AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成30年2月16日金曜

平成30年2月16日金曜

フィリピン人女性50歳、数日前から発熱と体の痛みあり、軽度の発熱のために薬局で薬を買っていたとのこと。治らないとやってきた。B型インフルエンザは症状が軽い人も多いよと言いながら、検査を行ったら、案の定、B型インフルエンザ陽性だった。時間的にまだタミフルが有効とわかったので処方した。ペルー人女性61歳、自分の診察のついでにご主人の薬も処方してほしいとのこと。ご主人は高血圧と高脂血症で拝見しているのだが、ここ数か月、高血圧の薬は「必要」で、高脂血症の薬は「余っているからいらない」と言う。毎日内服していたら、高脂血症の薬だけ、こんなに長期に余ることはないはずだと思い、奥さんにどのように高脂血症の薬を内服しているのか尋ねてみた。すると「ときどきね」という返事。「ときどき」内服するってどういう日に内服するのだろう? ご主人はなかなかやってこないし、やってくるときは既に食事をしていて正確なデーターを得るための採血ができまい。こういう悩み、大きい悩みではないが、外国人を診ていると「ほぼ毎日出会う」悩みだ。ペルー人男性56歳、発熱と体の痛み、結論はA型インフルエンザ、職場に携帯から電話したいというので了承、本人に代わって病状の説明を行った。午後になって小児科で問題発生、ネパール語しかわからないネパール人女性がこどもの個別検診にやってきたのだ。もちろん問診票も何も読めず。けっきょく、英語はわかる同国人のご主人からの電話を利用してフィリピン人スタッフと話をしながら、なんとかこなしたようだ。小児の検診や定期予防接種についてはおなじことを行うのに、全国の市町村ごとに問診票が微妙に異なる。これを翻訳しようとすると、検診と定期予防接種の種類×全国の市町村の数×翻訳言語の数となり、だれが行ってもできるわけがないし、希少言語については翻訳者を各市町村自治体で確保することもむずかしいはずだ。もしも全国市町村統一の問診票の形式が定められたら、検診と定期予防接種の種類×翻訳言語の数だけということになり、これを全国の医療機関で使用できる。日本医師会にはぜひ厚労省に全国統一の問診票づくりの音頭取りをするようにお願いしてほしい。地方自治の云々をいう問題ではないと思う。
  • 2018/2/16 9:00
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