AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成27年1月27日火曜

平成27年1月27日火曜

きのうの夕方、いつもやってくる甲状腺機能亢進症のフィリピン人女性が現れた。なんだかおなかが目立つので尋ねようとしていたら、先方から「ドク、あかちゃんができているの」と一言。たしか日本人のだんなさんがいて離婚したがっていたのは知っていた。日本人の新しいボーイフレンドがいることも。もちろんあかちゃんはこのボーイフレンドとの間のあかちゃんだそうで、これって法的に相当にややこしいことになりそうと直感するのだが・・・本人は「まわりも祝福してくれている」とうれしそう。いま、どれぐらい?と尋ねると12週程度といわれたと言うが・・・彼女は甲状腺機能亢進症を抑えている薬をやめてしまうと、すぐに機能亢進症の症状が出てきてしまう。動悸や暑さに弱いとか疲れやすいとか・・・しかしあらためて現在使用している薬剤について妊娠中に使うことの問題点を調べて読んでみると、「妊娠中に使って安全であるということが確立されているわけではない。ゆえに使わなければならないという状況でなければ使わないように」と書いてある。これを読んできかせた。しかし、現在12週程度ということは胎盤がまだできあがっているかどうかという程度のところであって、すでに今まで毎日内服していたのであるから、一番危険な時間帯はすぎつつあるということだ。すぎつつあるからいいのではなく、胎児への影響は生まれてくる直前か、生まれてきてわかるということなのだろう。「ドク、はじめに言わなくてごめんなさい」と謝られたが、答えようがない。こういう類の薬を若い女性に使う場合、いつもは妊娠に関する影響を話しておくのだが、彼女の場合、だんなさんとすでに別れて住んでいて、離婚調停になっていることを知っていたので、うかつにも話しておかなかった。元気なこどもで生まれてきてくれることを祈るばかりだ。
  • 2015/1/27 9:01
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