AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年8月1日月曜

平成23年8月1日月曜

朝、海外の保険会社の保険が僕のクリニックで使えるかという電話の問い合わせがあった。使えますと事務から返事をしてもらって2時間ぐらいで患者がやってきた。というよりだっこされてやってきた。まだ3歳のお子さんだ。おばあちゃんとお母さんが日本人であることを考えると外国人を父に持つお子さんで母親はこの子を連れて一時帰国したのだろう。日本の保険はない。小児科の診察待ちをしている間に尋ねたら、案の定いくつかの医療機関に電話して海外の保険が使えるかと電話をして全部断られたそうだ。これは明らかに日本の医療機関側の判断ミスだろう。海外の保険会社の保険の支払いについての知識が欠落しているためだ。日本の保険なら患者は当日3割または2割を支払い、2カ月後に国というか社保または国保から残りの7割または8割が銀行口座に支払われる。海外の聞いたこともない保険会社から2カ月後にお金が本当に支払われるのかしら?という心配から断るのだろうが、そうじゃないのです。こういう星の数ほどある海外保険の取り扱いというのは患者側はいったん窓口で当日の支払いを全て現金で支払い、その支払い内容、場合によっては疾患名を保険会社が用意して患者が持参している用紙またはフォームが決まっていない場合はこちらで用意した用紙に記載する。この用紙を患者が保険会社に送ると後日、保険会社から患者が指定した口座にお金が振り込まれるというそういう仕組みなのだ。だから医療機関にとっては診療明細の英文での記入を除けば「単なる自費払いの患者」ということになる。ただややこしいのは多くの場合はこの用紙の記載を英文で行わねばならず、しかも診療内容は海外の保険でカバーされたとしても、この明細の用紙へ記載までカバーされている保険は数少なく、すなわち用紙への記載代が患者の負担になってしまう。事前に患者側に話しておかないとトラブルの種になることはまちがいない。とくに風邪などの疾患でやってきた場合は診療費が安く、こういう安い費用なのに英文のこの請求用紙が自分の負担になることにあからさまに不満をぶつける患者もいる。たしか一カ月に数万円以下という安い診療費の請求には医療機関でもらったレシートだけでいいはずだが、こればかりは保険会社によって異なり、ややこしい。患者側から確認してもらうほかはない。患者側は文句を言うが、この記載を診察のその場で書き込むのもけっこう手間がかかり面倒くさい。こういうこともわかってはほしい。
  • 2011/8/1 14:15
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