AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2017 10月 » »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 1 2 3 4
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

平成29年8月25日金曜

平成29年8月25日金曜

昨日も書いた通り、24日は夏季休暇明けで、日本人患者も外国人患者も多い一日だった。午前の終わりにやってきたベトナム人男性31歳、2週間ほど前にも風邪をひいて受診している。開口一番、風邪がなおらないので、もっと強い薬をくださいと言う。今回は咳と喉の痛みと鼻水があるとのことだが、診察してみても、そうひどいという印象を受けない。
具体的にこれとこれが効かなかったと、薬剤の包装を見せてくれたが、TIPEPIDINEとTRANEXAMIC ACIDだった。痰があるなら、あまり強く咳を抑えてしまうと痰が出にくくなり、むしろ気管支炎とか肺炎とかなりやすくなるよと話したのだが、納得がいかないようだった。このような「もっと強い薬をください」「すぐに治る薬をください」という要求は外国人特有かと思う。いや、日本人だって早く治りたい、それでも薬を飲んでもすぐに治るとは限らないことを身をもって理解しているのかもしれない。英語が通じる人には「風邪というものはウィルス性疾患であるからして抗生剤は効果ない、だから症状ひとつひとつに対する対症療法になる、それでも症状が次から次へと変化していくこともあるので、すぐに治るというのはむずかしい、でもいずれよくなるから心配しなくていいよ」などと下手な英語で説明するのだが・・・これがスペイン語やタイ語となると・・・そこまで説明するだけの語学力が僕にはない。実は過去に経験があって・・タイ語でこれを説明したところ、すごく勘の鋭い人はきちんと理解してくれた。でもこれってジェスチャーで何を言いたいかを相手に当ててもらうようなもので、多くの場合は「強い薬はだめ、よくない、副作用がたくさんある」程度の話になってしまい、相手が、眉をひそめて「何言いたいの?」となってしまう。よく、「別の先生のところで風邪薬、これ、もらったけど、よくならない、いい薬ください」などと言われ、後に「あなたの薬はよく効いた、すごい」などと褒められることがあるが・・・・たぶん、もうそろそろ治りそうな時期になっていたのだろう。「別の先生」が気の毒に思えてしまう。
  • 2017/8/25 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (104)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://amda-imic.com/modules/blog/tb.php/1561