AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年9月25日月曜

平成29年9月25日月曜

午後2時半ごろ、受付から連絡があった。外国人の女性がぐったりしていて、付いてきた人も含めて英語しかわからないらしいし、フィリピン人スタッフも午後3時まで外出していて、どうしましょう?ということだが、これは僕に話を直接、聞いてほしいということだろうと思い、受付に出て行った。すると、混んでいる待合室のソファーに倒れ込むようにしている小柄な女性がいた。ご主人らしい男性と息子さんらしい男性が付き添っていた。吐き気がひどいし、下痢をしているという。急性感染性腸炎だろうと直感した。咳もあり、「上」も「下」も同じ原因と考えれば、ウィルス性感染なのだろう。降圧剤のアテノロールを内服しているそうだが、血圧は145程度でいつもより少し高いそうだった。脱水が進んでいるものと考え、点滴をすることとした。ここで少し落ち着いて事情を聞いたところ、米軍基地に勤務する息子さんを訪ねて、両親が米国からやってきたのだそうで、あさってには帰国しなければならないとのことだった。こういう疾患は一日では治らないし、おまけにあさってには「長旅」をしなくてはならないわけで・・・悩んだ末に500ccの点滴に制吐剤を混注したものを2本行うこととした。急激に体内に入れることは心臓に負担を与えかねないので、ゆっくりと行うとしたら、診療終了時間の午後5時をすぎてしまうかもしれないが、ほかに選択肢はなく、点滴を開始した。午後5時になって、87歳の男性のところに在宅診療に行く約束となっていたので、看護師と事務員とフィリピン人スタッフを残して外出、1時間後に戻って来たら、なんとか点滴が終わるところだった。顔色もよくなり、トイレから出てきて、僕にあいさつする「ゆとり」も出てきたようで一安心、ビフィズス菌製剤と制吐剤を処方、飲食の注意を話し、彼女の民間保険用の支払い証明書を書いて渡し、帰りのタクシーを呼んであげて帰ってもらった。職員3人にほぼ1時間半の超過勤務をしてもらったので、もしかしたら経営上は「赤字」になってしまったかもしれないが・・・・そうそう、いつもあるようなことではなく・・・やむをえないことと思っている。
  • 2017/9/25 9:00
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