AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

ナイジェリア人男性48歳男性、高血圧で降圧剤を処方中、ようやくコントロールがうまくできるようになってきて安堵。1時間ぐらいして別のナイジェリア人男性49歳、来院。彼も高血圧で受診、採血があったのだが、これが大変で・・・看護師がやさしく話し、後ろからフィリピン人スタッフが支えるようにして、ようやく採血が終わり。本人の顔にようやく血の気が戻った。フィリピン人女性52歳、高血圧と高脂血症で処方中。前回の採血の結果を話したのだが・・次の一言にたじろいだ。「ドク、糖尿病はどう?」と。糖尿病にかかったことがあるのかと訊ねるとないとのこと。過去に血糖値を計測したことはないが、カルテには会社での検診の結果が書き込んであって、その血糖値は全く正常範囲内であった。そこから日本の保険診療の話をした。保険で医療を受ける場合、原則的には病気を診るための検査は保険で受けることはできるが、あれもこれもしてほしいという患者の希望をすべて保険で行うことはできないのだと。保険診療のいろはなのだが・・初診の患者の場合、こういうことを言い出す人が少なくないので、説明するし、彼女の場合も説明しているはずなのだが・・忘れてしまったのだろう。とくに必要ないと思ったし、過去に血糖値の異常もないので計測しなかったと告げた。外国人の中には、採血をするとすべてのことがわかると思い込む人が少なくない。その時には検査会社の血液検査の依頼用紙を出して、見せてあげ、「血液検査といっても項目はこんなにたくさんあり、容器もちがう。だから採血をしたらすべての項目がわかるわけではない。あなたの場合は○○と○○と、そういう関連の項目が必要と思い、オーダーする」と話すことにしている。中国人男性35歳、いつも英語での会話になる。とてもナイーブな感じがする。突然のおへそのまわりに腹痛と下痢、こういうことが何年も一カ月に一回ぐらい繰り返し、起こっているとのこと。過敏性腸症候群と思われる。感染性腸炎が何年も一カ月に一回繰り返し起こるということはないだろう。人間にも性格があるように腸にも性格があり、ストレスを感じた時などこうなると話してトリメブチンを処方した。
  • 2018/12/17 9:43
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昨日はすごく驚いたことあり。こんな経験は初めてだった。午後になってタイ人らしき女性が受付にやってきているが、カルテが作れないと受付から連絡があった。あまりに時間がかかるので、カルテを作らなくてもいいからとりあえず診ると話すと、職員の一人がこの女性の在留カードを持ってきた。よく見ると、生年月日の欄が1961年○○月○○日と書いてある。いや、特定の日を僕がここに○○月○○日と書いたのではなく、上記のように印字されているのだ。こんなことってありえるのか?もしや偽造在留カードなのか?居住地の役所に電話すると、担当部署に回してくれたが、担当者はそれは法務省入国管理局の管轄で自分たちは全く関与していないと言う。かわりに教えてくれた電話番号に入管インフォメーション センターに電話すると、それは担当の入国管理局でないとわからないと、またまた電話番号を教えてくれた。そしてその番号に電話して担当職員と話したところ・・・・一定の国の一定の期間に生まれた人ならありうるとのことで・・・けっきょくこの女性の場合、偽造ではないとわかったが、実はタイ国のパスポートにもそう書いてあるとの本人の話だった。彼女の出身地タイのナコンパノムは東北タイ、ラオス国境の町だ。一応、飛行場もあり、バンコクからの便がある。あのあたりから西へ、少数民族が住んでいて、中には国境地帯に住み、無国籍という人達も少なくない。先日、メ―ホンソンだったか、洞窟に入って行って帰れなくなって救出されたタイのサッカー少年たちの中にも数人、そしてコーチの男性も無国籍であの事件を契機にタイ国籍が与えられたことは記憶に新しい。タイに住む僕の日本人の友人の奥様ももとは少数民族で無国籍で、結婚するときにはまずタイ国籍を取り、それを日本大使館に示してものすごく大変だったと聞いたことがある。こういうケースではもともと戸籍がないのだから、いつが誕生日?と訊ねられても親族が亡くなっていたりするとまったくわからないし、本人の申告次第ということになるのだろう。今回のようなケースがあるとは・・・外国人医療を30年も続けて初めての経験だった。よく日本に入国できたなと感心したが、本人が言うにはやってきたとき、成田空港でさんざん調べられたとのことだった。さもありなんと思う。生年月日に○○月○○日と書いてあるパスポートなど見たことも聞いたこともないから。
