AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年8月27日土曜

平成23年8月27日土曜

そろそろ学校が始まるようだ。どこかに遊びに行っていた子供たちも帰ってきたのか、外国籍のこどもたちや母親の受診が多い。国籍もペルー、フィリピン、パキスタン、インド、ブラジルとさまざまだ。こういうこどもたちやその親に適切な医療情報が届くように役所は配慮してほしい。おとなのほうは珍しく静かな日だ。朝、診察開始する前に注腸検査を施行した。特定健診、肺がん検診期間中なので、長時間レントゲン室を使う注腸検査は診察が始まってからはやりにくいので苦肉の策、その後、診察しながら内視鏡検査をふたり。おとなの外国人患者はフィリピン人の高血圧とペルー人のがん検診のみ。きのう、近くのこども英語教室で働いているアリゾナ出身という24歳のアメリカ人がやってきた。日本にやってきて1年程度なのに日本語がすごく上手。若いからといえばそれまでだが、たぶん適応があるのだろう。僕なんかもアジアに関しては適応があるほうだと思う。過去を振り返るとインドシナ難民はじめ、日系南米人など家族としてやってきた人たちというか、やむをえずについてきたという人たちの間に精神的に参ってしまう人が多かった。これって田舎に住んでいて、高齢になってきたからと都会に住む子供たちに引き取られるという今の日本にどこにでもころがっているようなケースとよく似ている。自分が今まですごしてきた友人やコミュニティなどから自分の意に反して切り離されてしまうと人間、弱いものらしい。こうして見ると外国人の医療も日本人の医療も要は人間を診る医療なわけで同じということなのだろう。診察していても、このあたりになにか原因があるのだろうかと推測すると、その次は家族関係にも切り込まねばならない、面倒といえば面倒だが。面倒では終わらすことができないのが医療だ。
  • 2011/8/27 12:30
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