AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年10月21日土曜

平成29年10月21日土曜

午後になってたまたま小児科の待合室を歩いたら、クリニックのフィリピン人スタッフが近くの公立中学の制服を着たフィリピン人の子弟らしい男女とその母親らしいフィリピン人女性と話をしているのを目撃した。こどもたちのほうはスマホでなにやらゲームをしいるようだった。自分の診察室に戻ってすぐ、小児科から胸のレントゲン写真を撮ってほしいと言われ、レントゲン室に行くとさきほどのフィリピン人の子弟らしい男の子が立っていた。上着を脱ぐように話した時にもおやっと思ったが、撮影のときに「息を大きく吸って」「止めて」と話してもまったく通じない様子。なんとか撮影はできた。後からフィリピン人スタッフに尋ねたら、二人とも日本にやってきてまだ1年だそうだ。こういうケースが増えている気がする。母親が日本で離婚してひとりになったか、あるいは再婚した相手が寛容で母親の求めを受け入れたのか・・・・ただ中学生になってから突然日本にやってくるといろいろなハードルが高い。中学生ならすぐに高校受験になってしまう。あの日本語力では入試には打ち勝てないだろう。フィリピン人スタッフは近隣の市からも依頼されて、フィリピン人子弟の学校の3者面談に出向いていくことがある。僕と同じように感じるそうだ。最近は英語での入試がある県立高校があり、そこなら合格できるそうで、実際、フィリピン人をはじめとする外国人の子弟が多いそうだが、問題は合格することだけではない。入学後に勉学がきちんとできるかどうかだろう。こうして考えると彼らにとって日本で長く生活していくことのハードルは極めて高いと言わざるをえない。小学校の低学年で日本にやってきたこどもたちの適応能力はすごいと思うことがあるが、中学の上級生ともなると、むずかしい。いつも思うのだが、親はさびしいと言ってフィリピンの親族に預けていたこどもを呼び寄せる。それがこどもの人生にとってよいのかどうか、考えさせられる。
  • 2017/10/21 9:00
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