AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成27年3月17日火曜

平成27年3月17日火曜

日系ペルー人女性51歳、いわゆる風邪で一週間前に受診。一週間薬を飲んだが、のどの痛みと鼻水が治らないとやってきた。顔つきが不安そう。聴診器で聴いた胸の音も異常なく、再度薬を処方して説明し始めると、すがるような顔つきで抗生物質が欲しいと言いだした。いわゆる風邪はウィルス性疾患であって、ウィルス性疾患には抗生物質は効果がない。効果があるのは細菌感染だけとスペイン語と日本語を使って説明したのだが・・・すがるようなめつきでとうとう押し切られて抗生物質の処方をしてしまった。これは日本人の患者でもよくあることだ。フィリピン人でもタイ人でもブラジル人でも・・・あまり国籍は関係ない。日本人の患者の場合は「抗生物質をもらったし、よく効いた」と言われてしまう。必要もない時に抗生物質をたくさん使うのは耐性菌を増やすことにもなり、よくないよと話しをするのだが、どこの国の人にもなかなか通じない。この彼女もたぶん1週間程度経過するといわゆる風邪はよくなるだろう。すると「やっぱり抗生物質を飲んだからよくなった」ということになってしまうのだろう。
  • 2015/3/17 8:59
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