AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成31年1月8日火曜

平成31年1月8日火曜

本年の最初の診察日だった昨日、日本人患者もインフルエンザなどの急性疾患が中心で、慢性疾患でいつも通院してくださる方々の姿は少なかった。これは毎年の傾向で、○○日から診療しますというと、その日は混むだろうと思って敬遠する「患者心理」に基づいている気がしてならない。外国人患者も同じようで、昨日の患者数は10人、ごく平均的な数字で、慢性疾患でいつも通院してくれる人はわずかに一人だけだった。ベル―人女性29歳、南隣のF市からやってきた。その1時間ほど前にクリニックに英語で電話があり、フィリピン人スタッフが対応していたが、それがこの彼女だった。厚木の米軍基地に勤務する軍属と結婚するために必要な健康診断を行ってほしいとのことだった。米軍の軍属と結婚するためには、所定の健診を受けなければならないが、その中にはHIVや梅毒の検査も入っている。ほかには胸部レントゲン、婦人科の健診結果も求められるが、僕のクリニックではそれには対応できない。健診を開始する前にまず、費用を知りたいとのことだった。米軍所定の診断書の用紙はないとのことだったので、英文で「適当」いや「適切」に書くことにして、費用の概算を示したところ、それでいいというので、検査を行った。HIVと梅毒はイミュノクロマトアッセイを使い、胸部レントゲンを撮影し、すべてに異常がないことを確認して、書類を作成、40分ほどで帰って行った。大和市が米軍の厚木や座間の基地に近いためか、軍属との結婚のための健診を受けにくる外国人女性が少なからずいる。僕のクリニックではこのような健診も、もちろん日本人の自由診療もすべて保険点数10割で計算している。今、いろいろな会議に出ていくと、外国人の自由診療について20割とか30割というような「価格設定」を行っている公的病院の話を実際に聞く。外国人患者からも高いという苦情が寄せられたことがあるそうだ。自由診療だから法律上、いくら請求しても法的に問題があるわけではないのだが、自由診療に関する患者向けの情報公開は必要だろうと思う。高いのを承知で受診するのなら、それは本人の責任。しかし情報が公開されないままに医療費を請求され、それが思っていたよりはるかに高いとしたら・・これもインフォームド・コンセントに基づいた医療とは言えないと思う。
  • 2019/1/8 9:32
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