  • 2018/12/17 9:38
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ベトナム人女性34歳、ときどき痔核が悪くなるのだが・・・今回は一週間ぐらい前から出血があると言う。ティシュに赤い血が少し付着する程度とのこと。恥ずかしがっているのは承知で肛門を見せてもらう。肛門鏡を挿入すると内痔核が腫脹し、出血しているのがよくわかる。以前からの経過と今回の所見から大腸の検査は不要と考え、へモクロンの内服とプロクトセディルズポを処方、様子を見ることにした。パキスタン人男性53歳、今回は今までいい加減に内服していた高血圧の薬や過敏性腸症候群の薬、そして難治性逆流性食道炎の薬、さらに腰部に使用していたロキソプロフェンの湿布がほしいとのこと。2カ月分もそれも年末からパキスタンに帰国するので2カ月分欲しいと言う。なんだかんだと話しをしているうちに・・・「うちの息子がね、ときどき吐いてさ、あの薬、そういうときに効くよね」と訊ねてくる。ははあ、あんなにいい加減に薬を内服していたのに・・今回、すべての薬を2カ月分というのは故郷の親族へのみやげではないかと疑った。保険診療では本人の薬しか出せないのだよ、わかっているよね・・と牽制球を投げておいた。日本の薬や湿布は海外からの旅行者に人気があって、おみやげとして買っていくぐらいだから、「自分の保険でおみやげ」というのはいかにもありえる。今後はこういうことにも気をつけなくてはならなくなりそうだ。
  • 2018/12/14 12:19
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フィリピン人女性56歳、めまいと頭痛で北隣のS市から来院。血圧を測定すると上は200を超え、下は120、高血圧でも相当に高いほうだ。聞けば両親ともに高血圧であったとのこと。どうして今まで医療機関を受診しなかったのか、不思議というか、詰問したくなってしまう。降圧剤を内服してよくなったとしても、よくなったからとやめてしまうとまた悪くなるよとけん制をしておこうと少しきつめに話したところ、おびえて泣き出しそうな顔になってしまった。困らせるつもりは毛頭ないが、「簡単に」話をすると、内服して少しよくなるとその後はいい加減な内服をしたり、診察に来なくなってしまうことが過去にいやというほどあったものだから、つい、こういう話し方をしてしまった。こちらもちょっと反省。
休診日の水曜があけて、きょうの木曜日、クリニックにやってきたら、市役所から封書が来ていた。来年、大和市は市制60周年を迎えるのだが、その式典において、多文化共生に貢献したとしてクリニックを表彰しようと思うが、受けてくれるか?という問い合わせだった。拒否をする理由はないので、受けることにした。受けたからといって特に変わることは一つもないのだが。
  • 2018/12/13 15:18
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フィリピン人女性57歳、東京都下の遠方の市の病院の医師からの紹介状を持参していた。高血圧、糖尿病、高脂血症で内服治療中だが、仕事の関係で転居を繰り返しているのでよろしくと書いてあった。当初はこんな遠方へ通院するのは不可能に近いと思っていたが、当市内に転居してきたと聞いて納得した。糖尿病の治療についてはあまり知識がなく、細かなさじ加減がわからない。あまり英語が得意ではないらしく、フィリピン人スタッフが間に入って日本語をタガログ語に通訳してくれるので、助かった。タイ人男性53歳、昨年の12月まで高血圧で通院、アムロジピン5mgとビソプロロール5mgを内服していた。その後、どうしているのかと思ったら、かばんから見せてくれたのはタイ語と英語で書いてある薬。タイの家族からアムロジピン10mgのジェネリックだった。ところが寒くなってきたらだんだんと血圧が上昇してきてこれではいけないとやってきたとのことだった。