AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成31年3月8日金曜

平成31年3月8日金曜

タイ人女性51歳、昨日から悪寒があると来院。熱はないというのだが、おでこに手をおいてみると少し熱い。電子体温計をわきの下に挟んでもらうが、何度挟んでもらってもエラーになってしまう。覗き込んだ看護師がしっかり挟んでいないと言い、ぐっと抑えると鰓―にはならなかった。36.7度。微熱だろう。咳も痰も下痢もなく、頻尿もない。念のために白血球数、CRPを計測したが、正常範囲内。ウィルス感染、たぶん風邪かと考え、よく話したうえで何も処方しなかった。中国人女性35歳、受付からHIVの検査にやってきた外国人がいて、心配なことがあってから3週間らしいと連絡があった。その後、何も話がなかったので、受ける方へのマニュアルを読んで帰ったのかと思った頃に、彼女のカルテが並んだ。診察室に入ってもらい、まずは何語が話せるのかと訊ねたら、英語はだめで北京語と日本語ができると答えた。ただし、日本語は相当にあやふやで、緊張のためか、顔が引きつっているように見えた。HIVの検査で正確な結果が出るにはこれだけの日数がかかり、3週間では正確な結果は出ない、たとえ陰性と出ても安心は全くできない、それでも受けますか?と図を書いて説明しながら訊ねた。「はい」と答えるのだが、その「はい」がYESとは受け取れないようなイントネーションで何度も聞き返した。そのうちに、「○○ごろにまた受ける」と言った。今日も受けるけど、○○ごろまた受けるという意味ですか?と訊ねると、「はい」とまた答える。そういうことなんだな、たぶん医学的には意味がないとわかっていても精神的に耐えられない状態なのだろうと判断し、検査を行った。もちろん結果は陰性だった。
  • 2019/3/8 10:20
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