AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年8月8日火曜

平成29年8月8日火曜

先月末からおなかの具合が悪いと訴えていた韓国人女性60歳、いつもの高血圧の診察でやってきたが、ようやくおなかも落ち着いたようだ。看護師からの情報で、おなかの具合が悪かったときに体力が落ちたのを取り戻そうと、焼き肉を食べていたという話を聞いていたので、「今度、おなかの具合が悪い時は焼き肉はだめよ」と話したら、大笑いしていた。こちらも笑っていたが、単なる冗談と思ってはもらっては困る。下痢のときは消化吸収能力が落ちているので、そんなときに高カロリーの焼き肉を食べたら、よくなるわけがない。たしか、治療中にも何回も話しているはずだが・・・ペルー人男性64歳、高血圧で最後に受診したのが4月、ほぼ4か月経過している。きょうはどうしたの?と尋ねたら、薬がなくなったから来たと答える。一か月処方したのに、なぜ4か月も薬があったのか?という理由は、ときどき内服していたにちがいない。質問してみたら、案の定、薬がまだあった、悪い時だけ内服していたとの返事。こういうやりとりも何度したことだろう。悲しくなる・・・というより、彼はペルーにいたときにもこういう内服のしかたをしていたにちがいない。毎日内服したほうがいいとだけ話しておいたが、きっと変わらないだろう。パキスタン人女性41歳、以前に爪の変形で悩み、どこを受診しても白癬ではないとしかわからず、何を塗っても変化なく、悩んで僕のところにやってきた。皮膚科を専門としていない僕ではもちろんわからない。平塚で開業している高校、大学の同級生で皮膚科のK君は神業的に臨床診断がすばらしく、それまでも近くの皮膚科ではわからないと言われて、なぜか、近所の知り合いから僕のところに行けと言われてやってきた数人を診察してもらったら・・・驚いたことにすべて正解、彼の指示や処方であっというまに治癒してしまった。その彼にこのバキスタン人女性を診察してもらったら、爪のカンジダ症との診断を受けた。そして彼の処方した軟膏で、よくなった。これにも驚いた。それ以後は僕のクリニックで処方してほしいと言われたのだが・・・価格の高い薬で、彼女も少しよくなると来なくなってしまう。今回は3か月ぶりに来院。やはり悪くなっていた。母国で薬剤師の資格を持っているという彼女、なかなか頭がよくて、僕のクリニックにやってくる前に近くの調剤薬局を訪れて、カンジダ用のこの少し特殊な薬の在庫があるかないか確認してから来院していることがわかった。同国人のご主人と小学生の男の子3人、しかもひとりが障害を抱えていて、文字通り、奮闘中の彼女、「こどもは夏休みでも私には休みがない」「イスラムで豚肉を食べることができないし、ハラル フードを探すのも大変なので外食はせずに、いつも食事を作っている」と長い話に・・・ストレスが多そうだ。日本でよくがんばっていると思う。
  • 2017/8/8 9:00
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