昨日は不思議な日で、午後になってタイ人患者が続けて3人やってきた。いずれも顔見知りでもないというのに。午後5時に仕事を終えて午後8時から市内の休日夜間急患診療所の当番医を務めた。南米の人かフィリピン人か、両親がお子さんを連れてやってきた。訊ねるとフィリピン人だった。つい一週間前まで近くの公立病院の小児科に肺炎で罹っていたとのことだった。一通り、診察を終えて、僕のクリニックにもフィリピン人患者がたくさん来ていることを話すと、ドクはどこのクリニック?と聞く。クリニックの名前を言うと、「ああ、いつも行ってるよ、だけど女の先生しか見たことない」と言われてしまった。隣の部屋にいるから次に来た時には寄ってねと話しておいた。朝の6時50分にクリニックにやってきて、休日夜間急患診療所の当番を終えて家にたどり着いたのが11時15分。働き方改革とは真っ向からぶつかるような働き方だ。
  • 2018/12/11 10:00
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フィリピン人女性59歳、初診で頭痛を訴えてやってきて3回目、2回降圧剤を変更したが、3種合剤でようやく130台で落ち着いてきた。A型肝炎の後遺症と思われるs-GPTもウルソ等で正常範囲内まで下がってきて、ほっと一安心。いい加減な受診形態をとらぬよう、しっかりと話したが、やはり「ドクター、もう血圧下がったけど、まだ飲まなくちゃだめ?」と言われた。こんこんと説明してわかったくれたように思うが、どうだろう。インド人男性41歳、LDLコレステロールが低く、中性脂肪はすごく高く・・・食事指導したときにカレーは絶対にやめられないと言っていた。今回は空腹でやってきたので採血してほしいということだったが・・トレーニング スタイルなので尋ねたところ、横浜市青葉区からジョギングして来たとのこと、もちろん運動療法のために。驚いた。電車でも20分はかかるし、途中、長津田を過ぎるとけっこうな勾配の坂道もあるはず。帰りもジョギングして帰るそうだ。体重がだいぶ落ちたと話していた。このところ、仕事に追われているような気がする。書き物もおおよそ依頼された分、終わらせたつもりだが、来年の3月の某都道府県自治体病院での外国人受け入れ研修の当日のスライドを1月中旬までに作成してほしいとメールがあり、来年の8月の看護医療関係の某学会の基調講演の資料作成を5月中旬までにと同じくメールで頼まれた。性格的に頼まれると放置できない。前者は今週中にしあげたいが、なにより年賀状書きという大仕事があって頭の中を独占している。今夜は休日夜間急患診療所の当番。診療を5時に終えてから、この急患診療所が開く8時まで、何か仕事をしようと思ってはいるが、僕の頭の中で「あと半年で70歳、休まないと仕事ができないよ」とささやいている。怠け者の僕はそうだねと納得しそうになっている。
  • 2018/12/10 9:11
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ベトナム人女性、風邪をひいてしまった。風邪の診察といつもの偏頭痛のトリブタン製剤の処方、ベル―人女性39歳、身体的障害があり、若いころから親族の誰かが付いて車椅子を押して連れてきていたが、このところ、ヘルパーが2人ついて一人が車椅子を押してくる。こういうサービスが受けられるということは結果的に日本にやってきていてよかったと言うべきなりだろう。風邪の診察。フィリピン人男性48歳、昼休みの直前に何も食べずに空腹でたまらないと言いながらやってきた。約束通り、採血し、高血圧の治療を行った。午後3時に診療を打ち切り、昨日に続いて日本医師会へ。医療通訳にかかわる団体の協議会の準備会のような会へ。名称や協議するであろう内容、声掛けする団体、次回第一回の協議会の日程など話し合ってすぐに散会した。主催は日本医師会ということだが、委員会ではないので参加する団体は委員ということではあるまい。ひとつ、前進ではあるが、具体的な活動内容、協議会の性格については慎重に検討しなければならないと思った。
  • 2018/12/10 9:04
