AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2013 11月 » »
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

平成25年11月22日金曜

平成25年11月22日金曜

 AMDA国際医療情報センターへの相談内容を吟味すると、医療機関や医療従事者からの相談には「通訳を派遣してほしい」というものが少なくない。少なくないというより多いかな。僕から見ていると、どうもないものねだりのような気がしてならない。都合のいい時間に都合のいい言語の人に来てほしいなんてことが、うまく条件が合っていつも実現可能だろうか? 患者がよくなれば、当然通訳は必要なくなる。消防車や救急車のように、ニーズのあるときはすぐに来てほしいが、消防車や救急車とはちがってニーズがなくなったら省みられないのが医療通訳だと僕は思ってしまう。消防車や救急車を維持するには年間に人件費も合わせて莫大なお金がかかっている。こんなことは誰でもわかるだろう。いつあるかわからないニーズに応えるには医療通訳や組織にも「維持費」が必要なのだが、そういうことには医療機関の皆さんはあまり関心がないのだろう。同じ医療従事者として悲しくなる。派遣型の医療通訳の現状はお金の面で言えば、どこの組織でも「ボランティアです」と言いたくなるような安い費用だろう。組織が悪いわけではなく、そういうお金しか出せないのが現状なのだ。だからこそ派遣型の医療通訳だけではなく、AMDA国際医療情報センターのような電話での医療通訳もぜひ医療機関の人たちには利用してほしい。電話通訳は日本のどこからでも、センターの業務時間中の午前9時から午後8時までならいつでも対応できるのだから。
 パキスタン人男性48歳、初診。すごく日本語が上手。おなかが「熱い」と訴える。一か月前からだそうだ。「痛い」ではなく、また「熱い」か、やれやれと思ったが、よくよく聞くとときどきおなかがごろごろ音がする、うんちが軟らかくなるときがあると言う。たぶん過敏性腸症候群なのだろう、とりあえず3週間分だけセレキノンとポリフルを処方した。
  • 2013/11/22 8:59
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (676)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://amda-imic.com/modules/blog/tb.php/677