AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

午前中、フィリピン人患者が6人続いた。一人は21歳の御嬢さん、就職のための健診、結果はいつまでに必要なのかを尋ねると、「19日の火曜まで」という返事。18日の月曜は祭日で、19日の火曜はバンコクの看護大学の奨学金授与式に出席のために休診としているので、翌日、すなわちきょうの土曜しか渡せる日がない。やむをえず、検査会社に「明日の朝までに結果をファックスしてほしい」と書いてお願いしておいた。たぶん昼前に取りにくるだろう。先日、特定健診を受けたナイジェリア人男性56歳、心電図でWPW症候群の疑い。不整脈などの原因となりかねないので、市内の循環器専門病院に紹介状を書いた。午後になってジンバブエ人女性29歳、風邪ひき症状。市内の横浜寄りからの来院。不思議に思って、どうしてここまでやってきたのか?と尋ねたら、前日にやってきたタイ人男性と同じく、某有名国立大学の留学生、それも博士コースだそうで・・・たまたま日本人患者もあまり多くなかったので、「失礼なことがあったら許してね、ジンバブエについて質問させてほしいのだけどいいですか?」と問いかけるとOKとのこと、いろいろと教えてもらって大変参考になった。初めは気がつかなかったが、待合室で待っていた同国人のご主人と2歳の男の子といっしょに帰って行った。2年前に来日したそうだが、昨年はインフルエンザのワクチンをしていなかったとのこと、幸いに誰も感染しなかったそうだが・・・感染した時のリスク等考慮して、今年は「しておいたほうがいいよ」とは話しておいた。有料なので、これ以上は言いにくかった。
  • 2017/9/16 9:00
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12日に唇を縫合したフィリピン人のお嬢ちゃん、午前中に傷の状態のチェックのために来てくれた。傷もきれいに縫合できており、細菌感染さえおこらなければこのままいけるだろう。フィリピン人女性47歳、めまいで来院。血圧を測定すると160/100、いつも拝見しているわけではないので、この数字が彼女の「いつも」なのか、特別に高くなってめまいを引き起こしているのかがわからない。とりあえず、土曜日しか仕事を休めないそうで、2日後の土曜日に治療効果をみるには早すぎるし、23日の土曜日は祭日なので、つぎの診察が30日になってしまう。血圧が下がりすぎないようにアムロジピンの5ミリとめまいの薬を15日分処方、30日は血圧測定とめまいの状況、そして採血を行って肝機能、腎機能、脂質代謝の数値をチェックすることにした。採血と聞くとぴくっとした顔つき、「今日はしないよ」と話すとようやく笑みがこぼれた。タイ人男性27歳、某国立大学の大学院に留学中。軽度の腹痛と下痢、経過を聞くと感染性腸炎と思うが、発熱がないので、過敏性腸症候群も否定はできない。本人もストレスのせいですか?と訊ねていたので。タイ語と英語で会話。彼も27歳にして血圧が140近くある。将来のことを考えて、食事指導も行った。
  • 2017/9/15 9:00
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12日の火曜日、診療も終わろうかという時間にフィリピン人スタッフの携帯に電話があった。フィリピン人のこどもが転倒して唇を切ったとのこと。来てもらってもいいですか?と尋ねられ、どうぞと答えた。唇の切り傷はおよそ縫う必要がないことが多い。とくに口の内側については縫っても糸が取れてしまう。しばらくしてこどもの泣き声とタガログ語の大きな声が聞こえた。ほかの患者の診察をしていたので、まずは看護師に状況を見てきてもらった。すると・・・先生、もしかしたら欠損になっているかもしれませんよと言う。診察室に入ってきたのはカルテでは8歳だが、とても「体格のいい」お嬢ちゃん、そしてタオルで押さえていた傷を見ると、ぱかっと割れている、これは欠損ではなく、深く切れて皮膚が両側にひっこんでしまったためと判断、唇は縫いにくいのだが、幸いなことに通常の皮膚の部分に大きくかかっていたので縫合することを決断、付き添いの母親に話した。問題は・・・体格がよすぎるほどいい8歳のお嬢ちゃんがおとなしくしてくれるかどうかだが・・・やはりそんな甘いことはなかった。局所麻酔をしようとすると大暴れ、こどもの手足を抑制するセットを使おうにも体格がよすぎて使えない。それでも局所麻酔をなんとか終えて・・その後は順調に縫合、シグマ針6-0を使った。きっと抜糸のときに老眼では見にくいにちがいない。帰りに「バイバイ」して帰って行った。きのうの水曜日、休診日だというのに、AMDA国際医療情報センターの書類を整えるためにクリニックに来て仕事。それから医師会に行き、医師会の仕事、なかなか休めない。
