AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成30年10月30日火曜

平成30年10月30日火曜

数日前に来院したフィリピン人男性の血液検査の結果が検査会社から送られてきた。働いている会社の健診で白血球数が高いと言われて初めてやってきた。末梢血と血液像を検査会社にお願いしたところ、白血球数は13000台であったが、好塩基球が多く、それも幼若なものが多く、骨髄像のチェックなどが必要だろうと書いてあった。これはもう開業医レベルでは手におえる範囲を超えている。血液内科専門医の診察を受ける必要があるだろうと近くの公立病院の血液内科を受診するよう、そして急を要するので、先方にこちらから予約を入れてあげようと思ったら・・・・クリニックのフィリピン人スタッフが「ほかの病院に行きたいと本人が言っている」と教えてくれた。その理由は・・・と訊ねると、以前にこの公立病院で医療費の未納を積み上げているからだとこと。絶句してしまった。彼は不法滞在ではなく、日本の公的保険にも加入している。もう少し訊ねてみたら・・・この公的保険も掛け金を支払わずにしばらく止められていたらしい。たぶんその間に病気になってこの公立病院を受診したのだろう。近くにはほかに血液内科の専門医が勤務する病院はない。もう一度、受診を勧めてみたが、今までの未納分も請求されるだろうから行きたくないらしいというフィリピン人スタッフの返事。社会のルールは守らないとその社会で暮らしていくことはむずかしい。けっきょく、返事はもらえないまま。放置するのだろうか? アメリカ人女性27歳、声がほとんど出ない状態で来院。大和市に比較的近い横浜のA区からやってきた。咳も痰もある。風邪ぐらいでこんなところまでやってくるのでは不便だろうとつくづく思ってしまった。外国人も日医のいう「かかりつけ医制度」に基づいて地域の中で診るということが今後、ますます大切になるだろう。
  • 2018/10/30 9:00
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