AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年9月2日金曜

平成23年9月2日金曜

午後の診察の時間、あれっ、待合室の方向から午前の勤務を終えて帰ったはずのフィリピン人スタッフに似た声がする。看護師に尋ねたら、本人いますよ、先生と言われた。いま、フィリピン人のお子さんの診察していて通訳しているとのこと、えっ、そのために昼休みを越して午後までいてくれたのかなと驚いた。通訳が終わったのか、本人が僕の診察室に顔を出す。どうしたの?と聞くと「せんせいがこない」と返事。せんせいとは9月11日の夕方から夜に予定している大和市医師会の地域外国籍住民に対する医療啓蒙活動の会で、料理教室のせんせいになってくださる日本人のおばあちゃまのことだ。どうして医療の啓蒙活動に料理教室をするかというと高血圧や高脂血症の外国籍の人たちに「野菜を食べて」というと、十ちゅう八九、油で炒めてしまう。これでは栄養指導の意味がない。もうひとつの目的は人寄せである。出稼ぎ、共働きの人たちが多い。帰ってくると子供たちがおなかをすかせている。「すぐに作れる料理」というのはインパクトがある。さらにおまけに日本人と結婚している人は日本人のお姑さんがいて教わるチャンスはあるが、外国人どうしのカップルではそのチャンスがない。話は戻るが、「せんせい」とクリニックで1時半に待ち合わせしたのに来ないと言うので、「せんせい」の自宅に電話してみる。すると「行ったらクリニックのドアに鍵がかかっていたから帰って来たの、じゃ今からすぐ行くわ」とのことだった。鍵がかけてあるが、札が出ていて「ご用の方は向かって左の職員通用門のベルを鳴らしてください」と書いてあるのだが。まあこういう間違いはだれにでもある。といいうわけで「せんせい」はすぐにやってきた。フィリピン人スタッフがコピー機を使っていいですかというのでいいよと答えてなにをコピーしたいのか見せてもらった。「せんせい」が作ってきた料理の段取りというか材料など用意するものが料理ごとに細かくきれいに鉛筆で書いてある。ほほう、最初はあんなに「いやだわ、辞退させて」なんて言っていたのに気合い満々じゃないですか。おまけに「せんせい」のゲートボール仲間が当日3人いっしょに来てくれるらしい。地域の交流をめざす僕としてはしてやったりの方向に事が進んでいる。材料費は医師会からまとめて最初に出して渡して、材料を買った後で領収書とおつりをもらうことにした。当日の朝から「せんせい」と外国籍の「せいとさんたち」で近くのスーパーに買い出しに行くらしい。きっと楽しい会になる。なにしろ、料理教室は試食付きだから。
  • 2011/9/2 15:00
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