  • 2017/9/14 9:08
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先週の金曜だったか・・・ある通知がファックスで医師会から届いた。厚労省からの外国人受け入れについての助成の通知だった。具体的には外国人受け入れりために医療機関を改修したり、増築したりする場合はその経費の半分だったか70%ぐらいだったかを助成するというもので、もっとよく読んでみたら・・・例として院内の掲示を多言語で行うなどという院内の改修はその対象とはならず、土地を購入してあらたに建物を建てるとか、増築するなど建築工事を要する場合のみと書かれてあった。これって開業医レベルの話ではなく、大きな病院でないと対象とはならないだろう。しかもその例として外国人専用の待合室を作る場合などと書かれてあったが、日本人と分け隔てを助長するようなものだ。どうも進む方向がちがうような気がしてならない。よくよく考えるまでもないが、これはオリンピックを控え、外国人観光客をもっと日本に受け入れるために、観光客が病気になった場合の医療機関への受け入れをスムースに促すためなのであろう。大きな医療機関、病院といえば、二次医療、三次医療を行っているような医療機関が多い。こういうところに外国人だけ一次医療を提供することはどうなのだろう? 今、日本人には一次医療、二次医療、三次医療の区別を守るようにとの広報が行われており、紹介状なく二次医療以上の医療機関を受診すると5千円程度のいわゆる「割増料金」を徴収される。にもかかわらず、外国人だけそういう医療機関に集めるというのは理解しがたい。いや、もっと踏み込んで考えると、通常の二次や三次の医療機関は外国人患者を「もっとたくさん診よう」などとは考える方向には行かず、そういうことで自費診療の利益を上げようとしている一部の民間病院を助成するための制度か?と疑いたくもなってしまう。この通知の締切が9月の20日台だったこともそんな疑いを強くするひとつだ。たった10日か2週間で高額な費用を伴う計画を立てることさえ、通常は時間的に困難だからだ。もしかして出来レースなのかもしれない。いつも思うことだが、僕は外国人医療は基本的には日本医師会の唱えるかかりつけ医制度に取り込んで考えるべきだと思う。それは観光客ではなく、我々とともに地域住民として暮らしている外国籍住民のことを考えているからだ。観光客のこともまた考えねばいけないとは思うが、いつも思うことは厚労省のいう外国人医療ってどうも視点がひとつ足りないのではないかと思わざるをえない。
  • 2017/9/12 9:03
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ペルー人男性41歳、ピロリ菌の除菌療法を行って3か月、治療効果をチェックするために呼気テストを行ったが、残念なことに陽性だった。結果を話し、二次除菌療法の処方を行ったが・・・気になることは除菌療法の薬を1週間、忘れることなく、1日2回内服できたかどうかということ。訊ねてみたが、あまりはっきりとした返事はなかった。このあたり、もう少し丁寧に説明しておけばよかったかと反省。スペイン語力の弱さを改めて感じた。涼しくなり、風邪ひきも増えてきた。フィリピン人男性16歳、フィリピン人女性53歳と続けて風邪ひき。ペルー人女性68歳、介護施設に勤務する次女が付き添ってきた。ここのところ、体重が増えていて、膝も痛がる。体重を減らすためには適度が運動が必要かもしれないが、運動すると膝の痛みが増す、だからといって運動しなければ、食事を減らさない限り、体重が増え続け、それが膝にさらなる負担を与えるだろうと心配していることを話した。いずれ、歩けなくなってしまうだろうと。こういう認知症的ではなく、体型的な被介護予備軍がペルー人、フィリピン人にはたくさんいる。いずれ、こういう日本語が理解できない人たちの介護が問題となるときがくるだろう。
