ブログ - 平成31年1月25日金曜
ここのところ、外国人医療関係の日本医師会の委員会や県医師会の会長会出席などで午後4時に診療を切り上げて出かけなければならない。インフルエンザの多いこの時期に出かけるのは後ろ髪をひかれる思いだ。きょうクリニックに来てみたら、僕の患者では最高齢の97歳の日本人女性が昨日の午後4時過ぎに来てくださったようで、本当に申し訳なく思った。クリニックのホームページには僕の予定がアップされているのだが、彼女のような高齢者にインターネットに書いてあったでしょと言うのも酷な話だ。これと同じようなことを外国人患者に言うことも難しい。ホームページを外国語対応するように作ることは容易ではない。だからといって日本語がわからない人たちだけ、情報から取り残されるような状況を作ってはいけないと考え、僕のクリニックのホームページでは医師の予定を含めた「お知らせ」の部分だけ、英語併記にしている。予約をとる上でもインターネットやスマホは便利なツールではあるが、このように患者全員が公平にアクセスできるわけではない。ここを忘れてはいけないと思う。きょうも厚労省の会で診療は午前中で切り上げなければならず、2月4日月曜は日本医師会の委員会で、8日金曜は厚労省の会で同じく午前中で診療を切り上げなくてはならない。いろいろな会議で意見を言わせていただけるのもありがたいし、貴重なことではあるが、患者ひとりひとりに満足していただくのも負けず劣らず大事だ。地域の医療機関が地域から浮いたら、何の意味もなくなってしまう。