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6日は午前中のみ診療、外国人の方はフィリピン人男性53歳高血圧、ぺル―人女性32歳上気道炎、アメリカ人女性57歳潰瘍性大腸炎の3名、12時になり、患者の列も途切れたので第二回の外国人医療対策委員会に出席するため、脱兎のごとく駒込の日本医師会館へと向かった。会議は午後2時から、参考資料を持っていることもあり、電車を使いたくなかった。途中、何か所か、渋滞があったが、着いてみたら午後1時5分だった。会議では法制度の疑問点についてはきちんと関係省庁の方がやってきて説明をしてくださり、論点がわかりやすい。たしかに法制度の変更を必要とするような内容については政治家の世界だと思った。外国人医療に日ごろから携わっている委員は数少なく、そういう立場にたつと感情的にならずに事実を踏まえた発言が必要と思った。とくに相談事業のこと、同じ種類の予防接種の問診票の全国統一化など重要なことについて提案させていただいたとは思う。法制度に関することは非常に重い内容だが、いずれにしても外国人には差別と、日本人には逆差別と思われない、だれがみてもなるほどと感じてくれるそういう対策を立てねばならないだろう。
  • 2018/12/7 11:23
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フィリピン人女性55歳、頭痛、気分が悪いと訴える。血圧を計測すると150を超えている。前回降圧剤を1カ月分処方してからすでに2カ月が経過している。当然、内服はすでにしていないという。彼女の場合、初めてやってきてからあしかけ15年は経過している。降圧剤の内服の仕方はつねにこのようにいい加減。何度言っても変わらない。フィリピン人患者の中には英語が話せないという人がごく当たり前のようにいる。日本語もあやふや、でもクリニックにはフィリピン人スタッフがいて、診察の時には診察室で彼女たちにタガログ語でほぼ同時通訳しているので、僕の言いたいことが理解できていないわけはない。今回もいい加減になっている理由を聞いてみた。すると「だんなさんといつもけんかで殴るし・・」と言う。それって受診行動とは何の関係もないだろう。要するにすべてがいい加減なのだ。もちろん、フィリピン人のすべてがこういう人ではないが・・ほかの医療機関を受診したら、先生方とけんかになってしまうのではないかと思ってします。
 ナイジェリア人男性38歳、初診。北隣のS市からやってきた。めまいと頭痛があるそうだ。近くのクリニックに行ったが、英語が話せず、その近くの大きな病院に行けと紹介状をもらったが、電話してみると、そこでも受付で英語が通じず、ここまで来たとのことだった。血圧は正常、よく聞くと耳鳴りがある。しかし気持ちが悪い時もあるというのでまずはメニエールを疑って2週間分だけ処方してみた。これでだめならどうするか、また考えようと話して帰した。たしかに大きな病院なら交換台で英語が通じるということはむずかしいかもしれない。
  • 2018/12/6 13:26
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89歳の日系ブラジル人女性、高血圧で拝見しているが、認知症に加え、下肢の筋力の低下が著しく、車椅子で来院。いつも息子さんか日系ベル―人のお嫁さんに付き添われてやってくる。一通りの診察を終えて、次の診察予定日を紙に書いて渡したところ、息子さんが「実は・・・」と切り出した。仕事の関係で会社から年が明けたら群馬県の某市で働いてほしい、すなわち転勤してほしいと言われているとのこと。その某市とは日系ブラジル人が多く働いている某自動車会社の城下町だ。当然のことながら、患者である母親もいっしょに連れて一家で行くものと思って聞いていたが、「いや、転勤は自分だけ」と言う。最近、奥さんを見かけないので気にはなってはいるが、いずれにしても母親は当地に置いていくが、要介護が出ていて施設で暮らしているような状態なので、どうしていいのか、わからないのだと困り切った顔で話してくれた。まずはケアマネに相談しては?と話したが、なかなか先が見えにくい話だ。ほかにもベトナム人の女性患者で認知症が二人いる。在留期間が長くなれば、当然、認知症やその周辺疾患の人たちも出てくる。そろそろ、こういうことも議論しておくべきところに来ていると思う。
  • 2018/12/4 9:15
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