  • 2017/9/11 9:00
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ベトナム人女性66歳、高血圧にて来院。日本語はなんとか通じる程度。むずかしい言葉を避けながら、話をした。フィリピン人女性41歳、1週間前が初診。当時は血圧が170/110程度であったが、降圧剤を処方して1週間、130/72まで下がっていた。こちらが話した通りに、食事をしないで来てくれたので、関連項目の採血を行った。鉄は熱いうちに打て・・・ではないけど、現在の血圧低下は薬がもたらしてくれたこと、もし薬を内服することをやめたら再び血圧が跳ね上がるであろうから、自分の判断で中止しないで通院してきてほしいこと、もし通院しにくいなら通院しやすい医療機関を紹介することなどを話した。ほかに行くところもないし、タガログ語が通じる医療機関もないので、通院すると話してくれた。食事については塩分の多い食事は控えてほしいと話したのだが、やはりそういう食事が好きなのだそうだ。母親の家系が高血圧だそうで、ある日、倒れて亡くなったらしい。きちんと通院してくれることを期待したい。夕方になり、日系ペルー人の女性48歳、高血圧のフォローアップで来院。大きな袋を持っていたので、診察のあと、その袋の中身について尋ねたら・・・・チョコとかココアとか・・・ペルーのチョコレートは甘すぎるし、硬いし、味が一種類しかないと話す。日本のチョコは甘すぎず、いろいろな味があっておいしくて、「みんな好きだよ」とのこと、中性脂肪が高いのもうなづける。故国へ一時帰国するときには「みんなおみやげで持って帰る」らしい。そういえば、ずいぶん前に、日系ペルー人の高齢の男性で高血圧で拝見していた人にチョコレートをプレゼントされたことを思い出した。
  • 2017/9/9 9:00
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2週間ほど前から左の上背部から側腹にかけての疼痛を訴えているアメリカ人男性、胸部レントゲン写真も血液検査も尿検査も異状なく、湿布を使っても疼痛が緩和しない。近くの公立病院にお願いしてCTを撮影してもらうことにした。電話で申し込むと予約日と時間の相談に乗ってくれる。患者は行って撮影が終わるとそのまま帰宅、数日後に放射線診断の専門医が読影してくれて、写真と結果がこちらに届く。患者へは僕のクリニックに来てもらって診断を告げるというシステムになっている。何事もないことを祈りたい。診療終了間際にほぼ同時にエイズ即日検査希望の患者が二人やってきた。ほんの少しだけ先にやってきたのが日本人、ほんの少しだけ後でやってきたのがアメリカ人男性。もしかして二人になにか関係があるのかと一瞬疑ったが、そうではなかった。たまたま、玄関でいっしょになってしまっただけという話。アメリカ人男性51歳、もうすぐ結婚するそうだが、今までHIV検査を受けたことがなく、アメリカ人のフィアンセにHIV検査を受けるように言われてやってきたとのこと。兵役でタイに居たことがあり、年に1回は今でもバンコクの病院で健康診断を受けていると、病院のカードを出してみせてくれた。カードに印刷されている病院のマークを見て、すぐに気付いたが、僕がよく知っている病院だった。しばしバンコクの話などした。血液検査の結果は陰性、フィアンセに見てもらうために英語の証明書を書いた。
  • 2017/9/8 9:00
