AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成30年11月8日木曜

平成30年11月8日木曜

中国人女性50歳、近々、一時帰国して3カ月ほど滞在するので、今、継続的に処方している眠剤をそれまで処方してほしいとのこと。これはできない。公的保険の運用上の決まりで、彼女が内服している眠剤は1回に30日処方しかできないことになっている。おまけに前回の処方から3週間しか経過していない。1週間程度のだぶりは査定されることはないだろうと30日分を処方した。こういうケース、いつもの倍量を30日分処方して、いつものように内服してもらえば60日分となるわけだが、こういうことは禁じ手に近く、行ってはいけないことだ。この方はそういうことはないだろうが、中にはこうして入手した眠剤をだれかに売ってしまうなんてことも絶対にないとは言えないし、過去にこのような事例の報道がされたこともある。患者の気持ちにはよりそうべきだが、感情移入をしてしまうと思いかげない方向に話が展開しかねない。ベトナム人男性63歳、それなりに日本語が上手なのだが、「それなり」なので細かいニュアンスがよくわからない。なんとか意思の疎通ができたと思いたい。タイ人女性58歳、先週、めまいと頭痛で来院。血圧が高く、降圧剤を処方した。血圧は適切なレベルに下がり、頭痛は消失、軽いめまいが残っていた。先週は食後にやってきたので、採血、来週、また結果を聞きにやってきてもらうことにした。タイのどこの出身?と訊ねたら、「バンコク」と言いかけて、慌てたように「サムット・サコン」と言い直した。バンコクから西へ、ホアヒンなどマレー半島へ下るときに必ず通る国道がある地域だ。海に近く、国道の両側に塩田があって取れた塩を売る屋台のような店がずらっと並んでいる。こんなところを知っている日本の医者は僕ぐらいだろう。そういえば、僕もタイで「どこから来ましたか?」と問われたら「東京」とか「横浜」とか答える。「大和」なんて答えても誰も知らないから。彼女が「バンコク」と瞬時に答えたのもこんな感覚だろう。
  • 2018/11/8 9:00
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