AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年9月7日水曜

平成23年9月7日水曜

きのうの午前中はラオス人デー、午後はペルー人デー、そして夕方はまたラオス人デーだった。数日前に書いたB型肝炎キャリアーの女性、幸いなことにHBe抗原は陰性だった。午後になって「だんなさん」とこども3人を連れて現れた。「だんなさん」はやはり「なんちゃってだんなさん」で法律上の「だんなさん」ではなかった。この「だんなさん」とか「おねえさん」なんて言葉には気をつけなければいけない。「お姉さん」を連発するので日本語の姉妹だろうと思い込むと、そうではなくて「年上の女性」を表す「おねえさん」であることがよくある。タイでは親しい人を呼ぶときに年上なら「年上」を表すピーという単語を名前の前につけて呼ぶ習慣がある。これを単純に日本語に訳すと「お姉さん」になるというわけだ。こういう呼び方は中国から韓国に至るまでほぼ同じであると聞いたことがある。ここに日本の医療機関が誤解する素地がある。「お姉さんです」などと言われて「では保証人に」などと思っていると、次にやってきたときに「私にお姉さんはいません」などと言われることがあるのだ。だから、入院など保証人が必要な場合、だんなさん、お姉さん、おにいさんなどと紹介されても実は本当の法律上の関係はどうなのか、確かめておかねばならない。僕は必ず、本当の姉妹?などと確認するようにしている。また話は脱線したが、こどもたちの採血が終わったところで、彼女が「せんせい、わたし、こどもに検査せつめいできない。どして検査した、説明して、すみません」という。子供たちのほうがもう少し日本語がわかるのでゆっくりと説明、こどもたちによくわかるように説明するのはけっこう大変だとつくづく感じた。夕方になって小児科は子宮頸がん予防ワクチンサーバリックスを打つラオス人の女の子数人が母親たちに連れられてやってきた。インドシナ難民となってやってきたラオス人はすでに中年となっており、こどもたちは日本生まれだ。少し色が浅黒いが日本語はもう母国語、ちょうと第二次反抗期でもあり、高校の制服のまま待合室で母親にブーたれている。流行病のようなものだが、ほほえましい親子の姿だ。
  • 2011/9/7 9:00
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