、それだけではないらしい。ストレスでもこんな症状になりますか?と尋ねるので、働くときの姿勢によってもこういう症状になるときもあるし・・・と話しているうちに目に涙がたまりはじめた。家族のこと、仕事のこと、不安があると話していた。タイ語と日本語のちゃんぽんで話していたが、突然、「せんせい、通訳呼んでいい?」と尋ねるので、いいよと答えると、待合室に行って同じラオス人の同年代の女性を連れてきた。とくにこの女性が通訳をするわけでもなく、話に加わって話しているうちに、この女性が「せんせい、タイ語できるからうれしいよ、定住センターにいたんだよね」と話しかけてきた。当時の話をいろいろとしているうちに共通のラオス人の知り合いが多数いることがわかった。Wさんも知ってるよね?と彼女、 はい、知ってますと僕が答えると、「じゃ、私は?」と言うので、「うーん、わからない」と答えると、「ははは、前は鼻がこんなじゃなくって低かったからね」と笑い出した。うん?鼻の美容手術を受けたということか? 彼女たちが帰って行ったあとで気がついた。Wと呼ばれる女性とこの彼女、たぶん・・・いやまちがいなく・・僕が開業する前、大和市立病院外科に勤務していてインドシナ難民の治療を担当していたころ、診ていた女性だ。名前が出てこないが・・開業後もひっこした遠方の団地からやってきてくれたが、いつしか来なくなってしまってもう25年ぐらいだと思う。ところで、患者としてやってきた女性のほうが、どうしてふたりが友達になったのかを教えてくれた。「変と思うでしょう、きっと。でもね、私の今のだんなさんの前の奥さんがこの人なの」。・・・・驚いたけど・・・別居していた父親の愛人が父親のこどもを産むとき、母親が上の子をひきとって面倒見ていたことや父親が亡くなった時、すでに離婚していた母親が僕を連れ、この愛人と待ち合わせて墓参りに遠くまで行ったのを思い出した。
  • 2017/3/11 9:00
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カンボジア人女性62歳、動悸がすると来院、血圧を測ると160/100 、高血圧が原因だろうと話すと、先生の前だから血圧が上がっていると主張。たしかにそういうことはあるかもしれないが、それにしても高い。けっきょく説得に応じて降圧剤を使ってみると言うので、処方したが、キチンと内服してくれるかどうか、心配だ。57歳と60歳のフィリピン人のご夫婦、ふたりとも友人に薬をもらってきてほしいと頼んで顔を見せない。フィリピン人スタッフによると、前回の血液検査の結果を僕から聞くのが怖いから来ないのだそうだ。これって少し妙。僕はデーターを伝えて、医師としての考えは伝えるが、この患者に限らず、患者に怒ったことは一度もない。どうするかは患者が決めるべきことと思っているからだ。外国人に限らないが、中には僕がこうしたほうがいいですよと提示した案をやんわり拒否する人もいる。それはそれで患者の人権であるからして怒る理由がない。将来を心配することはあるが。奥さんのほうは中性脂肪が238、中性脂肪を下げる薬を内服しているのに。再び、フィリピン人スタッフによると「なんでもおいしい、食べるのがやめられない」のだそうだ。とくにコメがおいしくてやめられないとのこと、そういえばフィリピン人患者からはよく日本のコメがおいしくてたまらないと聞く。今まで、彼らの食事指導を僕だけじゃなくて、管理栄養士にもお願いしてきたのに・・・あれは何だったのだろう? 無駄な努力に終わったのかと思うと疲労感が増す。午後になってラオス人女性から近くの公立病院で行ったCT検査の結果の問い合わせの電話あり。常にがんのことを心配していて、この2年ぐらい、神奈川県内の遠方からときどきやってくる。大きな異状はないと話すととりあえず、ほっとした様子だった。
  • 2017/3/10 9:00
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7日の火曜は落ち着いた一日だった。ご主人の転勤で退職する職員と新たに雇用した職員がいて、昼休みはクリニック始まって以来、カギをかけ、電話にも出ないということにして歓送迎会を近くのレストランで行った。二人とも小さいお子さんがいて、なかなか夜に行うわけにもいかないので。午前中はフィリピン人男性ひとり、健診のために採血。午後からはフィリピン人男性がひとり、ペルー人女性がひとり。1か月ほど前に日経メディカル オンラインに依頼された外国人診療に関する月一回5千字の原稿、一回分書いてみて、なかなかむずかしいとわかった。あることについてだけ5千字の原稿というのはへたをすると間延びすぎる。写真や図が入るわけではないので、5千字はすべて文字で埋めなくてはならない。今、頭には2つ程度、題材がある。4月からの連載ということなので、がんばって今月中に書いてしまわなくては。それにしても別の雑誌社から依頼された外国人医療に関する1年分の原稿を書き上げてしまっておいてよかったとつくづく思った。
  • 2017/3/9 0:00
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