AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成30年5月15日火曜

平成30年5月15日火曜

フィリピン人男性32歳、フィリピン人スタッフを通じて12日の土曜日に就労のための健康診断の予約が入っていたのに現れず・・昨日の9時半ごろやってきた。もちろん検診は終えたが、診察室で一言彼に話した。日本にやってきたのは2か月前で、日本語は全く話せない。話した内容は・・・もし大きな病院で検診を予約していて、予約日に連絡なく現れず、数日後に検診目的でその病院を訪れても、検診を行ってもらうことはできない可能性が高い。いや小さなクリニックでも、もっといえば医療機関に限らず、日本ではそういう「ルーズさ」は社会的に通用しない。もしあなたがこれから日本に長く住むというなら、日本の社会習慣も知っておいたほうがよいだろう。もし予約日に行けないとわかったら、連絡を入れる、そしてあらたに別に予約をとりたい日があれば、そこで入れる。なぜなら別の人たちの予約ですでに予約が入れられない状態の日があるわけで、その日に来られても対応してあげたくてもできない時がある。・・・と当たり前のことだけ話した。フィリピン人女性53歳、フィリピンへの一時帰国から戻ってきて来院、日焼けがすごい。おまけに太っている。なかなか来れないという本人の希望で例外的に降圧剤を3か月処方していた。帰国してもとの会社に雇ってもらおうと訪ねたところ、働いてもいいという医師の診断書を持ってきてくれと言われたそうだ。血圧を測定したところ、降圧剤を内服しているにもかかわらず、160/100といつもよりかなら高い。やむをえず、降圧剤を変更することにしたが、前回3か月処方したためにまだ1か月分、現在の薬があるはず。1か月分が二重処方になってしまう。これでは医療費の無駄と薬の無駄だ。何か月かに1回の受診では本人は単に医療費が安くなり、医療機関を受診する手間も省けてよいかもしれないが、医師の目からはこの間、変化があった場合の対応が遅れる可能性が高く、怖い。本人に話して以後は例外的長期処方はやめることにし、今回は新たな処方をまずは2週間分だけ行った。ところでフィリピン人だけでなく、南米の人もタイ人もベトナム人も一時帰国するとなると、月単位で行ってしまう人が多い。自営業ならともかく、会社勤めなら会社側からみたら極めて困った人たちになってしまうのではないかと思う。その間の人のやりくりは並大抵ではないだろう。するとこの女性のように一回仕事場をやめて行くことになる。帰って来てからまた仕事探し・・・これでは生活がなかなか安定しないだろうと他人事ながら心配になる。それに企業が外国人を雇用することに躊躇するのではないかとこちらも心配になる。
  • 2018/5/15 9:00
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