AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年7月5日火曜

平成23年7月5日火曜

きのうの続き。どこの国の人が多いかということは新規初診患者の分析より延べ患者の分析のほうが実態にあっていると思う。5万644人中、一位 ペルー 1万1594人、日系人が多いこともあるだろうが、なにしろ多い。二位 フィリピン 7262人、フィリピン人のいまの通訳を雇用してから増加に拍車がかかっている。彼女の性格もいい方に影響しているものと考えられる。三位 ベトナム 5719人、開業以来、ベトナム語の通訳がいた。通訳がかわり、いまは月に一回だが、信頼関係が深いためと信じている。四位 カンボジア 5284人、僕とはインドシナ難民定住促進センター以来の25年近い信頼関係。数年前に当時勤務していた通訳がやめたが、その後も通ってきてくれている。彼らにとっては僕が日本にやってきて出会った最初の医師だったので腐れ縁で通ってきてくれるのかも。五位 タイ 5089人、独学で学んだタイ語の努力の甲斐があったのかもしれない。僕の診察室の中には帰国する際にレストランを経営していた人が持ち帰れずに日本においていかざるをえなかった小さな仏像が、なんと冷蔵庫の上に置いてある。タイ人、ラオス人患者が見つけると必ず拝んでいく。六位 アルゼンチン 2675人、七位 ブラジル 2225人、いずれも日系人中心。八位 韓国 1645人、フィリピン人と同じく日本人の配偶者が中心。九位 ドミニカ 1609人、こちらも日系人中心、十位 アメリカ 1251人、十一位 中国 1141人、十二位 ラオス人1137人、こちらもインドシナ難民としてやってきた人たちとその子孫中心。カンボジア人と同じく長い人はもう25年ぐらい、開業以前からのつきあい。千人以上はここまで。全部で67カ国となる。インドシナ難民について述べると日本政府が受け入れた定住インドシナ難民は約1万1千人をすこし超える数、そのうちベトナム人は8700人程度、カンボジア人とラオス人は各々1200人程度のはず。新規初診患者で見ると、カンボジア人は417人、なんとインドシナ難民としてやってきた人たちの3人にひとりが僕のクリニックにやってきたことがあるということになる。ラオス人は154人、たぶん12%前後。カンボジア人と同じくインドシナ難民の大和定住促進センターでつきあってきたのに少ないのはクリニックに通訳がいなかったことと僕自身、ラオス語やタイ語能力が開業してしばらくは診察する領域に達していなかったからと思われる。ベトナム人は625人、さらに少なくて7%前後になってしまう。同じインドシナ難民でも大和定住促進センターはカンボジア人、ラオス人のみ、ベトナム人は東京の大井町の国際救援センターという同じ組織だが、別の土地の建物に入所研修していたので、僕とはあまり縁がなかったからだろうと考えている。今やってきてくれている人たちはセンターを出てから就職のために神奈川県県央地域に来た人達ばかり。 昨日のAMDA国際医療情報センターの相談件数は16件。このうち診察場面での電話通訳の依頼は、三重県の病院からペルー人の件で4回、名古屋の病院からペルー人の件で1回、さらに別の名古屋の病院からペルー人の件で1回、岩手の病院からタイ人の件で1回、計7件。AMDA国際医療情報センターが診察の場で困っている患者や医師、医療従事者のお役にたててうれしい。
  • 2011/7/5 19:01
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