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韓国人52歳、特定健診で来院。どうやらいろいろと心配性らしい。検査をうけるより結果を聞く方が心配だと。ペルー人女性49歳女性、初めての来院。風邪ひき、診察と処方。フィリピン人女性59歳、片頭痛。最近、よかったようだが、天候が不順になり、このごろ頭痛が多いという。緊張性頭痛を片頭痛と勘違いしてトリプタン製剤を内服しているのではないかと疑って、いくつかの質問をしてみたが、やはり片頭痛のようだった。よく日本人には頭の片側が痛くなるから片頭痛だと考えて、やってくる人がいる。片頭痛の「片」から連想するのであろうが、片頭痛でも両側が痛くなることもしばしばある。フィリピン人やペルー人の患者の中にも片頭痛の患者が複数いるが、彼らはあまりこういう誤解はしない。よく考えたら、いやよく考えなくても当たり前で、英語のマイグレンにしてもスペイン語のミグラニャにしても、「片側」を連想させるような単語ではないからだと思う。夕方になって中国人男性36歳、EDの相談。専門医を受診するようにと話したが、まずは薬を欲しいとのことで、「その手」の薬を処方した。昨日は用事があり、参議院会館へ。車を運転して行ったので、どこか近くに駐車場はないか?と探したが、見つからず、会館に電話をかけたら一般用の駐車場があるとのことで助かった。終わってから大和に戻り、医師会の病診連携の会に出席。帰宅が9時半ごろ。これでは水曜日の休みが全く休みではない。疲労感を感じてそのままベッドへ。朝まで熟睡した。
  • 2017/9/7 9:00
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先週土曜日にやってきたふとももの熱傷のフィリピン人の女子高生、午後になってやってきたが・・・・大きくなっていた水泡が日曜日に破れてしまったそうだ。包帯交換してみると、ほぼ傷がドライな状態になっていた。これなら大事になることなく、もうすぐ治癒するだろうと話しておいた。小学校1年のときに日本にやってきて、今は近くの高校の生徒会長を務めているという。タガログ語は完璧だそうだ。日本語もまったく日本人の日本語、こういう、バイリンガルのうえに両方の考え方や文化を理解できる人材は貴重だ。韓国人女性66歳、血圧を計測して処方を書きながら、いまの半島の情勢など話したら、真剣に心配そうな顔つきになってしまった。半島になにかことが起きたら・・・親戚が彼女を頼ってやってくるかもしれない・・とっさにそう思ったそうだ。こんなことがないように願いたいが。ペルー人女性87歳、脳こうそくがあり、半身に麻痺が残っていていつも車イスを家族が押している。土曜の夜から発熱し、咳と痰が出るとのこと。胸部の聴診は異常なし、いわゆる風邪でよいと思い、処方、よく家族が面倒を見ている。フィリピン人女性35歳、頭と首が痛いと来院。発熱もなく、咳も痰もない。昨日よりはよくなっていると心配そうに話してくれた。よくよく話を聞いたところ、痛みが出る前日に車で遠出をして、車内で、あかちゃんを抱いて、3歳の子を膝に乗せていたとのこと、たぶん無理なかっこうで長時間乗っていたためだろうと診断、痛みも軽減しつつあるので、そのままようすを見るようにと話した。
  • 2017/9/5 9:09
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フィリピン人の女子高生、左下腿のふくらはぎの熱傷Ⅱ度、ファミレスの駐車場に自転車を停めた時に、強風で隣のバイクが倒れてきて、バイクのマフラーが接触したとのこと。それが月曜日、やってきたのが2日の土曜日、よくそれまで放置していたものだと思った。ベトナム人女性72歳、会社の健診で「なにかが悪い」と言われたようだが、わからないので書類を持ってきたとのこと。外国人がこういう書類を持ってきて、内容を説明してほしいというケースはよくある。ただ、郵送するだけの健診会社のほうはいい商売してるななどと思いながら、説明。中にはこの説明がけっこうな時間をとってしまうことがある。彼女の場合は、LDLコレステロールが中等度程度に上昇していたので、まずは食事療法の説明をした。診察が終わった帰り際、笑顔でイスから立ち上がったと思ったら、突然、握手を求められた。東南アジアの女性が自分から握手を求めることは極めて珍しい。よほど内容について心配していたのだろう。インド人男性30歳、一昨日日本にやってきて、一昨日から喉の痛みと咳、痰、鼻水。いわゆる風邪と診断した。急に冷えてきて、日本人にも風邪をひく人が多くなってきた。
  • 2017/9/4 9:00
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