AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年9月1日金曜

平成29年9月1日金曜

午後になって風邪をひいたと2年ぶりにやってきたタイ人女性57歳、タイ語で喉が痛い、咳がある、痰も出るし、鼻水も出る、熱はないと一気に話してくれた。日頃、タイ語の医療用語に慣れているせいか、こういう会話は自分でも不思議なぐらい、そのまますっと入ってくる。○○もいっしょにあるなどという簡単な言い回しもいつのまにか普通に使えるようになっている自分にもうれしくなった。診察をし、処方を行って終わった。先日、やってきたカンボジア人女性62歳に同じカンボジア人の男性が付き添ってきた。前回の続きを話し出すと、あれ、兄貴だからちがうと。ここでまた一から説明をしなおした。親族訪問の3か月ビザで来日してまだ3週間程度。前回は血圧が高いとやってきたのだが、朝から何も食べていないというので、脂質代謝を中心に採血をしようとして、ふと考えた。家族の中に糖尿病の人はいないか?と尋ねると・・・・亡くなった母親が糖尿病だったらしいとのこと、そこで血糖値とHbA1Cを追加して採血をした。数日前に届いた結果を見ると、心配したとおりに血糖値が200、HbA1Cも8.7になっていた。前回ついてきた男性の話では、体調が悪いので予定を繰り上げてあと2週間で帰るということだったので、カンボジアの医療機関に向けて情報提供書を書かなければと思ったのだが・・・今回付き添ってきた男性の話では期限いっぱいまであと2か月と少し日本に滞在するとのことだった。再度、家族で話し合ってくれるように依頼した。降圧剤だが、合剤等使うとカンボジアでは同じ薬剤は発売されていないだろうと思って、アムロジピンとビソプロロールという比較的どこにでもある薬剤を処方していたのだが、糖尿病があるとわかったので、腎障害をおこす可能性を考え、ビソプロロールは中止してテルミサルタンを処方した。一番、心配しているのは病気を理由に家族がビザの延長を考えることだ。ややこしいことになる。家族を近くに置いておきたい気持ちがわからないわけではないが、ではいつまでということになると、期限がはっきりせず、保険外診療では医療費も高額になっていくことだろう。ゆえにつぎに考えられることは日本の公的保険への加入ということになる。具体的にいうと扶養家族としての加入だが・・・はっきり言うとこういう公的保険の使い方はまちがっていると思う。
  • 2017/9/1 9:00
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