AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成30年2月6日火曜

平成30年2月6日火曜

午後になり、先日カンボジア人女性82歳を入院させていただいた民間病院の院長から電話がかかってきた。入院してからいろいろと調べたら肺炎だったそうなのだが・・・抗生剤の点滴を使って改善傾向にあったのだが、前日の夕方、突然亡くなったというのだ。あまりのことに驚いて言葉がなかった。詳しいことは主治医に電話をさせるので聞いてほしいとのことだった。2時間ぐらいしてから内科の主治医から電話があった。家人が帰ったあとで、カンボジア語がわかる人間がだれもいないので、はっきり何を言おうとしたのかはわからないが、どうやら胸を苦しがってその直後に亡くなったとのことだった。その前の血中酸素濃度も悪くなかったということなので、肺炎が原因なのではなく、心疾患、とくに心筋梗塞の可能性もあるとのことだった。この女性を30年以上、開業の前から拝見してきたので、うまく言葉が見つからない。ポルポト政権の大量虐殺に平穏な生活を奪われ、命からがら子供たちを連れてタイのカンボジア難民キャンプに逃れ、日本政府のインタビューを受けて、合法的に日本に受け入れられて、インドシナ難民大和定住促進センターに入所して以来の「つきあい」だった。政治がその人の人生をも決めるというのは本当だろう。ようやく平穏な日本で生活を始めてまもなく、ご主人が自殺してしまった。温厚でやさしそうでいつも微笑んでいるご主人で、その時もわが耳を疑った。きっと今頃、ご主人と天国から生まれ故郷の町を見ているだろうと思う。
  • 2018/2/6 9:07
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