AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年6月23日木曜

平成23年6月23日木曜

昨日のAMDA国際医療情報センターへの相談にアメリカ人の夫から「4日ほど前にアメリカからやってきた妻の足がすこし腫れていて頭も痛いという。アメリカの主治医に相談したらエコノミー症候群かもしれないので超音波で検査してもらうように言われたので病院を紹介してほしい」というものがあった。外国人が母国の医師に相談したらこうするようにああするように指示されたから・・・・というのはよくあることだ。やはり知らない異国の医師より母国の医師の方が信頼できるのだろう。ただしこれって日本の医師が一番困るタイプのものだ。このケースではアメリカの主治医の回答は的外れでもないと思うのだが、一般論的に言えば、この主治医も目の前で診ているわけではないので、主治医の一言に相談者があまりにも固執すると日本の医師との間でトラブルになりかねない。目の前で診て、こういう検査が必要と思っても断固として拒否する。母国の医師に言われた検査だけをやってくれと言われても医学的にそれが必要かどうかという問題ととくに社保や国保など公的保険を使っている場合は検査が保険を通るのかどうかという問題がある。彼らも日本の公的保険制度や診療報奨制度について知っているわけではないから。こういうトラブルは日本の医療の方が下と思い込んでいる「先進国」の人に多い気がする。海外から医師を連れてこようなどという特区の構想などもあるやなしやと聞いているが、彼らがあの難解な日本の診療報酬制度を理解できなければ病名や検査、投薬、手術にあれやこれやと無視をして行うことになり、レセプトの返却やカットなどが横行し、医療機関の経営は危機に瀕するだろう。彼らにこういう場面を担当させないとしたら、今度は院内で彼らとの言い合いになるかもしれない。いいことをして何がいけないと言われても日本の診療報酬制度はこうなっているとしか説明できない。日本の医師がみんな矛盾を感じているところなのである。ゆえに結論からいえば日本の医師免許を持たない外国人医師の日本での診療は保険診療を堅持するべき観点からもすべきでないということになる。きょうは午前中だけ診療、町田市の特定健診で血糖値が高いといわれたパキスタン人、家系に糖尿病が多くて心配と飛んできたが、毎日7キロ歩き、食べるものもあまり食べずに急激にやせたらしい。いわゆる境界型糖尿病、なんだかなんだかやりすぎ。キプロス国籍のフィリピン人、旅行中に具合が悪くて来院。12時に終わって1時から医師会事務で市立病院の課長から相談あり、その後3時から県医師会で会長会。忙しすぎ。午後、患者がやってきてしまったらと心配になる。
  • 2011/6/23 14:59
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