AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成31年3月2日土曜

平成31年3月2日土曜

アメリカ人女性26歳、母国の主治医からの情報提供書を持って横浜市から来院。すると・・・2種類の抗うつ剤が処方されていた。外見からはまったく鬱という印象はないのだが・・・最後に90日分の処方をしてもらってやってきたそうだが、その後1カ月で来日。英語教師として働いているそうで、「保険証がもらえるまで待っていたら今日になってしまった」という。手元に残っている処方薬は1週間分ぐらいしかないと教えてくれた。本来なら心療内科か精神科を受診してほしいところだが、どこも心療内科は予約でいっぱいで、すぐに処方をしてもらえるという状況ではない。やむをえず、僕自身からみると専門外なので「治療」をすることはできないこと、ただし内服薬については日本でも発売されているものなので処方はできること、なにか具合が悪ければ母国の主治医に相談してほしいことを話し、了承してくれるなら処方はすると話した。わかりました、お願いしますという返事なので、処方をしようと主治医の情報提供書を再度見て驚いた。ジェイゾロフトが一日150mg 処方されている。日本で公的保険を使って処方する、すなわち保険診療では1日の最大使用量は100mgとされており、これを超えて150mgを処方するとまちがいなく査定される。またもう一つの薬は保険診療では一回に30日を超えて処方することができない。これも超えて処方したらまちがいなく査定されてしまう。彼女には日本の公的保険は比較的安価に国民のすべてに医療を届けるという目的があるため、その使用にあたっては薬についてもいろいろと「法律」があり・・・・と説明したらわかってくれた。こういうケース、何も説明しないで減量したり、処方日数を減らせば、言い争いになったりしかねない。今回はうまくできたと思う。
  • 2019/3/4 10:21
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