AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成25年11月25日月曜

平成25年11月25日月曜

フィリピン人男性63歳、胃がん検診の内視鏡検査で来院。大きな病変はなかったけど、ピロリ菌が陽性、除菌療法を処方した。歯がほとんどないのでどこで抜歯をしたのかと尋ねると、やはり「フィリビンだよ」という返事。そうだろうなあ。日本人の歯医者ってなかなか歯を抜いてくれないってフィリピン人の人たち、言ってない?と聞くと、「そうだよ、みな言ってるよ。文句言ってる」と答える。やっぱりだ。一本抜くと支えている隣の歯がぐらぐらしてくる。それを抜くとさらに隣の歯が・・・・という連鎖でけっきょく総入れ歯に近い状態になってしまう。すると食べるものも食べられず、栄養状態にも影響してくる。
そういうことを防ぐ意味から、日本ではできるたでけ抜歯をしないんだよ、みんなに言ってあげて」と話したが、日本人の歯医者さんもかわいそうだ。できるだけ抜かずに治療をと考えて、困難な治療法を選んだ上に、そのために恨まれてしまうのだから。先週やってきたパキスタン人男性、処方がよく効いているという。やはり過敏性腸症候群だったようだ。で、きょうはまだ薬もあるのに何をするためにやってきたのかと思ったら・・・処方した3種類の薬を飲むと便秘になるという。中にポリフルがあるのでそのせいだろうと考え、ポリフルを内服しないよう指示した。ほかにも聞きたいことがあるらしい。ここ1カ月ぐらい、口から便のような臭いにおいがするという。彼の頭の中では便が硬くなる→ 便具か肛門から出にくい→ だから口から臭い息が出る とこういう考えがあるらしいことがわかった。だから下剤を出してくれと言われても、それでは下痢になってしまうし、ポリフルを使っている意味がなくなってしまう。いろいろと考えて再度指示を出した。彼の場合はここでわかってくれたからいけど、中には自分の考えに固執して医学的にはありえないことを主張する患者がいる。日本人でもそういう人がいないということはないが、外国人の場合が圧倒的に多い。この男性は幸い、こちらの言うことをよく聞いてくれたので、トラブルにはならなかったが、中には自分の考えを医学のプロである医師に譲らない人がいて、こういう人の場合はトラブルになりやすい。治療もしにくい。まあ、それでも説得していくしか方法がないのだろう。
  • 2013/11/25 13:57
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